「現場力」に支えられ、コロナ禍でも進む市内大型工事

ブログ まちづくり

いよいよ今日から「GoToトラベル」が開始されます。
 
政府の旅行支援事業として早くから名前の挙がっていたこの事業でありますが、ひとり30万か10万かで急転した国の「特別定額給付金」に続き、対象都道府県の範囲やキャンセル料の補償などを巡り、こちらもドタバタの制度設計の中での開始となりそうです。
 
ある新聞では「GoTo見切り発車」などのタイトルまで付いていたりする訳ですが、私は、困窮する裾野の広い旅行・観光産業を「見殺し」には出来ない訳であり、「コロナとの共存」や「新たな生活様式」を謳う以上、旅行に行く側も受け入れる側も、或いは直接接しない方であってもそれぞれの立場で適切なコロナ対策を講じ、実施すれば良いとの考え。
 
いずれにしても、1兆3,500億もの巨額の予算を投じる事業。
 
結果して、国民が「やって良かった」と感じられるよう責任ある国の姿勢と対応を期待するところであります。
 
さて、ついついコロナの話題を選択してしまう訳ですが、本日はタイトルにもあるよう、コロナ禍でも着実に進んでいる市内の大型工事をご紹介させていただきます。
 
ひとつ目は、これまでも何度か紹介しております「市庁舎建設工事」。
 

【建屋の鉄筋工事が進む工事現場】
 
写真は、昨日市役所に寄った際に、立体駐車場屋上から撮影したものです。
 
ほぼ全エリアに鉄筋の柱が立っており、3月16日に議員説明会で現場確認をした時と比べても進捗は明らか。
 
現場を囲う塀で外からはまだ見えないのですが、もう少ししますと鉄筋柱がニョキニョキと顔を出すと思いますので、市民の皆さんも市役通りを通行の際は注視いただければと思います。
 
この新庁舎建設工事は今年度末までに完成、来年度供用開始となります。
 
参考まで、市庁舎建設工事に関する市のホームページをリンクしておきます。
 →→→市庁舎建設工事の進捗状況はコチラから(タイムラプス動画もあります)
 
ふたつ目は、「角鹿小中学校新築工事」。
 
角鹿中学校校舎の老朽化への対応や児童生徒のより良い学習環境の向上等を目的に、角鹿中学校区内の4校(敦賀北小、赤崎小、咸新小、角鹿中)を統合した小中一貫校を令和3年度に開校するとし、現在新築工事が行われているもの。
 

【完成イメージ】
 
ちなみに、同校の設置に向けては、新築のハード整備に加え、課題の解決や準備事項について検討・調整を行うため「準備委員会」を設置のうえ、さらに「総務部会」、「学校運営部会」、「PTA部会」、「施設整備部会」の4つの部会を設け、各検討事項について協議を進めておられます。
 
現場工事の状況については、これまた市のホームページにドローン撮影なども含め、丁寧に紹介されている訳ですが、特徴的なのは学校の校門脇に「現場進捗モニター(勝手に命名)」を設けていること。
 

【不審者看板の右にあるのが「現場進捗モニター」】

【モニターには、最新の状況が写し出されています】
 
現在、基礎工事まで順調に進んでいる様子が伺えますが、こちらも工事期間は令和3年3月までということで、子ども達の新たな学びの場の設置に向けて安全作業をお願いするところであります。
 
こちらも参考までに、本新築工事に関する市のホームページをリンクしておきます。
 →→→角鹿小中学校新築工事の進捗状況ページはコチラから(ドローン撮影動画もあります)
 
敦賀市においては、北陸新幹線延伸工事が最も大きなプロジェクトな訳でありますが、コロナ禍にありながら、昨日の国道8号空間整備を含め、こうして同時期に行われる市内の大型工事が順調に進んでいるのも、現場を預かる工事会社、作業員の皆さんおひとりお一人の高い安全意識(コロナも労働災害も)の賜物だと思います。
 
また、担当する市の担当部署のほうも、通常に加え、工事現場からコロナ感染者を発生させないと普段以上に気を使いながら工事監理にあたられていることと存じます。
 
コロナ対策を講じつつ、労働災害のリスクが高まる夏季を迎えておりますが、どうか関係者の皆さんには何を置いても「安全最優先」で作業を進めていただきますようお願い申し上げます。
 
多くの方の技術と思いが込められ姿を見せつつある大型工事であり、その姿には「変化」という期待感が湧いてきます。
 
そして、完成した暁に、それぞれに「新たな息吹」を吹き込んでいただくのは、それらを利用される「市民の皆さん」です。
 
先にご紹介しました市のホームページなどもご覧いただきながら、完成するまでのワクワク感を共感し、ともに見守っていただければ幸いに存じます。

変化を静かに見守る「気比神宮の大鳥居」

ブログ まちづくり

天気予報によると、北陸地方の梅雨明けは例年より遅いとのことですが、本当かな?と思うほどの晴天続き、しかも暑い。。。
 
それもそのはず、気象庁データによると、昨日の敦賀の最高気温は33.2度(11時38分)、それだけでなく最低気温が25.5度(0時08分)、湿度は65〜80パーセント近くであったとのこと。
 
