永大産業(株)敦賀事業所にて大規模火災が発生

ブログ 防犯/防災

昨日の午前中は、原電総連青年女性委員会が社会貢献活動として毎年実施している、シンボルロードモニュメントのクリーンアップに参加しました。
 
このシンボルロードモニュメントとは、敦賀港開港100周年を記念して1999年に敦賀駅前から氣比神宮までの通り沿いに設置されたもので、「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメント28体はまさに「科学都市」、「鉄道と港」のまち敦賀を表すもの。
 
実はこの活動、私が敦賀総支部長時代に始めたもので思い入れが深い訳ですが、こうして15年以上、若い世代が中心となって継承してくれていることを嬉しく感じた次第です。
 
年に一度ながら、敦賀を訪れる方が増えるゴールデンウィーク前後に行ってきたクリーンアップですが、今年は、昨年お亡くなりになった故松本零士先生への感謝も込めて皆で磨き上げました。
 
今後も敦賀のコンセプトを表すモニュメントとして輝き続けるよう、原電総連としても大切にしていきたいと思います。
 
さて、こうして活動に参加しつつ、朝から心配していたのが住宅資材などを製造する永大産業(株)敦賀事業所の工場で発生した建物火災。
 
トンボメール(敦賀市防災メール)にて、6時30分頃に火災が発生し消防車が出場したとの報を受けて以降、お昼になっても鎮火したとの情報が来ず、大規模な火災であることは想定していたものの、結果、届いた火災終息報の鎮火時刻は同日23時15分。
 
福井新聞ONLINEによれば、鉄骨2階建ての工場1棟延べ約8700平方メートルのうち約6千平方メートルが燃え、約8時間半後に鎮圧状態になったとありました。
 

【白煙を上げる永大産業(株)敦賀事業所(福井新聞ONLINEより)】
 
そして、この火災により、男性3人がやけどを負い病院に搬送され、1名の方の死亡が確認されました。
 
ここに、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、心からお悔やみ申し上げます。
 
また、負傷された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 
敦賀警察署や敦賀美方消防組合によると出火当時、工場では8人が作業していたほか、近隣住民からは「大きな爆発音がした」との声があることから、まずは出火原因の特定を待つものであります。
 
なお、これだけ大きな被害となったこと、とりわけ同じ職場で働く仲間の命が失われたことによる、社員の皆さんの動揺や不安は計り知れないものとお察しいたします。
 
こちらに関しては、日頃連携いただいている私として、また連合福井嶺南地域協議会としても、何らかの支援、フォローをしていかねばと考えます。
 
なお、会社側におかれては、何をおいても最優先すべき、社員の尊い命が失われるという災害が続けて起きた(本年2月にも所属従業員1名が同工場内で死亡)ことを最大限重く受け止め、原因の徹底追及、再発防止対策にあたっていただきたく存じます。
 
最後になりますが、長時間に亘り、懸命な消火、救助活動にあたられた敦賀美方消防組合の職員さんを始め、消防団、警察など各関係機関の皆様に心より感謝申し上げます。