2026年9月20日
ブログ 敦賀の歴史・文化
9月2日〜4日は氣比神宮例大祭であり、これにあわせて行われる“市民総ぐるみ”で参加の「敦賀まつり」。
「けえ(氣比)さん祭り」の愛称で親しまれる「敦賀まつり」はまた「氣比の長祭り」として有名で、露店の一部は9月15日までお店を出しているなど、歴史に育まれた特徴ある敦賀の一大イベントであることは言うまでもないところ。
そうして、地域にある「祭り」は最大のコミュニティであり、地元民にとって楽しみであり自慢でもあるわけですが、今朝の福井新聞を見ると1面に掲載されていたのは、小浜の「放生祭(ほうぜまつり)」。
「小浜放生祭」は、小浜市小浜男山に鎮座する八幡神社の例大祭で、毎年9月14日・15日に行われてきましたが、平成15(2003)年の祝日法改正以降は、敬老の日直前の土・日曜日に行われています。
この両日は、氏子の24区が隔年で12区ずつ出番となり、大太鼓・神楽かぐら・獅子・山車(やま)・神輿といった多彩な演し物を繰り出し、氏子範囲である小浜の旧市街地を巡り、芸や囃子(はやし)を披露するというもので、一度見に行こうと思いつつも行けていないという、同じ福井県嶺南の気になるお祭り。
せっかくなのでと検索してみると、しっかり「小浜放生祭」のホームページ(HP)があり、祭りの由来を見るに、現在の放生祭の演し物は、江戸時代までは天王社(現在の廣嶺神社=小浜市千種2丁目)の祇園祭に出ていたもので、江戸時代の祇園祭は、6月7日に神輿3基が天王社を出御(しゅつぎょ)し、府中・上竹原などを経由して、御旅所であった八幡宮(現在の八幡神社)に渡御した。
この時、藩の足軽などが出した大太鼓・神楽太鼓・獅子が行列を組んでお供をし、神輿を八幡宮まで送ったほか、神輿は7日後の6月14日に天王社に還御(かんぎょ)しましたが、この時には、城下の町人町(現在の24区の範囲)からそれぞれに傘鉾・大太鼓や神楽太鼓、山車、さまざまに趣向をこらした仮装の練り子や作り物などで長大華麗な行列を構成してお供をし、神輿を天王社まで送り戻した。
このように小浜の各町がこぞって祭りに演し物を出すようになったのは、藩主酒井忠勝によって祇園祭が再興され、御旅所が八幡宮に定められた寛永15(1638)年からのことと考えられ、「380年以上」とされる小浜放生祭の歴史は、ここから始まっているとありました。

【大正〜昭和初期の放生祭で、広市場を出発する各演し物(小浜放生祭HPより引用)】
初代小浜藩主 酒井忠勝といえば、寛永19(1642)年には氣比神宮例大祭も一覧されたとの記録にもあるよう、そうした文化を大切にされていた方であったことが思い浮かぶもの。
このように、小浜放生祭は、京や江戸の文化を受け入れ、独自に発展させながら、380年継承されてきた歴史に思いを馳せた次第です。
さて、他のまちの歴史を学ぶことも楽しいわけですが、やはり面白いのは敦賀の地域史。
これまで敦賀の地域史を呼ぶに、「豊富で悠久の」と枕詞をつけていましたが、先の一般質問でもご紹介したよう、ふさわしい枕詞は「深遠(しんえん)」。
と言いつつ、通告書では「深淵」と誤って書いてしまい、壇上で訂正した次第ですが、「深遠」とは一言で言うと“はかりしれない”ということ。
さて、今日はその“はかりしれない”敦賀の地域史を通史的に学ぶ、気比史学会の「ミニ歴史講座」が開催されます。
前回に続き、テーマは『越の日本海ネットワークと敦賀 』で、講師も同じく糀谷好晃会長。
時間は、10時30分〜12時、ちえなみき2階のオープンスペースにて開催しますので、ぜひご一緒に楽しく、「敦賀の地域史」を学びましょう!
どなたでも参加OK、初めての方、あまり歴史に詳しくないけど興味があるという方大歓迎ですので、お気軽にお越しいただければ幸いです。