気温30度を超える「真夏日」に加え、夜間の最低気温が25度を超える「熱帯夜」になっていることにも念頭に、屋外は勿論のこと、室内でも起こる熱中症に留意し過ごさねばなりませんね。
 
そう言って、本日のデータを確認すると、既に最高気温が29.2度(0時25分)、最低気温が27.8度(5時)となっていますので、より一層のご注意を。
 
さて、話しは変わりまして、このうだる暑さと湿気の中にあっても、着々と市内の大型工事が進められています。
 
これまでも何度かご紹介してきているのですが、今日ご覧いただくのは「国道8号空間整備工事」。
 
アルプラザから気比神宮(正確には郵便局本局)までを2車線化するとともに、景観を整えつつ歩道を拡張するというもの。
 
北陸新幹線敦賀開業を見据えた受け皿づくりの一環として、8月末までの完成を目指し工事が進められておりますが、いよいよその姿が目に見えて現れてきました。
 
既に通行の際にご覧いただいている方も多いかと思いますが、このような感じになっています。
 

【本町通り側から気比神宮大鳥居を望む】

【大鳥居前から神楽通り側を望む】

【本町通り(秋吉前)のバス停付近】
 
事前に確認していたイメージ図とほぼ同じ(当たり前か)ですが、思ったより下敷きのレンガの色が明るく感じられるような。
 
本町通りの車線整備はほぼ完了しており、車で通行すると余り変化や違和感はないのですが、実際歩いてみると車線減少した分、横断歩道を短時間で渡ることができ、狙いのひとつである、お年寄りなどの安全対策につながるものと感じたところです。
 
気比神宮前の交差点に関しては、視覚的に見ても歩道部分が大きく張り出していることから、「交差点をあんな狭めてバスが曲がれるのか」、「敦賀まつりに影響があるのでは」などの声も頂戴しておりますが、ご心配なく。
 
交通の妨げにならない設計は当然のこと、神宮前で行われる敦賀まつりの諸行事に関しても関係者と協議のうえ決定しています。
 
そして、そもそも、交差点を小さくするというのは気比神宮と神楽通りの接続をスムーズにするとの狙いもありますので、そういった視点でご覧いただければと存じます。
 
コロナの影響により今年は中止となりましたが、例年9月に開催される敦賀まつりまでに間に合わせるよう、8月末までに完了させるとの工程は変わらず進められてきている工事。
 
以前のブログにも書きましたが、正直、批判の声を受けることの方が多いこの整備工事ですが、こうして現場を歩き眺めながら、特に拡張する歩道エリアをどうやって活用するか、自分なりのアイデアを考えてみるというのはワクワクするものです。
 
また、この工事の状況や徐々に姿を変える交差点の様子を、「気比神宮の大鳥居」が静かに見守ってくれているようにも感じます。
 

【変化を見守る大鳥居】
 
このまちの課題でもある、アーケード街からいかに敦賀のシンボル「気比神宮」までつないでいくか、大鳥居も喜ぶような賑わい創出のためには、このエリアを「市民の皆さんが楽しめる場」としていくことが何より重要です。
 
皆さまにおかれましても、大きく変化を遂げつつある場所に創造を巡らせていただき、プラス思考のご意見を是非とも頂戴できればと存じます。

地域行事も「コロナと熱中症対策」を十分に

ブログ 地域コミュニティ

「やられたらやり返す、倍返しだ!」のセリフで有名なTBS系ドラマ「半沢直樹」の第2幕が始まりました。
 
実は、このシリーズの原作となっている池井戸潤の小説に一時ハマり、片っ端から読んだ中に、今回のドラマの元となっている「ロスジェネの逆襲」「銀盤のイカロス」も含まれている訳ですが、それはそれとして、小説のシーンさながらの出演者たちの演技、ジェットコースターのように目まぐるしい展開など、食い入るようにドラマを見てしまいました。
 
決めゼリフのシーンが流れると、SNS上では、「ラストに来たー!」などの声が多数上がり、何とTwetterでは「#半沢直樹」が世界トレンド1位になったとか。
 
当面、日曜夜9時はこのドラマを見ることになりそうですが、この「倍返し」だけは食らわないよう、自身の振る舞いや何事も「筋を通す」ということに気をつけていきたいものです。
 
さて、昨日の日中は、町内の資源回収に参加。
 
ひばりヶ丘町では春と秋の年2回、新聞・雑誌に加えダンボールの回収を行っている訳ですが、コロナに配慮し、春の回収は見送っていたところ。
 
また、育成会がメインで行うということで、いつもはお子さんも大勢参加されるところ、ここもコロナを踏まえ、今回はお子さんの参加は控えていただき、親御さんと区の役員中心に行った訳ですが、いつもよりお父さん方の参加が多かったように感じました。
 
春の回収を見送っていた分、やや回収量も多く積載車に乗り切るかと心配しましたが、そこは業者さんの腕前、新聞・雑誌は荷台にしっかり納まり、これにパッカー車2台分のダンボールを回収し、約2時間で作業を終えることが出来ました。
 

