市立敦賀病院で「診療制限」〜市民の皆さまのご協力を〜

ブログ 新型コロナウイルス

夏の甲子園大会は2回戦に入り、昨日第4試合には敦賀気比高校が登場。
 
市立船橋(千葉)との対戦で、先制点を奪われるも中盤逆転、その後追加点と試合を優位に進め、結果8-6で勝利。
 
3回戦に駒を進めました。
 
市外の選手が多い敦賀気比ですが、9回裏、市立船橋に粘り強く追い上げられる場面で登板した清野投手は、知人の息子さんで、松陵中出身の敦賀っ子。
 
「市船ソウル」に乗せた相手アルプス席からの大応援に対しても動じることなく、ピシャリと抑えた姿は見事でした。
 
次はベスト8を懸けた3回戦となりますが、ガッツあふれるプレーで勝ち進んで欲しいと期待する次第です。
 
さて、感染急拡大の中での大会開催で、心配していたコロナによる影響ですが、これまで1チームが主力の多数を欠いた状態での試合となったものの、試合は全て成立しており、このまま「戦わずして敗れる」ことなきよう祈るところですが、この桁違いの感染状況は身近なところでピンチを迎えています。
 
ピンチを迎えているのは市立敦賀病院。
 
福井県内の新規感染者急増とともに、これまで数名の職員さん、入院患者さんがコロナ陽性との発表がされていましたが、いよいよ恐れていた診療に影響を及ぼすまでの状況となっています。
 
一昨日に当病院がホームページにて発表した内容を以下に転載します。
 
【当院における診療制限等について(20220812)】
 
当院では現在、病棟スタッフを含む複数の新型コロナウイルス感染者が発生しております。また、職員の家族の陽性に係る濃厚接触者等も増加し、勤務体制に影響を及ぼしています。感染拡大防止の観点から、当面の間、以下のとおり診療を制限することとしました。
当院ご利用の皆様方には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
◉診療制限の内容
【入院】急を要しない入院及び手術を制限させていただきます。
【救急】救急外来、救急車受入はともに継続しますが、急を要しない患者様は受診をお控えいただきますようお願いいたします。
 
内容は以上となりますが、この文面からは、医療逼迫を受け、限られた人員で必死の体制維持がされていることが分かります。
 
市立敦賀病院は嶺南地域の中核病院であり、前病院事業管理者の言葉を借りれば、「絶対に院内クラスターを起こさない」との強い覚悟のもと、勤務される全ての皆さんが徹底した感染対策を講じてきていることを承知する立場からすれば、もはやどこから感染るか分からない中でのこの状況を責めるつもりは全くありません。
 
これまでも難局続きでしたが、「診療制限」に至っている局面はさらなるピンチと捉え、敦賀病院と市内医療機関の連携、さらには行政側の支援強化を含め、何とか乗り切っていただくことをお願いするとともに、市民の皆さまにおかれましては、先にありますよう、急を要しない来院を控えていただくなどご協力をお願いする次第です。
 

【市立敦賀病院のホームページトップ。医療体制を維持するため、市民の皆さまには是非とものご理解とご協力を。】
 
こうしてブログを書いている間にも、スマホには「大雨(土砂災害、浸水害)警報」が届いています。
 
新型コロナに自然災害と気の休まることがありませんが、南越前町の件も含め、このお盆も懸命に戦っている方々がいることを忘るることなく、自分のできる対策、行動に徹したいと思います。