台風対応で感じた「近助」の大切さ

ブログ 防災

嵐が去った静けさとは、まさにこのことか。
 
台風14号の接近に伴い、福井県内には19日午後3時35分に暴風警報が発表され、以降警戒が続いたところですが、夜半に本県を通過、午前3時には暴風域がなくなり、5時現在では新潟県南西を進んでいるとのこと。
 
ここ敦賀は、ポツポツと雨が降っているものの、虫の音が聞こえるほどの静寂さが戻り、やや安堵する次第です。
 
台風14号に対して敦賀市は、一昨日に自主避難所の開設を決め、昨日10時にプラザ萬象など市内6ヵ所に設置。
 
私の住んでいる粟野地区でも粟野公民館で開設とあって、9時頃準備状況を確認しに行くと、受付やホールの設営が行われていたほか、その後、市の物資班が毛布や非常食などを運搬してこられ、受け入れ体制が整う過程を確認することができました。
 
またこれと並行して、我が町内ではご高齢の夫婦が避難をしたい(できれば近場で)との連絡があったことを受け、区として会館を避難所開設することを決定。
 
午後2時にご夫婦を会館まで送迎、役員も集合のうえダンボールベッドの設置や生活用品を整えたほか、停電に備え懐中電灯まで準備しておくなど、あらゆる想定のもと準備をした次第。
 

【ダンボールベッド組立の様子】
 
なお、町内での避難所は、私の住むひばりヶ丘町以外に、若葉町と金山が開設したとあり、恐らく同じような対応がされたのかと認識するところです。
 
また、非常食などに関しては、区長から市に連絡のうえ、先にありました粟野公民館に運搬されたものを分配いただく形で入手。
 
何でも市に「持ってきて」と要請するのでなく、地区の拠点まで運ばれれば、後は必要な町が取りに行けば良いとの考えの方が、まさに非常事態の際には合理的かと感じた訳ですが、この辺りは市の災害対策連絡室の会議の中でも指示があったようであり、この手法も知見として残しておかねばとメモしたところです。
 
会館には町内の民生委員さんも心配して来られていましたが、市からの連絡を受け、担当する独居老人などおひとりお一人に電話連絡をしたと聞きました。
 
こうして、自身も一連の対応に参加し、肌で感じたのは「近所」のあたたかさと「近助」の大切さ。
 
この日避難されたご夫婦は、私も幼少期からお世話になっている方で、皆が「オッちゃん、オバちゃんのために」と「あれが要る、こうした方が良いんじゃないか」と知恵を絞る姿に、これぞ地域のコミュニティと感じた次第です。
 
今回、役員にとっては実地訓練になったこともあり、経験したことを次に活かせるよう、一般質問で市に意見した「防災対策のPDCA」を我が町内でも回していく所存です。
 
まだ土砂災害のリスクなど予断を許さない状況ではありますが、災害対策連絡室設置以降、昨夜20時からの第4回まで会議を開催され、現況共有や対応の確認を行われた市の幹部の皆さま大変お疲れ様でした。
 
今朝もこの後7時から会議開催とのことでありますが、市民の安全と安心、災害に強いまちづくりに向け、引き続きの対応を宜しくお願いいたします。

人づくりこそ国づくり!〜玉木雄一郎代表が福井街宣〜

ブログ 政治

大気を裂くかの風切り音に、窓ガラスを強く叩く雨。
 
離れていてもこの状況の「台風14号」が相当の勢力であることを感じる朝となっています。
 
敦賀市においては、台風第14号の接近に伴い、9月19日(月)午前10時に自主避難所及び福祉避難所を開設するとしたほか、その後の状況に応じて、避難所の追加や避難指示等に切り替わる可能性があるとし、ホームページなどにて呼び掛けを行っています。
 
自主避難所の設置場所等の詳細については、以下、敦賀市ホームページにてご覧ください。
 →台風14号に関する情報(敦賀市HP)はこちら
 
先の一般質問で私は、防災対策に関して迅速な初動対応を求めたところですが、線状降水帯と違い、台風はある程度予測できるとはいえ、既にこうして事前の対応が図られていることを評価する次第です。
 
なお、「敦賀市防災メール(トンボメール)」や「Yahoo!防災アプリ」の登録状況は低い状況(トンボ:8,515件、Yahoo防災:約19,000件)にあり、市民の皆さんに一早く災害情報を届けるためには、これら「PUSH型」(調べなくても届く)のツール利用が非常に大事なことと考えます。
 
ついては、この際、まだ登録されていない方は是非、以下ご覧いただき、迅速に災害情報が得られるよう準備のほどお願いいたします。
 
 →「敦賀市防災メール(トンボメール)」の登録方法はこちら
 
 →「Yahoo!防災速報」アプリの設定方法はこちら
 
さて、今日の天気が嘘のように、昨日の午前中は青空が広がったところですが、その天気の中、11時からは国民民主党「全国キャラバン」(玉木雄一郎代表による街頭演説会)を福井駅前で開催しました。
 
私自身は福井県連所属議員の一人として、開催に至るまでの準備や、この日も運営側で対応したところでありますが、このキャラバンに多くの方にお越しいただき誠にありがとうございました。
 
お子さん連れや障害のある方、高校生などの姿もあり、多様性ある我が党らしい街頭演説会となったと受け止めています。
 
本日は、会場で必死でメモを取りました玉木代表の発言をご紹介いたします。
 
国民民主党の政策に関しては、賛同いただける部分、そうでない部分もあろうかと思いますが、「対決より解決」、「現実路線の改革中道政党」の言葉通り、行動を続ける同党のことを少しでもお知りいただければ幸いに存じます。
 