 
それにしても、「皆さんの日頃の行いが良すぎる」とどなたたが仰っていた通り、久しぶりの晴天に強い日差し、気温が作業開始の9時時点で29度の暑さ。
 
梅雨の湿気も合間って、少し動くと汗が吹き出す状況の中、皆さん木陰で休憩を取りながらの作業となりました。
 
マスクも「(熱中症に配慮し)是が非でもつけっぱなしでは無く、状況を見て外してください」と区長からの言葉もあり、ソーシャルディスタンスが確保出来る場所でマスクを外すと、肌にべちゃつく媒体もなく、新鮮な空気を思いっきり吸えることの何と気持ち良いこと。
 
こまめな水分補給とも合わせ、昨日の作業では誰ひとり体調不良などなく終了しましたが、やはり例年の熱中症対策に加え、この「マスク着用」による影響に配慮した行動が大切であることを身を持って体験しました。
 
マスケットやフェイスシールドなどを使用し、熱中症対策を徹底する作業現場などと異なり、対策や配慮が手薄になりがちな地元行事。
 
今後、夏本番を迎えますが、徐々に再開されていく方向の地域行事に関しては、ボランティアで支える方々の安全を第一に、くれぐれも「コロナと熱中症対策」の両輪を意識のうえ、これも「新たな行動様式」とご理解のうえ対応いただけますようお願いしたいと存じます。

健全な精神は、健全な肉体に宿る

ブログ

昨日開幕した福井県高校野球大会。
 
福井県営球場では、開始が3時間遅れとなった影響により第3試合を本日に組み換え、敦賀市総合運動公園野球場は同じく、開始は遅れたものの予定していた2試合を実施。
 
敦賀の第2試合には、地元敦賀工業高校が金津高校と対戦。
試合の状況は、「福井新聞D刊」の1打席速報にて逐次確認していましたが、2-2の行き詰まる接戦から金津のサヨナラ勝ち、敦賀工業は惜しくも初戦で姿を消す結果となりました。
 
この敦賀工業には、長男と小学校から同じで、中学校でも野球部でともに戦った同級生が複数居たりと、身近に感じるチームであっただけに大変残念ではありましたが、昨日述べましたように、勝負に負けても「価値」は必ず残ります。
 
保護者の皆さんを含め、昨日まで過ごしてきた時間に対し、掛けられるのは労いの言葉くらいしかありませんが、選手たちには次なる場に向けた成長を大いに期待したいと思います。
 
さて、梅雨空が続く中、午後からは僅かに晴れ間が見えるなど、天候はやや回復方向。
 
球児の奮闘に刺激を受けた訳ではありませんが、雨や曇天で気が乗らず、しばらくサボリ気味であったウォーキング(時折ジョギング)に夕方出掛けました。
 
選択するコースは、なるべく負荷を掛けるという意味もあり、大体がウチから黒河林道入口までを往復する8キロ強の上り下り。
 
この日も同じコースを行くと、野坂、長谷、御名と続く田んぼの緑、近づく野坂山、黒河川の流れと、田舎の自然にホッと癒されました。
特に林道入口の飛び込み滝(勝手に呼称)の水量の豊富さには、この自然の流れが雨天続きの天候を表しているものと感じた次第。
 

【長谷の田んぼ。「これが緑!」って感じの一面緑のじゅうたん】

【映像でないのが残念ですが、水の落ちる音は迫力のある音量となっていました】
 
ウォーキングの効果は、今さら説明する必要もないほどですが、肉体的なことは勿論のこと、こうして自然を感じながら、ここに住んでいることに充足感を得ることが出来たり、見知らぬ人とも交わす挨拶が気持ち良かったりと、何か心身の「心」の部分で満たされることが大きいのかなと、いつも感じるところです。
 
昨日は、人気若手俳優の三浦春馬さんが自殺で亡くなったとのニュースが飛び込んできて驚きましたが、原因はともかく、やはり生きていくうえで何を置いても大切なのは「心身の健康バランス」だと思います。
 
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」は、古代ローマの詩人・ユウェナリスの名言。
 
現代の意味は、ユウェナリスの意図と違うとの一説もあるようですが、そこは置いておきまして…。
 
本日の敦賀は朝から晴天。
 
心身が健康であることに感謝をし、今日という日に何かひとつでも得られるよう、一歩づつ歩みを進めるのみであります。

本日「福井県高校野球大会」開幕!すべての球児、マネージャーにエールを送ります!

ブログ 敦賀と野球

本日、いよいよ「福井県高校野球大会」が開幕します!
 
