2026年5月6日
珍しい?電力供給過多による「下げ代不足融通」指示がされる

【すべてが鏡のように映るかの昨朝の風景】
昨日は「こどもの日」にふさわしい、気持ちの良い青空広がる一日。
ゴールデンウィーク(GW)も終盤で、この天気を「待ってました」とばかりにお出かけになった方も多いのではないでしょうか。
わが家も妻、帰省していた長女、母、そして“きゅう”と一緒に、鯖江市の「つつじ祭り」へ。
例年よりあたたかい日が多く、つつじは“散り始め”との情報を把握していたものの、一部でも咲き誇る主役(つつじ)の姿を見ることができればと、多くの来場者でにぎわう西山公園に着くと、実際は“咲き終わり”。

【西山公園の眺望】
とはいえ落ち込むことなく(笑)、新緑の中、西山動物園(レッサーパンダも見ました)や園内を散策、まさに“花より団子”と、草団子や五平餅に舌鼓を打ちつつ楽しんだ次第です。

【せっかくなので、レッサーパンダと“きゅうちゃん”のツーショットをご紹介】
早いもので、世間でいうGWは今日で終わり。
最終日にお出かけになる方、または帰省等で運転される方は、くれぐれもご安全に。
さて、冒頭の写真から言えることは、豊富な水のありがたさですが、昨日は珍しいことがありました。
それは電力供給のことで、需要量>供給力の場合に、電力広域的運営推進機関(OCCTO)から各エリアで電力融通する旨の「指示」が出されたことは、これまで何度も紹介してきましたが、昨日あったのは逆の、需要量<供給力の場合の「電力融通指示」。
OCCTOが電気事業法第28条の44第1項及び業務規程第111条第1項の規定に基づき、北陸電力送配電供給区域の需給状況改善のため行った指示は以下のとおり。
◉指示をした日時及び内容
<指示日時> 5月5日 4時02分
・中部電力パワーグリッドは、北陸電力送配電から5月5日の6:30から8:00の間、最大11.5万kWの電気の供給を受けること
・中国電力ネットワークは、北陸電力送配電から5月5日の7:30から8:00の間、0.94万kWの電気の供給を受けること
・北陸電力送配電は、中部電力パワーグリッド、中国電力ネットワークに5月5日の6:30から8:00の間、最大11.5万kWの電気を供給すること
◉指示をした理由
北陸電力送配電供給区域において、水力発電の自流増(※)により、需給バランスを保つための下げ代が不足するおそれがあり、広域的な融通を行うことによって、電気の需給状況を改善する必要があったため。
(※)自流式とは“流れ込み式”ともいい、河川を流れる水を貯めることなく、そのまま発電に使用する方式。この方式の発電所は出力の小さい発電所が多い。
また、指示を受けた北陸電力送配電のホームページ(プレス)によれば、“北陸エリアの火力発電設備や再生可能エネルギーの出力抑制などの対応を行ってもなお、供給が需要を上回り(下げ代不足)、電気の需給状況が悪化するおそれがあったことから、「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則」および電力広域的運営推進機関の「送配電等業務指針」において定められている「優先給電ルール」に基づく需給調整措置を講じたものです。当社は引き続き、電力の安定供給に努めてまいります。”とありました。

【参考:電力需給と必要性のイメージ図(北陸電力送配電HPより引用)】
元々、電源構成における水力発電の割合が約25%と、日本の大手電力会社(旧一般電気事業者)の中でもトップクラスの同社においては、もしやこれまでも経験されていることなのかもしれませんが、あらためて、北陸地方の豊かな水資源を活かしたエネルギー源のありがたさを感じたところです。
今冬の大雪などによって、山々に蓄えられた恩恵とも言えますが、こうしてあらゆる電源を活用して「安定供給」に努めてきたことに感謝と敬意を表するもの。
この時期は、需要量<供給力であったとしても、これから増す需要増により、夏季は需要量>供給力となることが考えられます。
その時に、北陸の水力が貢献することを期待するとともに、同エリアにおいてはやはり、ベースロードとしての志賀原子力発電所の一日も早い再稼働を願う次第です。