以下、玉木代表発言概略。
 

【颯爽と壇上に立つ玉木雄一郎・党代表。左から2番目は同行された、田村まみ参議院議員。】
 
【玉木代表・福井街宣!人づくりこそ国づくり!】
 
◉ 我が党の政策は日本一だと思っている。実現すれば日本は蘇る。政策はいいが現役世代や子育て世代に向いている、正社員向けだ、自分達の声は届かないのかとのご意見を選挙後に多く頂戴したが、「給料が上がる経済」は全ての人にプラスになる。
 
◉ 自治体議員の仲間を増やしたい。我こそはという方がいれば、ぜひ出てもらいたい。地域地域の課題は、自治体議員を増やして政策に繋げていく。全国で倍にしたい。
 
◉ 2年前、3年前の給与水準が下がったら、年金受給者の額も下がるのは仕組みの問題。年金を下げないためには給料を上げることであり、年金生活者のための安心につながる。我々の伝え方をもっと工夫しないといけない。
 
◉ 最低賃金は全国平均で1,000円にしたいが、当面は所得の壁を緩和して実施した上で将来的には税制を見直していきたい。なので、正社員のためだけではないことももっと伝えていかないといけない。
 
我が党として23兆円の経済対策を出したが、具体的に政策を出して提言しているのは国民民主党だけ。他党のやることは遅いし、選挙で有権者に示した約束は何だったんだと言いたい。パフォーマンスで政治やってる場合じゃない。我々は、おかしいと言う時にはじゃあどうやって変えるかという対案を持っている。胸にバッチを付け、皆さんの税金をいただいている政治家はそれが無ければならない。
 
◉ 正論吐くことをやめたら、バッチつけている意味が無い!残念ながら力が小さくて実現できないのが悔しい。
 

 
◉ エネルギーに関しても世界はどんどん変わっている。再エネも否定しないが、ロシアや台湾海峡の危機が迫る中、中東からの安定した資源輸入は担保できるのか。原子力の次世代軽水炉、小型モジュール炉や高温ガス炉などのリプレースの必要性まで具体的に政策に書いたのは唯一我が党だけだ。
 
◉ 岸田総理は検討の指示を出したが、やはり「検討使」。政治が(原子力の議論を)避け続けてきたから、いま電力需給逼迫に陥っている。原子力は国策として進めてきたことであり、きちんと国が語ることを避けてはいけない。だから政策にも書いた。
 
◉ 目指すのは「給料が上がる経済の実現」。日本だけなんですよ30年も給料が上がってないのは。ウォルマートの店員の時給は4,000円が最賃。ヨーロッパもお隣韓国も給料は上がっている。プリンストン大学は低所得層の授業料を免除しているが、年収1400万円以下が低所得扱い。何故、日本だけがこうなのかと言えば、これほど真面目に勤勉で働く皆さんがサボったからでは決してなくて、この間採ってきた国の政権が悪いから。使わなければならないところに積極的に使う。それは人づくりだ。
 
明治維新も戦後からの高度成長も、常にそこに人がいたから日本はやってこれた。人を粗末にする政策ではいけない。いま日本は、科学技術立国から落ちていこうとしている。質の高い論文トップテンからは脱落し、現在12位。トップは中国だ。何故なら日本は科学技術予算を0.9倍にし、必要な財源投資をしていないから。大学からは研究すらできないという悲鳴を聞いている。もう一度、科学技術立国に復活させる。
 
子育ての支援。今年は史上初めて20万人を切る。所得制限設ける必要無い。累進課税の累進を高めれば良い。やめるべきだ。人づくりこそ国づくり。すぐにでも子育て予算を倍にすべき。
 
我が党が掲げる「改革中道」は右でも左でもない。皆んなで一緒に上に行ける、そんな日本に堂々と進んでいきたい。
 
以上が、国民民主党の考えであります。
 
演説会の最後の質問タイムで、躊躇なく手を挙げたのは何と敦賀から来てくれた高校生。
 
国民民主党の集会には、こうして若い世代が集まっているのが特徴でもありますが、互いに真っ直ぐに向き合い、質疑する姿はどこか「明るい将来」をイメージできるものとなりました。
 

 
すべての考え、政策は私自身、自信をもって皆さんにお訴えできるものであり、是非ともこれに共感いただける仲間を増やしていきたいところ。
 
党員・サポーターは常時募集中、さらに来春に向けた統一地方選挙にて「我こそは!」という方がいらっしゃいましたら是非、私までお声掛けくださいますよう宜しくお願いいたします。

寄せられている多くの声こそが「民意」だ

ブログ 敦賀市議会

市民の皆さんからのリアルな声は本当に励みになると、つくづく感じています。
 
15日に一般質問しました「子育て生活応援事業費」に関してでありますが、議場での傍聴やRCN議会チャンネルで視聴された大変多くの皆様から、あらゆる媒体を通じご意見を頂戴しており、私の言葉の使い方(最後のほうで「敦賀の名を汚す」と発したこと)でご指摘いただいた方以外、すべて私の考えに「賛同」いただいたものとなっています。
 
頂戴したご意見のいくつかをご紹介しますと、
◉質問を通じ、論点が明らかになったことは市民にとって大変良かった。
◉市側は自分達のイメージだけで話していて、調査や研究がされたうえでの施策とは到底思えなかった。
◉市長の答弁(支給されて「儲けたと思ってもらえるよう」発言ほか色々)には怒りを覚えた。
◉市長は一番有効な施策と言うが、実際明石市の施策は成果を挙げているのにどういう根拠で言ってるのか、0〜2歳に特化して支援する理由がさっぱり分からなかった。
◉これまでの説明では19.5億円だったんですね。24億は聞かなかったら言わなかったつもりなんでしょうか。
◉山本議員仰るよう「血税」の使い方として間違っている。
◉画面でのやり取りを見て私も怒っていた。山本議員がヒートアップするのは仕方ない。
◉本当に「愚策」だと思った。議会は頑張って欲しい(未婚の若い世代の方から)。
 