春の選抜大会に続き、次こそはと目標にしていた「夏」への挑戦の場までも新型コロナウイルスによって閉ざされた高校球児。
 
聖地「甲子園」を目指し、練習を積み重ねてきた彼等の無念や思いは、当事者の彼等にしか分かりません。
 
従って、私たちが軽快にその思いを語ることは出来ませんし、語ってもいけないとずっと思ってきましたが、本日無事に「夏」の代替大会が開幕を迎えられることで、少し胸のモヤモヤが晴れるような気がしています。
 
福井県内においては、小康期を経て新型コロナ新規感染者4名が確認されている状況ではありますが、早くに県独自の代替大会開催を決定、背番号を付けた選手の保護者の観戦を可とすることを決断された福井県高校野球連盟並びに関係者の皆さんには心より感謝申し上げます。
 
これにより、今や懐かしい球場の雰囲気を味わい、グランドを駆け巡る選手の様子を生で目に焼き付けることが出来ることに一保護者として幸せを感じるところであります。
 
昨日の地元紙には全出場校30チームの紹介も掲載されましたが、各チーム主将の豊富には「野球が出来ることへの感謝」との言葉が大変多く書かれており、この大会が持つ意味を個々の選手、チーム全体で噛み締めているように感じられました。
 
ある指導者の方が仰った言葉、今日からの1試合1試合で勝ち負けがついたとしても、チームに必ず残るのは「価値」だと。
 
まさにその通りだと思います。
 
言葉では表せない思いを経験した選手の皆さん、マネージャーの皆さんにとって、これからの人生の糧となるような一生の思い出に残る大会になればと切に望みます。
 
息子が所属する敦賀高校は、大会前唯一の対外練習試合を先の日曜日に実施。
 
相手は滋賀県立伊香高校。
 
隣県隣町の旧木之本町(現在は長浜市)にある伊香高校は、数年前に敦賀高校の練習場所であった市営球場が突如として使用禁止となった際、毎日峠道を越えマイクロバスで通い、ともに練習させてもらった高校。
 
同じ県立高で、過去甲子園にも複数回出場していることに加え、今年は春の選抜大会21世紀枠の全国9校(敦高は北信越、伊香高は近畿ブロック選出)に残りながらも、一歩届かず涙を飲んだ、同じ境遇を味わったもの同士。
 
そして、双方を引き合わすかのように、3年生にとって最後となる練習試合をこの両校で行うということで、何か人生の巡り合いのようなものを感じながら、私も久々の野球観戦をさせていただきました。
 
試合は、敦高が序盤リードをしながらもミスを逃さず伊香高が逆転し、そのまま勝利。
 
勝敗に関係なく、球児がユニフォームを汚し、溌剌とプレーする姿に心が洗われるような清々しい気持ちとなりました。
 
そして何と、最後に両校の監督さんが企画したサプライズ!
 
先に述べた関係、味わった境遇から、3年生全員に記念Tシャツのプレゼントと監督さんからの温かい言葉が掛けられました。
 


 
胸には、手を繋ぐように「IKA」と「TSURUGA」の文字、真ん中には「絆」、左肩には両校が選ばれ、逃した21世紀枠を意味する「21」、そしてカラーはコロナを忘れない、医療従事者への感謝の意を示す「ブルー」と全てにおいて意味の込められたものでした。
 
その日の試合展開のように、野球も人生もピンチの時もあればチャンスもある。
今年のかつて無い経験は、この先の人生において必ずや生きる時が来る。
野球を通じて得たチームメイトや伊香高、敦高との人間関係は宝物、これからも大切に。
 
本当に素晴らしい企画、素晴らしい言葉を掛けてくださった指導者の方々に感謝しかありませんでした。
 
奇しくも滋賀県大会も本日開幕を迎えます。
伊香高校の初戦は大津商業。
秋の実力そのままに一戦でも多く勝ち上がることを祈念しています。
 
これは敦賀高校の経験ですが、おそらく各校には各校の準備やドラマがあって、この日を迎えているのだと思います。
 
甲子園では無いけれど、今日からの1試合1試合は紛れもなく「球史に残るもの」であることは間違いありません。
 
目の前の白球を全力で追い、がむしゃらにプレーする、ベンチでグラウンドでチームメイトと歓喜の声を挙げる、そんな当たり前の姿を見せてくれれば、親は本望です。
 
ありきたりのエールしか送れませんが、この福井県大会に感謝をし、プレーする全試合の選手諸君を応援します!
 
頑張れ!すべての高校球児、すべてのマネージャーさん!

今夏の「気比の松原」は特別ルール。切に安全を願う。

ブログ 政治

連日、ニュースが途切れることのない新型コロナウイルス感染。
 
東京都内の新規感染者は過去最高の286人に上り、軽症者の宿泊療養の受け入れ体制はホテルの切り替え時期と感染者急増が重なって逼迫していることや医療機関の病床確保数の引き上げも当初予定より時間が掛かるなど、綱渡りの状況にあるとのこと。
 
これに加え、昨日、新規感染者が確認された都道府県を数えてみると何と「31」。
 
数の大小はあれど全国的に感染拡大が広がっていると見るのが普通の感覚かと。
 
そんな中で、問題として取り上げられている観光支援事業「Go To トラベル」の運用に関し、政府は東京都を発着とする旅行を割引対象から除外して、予定通り来週22日から実施する方針を決めたとのこと。
 