【こんな雰囲気で開催しますので(前回開催時の写真)】
2026年9月19日
ブログ 敦賀市議会
一般質問を終えた昨日の敦賀市議会は常任委員会を開催。
私は、所属する産経建設常任委員会に出席しました。
この9月定例会では、議案審査以外に、所管する指定管理者の事業報告や、まちづくり観光部からは「敦賀市土地利用調整条例」施行後の状況説明を受けることとしており、部署ごとに順次進めた次第です。
まず、議案審査に関しては、以下計5件。
◉第59号議案 敦賀市営住宅管理条例の一部改正の件(建設部)
◉第60号議案 敦賀市特定公共賃貸住宅管理条例の一部改正の件(建設部)
◉第65号議案 指定管理者指定の件(まちづくり観光部)
◉第71号議案 令和7年度敦賀市水道事業利益剰余金処分の件(水道部)
◉第72号議案 令和7年度敦賀市下水道事業利益剰余金処分の件(水道部)
それぞれ質疑をしたうち、とりわけ第65号議案は、先に行われた指定管理者候補者選定委員会の結果を踏まえ、「敦賀きらめき温泉リラ・ポート及び敦賀市グラウンド・ゴルフ場」の指定管理者を指定する議案に関しては、8月27日のブログで『大きな岐路に立つ、敦賀きらめき温泉「リラ・ポート」』と題し述べたよう、慎重に慎重を期しての審査が必要と考えていたところ。
→2026年8月27日ブログ『大きな岐路に立つ、敦賀きらめき温泉「リラ・ポート」』
なお、そこまで思う理由は、自身が議員になって1年目(2019-2020)にあった、同施設の管理を巡る問題が、結果、敦賀市議会初の「百条委員会」にまで発展(私は委員として調査に出席)したからであり、二度と繰り返してはならぬことと思うからであります。
そうした思いのもと、審査では、選定委員会の講評で、「発注・仕入れ等において、地元企業に十分配慮すること」「短期借入等財務状況上懸念される事項について、市側への財務的な報告を引き続き行うこと」の点に着目しつつ、現在の従業員の雇用や地元仕入れ、地元事業者活用を市としてどう担保していくのか、財務状況の把握に関しては特に以下の点について確認した次第です。
確認①
選定結果報告書に記載されている「短期借入等財務状況上懸念される事項」とは、具体的にどのような懸念なのか。
確認②
選定委員会は、当該事業者の財務状況についてどの項目を確認し、どのような理由から指定管理者業務を安定的に遂行可能と判断したのか。
確認③
指定管理期間中に経営悪化や資金繰り悪化が発生した場合、市はどのようなモニタリングを行い、どの段階で介入するのか。
確認④
財務報告を「引き続き行うこと」とあるが、市はどの頻度で財務状況の報告を受けるのか。
①に関しては、子会社に貸付けた金額に対しての懸念、②については「敦賀市指定管理者運用ガイドライン」に定める申請団体の経営状況を説明する書類による、③④については、今後定期的な経営・財務報告を受けることで担保する旨の答弁があり、自身の懸念点に対しては的確な確認がされたものと判断した次第。
よって、この後の討論では、賛成の立場で討論した上で、委員会採決でも「賛成」したところです。
また、指定管理者の事業報告等に関しては、参考まで、産経建設常任委員会所管分でどれだけあるか知っていただくために、管轄する部ごとに確認事項した内容を以下ご紹介いたします。
<産業経済部>
◉指定管理者の事業報告
・きらめきみなと館
・敦賀市公設地方卸市場
・敦賀市黒河農村会館
・敦賀市農産物直売所(夢市場)
◉敦賀港国際ターミナル株式会社の経営状況
<まちづくり観光部>
◉指定管理者の事業報告
・敦賀市知育・啓発施設(ちえなみき)
・敦賀駅交流施設及び敦賀駅前広場
・敦賀市駅前立体駐車場
・敦賀赤レンガ倉庫
・敦賀きらめき温泉リラ・ポート及び敦賀市グラウンド・ゴルフ場
◉株式会社港都つるが観光協会の経営状況説明
こちらもそれぞれ、自分なりのチェックポイントを確認しましたが、昨年6月に株式会社化された「株式会社港都つるが観光協会」の経営状況に関しては、これまでの一般質問(有馬議員)や自身も予算決算常任委員会で確認してきた「プロフェッショナル人材」の登用が未だされておらず、確認したところ、現在“公募”にて人選を始めているとのこと。
状況は状況として、目的をもって設立した“まちづくり会社”としての効果を発揮する上で必要な組織体制や人材登用の観点に加え、「プロフェッショナル人材」分として計上していた予算はどうなったのか。
このあたりは、次の決算審査でしっかりと確認していく所存です。
さて、このように自分なりの慎重審査を行なった常任委員会から一夜あけ、今朝の新聞を手に取ると分厚い広告。
広告のボリュームから、今日から世間はシルバーウィークであることに気づきました。
連休明けには決算基本質疑の通告締切が控えていますので、資料のチェックを続けつつ、どこかで絶好の行楽日和を楽しみたいと思います。

【久々のきゅうちゃん登場。今朝は日の出をバックに凛とした姿。】
2026年9月18日
ブログ 敦賀市議会
あっという間の三日間。
令和8年第4回(9月)敦賀市議会定例会の一般質問は、昨日最終日を迎え、残る5名が登壇。
避難所と備蓄倉庫、市営住宅のあり方、敦賀まつり、技術職の確保策と行政サービスの外部化、農家の営農継続等への支援などに関する質問がされました。
3日間を通して、議員それぞれのカラーや視点の違いを感じる一方、質問の重複に加え、例えば民間事業者の経営に類することや相手があることを市に問うなど、適切な一般質問の範囲とは何かについて、あらためて考える機会となりました。
なお、実は一般質問に関しては、今定例会から「一般質問の会派内事前確認及び振り返りの取り組み」を試行的に実施しており、今後、試行実施を経て必要な見直し等を行い、令和8年度中の本格導入を目指すこととしています。
これは、これまで議会運営委員会にて協議してきたもので、浅野議長からの通知文によれば、“一般質問の質の向上を図るため、実施前後において会派内で事前確認及び振り返りを行い、その成果や課題を次回以降の一般質問に反映する継続的な改善サイクルを構築する”。
“これにより、論点を明確にし、市民に分かりやすく、理事者から的確な答弁を引き出す一般質問にするとともに、市政課題の解決や政策提言につながる建設的な議論を推進し、議員の質問力及び議会機能の向上を図るものとする”との目的を置くもの。
具体的には、各議員が発言通告をする前に、会派内で以下の項目についてチェック。
① 質問の重複
② 質問の対象
③ 事実確認の割合
④ 理事者認識の聴取
⑤ 過去答弁の活用
⑥ 政策提言性
⑦ 分かりやすさ
その上で、質問後は同じく会派内で振り返りを実施した後、次回定例会の告示日までに開催する議会運営委員会において、各会派所属の委員から、実施状況、課題、改善提案その他気付いた事項について報告を行うとするものであり、こうしたPDCAサイクルを通じ、一般質問の充実に努めるものとしています。
昨日で一般質問は終わりましたので、自会派内で振り返りを行うことになりますが、自身にとって、第三者、しかも同じ議員の立場から自分の質問を評価していただけることはありがたいこと。
私の場合、既に発言通告時の反省点(質疑と質問の境界)がありますが、改善点を教えていただくことは、次の伸び代(しろ)につながるとのプラス思考で振り返りたいと思います。
また、一般質問に関してはもう一点、今定例会前に「AIを活用した一般質問の解析評価」を実施。
これは議長からの提案を受け、各会派で協議の上、議会運営委員会にて実施を決定したもので、AIを活用した一般質問の解析評価により、その結果を一般質問の質の向上及び議員一人ひとりの自己研鑽に資するための参考資料として活用することが目的。
議会全体、議員個々の解析結果(採点あり)は定例会前に届いており、各議員はおそらく、その内容を踏まえて今回の質問に臨まれたかと存じます。
そうしたことも念頭に置き行われた今回の一般質問。
質問は終わりましたが、今晩より嶺南ケーブルネットワーク(以下、RCN)の議会チャンネル(ch093)にて再放送がされます。
再放送スケジュールは以下のとおりとなりますので、関心ある議員だけでも結構ですのでご視聴いただければ幸いです。