これはほんの一部でして、特に市長に対するより強い言葉のものも含め、まだまだ寄せられた意見はありますが、これ以上書くのは控えます。
 
なお、誤解なきよう申し上げておきますが、これは本当に頂戴した内容そのままでありまして、私が脚色したものでは決してありません。
 
また実際、市役所で働く方からも「あれはおかしい」、「山本議員頑張ってください」との声があるのも事実。
 
なお、私が議員になってからこれほどまで多くの意見が寄せられたことは無い訳ですが、この事業の是非を判断するための「民意」として十分過ぎるものと受け止めています。
 
市長があれほど「一番有効」と仰るからには、市のほうには施策の実施に「賛同」する声も多く寄せられているのだと思いますが、私は自分に届けてくれた怒りにも近い思いを「民意」とし、確固たる信念をもって対応する所存です。
 
最後に、本日11時より、福井駅西口(恐竜モニュメント側)にて国民民主党「全国キャラバン」(街頭演説)を行うこととしており、ここに玉木雄一郎代表がお越しになられます。
 
玉木代表は先日、まさに明石市に足を運び、「子育て環境」で全国のトップランナーを行く泉市長とお話しされてきたところですので、この敦賀市の施策を代表ならどう考えるか、タイトな日程の中ではありますが、直接聞いてみたいと思います。
 
なお、この街頭演説には何と、敦賀の高校生から「私も行きます!」との嬉しい声がありました。
 
このブログをご覧の皆様も是非、お越しいただきますようお願いいたします。
※敦賀の皆さんには、会場が遠く申し訳ありません。
 

「いちご一会とちぎ国体」に両親が「アベック出場」

ブログ 地域コミュニティ

一般質問を終えた敦賀市議会は昨日、総務民生、産経建設、文教厚生の3つの常任委員会を開催。
 
私は、自身が委員長を務める産経建設常任委員会に出席し、まず今定例会に提出された水道部に係る議案3件について審査。
 
3件とも「全会一致」で原案の通り決定した後、本委員会が所管する指定管理者の運営状況等について報告を受けました。
 
さらに、私の方より「国道8号敦賀市田結−南越前町大谷間バイパスの建設促進を求める意見書」を委員会に提出。
 
これは、従前からの事故多発や冬季の大型トラックスタックによる渋滞発生などに加え、8月の豪雨では土砂流入により、交通規制解除まで約2週間を要したことなどを踏まえ、敦賀市田結〜挙野間の「敦賀防災」(道路整備事業の呼び名)早期整備を図ること、さらにその先、敦賀市挙野〜南越前町大谷間バイパスの早期事業化を図ること、加えて同バイパス道路建設の優先順位を高め、戦略的かつ計画的に進められるよう、国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」に必要な予算・財源を確保することを求めるものであり、趣旨含め、全会一致で承認されました。
 
今後は、本委員会からの提出議案として本会議に上程し、意見書採択に向け進めていくこととなります。
 
この要望は既に敦賀市と南越前町で構成する期成同盟会でも行われているものでありますが、地元議会で採択のうえ、議会から要望することが早期事業化の一助になればと思い、発議した次第であり、今後はとりわけ東浦地区の皆さんの悲願でもあることも胸に対応を図っていきます。
 
さて、本日はやや身内話しとなり恐縮ですが、私の両親が揃って国体出場していることをご紹介させていただきます。
 
今年は栃木県で開催されている「いちご一会とちぎ国体」ですが、公開競技として行われるグラウンド・ゴルフ(団体)に敦賀市チームの「男女アベック出場」が決まり、さらに何と、このメンバーに両親が「アベック」で選出され、山本家一同、皆で喜んでいたところ。
 
大会の方は今日から明日に掛けて高根沢町町民広場で行われるとあって、昨日早朝にバスで敦賀を出発した母からは、長旅を終え「無事に到着した」との連絡があったところ。
 
この国体出場に関して、実は父は初出場ながら、母は福井国体に続き3回目ということで、いつの間にか「国体常連組」になっていること自体凄いと思う訳ですが、父77歳、母74歳と、この年齢になってからの「アベック出場」には息子の立場としてどこか自慢に感じるものとなっています。
 
9月8日には渕上隆信・敦賀市長、上野弘・市教育長のもとを訪れ、国体に向けた意気込みを述べる機会まであったところですが、市長らから激励の言葉を受けるシーンが、地元ケーブルテレビの番組でも放送され、それを見るに、市内のグラウンド・ゴルフ競技者の期待を背負って出場するメンバーの皆さんの引き締まった表情と決意の言葉が印象的でした。
 
市長らへの訪問は、コロナ禍を踏まえ、メンバー全員での出席は叶わなかったとのことで、残念ながら父はこの場にいなかった訳ですが、参加した母からは「一打一打大事にして頑張りたい」と語る姿に、深く頷いた次第。
 

【市長、教育長への表敬訪問を終え、記念撮影する出場メンバー。左から3番目が母。】
 
母は、60歳の定年を過ぎてからこのグラウンド・ゴルフと出会い、近年ではほぼ毎日、朝早くから父と出掛けプレーに勤しむ日々でありますが、何よりこうして両親揃って、仲良く健康にプレーできること、そしてグラウンド・ゴルフを通じて多くの仲間ができたことはかけがえのない財産であり、本当に良かったなぁとつくづく感じるところです。
 
昨日は到着後、競技会場のグラウンドコンディションも確認し、準備は万全のよう。
 
今日と明日は私も、「一打一打を大事に」との言葉通り普段の力を発揮してくれること、チームの皆さんが笑顔でプレーされることを敦賀の地から応援したいと思います。
 
ガンバレ敦賀チーム!
 