「現下の感染状況を踏まえてそういう判断になった。専門家の議論を踏まえ実施したい。」との赤羽国土交通大臣の言葉もありましたが、東京都での感染者は増加傾向にあった時期に「Go To」の前倒しを決めた時点で、私は、政治が「予見」を持って「覚悟」を決めたのだと受け止めておりましたが、まだブレる余地、含みがあるような発言を聞くに、どうもそうではなさそうです。
 
ひとり10万円の特別定額給付金でもあったように、施策のブレ、急旋回の影響や混乱は、業界や行政はもとより、結局は国民にしわ寄せが来ることを経験した訳ですので、ここは、政治が国民に対する説明責任と覚悟を持って対応いただかねばと考える次第です。
 
さて、観光と言えば、敦賀の海でありますが、既に最も有名な「気比の松原」海水浴場が海開きをしないことは以前にも述べた通り。
 
しかしながら、付随する問題としてある「駐車場」に関しては「開放」するとしています。
 
私は、水晶浜や若狭和田など嶺南の有名どころの海水浴場が、駐車場も含め開設しないとしている状況を踏まえ、この松原駐車場(花城を含む)を開放、しかも無料となれば、必ず市外者、県外者が集まってくることは「予見」出来る訳であり、感染予防のため海開きをしないという判断と矛盾するのではないか、市民の皆さんにも不安を与えるのではないかとの考えを持って、つまりゴールデンウィークの時のように「覚悟」を持って「駐車場も閉鎖すべきではないか」と以前に市のほうに意見したことがあります。
 
その際の回答としては、関係機関や地元とも「協議する」とのことでしたが、その後開催された6月定例会の場では、他議員の一般質問に対し「駐車場は開放」する、理由は「松原駐車場は松原公園を散策する人も来る。花城駐車場は、こどもの国に来る人もいるから」との回答がされました。
 
ある意味、私にとっては施策の「矛盾」、或いは満杯になることが容易に予想される「駐車場の混乱」や「トラブル」の発生への対応など、懸念が尽きませんが、その点は、市も「覚悟を決めて」開放する以上、必要な対策は既に取られているものと受け止めるしかありません。
 
そうした観点から、既に松原公園内の道路沿いに「駐車禁止」の看板を設置したことは確認していたところですが、昨夕、帰り際に松原公園内を通ると「海水浴場を開設しない」旨の看板がいくつも取り付けられていました。
 


 
片や、ここは駐車場も閉鎖する「田結海水浴場」。
 

 
感染防止対策として決断したことが、強く伝わるのはどちらでしょうか。
 
いずれの場合も関係者の皆さんが苦渋の判断をされていることは理解をしつつ、誤解や不安を生まない、一貫性ある施策の実行とは何か考えさせられるところです。
 
私にとって「特別ルール」で迎える今夏の「気比の松原」ですが、敦賀のシンボルであり、憩いの場でもあるエリアが、事故やトラブルなど混乱の場所に化すことのないよう、切に「安全」に乗り切ることを願います。

「敦賀市総合計画審議会」市民参画と多角的視点が重要

ブログ まちづくり

これからの敦賀市をどのようなまちにしていくのかを示す、将来に向けたまちづくりの指針となるのが「総合計画」。
 
敦賀市においては、この「総合計画」について、現行の「第6次総合計画」の計画期間が令和2年度末となっていることを踏まえ、現在「第7次」の策定に向けた検討が進められているところであり、本日はその内容をご紹介したいと思います。
 
まず「総合計画」についてですが、市のホームページを引用させてもらうと、将来を見通す期間や内容によって、基本構想、基本計画、実施計画の三本立てとなっており、それぞれ以下の意味合いを持ちます。
 
(1)基本構想
 基本構想は、10年後といった長期のまちづくりのビジョンを定めるものです。
(2)基本計画
 基本計画は、基本構想のまちづくりのビジョンを実現していくためには、5年間という中期的な視点に立って、政策分野ごとにどういった方向に進めば良いかといったことを定めるものです。
(3)実施計画
 実施計画は、基本計画で定めた政策分野ごとの中期的な方向性に沿って、具体的な取組を定めるものです。
 
このような構成のもと、「第7次総合計画」の策定にあたっては、2月10日に市議会全員協議会の場にて基本構想(案)の説明を受けた後、広く市民の皆さんからの意見を集約し、反映するため、4月21日には「敦賀市総合計画審議会」を設置、以降これまで3回の審議を行ってきています。
 
この審議会は、産業、学識経験者、金融、労働、言論、住民、まちづくり、若者の各分野から選出された全21名の委員で構成。
とりわけ若者の分野においては、福井大学大学院(2名)、敦賀高校(4名)、敦賀気比高校(2名)の計8名が参画されているのが特徴的かと受け止めるところ。
 
昨日は、基本構想(案)の取り纏めがされる第4回審議会が開催されるということで、ここは「肝」になる機会かと傍聴してきた次第です。
 
この第4回では、これまでの審議会で挙げられた委員からの意見を踏まえ、5つに分類された「戦略(政策分野ごとの施策の方向性)」に反映した内容を確認のうえ自由に議論がされました。
 

