3年ぶりに「通常形式」で区の総会を開催

ブログ 地域コミュニティ

コロナ禍の影響を受けたものは様々あれど、大きなひとつが「地域コミュニティ」であったかと思います。
 
各地域で行う総会やお祭り、子ども会や老人会が主催する行事などでご近所顔見知りになったり、町内住民の結びつきが強まるところ、ここ3年間、ほぼ開催できておらず、その影響が危惧される状況にあったところ。
 
そうしたなか、私の住む「ひばりケ丘町」では、昨年まで出席者を役員、班長に限定していた区の総会を3年ぶりに「通常形式」に戻し、昨晩開催しました。
 
久々の通常開催に、皆さんの反応は?との心配をよそに、会場の会館に来られた数は、役員を含め総勢70名。
 
委任状310名分を合わせた380名は、開催要件の「過半数」を裕に超えるものであり、安堵した次第です。
 

【並べた座布団、椅子がほぼ埋まった総会会場】
 
総会においては、令和4年度の活動実績や決算、令和5年度事業計画、予算など、例年通りの議題について承認いただきました。
 
また、これとは別に、前年度の総会にて「検討を進める」ことについて承認された「町名地番整理事業」について、「市に要望書を提出する」旨提案、審議を行いました。
 
この「町名地番整理事業」とは、現在「砂流○号○番地○(ひばりケ丘町)」あるいは「櫛林○号○番地○(ひばりケ丘町)」となっている住所表記のカッコを取り除き、「ひばりケ丘町○○○番地」へと、町名を明確にし、新たに地番を振り直すというもの。
※市内では、市野々や衣掛町で実施済み
 
平たく言えば、住所表記上、正式には存在しない「ひばりケ丘町」を堂々と名乗れるようにしようという、区にとってのある種「悲願」。
 
私はこの事業の担当副区長として携わり、とにかく丁寧に説明し、理解を得ていこうとの役員一同の思いのもと、これまで6回の住民説明会、1回の企業説明会を始め、全戸に本事業に関するQA集を配布のうえ、意向調査を行うなど対応してきたもの。
 
質疑、意見の場では、賛成・反対双方の意見が挙がるなか、議論が尽きるまで発言いただき、挙手による採決の結果、成立条件である「2/3以上」(採決対象63人のうち、賛成50、反対10、棄権3)の賛成を得ることができました。
 
民主的な運営のもと決定したことであり、今後は企業の賛同も得つつ、本事業の実施について市に要望していくことになりますが、反対の意見にあった内容についても真摯に耳を傾け、少しでも理解が得られるよう努めたいと思います。
 
また、最後には、私も市議会議員という立場でご挨拶の機会をいただき感謝。
 
引き続き、「活動の原点は地域の声にあり」の考えのもと頑張る所存です。
 
19時に始めた総会は、気づけば21時を過ぎていましたが、やはり対面で開催することの大切さを感じる場となりました。
 
区では今後、この総会を皮切りに、各種行事を再開することとなりますので、コロナ禍の3年を取り戻すべく、町内の皆さんと心合わせ、「地域コミュニティ」の維持・向上に向け、私自身もしっかり汗をかいていきたいと思います。