ガンバレ父ちゃん、母ちゃん!
 
栃木の地で大いにご活躍を!

ならぬものはならぬ

ブログ 敦賀市議会

敦賀市議会は昨日、一般質問最終日を迎え、5名の議員が登壇。
 
ラストバッターの私も16時より、1時間15分掛けて(議員の持ち時間は30分)質問いたしました。
 
結果をご報告する前にまず、質問の後半、感情が昂ったとはいえ、演台を叩いてしまいました。
 
議場での行為としてあるまじき行為であり、答弁される理事者に対しても礼を欠く行為であるとともに、良識と節度ある敦賀市議会において許されざるものであったこと、ここに深く反省するとともに、心よりお詫び申し上げます。
 
今後は、こうしたことのなきよう、議会は言論の府であることを今一度認識のうえ注意してまいります。
 
質問に関しては、質疑の全てをまとめるに至っておりませんので、ポイントのみご報告いたします。
 
1.防災対策のPDCAについて
 
(1)総論
◉8月4日から6日に掛けた一連の対応について、敦賀市地域防災計画等に照らした市としての総括に関しては、既に庁内で会議の場を持ち、反映事項の抽出が行われている。
◉地域防災計画や各マニュアル類に反映するか否かも含め、現在進行形で進めている。事項があれば併せて伺う。
 
(2)迅速な初期対応と体制
※実効性をより向上させる観点から意見提起
◉敦賀市地域防災計画における「配備体制」は、危機管理官が基準に基づき、市長の指示に従い決定するとあり、今後は初動の迅速化を図る観点から、召集の条件に「記録的短時間大雨情報」を含めていく。
 
(3)避難情報と災害広報
◉8月5日の大雨では、8時50分に笙の川の水位が「はん濫危険水位」に到達し、「警戒レベル4相当情報(洪水)」が発表されたものの、浸水想定地区に対して「避難指示」は発令されていない。内閣府(防災担当)「避難情報に関するガイドライン」に基づき、詳細な気象情報等から、到達後の水位動向を予測し、今回は発令しない判断をした。
◉その対応については、ハザードマップや市のホームページ(避難情報)では読み取れないため、今後表記について検討する。
◉災害広報に関しては、PUSH型情報配信ツールである「トンボメール」(敦賀市防災メール)及び協定を締結している「yahoo!防災速報」アプリの現在の登録率向上に取組む。
 
2.子育て支援政策における基本理念について
 
(1)基本理念
◉「子育て環境日本一」を目指し取組みを進める本市として、行政が行う子育て支援施策を行ううえでの基本理念として、「誰ひとり取り残さない」との概念は含まれている。
 
(2)子育て生活応援事業費・・・本件に関しては、最後の市長答弁が、市の考えの全てを表していますので、私の発言部分を中心にご報告いたします。
 
◉「子育て生活応援事業費」(130,096千円)について
※「マイナンバーカードを取得している」0歳から2歳までの子どもを支給対象とし、自治体マイナポイント事業者と連携したポイントを「毎月」付与するというもの。支給額については、0歳児がひとりあたり月5万円、1歳児が月3万円、2歳児が2万円ということで、フルに支給された場合、総額子ども一人に対し「120万円相当」のポイントが得られるというもの。
 
◉予算決算常任委員会(全体会)での説明によれば、支援対象となるマイナンバーカードを取得する0〜2歳児の普及率を67%と想定しており、約3割が支給されないことを前提とした設計となっている。住民サービスの公平性を担保すべき行政が、しかも重点施策の子育て支援において、対象年齢世代間のみならず、同じ子育てをする他の世代との不公平や分断を生む状況を自らが作り出してしまう事業は実施すべきではないと考えるが、市の考えを伺う(とりわけ、不公平を生む制度設計について、どう考えるのかお答えいただきたい)との質問に対しては、従前の答弁。
 
◉予算決算常任委員会(全体会)の基本質疑において、支給を受けられない方に対し、福祉保健部長は「本人の意志による」と答弁された。また、今一般質問での山本貴美子議員の質問に対しては、「できるだけ多くの方に支援が届くよう」との言葉があったが、「すべての人に届くよう」との考えが全く伝わってこない。本来、この事業提案がなければ、このような議論を生まない。
 
◉市が事業実施の拠り所としている県のアンケートに関しては、別の同じく県のアンケートでは異なる回答となっており、実施したいことに都合の良いものを根拠づけたとしか思えない。ちなみに、令和4年度当初予算の歳入ベースで「学校給食費徴収金(163,877千円)」、令和3年度決算ベースでは151,643千円で今回の事業費にあと少し足せば「給食無料化」ができる。公共施設の利用無料、所得制限撤廃など、この財源を使ってできる「安心して産み、育てられると思ってもらえるような」施策はいくらでも考えられるし、市民誰から見ても説得性と納得性があり、子育て世代の環境構築につながると思うが、そういうことは考えなかったのか。
 
◉「何故そこまで急ぐのか」。カード交付率100%で今後3年間支給した場合の費用は19億5千万円と試算されており、一旦は財政調整基金まで切り崩すことまで考えたという、私からすると信じられない訳ですが、次年度以降の財源は「ふるさと納税」を充てるとあるが、財源確保の見通しと事業の持続性はセットであり、このような巨額の規模の事業が中期財政計画にも反映されぬまま、見切り発車で提案されたこと自体、問題と考える。
 