【見えづらいと思うのですが、基本構想(案)はこのような内容です】
 
私が勝手にイメージする「審議会」は、進行役がリードする中で、委員からの発言もあまり無く、いわゆる「シャンシャン」で終わるんだろうなぁと思っておりましたが、何のその。
出席されたほぼ全委員から積極的に発言があったのと同時に、高校生も臆することなく意見提起、質問されるなど、良い意味で予想を裏切られました。
 
挙げられた意見の中で印象に残ったのは、次の通り。
(◉マークは一般、□マークは大学院生、高校生の意見となります)
 
【健康福祉分野】
◉介護をされる側だけでなく、介護する側の視点も必要。
□減少する労働力人口を生かすためには健康寿命を延ばしていく(介護人材を減らす)ことが重要。
 
【教育文化分野】
□歴史を今とつないで考える教育が必要。校外学習も継続性を持って、小学生も課題解決型の授業が出来ると思う。
◉50年前、小中学生だった頃は、原子力発電所が敦賀に建設されることで「夢のまちになる」と教えられた思い出があるが、それ以外に自慢できるものがなかった。そういう意味では、小中学校時代に「敦賀の良さ」や「敦賀を愛する気持ち」を持ってもらえるような取り組みが重要。
◉人道の港のエピソードは現代と適していない(内向航路のみ)が、保存なのかこの先に発展させるのか。
 
【産業観光分野】
◉観光分野は「集める」ではなく「集まる」との視点が大事。
◉相対価値ではなく、敦賀にしかない「絶対価値」をアピールしていくべき。
◉今ある資源の掘り起こし、活用と発信が苦手な敦賀の地域性を打破。
□ショッピングモールについては、必要と不要の両論あり←←←以前に市の方で検討したことがあるが、先方の経営戦略により誘致の可能性はゼロ
□若者が興味があるのはショッピングモールの中にある流行の店であり、モールでなく商店街でもその役割は果たせるのでは。
 
【都市基盤分野】
◉公共交通機関の整備、ICT予約タクシーなどにより、マイカーありきの社会を変えていく(高齢化による事故や若年層の自動車保有低を見込み)
 
こういった意見・質問に対し、市の担当部署である「ふるさと創生課」より、行政側の受け止めや意見の取扱い(具体的施策への反映など)が示され、互いに理解し合った後、提示された基本構想(案)について採決が行われ、拍手により確認されました。
 
私感でありますが、コロナ禍の中での審議会で、止むを得ず書面での確認もあったようですが、第3回ではグループ討議、また敦賀高校の約230名の生徒に対しても基本構想(案)を説明する講演会を開催するなど、行政側の「市民の多様な意見を汲み取る」姿勢が感じられた次第です。
 
当たり前かも知れませんが、今も将来に向けても「良いまちづくり」のためには、市民の皆さんの「参画」と「多角的な視点」が欠かせません。
 
「総合計画」はこの先、確認された基本構想のもと、方向性を踏まえた施策について下期の審議会で確認していく流れとなっていますが、パブリックコメントもされるとのことですので、市民の皆さんにおかれましては、そういった場などを通じ積極的な意見提起をお願いしたいと思います。
 
私は私で、本計画を最終的に確認していく立場として、昨日傍聴した生の声も念頭に、しかと思考を張り巡らせていきます。

令和2年度版「防衛白書」。エネルギーと安全保障は国家の根幹。

ブログ 政治

「政権交代可能な二大政党政治」を実現するためには、国の根幹に関わる「エネルギー政策」と「外交・安全保障政策」は現実的なものでなければならない。
 
これは、私の考えの根幹にあるものであり、一地方議員であっても両者の動向には常に注視をし、現状認識をするうえでの情報把握に努めてきているところです。
 
そのような中、昨日は「令和2年度防衛白書」が閣議で報告され、了承されたとのニュース。
 
早速、防衛省ホームページにアクセスし内容を確認しました。
 

 
既に報道されている部分もありますが、私が確認したうえでのポイントはざっと以下の通り。
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◉中国の軍事的動向に対して強い危機感を示し、特に中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での度重なる領海侵入を「力を背景とした一方的な現状変更の試みを執拗(しつよう)に継続しており、強く懸念される」と非難し、昨年版の「力を背景とした一方的な現状変更の試みである」から記載のトーンを強めている。
◉新型コロナウイルスの感染拡大に関し、訓練中止など各国の軍事活動に影響を及ぼしており、感染拡大がさらに長期化した場合の国際的な軍事バランスの変化に注目している。
◉これについては、中国を名指し、「他国への医療専門家派遣や医療物資提供を積極的に行い、社会不安や混乱を契機とした偽情報の流布を含む宣伝工作なども行っているとの指摘がある」ことを紹介。さらには、「自らに有利な国際秩序・地域秩序の形成や影響力の拡大を目指した国家間の戦略的競争をより顕在化させ得る」と指摘している。
◉北朝鮮の動向は、昨年版と同じく「わが国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威」と評価。昨年5月以降に短距離弾道ミサイル発射を繰り返し、低空飛行するなどの新型の開発に成功した現状を解説のうえ、「攻撃態様の複雑化・多様化を執拗に追求」し、他国にとって「発射兆候の早期把握や迎撃をより困難」にしていると分析している。
◉韓国に関しては、韓国政府が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を一時決めたなどの課題を挙げたほか、昨年版には「韓国と幅広い分野で防衛協力を進める」といった前向きな記載があったが、今回は「分量の関係」(防衛省)で削除された模様。
◉北方領土や竹島(島根県隠岐の島町)は、例年同様に「わが国固有の領土」と明記している。
◉各国・地域との安全保障協力の章では、重要度に応じた記載順(同盟国の米国を除く)は昨年版に引き続き、豪州、インド、東南アジア諸国、韓国の順となっている。
◉新型コロナの感染拡大防止に向けた自衛隊の活動も詳しく記述した。政府が配備計画を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」については、配備プロセスの停止を決定したと紹介した。
◉巻頭の特集において、「新たな領域」として、各国は既に「宇宙、サイバー、電磁波」といった領域での攻撃力を高めており、我が国にとって脅威となりつつあることも紹介している。
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中国海警局公船の尖閣諸島周辺の接続水域航海は、7月14日時点で「92日連続」となっており、昨日は一時、領海に侵入するなど、白書では「事態をエスカレートさせる行動は全く容認できない」と非難していることも付け加えておきます。
 