【RCN議会チャンネルの再放送スケジュール】
なお、私に対してお気づきの点があれば、前述のプラス思考ですのでご遠慮なく、ビシバシご意見賜りますようお願いいたします。
さて、本日の敦賀市議会は各常任委員会となります。
掲げる“委員会中心主義”の名にふさわしい審査となるよう臨んでまいります。
<おまけ>
今朝出会った見事な朝焼け。“早起きは三文の徳”を実感する、心洗われる朝となりました。
※写真は無加工です。

2026年9月17日
ブログ 敦賀市議会
続く、敦賀市議会の一般質問は2日目。
前日と同じく、昨日は6名の議員が登壇し、敦賀市における病院再編と地域医療の持続可能性、障がい者サービスの改善、自然災害と大雨(線状降水帯)への備えと敦賀市の対策、防災対策、学校火災の安全対策などに関する質問がされました。
事前にお知らせしたとおり、私も4番目に質問。
最後やや時間が詰まりましたが、通告した項目を無事に終えたところです。
本日のブログでは、答弁を含めた質問のやり取りを・・・と言いたいところですが、文字起こしまで間に合っておりませんので、質問内容と各大項目のまとめとして述べた言葉をご紹介いたします。
なお、発言趣旨は先般再掲した以下ブログをご覧ください。
→2026年9月10日ブログ『”無事に”一般質問の発言通告を終える』はコチラ
ボリュームがありますが、関心のあるテーマだけでもお読み取りいただければ幸いです。