◉実際、私の質問で3年後の最終年度に支給対象になった子の支給を終えるまでに掛かる総額は「約24億円」であることも判明。市はこの事実をなぜ今まで説明しなかったのか。市のこうした姿勢に大いに憤りを感じます。
 
◉社会的影響の観点から伺う。子育て支援にマイナンバーカード取得を条件づけること自体、「カード普及のために子どもを使っている」と受け止められ兼ねず(現にそうした声を市内外から多数聞いている)、市民或いは社会からどう受け止められるのか想定はされなかったのか、庁内議論の経過を伺う。
 
◉予決全体会での基本質疑では異論は「全くなかった」との答弁であった。本当にそうなのであれば、市の関係者の認識が民意と相当乖離しているということを証明するものだが、改めて本当になかったのか。
 
方法論に傾注するあまり、「基本理念」を見失い、公平性を担保できなくなっている制度を正当化すること自体、本末顛倒。「基本理念」に徹底して拘りを持って考えれば、自ずとこう(この施策を選択)はならない。
 
◉最後の質問に入る前に本気で子育て施策に取り組み、成果を挙げている明石市のことを紹介する。令和4年6月7日に行われた参議院内閣委員会で参考人として招致された泉房穂明石市長は、「いわゆる経済的な施策としての負担軽減のための無料化もしているが、必要なのは、お金だけではなく、寄り添う、そういった施策も必要であり、この両方をしているのが明石市の特徴の認識」としたうえで、「無料化」については、明石市独自の五つの無料化と銘打ち、子育てに関わる施策の全て所得制限はなし、全ての子供ひとしく対応するのが特徴で、例えば、医療費については、十八歳まで完全無料。市外の病院も無料、薬代も無料。保育料は、二人目以降完全無料。三人目も四人目も、子供の年齢も関係ない。そんなせこい要件は課しません。おむつについては一歳まで無料で、家にもお届けします。給食費は中学校まで無料。遊び場も、親子ともみんな無料にしていっています。
 
◉特に「すべての子供ひとしく対応する」、「確実に子どもに届ける」というのが最大のポイント。「誰一人取り残さない子育て支援」に取り組む明石市と照らせば、敦賀市のやろうとしていることは真逆と考える。本事業は、いま、そして将来を含めた敦賀市のイメージや品格をも損なう恐れがあるレベルのものと考える。「子育て環境日本一」を謳う本市だからこそ申し上げるが、最後に本事業実施に対する市の考えを伺う。
 
(市長)私の考えとは違う。この事業が、一番有効な施策と考えている。
 
以上、本日は時間に追われ、雑駁な報告となっておりますことご容赦願います。
 
予算決算常任委員会での質疑、文教厚生分科会での議事にもすべて目を通したうえ臨んだ昨日の一般質問。
 
一般質問終了後には、議場傍聴及びテレビ視聴されていたから多くの「賛同」のメッセージを頂戴しました。
 
この中には、未婚の若い世代の方から「愚策」との表現で、反対する言葉もありました。
 
こうした民意に加え、昨日新たに確認した事実、答弁の言葉から掴み取った市の真意を整理のうえ、私自身、然るべき判断のもと対応してまいります。
 
最後に、今晩から一般質問の模様が嶺南ケーブルネットワーク議会チャンネルにて再放送されます。
 
お時間があれば是非、ご覧いただけますよう宜しくお願いいたします。
 

【放送スケジュールも掲載いたします】

本日午後、一般質問を行います

ブログ 敦賀市議会

「予期せぬ出来事」を経験した日。
 
昨日、一般質問2日目を迎えた敦賀市議会は順調に質問が続き、13時からは、この日3人目となる中野史生議員が質問を行なっていたところ、理事者側の机上マイクが不調になったほか、質問時間を表示するタイマーも停止状態となったことなどを踏まえ、議長判断により、13時15分過ぎに「暫時休憩」(一時中断)となりました。
 
議会事務局を始め、関係者による状況調査においては、議会の放送設備自体の不調が発生しており、映像カメラの切替えができないことや画面のテロップも残ったままであることなどが判明。
 
14時20分からは、これらへの対応を協議する議会運営委員会が開かれ、結論として、カメラは定点からの映像のみ(質問者のアップや切替えは無し)、理事者側のマイクは一括操作ではなく、個別に切替えて行うとの条件のもと、今後の議会日程を踏まえ、質問を継続することとしました。
 
その後、関係機関などとの調整を行い、15時30分に本会議を再開し、中野議員の質問の続きを行った次第。
 
嶺南ケーブルネットワーク(RCN)議会チャンネルや市議会インターネット中継をご覧いただいていた方々に対しては、突如の中断となったこと、さらにはそうした状況をタイムリーにお伝えすることができず申し訳ありませんでした。
 
放送設備に関しては点検・修理を終え、本日は通常通りの運営及びテレビ放映ができる見込みであることが確認されていますので、改めてご視聴いただければ幸いに存じます。
 
なお、復旧完了のメールが届いたのが22時前。
 
急遽のトラブル発生に対し、リスク意識高く、迅速に対応されました議会事務局を始め、関係者の皆様には感謝申し上げる次第です。
 
議会前には万全を期して設備のチェックをしているとはいえ、今後も今回のような事象が起こらないとは限らないことから、昨日あったことを教訓に、議会としての危機意識を高めていけるよう、機を捉え、確認並びに意見していきたいと思います。
 