これが新型ウイルス感染症が広がるさなかの現実であり、中国は国際社会の懸念を無視して、南シナ海の軍事化をやめないことに米国務長官が「違法な主権主張」とし、「『力こそ正義』といった勢力を完全に排除していく」とコメントしたことも当然のことと考える次第であります。
 
これに対し、中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は14日、日本の防衛白書について「偏見と虚偽情報に満ち、中国の脅威を煽り立てており、でっちあげの資料だ」と反発したうえ、日本側に「厳正な申し入れ」を行ったことを明らかにしたようです。
 
この発言を聞き、「どっちがでっちあげか」と思わず口に出してしまいました。
 
この白書は、ホームページでどなたでもご覧になることが出来、PDFファイルでの閲覧に加え、QRコード読み取りによる動画での説明紹介を導入するなど、広報の方法も改良が加えられています。
 
河野太郎防衛相は14日の記者会見で「なるべく国民に日本の防衛を理解していただけるように」と意図を説明されていますので、皆さんも是非「ざっと」で良いのでお目通しいただけますようお願いいたします。
 →→→防衛省「防衛白書」へのリンクはこちらをクリック
 
なお、この防衛白書は昭和45年(1970年)の発刊から今年度で「50年」。
 

 
中曽根防衛庁長官(当時)の「『国の防衛には、何よりも国民の理解と積極的な支持、協力が不可欠』という信念のもと作成された」と白書にはあります。
 
故中曽根氏は、若かりし頃から「少資源国の我が国には原子力発電が必要」と主張し、超党派で「原子力基本法」を成立させた方でもあり、冒頭に述べた「二大政党」はさて置き、当時から「エネルギー」と「安全保障」は「国家の根幹」に関わるものと、「信念と覚悟」を持った政治に取り組まれたことがこのことからも分かります。
 
戦後の歴史に残る政治家の一人と言われるのも大いに納得するところですね。
 
私自身も「中曽根氏のように」とは大きすぎる目標かも知れませんが、「信念や覚悟」を持って取り組む政治姿勢というのは大いに見習い、今後とも活動にあたりたいと思います。
 
最後に、このような国家の根幹を担う政策が国際情勢を見誤っているのではいけませんし、政策の立案・実行していくうえでは、その方向性や内容を理解する世論、つまり国民の理解というのが必要となります。
 
そのためには「エネルギー(特に原子力)」、「安全保障(特に憲法、自衛隊の位置づけ)」など、今後議論が展開されるべき案件に対し、それぞれ国民理解を深めたうえでの冷静な議論がされるよう取り組むことも政治家の役割であることも併せ置き、本日のブログとさせていただきます。

断じて許せない「大学爆破予告メール」

ブログ

新型コロナウイルスと自然災害。
 
日本全国、どの町にも生じる可能性のある2つのリスクへの警戒感が高まっています。
 
福井県においては、2日連続の新型コロナ新規感染者1名(福井市、20歳代女性)との発表、気象情報に関しては、大野市や勝山、深夜には敦賀市と「大雨警報」が発報されるなど、まさに今のリスクを表す状況となっています。
 
幸いにして、コロナ新規感染に関しては濃厚接触者の特定、感染経路の追跡が出来ていること、自然災害に関しては、敦賀市内を流れる笙の川の水位も急激な上昇傾向となっていません(14日5時現在で1.43m)が、今後もこの状況が継続することを思えば、全くもって予断を許さない状況です。
 
行政側は勿論、これに対する備えを整えておりますが、おひとり一人も十分留意のうえ、警戒感を持って行動いただけますようお願いいたします。
 
さて、このように如何ともし難い脅威と戦う中で、「何がしたいのか?」と本当に迷惑な事件が発生しております。
 
それは、相次いで発生している全国の大学への「爆破予告メール」。
 
始まりは6月26日の夜に大阪堺市役所に届いた「7月1日に(大阪)府立大学と(大阪)市立大学の10ヶ所づつを爆破させる」とのメールであり、何でも両大学統合後の名称「大阪公立大学」の英語表記(University of Osaka)が大阪大学(Osaka University)に似ていることなど、この名称への不満を持った何者かの犯行ではないかと推測されています。
 