【登壇時の様子(嶺南ケーブルネットワーク議会チャンネルより)】
<令和8年第4回(9月)定例会 やまたけ一般質問>
1.「敦賀市長等及び職員のハラスメント防止等に関する条例」について
Q1:条例提案に際し、本市のハラスメント防止対策に関しては、一貫して柔軟な運用が可能な「敦賀市職員のハラスメント防止等に関する要綱」(令和8年1月1日改正)により対応してきたところ、本会議における議案説明後の質疑では総務部長より、「これまでの取組や専門家のご意見をいただきながら条例案としてまとめた」とあった。条例案はほぼ要綱と同じであるが、ここでいう専門家とはどういう方で、具体的にどのような意見があったのか伺う。
Q2:令和7年6月定例会で制定した「敦賀市議会ハラスメント防止条例」の前文には、「全議員のハラスメント防止に対する意思を共通のものにするとともに、将来議員になる人にもその考えを引き継ぐため」との考えが込められており、逐条解説に記載している。①と同じく、本会議の質疑において、「条例制定によって、ハラスメントを許さないという本市の決意を内外に示すこと」との答弁がありましたが、一昨年発生した市職員の死亡事案を発端とする一連の経過、さらには上記の思いを踏まえれば、条例にはその意思を広く示す”前文”を置くべきではなかったかと考えるが、市の考えを伺う。
Q3:ハラスメント防止に向けて重要なのは「無知」と「無自覚」の排除にあり、職員全員が常に新しい知識と高い倫理観を持ち続けられるための定期的な研修等を実施することは極めて重要と考えるが、対応されるのか。
Q4:本会議の質疑において、第7条(職員に対する指針)にある「指針」に関し、「条例を基本として、指針が実務上の具体的手順を補完するものと考えている」とあったが、「指針」とは、職員が正しい知識と共通認識を持つためとして現在策定されている、「敦賀市ハラスメント防止に係る指針」とは全く異なるものを定めるとの趣旨で良いか。
Q5:申出(相談又は通報)は、誰でも広く行える必要があるとともに、申出のあった事案には原則全て対応することになるのか、考えを伺う。
Q6:報告のあった事案は「原則調査」するとのスタンスのもと、調査に至らない事案に対しても何らかの対応をすべきと考えるが、本条例を制定することによって、これに資する対応となるのか伺う。
Q7:本条例を受けた、市立敦賀病院の対応方針を伺う。
(まとめ)
昨日の豊田議員の質問の最後に市長から、「今後の組織に生かし続けることが市長、組織の償いであり責任である」との言葉がありました。組織の風土を変えるというのは並大抵のことではありませんが、さまざまなチャンネルから届く声に丁寧に耳を傾けつつ、市長には今後も信念をもって取り組んでいただきたい。
この後、本条例案は委員会審査がされた上で、採決に進むことになりますが、可決・制定した暁には、敦賀市議会・敦賀市ともに防止条例制定となります。
教育委員会や敦賀病院を含め、規範となるべき我々、また大人が個人の人格や尊厳を守り、人格を尊重することに取り組む姿勢は、広い意味で、子ども達の「いじめのない学校」などにもつながっていくとも考えます。
そうした不断の思いのもと、「ハラスメントのない市役所」「ハラスメントのない敦賀市」「ハラスメントのない社会」に向けて取り組んでいただくことを強く求め、この質問を終わります。
2.市政施行90周年の取組について
Q1:市政施行90周年は、今後の敦賀市政においてどのような意味を持つ節目と捉え、現時点でどういった記念事業をお考えか、ご所見を伺う。
Q2:発言趣旨で述べたタイミングで迎える市政施行90周年を一過性の式典やイベントで終わらせるのではなく、90年の歴史を振り返り、現在を見つめ、「10年後(100周年)」を市民とともに考える機会にすべきと考えるが、そうした基本認識に対する考えを伺う。
Q3:その上でまず、90周年記念事業の基本コンセプトが必要であり、市民参加型・公募型でキャッチフレーズ(例:つなぎ、ひろげ、未来へ。敦賀90年。)やロゴを募集し、採用されたデザインを広報誌や公式グッズ、公共バス・公用車ラッピングなどに活用し、市民の一体感を高め、周年を通して機運醸成を図ってはどうか、お考えを伺う。
Q4:「誰のための90周年なのか」を考えた場合、子どもから高齢者まで幅広い層が主体的に参加により、一体感を醸成するため、「10年後の敦賀をどうしたいのか」の市民提案を広く募集する「敦賀100年への未来宣言」のような取り組みを提案するが、お考えを伺う。
※「市長への提案メール」とは区別化し、あくまでも未来志向の提案
Q5:人口減少が進む中において、次代を担う若者が「敦賀に住み続けたい」「敦賀に戻ってきたい」と思えるまちづくりを進める観点から、若者自身が敦賀の将来を考え、政策形成に参加する仕組みが必要と考える。90周年を契機に「(仮称)つるが若者未来創造会議」を設置し、政策提言してもらう仕組み(予算化まで、以降継続)を構築することを提案するが、考えを伺う。
(まとめ)
いうまでもなく、若者は地域の宝であり、また「地域づくりは人づくり」と言いますが、これまで、そして今も本市を支え、さらなる発展にご尽力いただく市民の皆様に感謝の意を込めて、またこうした周年に合わせて一体感醸成をし、ともに進むための90周年となるよう、今回ご提案したことをぜひ前向きに進めていただくことをお願いし、この項目を終わります。
3.敦賀市史の再編さんについて
※発言趣旨に書いた、市史完成に至るまでに“足かけ約8年”は、企画の立ち上げから数えると“約15年に及ぶ”ものであると、修正の上、発言。
Q1:発言趣旨で述べたことに加え、敦賀の地域史に深く携わっていただいている学術面における先生方の状況や本市学芸員の体制面なども踏まえ、『敦賀市史』再編さんを手掛ける時期が迫っていると考えるが、再編さんの必要性について、市の認識を伺う。
Q2:“深遠(はかりしれない)の歴史”を有する敦賀だからこそ、続く激動の時代の中で、祖先が守り続けてくれた歴史的遺産や文化財を後世に立派に伝えていかねばならず、そのため、ふるさとの生い立ちを正しく知り、現代に生きる私たちが未来を展望する指針となるよう、『敦賀市史』再編さんを企画し、例えば市政施行100周年にあわせて刊行されることを提案するが、市の考えを伺う。
(まとめ)
現在の市史は、近現代史、昭和60年の高速増殖炉もんじゅ建設前のところまでとなっています。この半世紀の空白を埋めるとともに、深遠の地域史をアップデートし、次代につなぐことは、現世を預かる行政のトップ、そして政治に携わる者が果たす役割と考えます。
米澤市長のご英断をお願い申し上げ、私の一般質問を終わります。
以上が、私の質問内容となります。
従前同様、「議論は是々非々かつ建設的に」臨むと、質問の冒頭に申し上げましたが、そのように質問できたものと自己評価するところ。
なお、実際のやり取りに関しましては、追って嶺南ケーブルネットワークの議会チャンネル(ch093)で再放送されるほか、市議会インターネット中継でも録画配信(多少お時間をいただきます)等がされますので、上記と照らし合わせてご視聴くださいませ。
一般質問は今日が最終日。
残る5名が登壇予定ですので、市民の皆様におかれましては、引き続き注視いただけますようお願い申し上げます。
2026年9月16日
ブログ 敦賀市議会
X(旧Twitter)の歴史ファンの間では大盛り上がりとなったよう、昨日は「※関ヶ原合戦」の日。
慶長5(1600)年9月15日、天下分け目の戦いとして名高い「関ケ原の戦い」は、中山道、北国街道、伊勢街道が交差する交通の要衝として賑わい、東西の結節点であった関ヶ原の地で行われました。
※ 旧暦と新暦の違いにより、関ヶ原合戦の本当の日は「10月21日」
古くは、日本武尊のゆかりの地であることや壬申の乱の戦場となるなど、日本史の重要な舞台となったこの地であった「関ヶ原の戦い」は、全国の武将が東西両軍に分かれ、それぞれの忠誠、友情、策略、葛藤を抱えて激突した「天下分け目」の戦いであり、のちに260年以上続く天下太平への幕開けとなる大きな転換点となったことは誰もが知るところ。
「いざ関ヶ原へ!」と、名だたる武将が関ヶ原に集結する中、敦賀から参戦した大谷吉継の人物像は、「関ヶ原観光ガイド」に次のように記載されています。
壮絶なる「男の美学」
大谷吉継は、親友の石田三成に徳川家康との戦いを打ち明けられた時、無謀な戦いであることを説き続けました。しかし、三成の“義”を貫こうとする決意は固く、吉継は友である石田三成のためにも、病身でありながら合戦に参加します。関ケ原合戦では、多くの武将達が自らの利益のために参戦していたといわれています。そんな中、“義”という目に見えない価値のために死を選んだ吉継の生き様は、まさに男の美学といえるでしょう。
実は、昨年もこのご紹介をしたところですが、こうした評価がされる吉継には全国的に「女性ファン」が多く、先月開催した気比史学会の市民歴史講座にも「吉継の話を聞きたい」と、県外から複数の女性参加があったもの。
そんな吉継を羨みつつ、優れた軍采を持ち、敦賀のまちの礎を作った“最後の敦賀城主”に対し、感謝と敬意をもって偲ぶところであります。
さて、そうした歴史に思いを馳せる中、敦賀市議会で始まったのは一般質問。
初日の昨日は、6名が登壇され、本市職員の死亡事案に対する和解、今後の地域防災対策の在り方、氣比の杜整備構想、リラ・ポートとリラ・グリーンの指定管理、駐車場政策、活断層の長期評価と防災、についてなど様々なテーマが取り上げられました。
※記載したテーマは、各議員が通告した1番目の項目
それぞれ市民の皆様から寄せられた声をもとにした、あるいは関心の高いテーマが続き、メモを取りつつ拝聴した次第です。
そうして、2日目の今日は私も登壇予定。
本日の4番目ですので、順調に進めば、昼二番(14時前後から)の時間帯になろうかと思います。
→発言通告一覧はこちら(今日は7番目の北條議員から再開)
なお、今回質問するのは、以下3項目。
1.「敦賀市長等及び職員のハラスメント防止条例」について
2.市政施行90周年の取組について
3.敦賀市史の再編さんについて
従前同様、議論は“是々非々かつ建設的に”を心がけ臨んでまいりますので、傍聴、ご視聴などいいただければ幸いに存じます。