さて、こうした事態への対応から、昨日の一般質問は3名で終了。
 
最終日の本日は、残る5名が質問に立つこととなりました。
 
既にお伝えしています通り、私はラストバッターということで、1項目には、主に8月5日の大雨対応を踏まえ、地域の方からの声や自分の足で回って感じたことと市の地域防災計画等とを照らし、検証、反映していくこと、2項目には、こちらも大変多くの方から疑問の声が寄せられている今定例会に提出されている「子育て生活応援事業費」の論点は、子育て支援政策の本質に関わるものとして議論していきたい思います。
 
【やまたけの発言項目】
1.防災対策のPDCAについて
(1)総論
(2)迅速な初期対応と体制
(3)避難情報と災害広報
2.子育て支援政策における基本理念について
(1)基本理念
(2)子育て生活応援事業費
 
質問に立つのは15時半頃になろうかと思います。
 
関心のある方は是非、ご視聴などいただけますようお願いいたします。
 

【写真は8月5日の大雨で崩落した県道今庄杉津線。自分の眼で見てきたこと、自分の耳で聞いてきたことを元に質問に臨みます。】

一般質問初日を終え、補完材料を得る

ブログ 敦賀市議会

私世代の「ホームラン王」といえば、何と言っても「世界の王貞治」選手。
 
一本足打法から美しき放物線を描いて放たれるホームラン、756号の世界記録を打ち立てた時の興奮は今でも覚えていますが、その「王さん」の持つ日本選手最多のシーズン本塁打記録「55」に58年ぶりに並んだのがヤクルトの村上宗隆選手。
 
今シーズンは5打席連続本塁打も放つなど、圧巻の打撃を見せる村上選手は、昨日の巨人戦の四回に今季54号、九回には55号本塁打を放ち、1964年に王選手が成し遂げた記録にあっさり並びました。
 
また、22歳での達成は、王選手の24歳を上回り最年少記録となったとのこと。
 
この報を受けて王さんは「60本も夢じゃない」と語ったようですが、次のターゲットは歴代最多、2013年にバレンティン選手が記録した「60本」。
 
試合数も残り僅かとなってきていますが、「若き大砲」の偉業達成に期待し、注目したいと思います。
 
さて、野球好きの私としては、興奮覚めやらずの前置きとなってしまいましたが、話しを敦賀市議会に移します。
 
昨日、一般質問初日を迎えた議会ですが、発言順に従い5名の議員が質問。
 
学校給食のあり方やマイナンバーカード、支援の格差にヤングケアラー、市長らのアメリカ・カナダ等への使節団派遣について、さらには防災対策、中池見湿地など、質問項目も多岐に亘る中、それぞれの議員の視点、理事者とのやり取りを興味深く拝聴させていただきました。
 
議員席で拝聴していると、回りを冷静に良く見れるというもので、質問者の話し方で「ここに力点を置いている」ことや、答弁する側の理事者の表情や答弁書をめくる姿などから感じることがあるというもの。
 
また、答弁を聞いていると、例えば学校給食に関して言えば、以前に「なるべく早く財源を確保して(給食センターの)建替えを検討したい」との市長答弁があったかと記憶していますが、教育委員会からは「ありきではない」との答弁があったりと、思わず胸の中で「どっちやねん」とツッコミを入れてしまいましたが、いずれにしても過去答弁も引き合いに、今の考え方を引き出していくことは重要なことであり、何かと勉強になった次第です。
 
また、自身の質問項目と重複する「防災対策」に関しては田中和義議員が、「子育て生活応援事業」に関しては、山本貴美子議員と豊田議員に先んじて触れていただきました。
 
それぞれの質問から得られることがあった訳ですが、「子育て生活応援事業費」(マイナンバーカード取得した0〜2歳の子どもに対して、0歳児であれば一人毎月5万円、1歳児は3万円、2歳児は2万円支給するとの補正予算事業)に関しては正直、答弁を聞けば聞くほど、反証材料が浮かび上がってくるものとなっており、言わば、自身の質問を補完することができました。
 
問題のポイントを突いて、丁寧且つ的確に質問された両議員に感謝する次第ですが、昨日拝聴した内容を今一度整理のうえ、明日は冷静に「本質論」で議論ができればと思います。
 
一般質問2日目の今日も、関心のあるテーマが並ぶとともに、自身の質問と重複する質問もあることから、集中してしかと拝聴する所存です。
 
なお、私の出番は「15日の午前中」とお伝えしましたが、今日の質問者が5名の場合、「午後」となりますので、予めお知らせいたします。
 
市民の皆様におかれましては、引き続き関心をもって、敦賀市議会をご覧いただけますよう宜しくお願いいたします。
 

【市役所中央エレベーター4階で降りると目の前が議場となっています。お時間のある方は是非お気軽に、議場傍聴にお越しくださいませ。】

国民民主党「全国キャラバン」展開中

ブログ 政治

敦賀市議会は今日から一般質問。
 
3日間の日程で、13人が質問することになっています。
 
私はラストバッターということで、最終日15日(木)の午前中になろうかと思いますが、出番までの間、他の質問者の内容をしっかり拝聴し、知見の収集に努めたいと思います。
 
なお、改めて一般質問の発言通告一覧をリンクいたします。
 
関心のあるテーマ、議員の部分だけでも結構ですので、RCN議会チャンネルや市議会インターネット中継などにてご覧いただければ幸いです。
 
もちろん、議場での傍聴も大歓迎です。
 
 →一般質問の「発言通告一覧」はこちらから(敦賀市議会HPへ)
 
さて、同じ政治でも国政の場においては、国葬儀を巡る是非や統一教会の問題などが大きく取り上げられている昨今ですが、それはそれとして、何となく収束方向の新型コロナを始め、エネルギー資源やあらゆる物価高騰に対し、臨時国会で論ずべきはこちらの方ではと考えるのは私だけではないはず。。。
 
