経験を最大限活かし、来週の大雨に備えよう

ブログ 防犯/防災

東北地方北部を中心に降り続く雨。
 
家屋浸水や交通機関への影響、さらには収穫時期を迎える農作物への被害と、目を覆いたくなるような惨状となっており、南越前町で目の当たりにした光景を思えば、住民の皆さんの苦悩、落胆の気持ちは痛いほど分かるもの。
 
言葉でしか表せないのが忸怩たるところでありますが、隣町と同様に被災された東北の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。
 
さて、気象に関しては、台風8号が現在日本の南を北寄りに進み、今日の日中に東海や関東甲信地方の太平洋側に最接近し、上陸する見込みとなっています。
 
気象庁は東海地方に線状降水帯が発生する可能性があるとの予報を発表し、大雨による土砂災害や浸水、河川の増水、暴風や高波に警戒を呼びかけており、こちらは大きな被害とならぬよう願うばかりです。
 
また、前線の影響で、東北ではまたもや北部を中心に13日も激しい雨が断続的に続く恐れがあるとしており、これまでの大雨で地盤が緩み土砂災害の危険度が非常に高くなっているとして、厳重な警戒を呼びかけるところ。
 
さらに先の予報を見てみると、来週は太平洋高気圧の勢力が今週に比べて弱く、前線は東北付近に停滞せず、17日にかけて南下するとみられており、活動は活発な状態が続く見込みとなっています。
 
ウェザーニュースによると、北陸から山陰、九州北部にかけての日本海側を中心に、局地的に激しい雨の降る可能性があり、現時点では雨の強まるエリアやタイミングなどに不確実性があるものの、北陸の各地や滋賀など、一度大雨被害が出た所で再び雨の強まることも考えられるため、最新情報の確認が必要としています。
 

【17日朝までの12時間予想雨量(ウェザーニュースより)】
 
先週金曜日の大雨では、幸い大きな被害を免れた敦賀ですが、あの時点で既に、避難指示を発令する「警戒レベル4」に達していたことを強く認識しておかなくてはなりません。
 
来週の雨に向け、市の災害対応に関しては、気象情報の早期把握はもとより、前回の気づき事項や至らなかった点を速やかに反映のうえ、万全の体制で事態に備えていただくことをお願いする次第です。
 
なお、自分の身は自分で守るとの基本原則の観点から、地域住民の皆様におかれましても同様、決して「自分は大丈夫」と思うことなく、同じく「備え」を徹底いただくよう重ねてお願いいたします。