【(再掲)本日以降の会期日程はこのようになっておりますのでご参考まで】
2026年9月15日
ブログ 原子力
14日に正式な発表があるとしていた中部電力浜岡原子力発電所の基準地震動(Ss)策定を巡る不適切事案について。
外部の調査委員会による報告書の内容が公表され、同社が基準地震動の策定過程で選定した代表波全225ケースのうち、208ケースが不適切な方法で選定されたと整理。
新規制基準適合性審査での虚偽の説明や、隠蔽工作といえる行為もあったことが確認されたとし、調査委は「極めて特異な考え方」が事案に通底する原因と断じました。
この公表を受け、経営責任を明確化するために林欣吾社長と勝野哲会長が9月30日付で辞任すると発表し、後任の社長に安井稔取締役・専務執行役員を充て、体制を刷新して経営改革を断行することとなりました。
同じ原子力産業に属する者として、本件は言語道断の事案であることは言うまでもなく、技術者倫理はもとより、こうした行為が社会からの信頼を失墜することになることを踏まえ、徹底した再発防止対策を講じていただきたいと強く思うところであります。
と同時に、浜岡原子力発電所の審査取り下げにより、再稼働が白紙状態となったことは、原子力を最大限活用するとの国策に大きく影響するものであり、極めて残念なこと。
こうして、既設原子力発電所の早期再稼働、2040年代に2〜5基の次世代革新炉開発を国策に掲げながら、思うように進まない日本に対し、生成AIの急速な普及により求めらる莫大な電力を安定供給するため、欧米列国では猛烈なスピードで、原子力による電源供給力の増強が進められているところ。
その様子は、原子力産業新聞(以下、原産新聞)に掲載される日々の“海外ニュース”を見れば手に取るように分かるところ。
→原産新聞の『LATEST NEWS』はこちら
その中でも、最近のニュースで驚いたのは、9月11日付の『米テネシー州 核融合専用規制で全米初のライセンス』のタイトル。
記事では、米テネシー州のB. リー知事が8月31日、テネシー州環境保全局(TDEC)が核融合開発企業のタイプ・ワン・エナジー(Type One Energy)社に対し、核融合装置の運転に必要な副産物物質ライセンスを発給したことを明らかにした。核融合装置に特化した新たな規制制度に基づくライセンス発給は全米初。
同州オークリッジ近郊にあるテネシー峡谷開発公社(TVA)のブルラン・エネルギー・コンプレックス(旧ブルラン火力発電所サイト)で進められる、ステラレータ技術[1]を採用した商用核融合プロジェクト「プロジェクト・インフィニティ」(Project Infinity)が今回のライセンス発給の対象。同プロジェクトは段階的に進められ、工学的検証・訓練用プラットフォーム「Infinity One」に続き、40万kWeの商用核融合設備「Infinity Two」の建設を計画している。