この7月をもって参議院議員を終えられた小林正夫氏がいつも言っておられたのは「政治は生活と直結」との言葉。
 
賃金格差が広がり今日をどう生きるかに悩んでいる人たち、将来を悲観し希望を持てない若い世代、自分だけ良ければいい「自分主義」が蔓延する社会。
 
かつての日本は決してそうではなかった訳であり、本来の日本の文化、日本らしさを取り戻すために、「政治家」と名の付く人はすべて、その如何は「政治」に掛かっていることを肝に銘じねばならないと、地方議員である自分自身もこのことを認識する次第です。
 
そうした中、今も具体的なインフレ対策を提起するなど、文字通り「政策提言型」で進む我が国民民主党においては、そうした考えを全国各地の皆さんに知っていただくべく、玉木雄一郎代表による「全国キャラバン」を展開しており、ここ福井では、9月18日(日)11時に福井駅西口の駅前ロータリー(恐竜モニュメントがある側)にて街頭演説を行うこととしています。
 

【9月18日(日)街宣の告知チラシ。皆さま是非お越しください。】
 
もちろん私は役員の立場として、会場にて準備、運営にあたりますが、福井方面にお住まいの方、或いは「玉木に直に意見をぶつけてみよう」と思われる方は是非、この場にお越しいただければ嬉しく思います。
 
先般、イギリスの議会を見ていて感じたことはやはり、真に国民のための政治に進むためには、緊張感ある「二大政党政治」が必要だということ。
 
少数政党ながら、批判ばかりの旧態依然とした野党ではなく、「対決より解決」を掲げる改革中道政党である国民民主党は、その役割を担える政党と思い、私は信念をもって参画しています。
 
お願いばかりで恐縮ですが、結びに、私の考えに共感いただける方は是非、党勢拡大にもお力添えいただけますよう宜しくお願いいたします。
 

 
【告知チラシの裏面。党員・サポーターになってもいいと思われる方は「やまたけ」まで連絡ください。】

嶺南一円で働く仲間の皆さんのために

ブログ 働く仲間とともに

爽やかな青空が広がった昨日。
 
日中、強い日差しと感じましたが30℃には届いていなかったようであり、気象データ上でも徐々に過ごしやすい季節となってきたようです。
 
これからは、食欲やスポーツ、読書など、楽しみ満載の「秋」を迎えますので、私自身も何か目的を定めて過ごしたいと思うところです。
 
さて、そんな日曜日でしたが、午前中は、以前にご案内をいただきました、日本郵政グループ労組(JP労組)福井南部支部の「第15回定期支部大会」に出席するため、小浜市まで車を走らせた次第。
 
JP労組さんは、同じ同盟系であった全郵政時代からのお付き合いで、支持政党が立憲民主党になった後も、こうして連携させていただいている連合の仲間。
 
この日もお招きいただいたうえに挨拶の機会も頂戴し、私からは、郵政事業を支える職場組合員の献身的な業務遂行とコロナ禍での組合活動に敬意を表するとともに日頃の自身の活動に対するご理解とご支援に感謝申し上げた次第です。
 
また、敦賀から高浜までの嶺南一円をエリアとする福井南部支部とあって、代議員の皆さんにも関係する、8月の豪雨を踏まえた防災の関係、さらには北陸新幹線敦賀開業に向け、駅西地区に「otta」がオープンしたことや開業効果を嶺南一円に波及させることが、小浜開業に向けても必要であることなど、敦賀だけに留まらない取組みについてお話しさせていただきました。
 

【小浜婦人の家で開催された大会会場の様子】
 
そうして、私を含む5名の来賓挨拶を終えた後、退席となりましたが、来賓の方からも「今度、otta行きます!」などとお声掛けいただき、話した甲斐があったものと嬉しい気持ちで会場を後にしました。
 
北陸新幹線敦賀開業に関しては、地域住民の皆さんに、いかに「自分ごと」に感じてもらえるかが鍵だと考えますので、機会あるごとに自身の考えをお伝えしていきたいと思います。
 
その後は、せっかく小浜まで来たのでフィッシャーマンズワーフに寄り、工場直販のお店で気さくな店主と暫し談笑のうえ「鯖寿司」を手土産に購入し帰路についた訳ですが、晴天のドライブで小浜〜若狭町〜美浜町と順に過ぎる景色を見るにつれ、嶺南はやっぱり良いところだなぁと改めて感じた次第です。
 
そう感ずるに、私が市議としてやるべきは、何をおいても敦賀市のことというのは重々承知をしたうえで、可能性を秘めたこの嶺南エリアの発展にも何か貢献したいと思うところ。
 
幸いにして私は、2市4町で構成する「嶺南広域行政組合」の議員でもありますので、地方議会における働く者の代表として、広く「地域と職場の声」を収集し、引き続き、少しでもお役に立てるよう尽力する所存であります。