この「爆破予告メール」は、その後、長崎大学と長崎県立大学や隣県の滋賀大学と滋賀県立大学、長崎、高知、熊本などと続き、昨日は何と娘の通う名古屋市立大学にも。
 

【爆破予告のあった名古屋市立大学】
 
名古屋市立大学においては、休校としたうえで、約4,600人の学生にキャンパス内の立ち入りを禁止したとのことであり、警察とも協力し不審物の確認にあたられたとのことです。
 
結果して、犯行が現実のものとならず良かった訳ですが、遠く離れて暮らす我が子の安全を心配するとともに、学生にとっても、只でさえ新型コロナによる長期休校を経験し、1日1日が大切な授業、仲間と過ごす大切なキャンパスライフのところ、そういった思い妨害し、嘲笑うかのような犯行を断じて許すことは出来ません。
 
今後も同様な構図にある大学に対して脅迫は続くのか注視するとともに、犯人の特定、早期の逮捕を心から願います。
 
もしやでありますが、冒頭に述べた2つのリスクなど社会の混乱に乗じて、こうした何を考えているか分からない「愉快犯」が増加してくるのかも知れません。
 
本当に腹が立つ訳ですが、これで世間が騒ぎ立てることこそ愉快犯の狙いかも。
 
何事も落ち着いて、いかなるリスクにも冷静に対応せねば。。。

75日ぶりの新規感染者も「想定内」。あくまでも冷静に。

ブログ 新型コロナウイルス

スマホに届く速報メールにより、「今日も発生なし」と安堵する日々が続いていた新型コロナウイルスですが、昨日は4月28日以来となる県内新規感染者「1名」との発表。
 

 
14時から行われた県の会見によれば、感染者は福井市の30歳代会社役員男性で、6月29日から7月9日にかけて東京に滞在、濃厚接触者は同居の家族2人であることが公表されており、他に濃厚接触者がいないかは福井市の保健所がさらに調査を進めているとのこと。
 
県内では75日ぶりの新規感染者だけに、報道などの取扱いが大きくなることはやむを得ないものの、元々、第2波、第3波が襲ってくるとの予想をしていた訳ですので、ここは「想定内」、あたふたする必要はありません。
 
今一度、冷静に自分の出来る感染予防対策を徹底いただけますようお願いいたします。
 
さて、このコロナウイルスに関してですが、以前にご紹介しました通り、6月定例会の一般質問において「最悪のケースを想定した備え」の観点から医療体制や実態等について確認しています。
 
本日は改めて、そこで確認した内容をご紹介し、次の波に備える「認識」を共有させていただきます。
 
【敦賀市の認識と県内医療の実態について】
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◉市立敦賀病院においては、年間2,000件を超える救急搬送を受け入れていることなども踏まえ、二州の救急医療、通常医療を絶対に止めてはならないとの強い危機意識と覚悟を持って対応にあたっている。
◉第1波においては、嶺北の感染者増に伴い、敦賀市内においては市立敦賀病院で5名、医療センター1名の計6名の入院を受け入れた。
◉感染病床に関しては、福井県全体で感染症指定病院、宿泊、医療施設等を合わせ第1波ピーク時入院80名の約4倍にあたる「321床」を確保しており、大きな感染の波でない限り収容出来ると考えられている。
◉重症者は県立病院若しくは福井赤十字病院、中症者以下はその他病院で受け入れるとの基本的考えのもと対応している。
◉感染者の搬送先については、一元的に県の「入院コーディネートセンター」から指示される(敦賀市で感染者が確認された場合、福井に搬送することもある。当然、その逆もある。)。
◉PCR検査能力については、5月末時点で1日329件の検査が可能な状況。
◉嶺北・嶺南感染ダブル波の最悪のケースを想定した場合においても「まずは県内で対応していく」。
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箇条書きで恐縮ですが、主なポイントは以上です。
 
纏めますと、第1波を経験した現在において、相当なクラスター事象が起きない限り、嶺北・嶺南の分け隔てない医療対応により、福井県内で感染者の受け入れ、医療行為は可能であるということ。
 
現場実態(真実)を踏まえた考え(戦略)を広く共有することで、無用な心配から来るパニックや誹謗中傷が避けられ、且つ肝心のひとり1人の感染予防意識を高めた行動につながると考え、お伝えさせていただきました。
 
上記の内容は、次号「やまたけNEWS」にも記載し、より広く市民の皆さんに知っていただけるよう鋭意編集を進めておりますが、発行の前に新規感染者が発生しました関係から、このブログをご覧いただいた皆さんにおかれましては、是非お近くの皆さんにもお伝えいただくことで、少しでも心構えのお役に立てれればと思います。
 
感染症は、「正しく恐れ、備える」ことが重要。
 
このスタンスのもと、引き続き「冷静に」感染防止対策を徹底していきましょう。

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