【「Infinity Two」の完成予想図(原産新聞より引用)】
プロジェクト・インフィニティは段階的に進められる。第1段階では、工学的検証・訓練用プラットフォームの「Infinity One」を年内に着工し、2029年の運転開始をめざす。続く第2段階では、「Infinity Two」を2028年に着工し、2034年の全面運転を計画している。タイプ・ワン・エナジー社の商業用地は、オークリッジ国立研究所(ORNL)、TVA、テネシー大学などとのプロジェクトを通じて核融合開発キャンパスとして整備される予定だ。
リー知事は、「テネシー州は原子力エネルギーの世界的中心地として、次世代の原子力イノベーションを牽引するために必要な人材、インフラ、規制の枠組みを整備している。核融合のような新技術に向けた明確な道筋を示し、今後何世代にもわたり信頼性が高く豊富なエネルギー源を推進している」と強調した。
<引用終わり>
日本では遠い先のことに思える核融合炉が、すぐそこに現実のものになろうとしている米国との違いに落胆もするわけでありますが、見習うべきは結びにあったリー知事の考え。
私が以前に議会で意見した「敦賀を“エネルギーの未来都市”に』はまさにこの考えと類似するものですが、原子力開発分野でこうして国を挙げて大きく先を行く米国を始め、欧米、中国、ロシアなどとの差は、そのまま国力の差につながるものと、大いに危惧するもの。
そうした考えに立てば、冒頭の中部電力の問題はあるとて、浜岡原子力発電所を無くしてしまって良いとは決してならないと考えます。
再申請、その先の再稼働を目指す、地元の敦賀発電所2号機も同様でありますが、時間を要したとしても、明らかな科学的根拠をもって審査をクリアし、地域や国民からの信頼を得た上での戦線復帰を期待するものであり、おそらく忸怩たる思いを抱えているであろう、浜岡原子力発電所で働き、技術者としての倫理観をもって日夜懸命に現場を守る皆様に対しエールを送る次第です。
2026年9月14日
ブログ 地域コミュニティ
選挙戦の過程を含め、非常に注目していた沖縄県知事選挙。
その沖縄県知事選は昨日、投開票が行われ、新人の“古謝げんた”氏が見事当選を果たしました。
古謝氏のご当選に心よりお祝いを申し上げるとともに、選挙戦で訴えた、これまでの県政からの変化、県民生活の向上や経済振興をはじめ、沖縄が抱えるさまざまな課題の解決に向けて取り組まれることを期待いたします。
なお、古謝氏を推薦した国民民主党においては、選挙結果を受けて発表した榛葉賀津也幹事長からのコメントで、「基地問題をはじめとする諸課題についても、政治的な対立に終始するのではなく、国との対話を重ねながら現実的かつ具体的な解決を図っていくことが重要である」とありました。
対立からは何も生まれないことはもとより、とりわけ今の日本が置かれている安全保障環境を念頭においた“現実路線の”政治が求められるところであり、今後は、これから発足する古謝県政に注視する次第です。
さて、夜にはこうした吉報があったところ、日中は何とも心あたたまる機会に。
私の住むひばりケ丘町では昨日、毎年の慣例に習い、「敬老の日」前の日曜日にひと足早い「敬老会」(町が主催)を開催。
なお、町内の「千寿会」(老人会と言わない)においては、会長をはじめ、役員の皆さまの積極的な声かけにより、毎年会員が増えており、現在80名近くの会員数となっているところ。
千寿会自身でも趣向を凝らした行事を実施するなど、活動も積極的に行われていることが、私にとっての自慢でもあるわけですが、この「敬老会」にも広くお声かけいただいたこともあり、会場がほぼ満員となる多くのご来場がありました。

【多くの参加をいただいた会場の様子(ひばりケ丘町会館ホール)】
敬老会では冒頭、区長に続き、私も地元市議会議員としてご挨拶の機会を頂戴し感謝。
その後は、アトラクションとして、育成会の子ども達からは、敦賀市やひばりケ丘町にまつわるクイズ大会の後、心あたたまる感謝のお手紙。
特に、日頃から登下校の際に触れ合っている「見守り隊」の方々への感謝が述べられ、最後には、「将来、もしひばりケ丘町から出たとしても、今の感謝を忘れず、子ども達の見守り活動をしたい」との言葉に感動を覚えた次第です。
続くアトラクションは、“ツッチー”こと土屋尚樹さんの「ミニライブ」。
ご自身も17年暮らしたひばりケ丘町への思い、お亡くなりになったご両親との思い出なども語っていただきつつ、『ふれあい』(中村雅俊)、『無縁坂』(さだまさし)のギター弾き語りに続き、『故郷(ふるさと)』(文部省唱歌)は会場の皆で一緒に歌うなど、こちらは大変、やさしい気持ちになる時間となりました。

【土屋さん、誠にありがとうございました】
その後は、カラオケにビンゴ大会など、飲んで歌って大いに盛り上がる会に。
笑顔あふれる時間は、あっという間に過ぎ、閉会後にお見送りをしていると、皆さん口々に「楽しかったわ〜」、「来てよかった〜」などの言葉。
主催者冥利に尽きる「敬老会」になったと感じたところです。
冒頭に頂戴した挨拶でも申し上げたよう、大先輩方の敦賀市、ひばりケ丘町をお支えいただいたこれまでご尽力に敬意を表するとともに、末長くお元気に、笑顔でお過ごしになられますよう、心からお祈り申し上げます。
あわせて、挨拶でご紹介した元長寿世界一 泉重千代さん(120歳で死去)の“長寿十訓”にあった長寿の秘訣の第1条は「万事くよくよしないがよい」、そしてポイントは第9条の「歳は忘れて考えない」。
歳は重ねても心は「青春時代」(このタイトルの歌も皆で合唱しましたが笑)。
今日からも大いに語り、大いに笑って元気にお過ごしくださいませ。
<参考掲載>
泉重千代さんの“長寿十訓”。私も心がけます。