敦賀の山車を探る 〜つるがの山車総合調査から〜

ブログ 敦賀の歴史・文化

昨日は中秋の名月。
 
敦賀の夜空は厚い雲が流れる中ではありましたが、その隙間から何度か満月を観ることが出来ました。
 
暫しベランダに出て、月見酒も楽しませていただいた次第ですが、名月を観て思うはやはり「松尾芭蕉」先生。
 
かの有名な「おくのほそ道」では、ここ敦賀で中秋の名月を観るとのターゲットのもと工程を進め、実際、1689年(元禄2年)旧暦の8月14日に敦賀を訪れています。
 
名月の句を詠むに、数ある名所の中からここ敦賀が選択されたことだけでも誇らしく思えるところですが、敦賀での道中では大変趣のあるエピソードが残されています。
 
芭蕉さんは夕方、快晴の敦賀に入り、宿の旅籠「出雲屋」の主人に明日も晴れるかどうかを問います。
 
出雲屋の主人は、北陸の天気は変わりやすく明日(中秋の名月の日)は晴れるか分からないので、月見なら今晩のうちにと伝えます。
 
芭蕉さんはその夜「氣比神宮」に参拝し、月明かりに照らされた神前の白砂とその由来に感動し、次のように詠みました。
 
「月清し遊行のもてる砂の上」
 
また、道中楽しみにしていた肝心の「中秋の名月」の日は、主人の言う通り天候が悪く、名月を望むことが出来なかった訳ですが、その時の心境を
 
「名月や北国日和定めなき」
 
と詠み、残念がるどころか、逆に観れなかったことを楽しむかのような句を残しています。
 
普通なら「嘆き」の思いを馳せるところ、現代風で言えば「超ポジティブシンキング」であったことを想像するに、私は芭蕉さんが大好きになり、また「名月や北国…」の句からは、「思い通りにならないことは悔やまない」ことを教わった次第です。
 
このように、名月ひとつとってもエピソード満載の敦賀であり、言い換えれば、地域史を再発見していくに事欠かない、豊富な歴史・文化を持つのが敦賀ということになる訳ですが、昨日も気比史学会と敦賀市立博物館共催の「市民歴史講座」にて、新たな学びがありました。
 
令和4年度第4講となる、今回のテーマは「敦賀の山車を探る 〜つるがの山車総合調査から〜」。
 
敦賀市立博物館館長補佐の高早恵美氏を講師にお招きし、約2時間の講座を拝聴させていただきました。
 

【きらめきみなと館小ホールで行われた講座の様子】
 
敦賀の祭りといえば「山車(やま)」と言っても過言でないくらいですが、平成30年から始めた山車の総合調査から分かったこと、そこから推敲される山車の歴史を知ることが出来ました。
 
すべてをご紹介することは控えますが、いくつかポイントだけお伝えいたします(マニアックな内容を含みますが、その点ご容赦を)。
 
<敦賀の山車の現在>
・敦賀の山車は等身大の武者人形に拘っている。顔は能面、鎧兜は人間用の本物を使用している。馬具も実は本物。
・欄干の周囲に飾っている水引幕は復元新調のもの。
・御所、金ヶ辻、唐仁橋(それぞれ山を持つ町の名前)は、比較的古いパーツが使われている。
・東町、観世屋町、鵜飼ヶ辻子は、平成6年に再興している。
・足回りには、芯棒、台輪、車軸、車軸つなぎのパーツがある。
 
<敦賀の山車の発生と近世の祭り>
・江戸時代の山車の文献から紐解く。
・「寛文雑記」(寛文5年6月27日:1665→一次資料ではない)が一番古い記録。御所辻子山車には、これより以前より恵比寿神を乗せていたとある。そのためか、山車の順番はくじで決めるが、御所辻子山車は「くじ取らず」(くじ無しで一番)であったとも。
・「気比宮社記」を読むと山番町は東西6町ずつ。組合町は東2、西1の3町。合計15町であったと読める。時代によっては、そうでなかったこともあるよう。
・「祭礼覚」(寛文雑記:天和3年(1683)年頃)によると、8月3日の練物は例年通りとしつつ、作り花や飾りに金箔等は一切用いない、地車、かきたな(担ぐ棚)は二、三を残して止める、三つ物(田楽の鳴り物か?)一つは減らすなど、小浜藩から祭りの豪華さを制限された。
・とにかく豪華になっていた。個人持ちの小山や宵山はまだなかった。
・宵山が登場していた(山町以外の参加)。練物の他に多彩な棚など、趣向も色々。3日の練物には小山があったはず。北前船の影響などから、経済的な賑わいも伺える。
・江戸時代の中でも様々な変遷があったものと認識。
・「敦賀志」(嘉永3年(1850)年までに成立した気比社の神職、石塚資元が編纂した地誌)によると、(祭りの)2日目には、個人持ちの山車を含め、多い年で40〜50、少ない年でも20〜30出ていた。
・明治に大山は廃止になった。
 
<敦賀湊の山車の祭り>
・気比神宮の祭礼の神幸祭(8月3日)に伴う練物の祭りとして始まる。
・天文10年の気比神宮造影に伴い、変化が生じたと考えられる。
・元亀4年の戦災で神幸祭が失われる(江戸初期には再興を目指すか)。
・江戸時代初期、次第に豪華に、練物に新たな趣向が登場(江戸時代半ば頃)。
・江戸時代中期、練物が賑わい。山町以外も宵宮などに出し物を出す。
・3日には小型の山車が登場(18世紀後半以降)。
・幕末頃、3日の山車が増え、祭りの中心に。大山は大きさを競い、飾りは雑に。
・明治初期、大山は廃止。小山を町の山車に。開催日が、9月2〜4日に変更。3日の練物は廃止、御鳳輦が始まる。
 
以上、私が記録に留める意味も含め、ご紹介させていただきました。
 
盛り上がりすぎて、小浜藩から叱られた?との話には、思わず笑ってしまいましたが、聞けば聞くほど、奥が深く、歴史ある「敦賀の山車」。
 
「水引幕」は、北陸新幹線敦賀駅コンコースの柱部分に掲載されることとなっており、全国の皆さんにお披露目出来ることを嬉しく思うところですが、何と言っても山車の迫力や美しさは「リアル」で。
 
講師の高早さんも最後に仰っていた通り、願いは「来年こそ」6基の山車が氣比神宮大鳥居の前に勢揃いすること。
 
敦賀市民はもとより、多くの観光客の皆さんに、その荘厳な姿を見せてくれることを切に期待いたします。

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