「あらゆる世代が住み続けたいと思えるまちづくり」の根幹にあるものとは

ブログ まちづくり 敦賀の自然

山梨学院の優勝で幕を閉じた選抜高校野球ですが、地元では昨日、美浜・若狭町長杯が行われ、出場した高校球児を持つ親御さんに会うと、勝ち負けはともかく、「歓声OK」になったことを素直に喜んでおられた姿が印象に残りました。
 
福井県では1日、新たに73人が新型コロナウイルスに感染したと発表されており、依然として感染者は無くなっていないものの、3月13日のマスク着用ルール見直しに続き、次はゴールデンウィーク明けの5類へと、徐々に「通常」を取り戻す過程にあることを実感する次第です。
 
さて、コロナといえば、以前には県境を跨ぐことさえままならない時期があったことを思い出しますが、一昨日の茨城県に続き、昨日は石川県より後援会事務所への来訪がありました。
 
ちょうど私は外出していたため、ご本人と会えなかったのが大変残念でしたが、元々はTwitterでお知り合いになった国民民主党支持者のその方は、いつもあたたかいエールを送ってくれる心強い仲間。
 
貴重なお休みに敦賀までお越しいただき、本当にありがとうございました。
 
そうした遠方からの激励を胸に、夕方は所用のため東浦地区の大比田へ。
 
田んぼで耕運機を運転する手を止めていただき、用件をお話ししている中で、ここ大比田には既に茨城県、新潟県から2世帯の移住があり、今日も他県の方がお越しになられるとのこと。
 
県外からの移住があった件は以前に伺っておりましたが、お話しした方曰く、「この土地に魅力があるから住んでくれる」と自信あふれる表情で話される姿に、「仰るとおり」と頷いた次第です。
 
その「魅力」とは、海や山が近い、素晴らしきロケーションに加え、人情味あふれる近所付き合いなど、要は「都会には無いもの」であり、人間本来の営みや幸せを感じられることにあるのではないかと。
 
父の出身地であり、幼少期から通う大比田は確かに両方を兼ね備えた集落と思う訳ですが、この日も最高の景色と出会いました。
 

【敦賀半島に沈む夕日と大比田海岸】

【招魂碑を覆うように咲く桜】

【集落の路地から見える若狭湾】

【先祖代々守り続けている、見事な石垣で組まれた棚田】
 
私が公約に掲げる「3つのまちづくり宣言」の一番は、「あらゆる世代が住み続けたいと思えるまちづくり」。
 
その根幹にあるのは、「自分が住んでいるまちへの愛着や誇り」、いわゆる「郷土愛」を育むことであり、裏を返せば、これ無くして進める施策は、結果して上辺のものにしかならないというのが私の信念であり、「まちづくり」に対する考えの軸となっているところ。
 
棚田の畦に立ち、夕日に照らされる海を眺めながら、その思いをますます強めた次第ですが、そのためには歴史や文化など、その土地土地の「今ある資源」をしっかり見つめ直し、継承し活かしていくことに他ならないと思う訳であり、今後も引き続き、確信したその考えを市民の皆さんにご理解いただけるよう取り組む所存です。