2026年9月13日
ブログ 敦賀の歴史・文化
敦賀の「おぼろ昆布」×ロックに「おぼ」れる
食と文化と音楽が混ざり合う、
地域密着ロックフェス第3回!
全国にフェスは数あれど、敦賀をまるごと味わえるのは「おぼろっく」だけ。金ヶ崎の海風を浴びて、地元の食と最高の音楽にどっぷり浸る2DAYS!
これは、敦賀市民文化センター発行したチラシにあった『おぼろっく2026 〜TSURUGA MUSIC FESTIVAL〜』の紹介文。
昨日と今日、敦賀音楽祭おぼろっく実行委員会が主催する『おぼろっく』が、同文化センターとお隣のきらめきみなと館を会場に開催されています。
実は、東京で働く長女が、敦賀の同級生と一緒に『おぼろっく』に“初参戦”するとのことで金曜の晩に帰省。
地元で開催されるフェスが帰省のきっかけになるという、こういう効果もあるのかと思ったところですが、1日目の昨日は楽しんできた様子。
これまで参加したフェスと比較しての“ご意見”が参考になったりもしましたが、今日も参戦するとのことで、もちろん長女のみならず全体が、会場周辺に設けられた食(飲食ブース)ともあわせて、大いに盛り上がることを期待する次第です。
さて、話は変わりまして、本日は1点、気比史学会が開催するイベントのご案内を。
これまで連綿と開催してきました敦賀市民歴史講座は、毎期、年間テーマを設けて構成しているところ。
今年度、第42期のテーマは、『信長から秀吉へ~そして家康へ―越前・若狭の武将たち―』。
本年1月からは、豊臣秀吉の弟、秀長を主人公に、NHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』が放映されていますが、今年度講座では、この放映にちなみ、豊臣兄弟が生きた時代における越前・若狭地域の武将たちの動向を通じて、地域の歴史的意義を再発見し、市民の歴史理解を深めることを目的とする講座を、多彩な講師陣により展開しています。
そうした趣旨のもと、ここまで3講は座学で開催してきましたが、次の「特別講」はフィールドワーク形式。
『羽柴兄弟とめぐる北近江の旅』と題し、9月27日(日)に開催予定としています。
開催概要としては、天下統一を成し遂げた羽柴秀吉・秀長に思いを馳せ、秀吉が柴田勝家軍と対峙するため、秀長が布陣した田上山砦(木之本)、「豊臣兄弟!北近江長浜 大河ドラマ館」(長浜の大通寺敷地内)などをめぐるもの。
なお、現在、参加者募集中で、まだ定員(25名)に対し余裕のあるところ。
ついては、以下に開催案内チラシを添付しますので、興味のある方は、ぜひとものご参加をお待ちしています。
※お申し込みは、チラシのQRコードからお願いします。

なお、何かお問合せがございましたら、以下アドレス(私の)まで連絡ください。
→問い合わせ先 yamatake@yamamoto-takeshi.net
なお、先日は下見に出かけ、当日ご案内いただく、奥びわ湖観光ボランティアガイド協会の会長さんと一緒に田上山を途中まで登ってきましたが、JR木ノ本駅から登り口までの風情ある街並みからは風情を感じつつ、中腹までではあったものの、この先に秀長が布陣した砦があると思うとワクワク感が大いに高まった次第です。

【田上山から木之本の町並みを望む】

【田上山前半の登り。最短ルートを行くので、しばらくは少し急です。】
田上山砦の後に向かう、長浜の大河ドラマ館とあわせ、戦国の世を感じつつ、季節は秋。
気持ち良いハイキング気分と重ね、ぜひいかがでしょうか?
申し遅れましたが、私はこの企画の事務局を担当していますので、皆さんとご一緒できることを楽しみに準備を進めてまいります。
2026年9月12日
ブログ 原子力
「絶対に忘れてはいけないこと」であり、「忘れられないこと」の一つ。
今から28年前の平成10(1988)年10月に発覚した『使用済燃料輸送用キャスクの中性子遮へい材データ改ざん問題』。
関係者の間では『原工(げんこう)キャスク問題』と呼ばれ、日本原子力発電株式会社(以下、原電)の子会社であった原電工事株式会社(以下、原工)が、原子力発電所の使用済燃料を運ぶ専用容器(輸送キャスク)を安全に運ぶため、外側に詰められている「中性子」を遮断するための樹脂製の遮へい材を製造・施工した際、検査において国の規定値(仕様)を満たすよう、数値を書き換えて記録(改ざん)したという不正問題。
これは、原子力発電に係る事業者としてあってはならないことであり、原子燃料サイクル事業,原子力発電事業に与えた影響が大きいことに鑑み,原電自らの問題として真摯に受け止め、事実関係の早期解明、科学技術庁に設置された調査検討委員会の検討への積極的協力、品質保証体制の見直しなどに取り組むとともに、原工と一体になって、一日も早い社会的信頼の回復に向けて、全力を挙げて取り組むとしたもの。
その後は、原因の分析と対策の立案、キャスクの安全性評価・分析、品質保証体制の見直しなど、様々な対応がされ、事態は収束したものの、結果して原工の社名は無くなり、同じ子会社の原電事業(後に原電エンジニアリングに社名変更)に吸収合併。
当時、社名が無くなるタイミングで開催された原工組合員に対する労組の説明会に、労働組合(原電労組)の役員をしていた私も同席した際、涙ながらに話す委員長の姿は今でも鮮明に浮かぶところであり、一つの誤った行為によって社会からの信頼を大きく失い、一つの会社を無くしてしまうことになるものと胸に刻んだことを思い返す次第です。
あわせて、月日の経過とともにこの問題を風化させることは決してあってはならず、今後も原電グループ全体で、この教訓を繰り返し認識することが必要不可欠と思うところ。
唐突に、なぜそうした過去を書いたのかといえば、大きく報道されている中部電力浜岡原子力発電所の問題と重なったから。
中部電力においては、以前に発覚した、浜岡原子力発電所3号機、4号機の地震動評価における代表波選定が、審査会合による説明内容と異なる方法や意図的な方法で実施されていた疑いがあることが確認された、いわゆる『新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案』について、再稼働に向けた審査を中断。
以降、中部電力が設置した外部の専門家による調査委員会が事実関係などを調べてきましたが、昨日11日、調査委員会から報告書を受け取ったと発表しました。

【浜岡原子力発電所全景(原子力規制委員会ホームページより引用)】
これを受け、中部電力が、同発電所両号機における審査の申請を取り下げる方向で最終調整していることが関係者への取材で分かったとのこと。
申請の取り下げは、廃止措置を前提にしたものではないとあるものの、近く正式に決定した上で、規制委員会に届け出る見通しとあり、これまで再稼働を目指して10年以上にわたり審査への対応などを続けてきたことが、振り出しに戻ることとなります。
前述の事案を間近に経験した立場として、キャスク問題と同様、原子力発電に係る事業者としてあってはならないことであり、「極めて残念でならない」の言葉しかありません。
現時点でこれ以上申し上げる立場でも、申し上げることもありませんので、まずは、14日に社長らが出席して開くとする記者会見に注視する所存です。
2026年9月11日
ブログ 敦賀市議会
定例会開会中は、基本、議会のことを中心にお伝えしているところ、昨日は同じ公務でも敦賀高校へ。
一昨年来、敦賀高校からのお声掛けにより、2年生の「公共」の授業の一環として、生徒の皆さんが作成する「請願」を敦賀市議会にて模擬審査する取組を続けており、3年目の今年もキックオフ。
取組の企画・運営は、議会運営委員会内に設置した「敦賀高校模擬請願ワーキング(以下、WG)」に委ねられ、議会事務局さんにサポートいただく形で、11月の本番実施に向けて、これまでも敦賀高校側と調整を進めてきたところ。
なお、WGメンバーは、山本貴美子議員、三田村りょう議員、私の3名。
そうした経過を踏まえつつ、昨日は、実質的な取組スタートとなる“オリエンテーション”を行いました。
このオリエンテーションに関しては、模擬請願審査のみを行うのではなく、生徒たちが請願を作成する段階から議会が関与していこうと、2年目から取り入れたものであり、具体的には、敦賀高校で行う授業に議員が参加をし、議会の視点でアドバイスをするもの。
ありがたいことに、その役割もWGの3人に与えていただいたということで、昨日は、キックオフとなる授業にWGメンバー3名+議会事務局2名で行ってまいりました。
学校に集合した後、ご担当の先生にご案内いただき、会場の「飛躍」(学内のホール)へ。
WGにて作成したパワーポイント資料の投影など、準備している間にも、にぎやかに生徒さん達が集まってこられ、会場がほぼ満席となる2年生3クラスの皆さんが集合。
礼から始まった授業の冒頭、先生から、我々3人をご紹介いただいたうえで、マイクをバトンタッチ。
あらかじめ決めた担当割振のとおり、順次、以下の内容を説明しました。
①議会の役割、請願審査の流れ(山本貴美子議員)
②請願作成にあたって(三田村りょう議員)
③敦賀市政のトピックスと課題発掘の視点(私)

【会場の様子】
100名以上の生徒さんを前に意気込みはしたものの、時間の関係から余計なことは言わず、従前からWG内で認識共有している「考えを押し付けない」、「発想は自由に」を念頭にお伝えした次第です。
説明の後は、生徒の皆さん個人あるいはグループ単位にてテーマを考える時間に移り、賑やかに話をしている様子を伺いつつお声掛け。
ただし、困っている様子の生徒はほとんどおらず、出番はあまりありませんでしたが…。

【活発に話し合う姿が嬉しい限り】
こうして50分の授業は“あっという間”に終わり、最後はお礼を頂戴し、オリエンテーションを終えた次第です。
賑やかな生徒さんが退室した後の会場は、嵐の後の静けさといった感じでしたが、元気な高校生の姿を嬉しく思いつつ、お伝えしたことが少しでも今後の糧になればと。
また、こうした機会を与えていただいことに感謝するところ、ありがたいことに、10月15日には再び学校へ。
今度は、オリエンテーションを踏まえて、生徒さん達が請願を作成する中間段階で、WGメンバー+高城庄佑議員の4名で学校に伺い、生徒の相談に乗るような形でアドバイスをするというもので、時間は2時限分。
次回も「押し付けない」を念頭に臨んでまいります。
なお、昨日ご紹介した、来週行われる一般質問における自身の質問項目のうち、「2.市政施行90周年の取組について」では、“90周年を契機に「(仮称)つるが若者未来創造会議」を設置し、政策提言してもらう仕組み(予算化まで、以降継続)を構築すること”を提案することとしています。
同じくちょうど昨日の福井新聞には、「市長と語る会」に参加した市内の高校生より、“高校生がアイデアを競う「プレゼン甲子園」のような場を設け、優れた提案に補助金を出す仕組みを提案した”とあり、自身の思いと重なるところ。
この模擬請願審査の取組も「わが町のことを自分ごととして考え」、そうした機運を高める一助になるのではと思い、以降も積極的に進めてまいる所存です。

【敦賀高校は我が“母校”。帰り際に見つけた石碑を眺めつつ、長男の高校野球以来?の校歌を口づさみました。】
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