断じて許せない「大学爆破予告メール」

ブログ

新型コロナウイルスと自然災害。
 
日本全国、どの町にも生じる可能性のある2つのリスクへの警戒感が高まっています。
 
福井県においては、2日連続の新型コロナ新規感染者1名(福井市、20歳代女性)との発表、気象情報に関しては、大野市や勝山、深夜には敦賀市と「大雨警報」が発報されるなど、まさに今のリスクを表す状況となっています。
 
幸いにして、コロナ新規感染に関しては濃厚接触者の特定、感染経路の追跡が出来ていること、自然災害に関しては、敦賀市内を流れる笙の川の水位も急激な上昇傾向となっていません(14日5時現在で1.43m)が、今後もこの状況が継続することを思えば、全くもって予断を許さない状況です。
 
行政側は勿論、これに対する備えを整えておりますが、おひとり一人も十分留意のうえ、警戒感を持って行動いただけますようお願いいたします。
 
さて、このように如何ともし難い脅威と戦う中で、「何がしたいのか?」と本当に迷惑な事件が発生しております。
 
それは、相次いで発生している全国の大学への「爆破予告メール」。
 
始まりは6月26日の夜に大阪堺市役所に届いた「7月1日に(大阪)府立大学と(大阪)市立大学の10ヶ所づつを爆破させる」とのメールであり、何でも両大学統合後の名称「大阪公立大学」の英語表記(University of Osaka)が大阪大学(Osaka University)に似ていることなど、この名称への不満を持った何者かの犯行ではないかと推測されています。
 
この「爆破予告メール」は、その後、長崎大学と長崎県立大学や隣県の滋賀大学と滋賀県立大学、長崎、高知、熊本などと続き、昨日は何と娘の通う名古屋市立大学にも。
 

【爆破予告のあった名古屋市立大学】
 
名古屋市立大学においては、休校としたうえで、約4,600人の学生にキャンパス内の立ち入りを禁止したとのことであり、警察とも協力し不審物の確認にあたられたとのことです。
 
結果して、犯行が現実のものとならず良かった訳ですが、遠く離れて暮らす我が子の安全を心配するとともに、学生にとっても、只でさえ新型コロナによる長期休校を経験し、1日1日が大切な授業、仲間と過ごす大切なキャンパスライフのところ、そういった思い妨害し、嘲笑うかのような犯行を断じて許すことは出来ません。
 
今後も同様な構図にある大学に対して脅迫は続くのか注視するとともに、犯人の特定、早期の逮捕を心から願います。
 
もしやでありますが、冒頭に述べた2つのリスクなど社会の混乱に乗じて、こうした何を考えているか分からない「愉快犯」が増加してくるのかも知れません。
 
本当に腹が立つ訳ですが、これで世間が騒ぎ立てることこそ愉快犯の狙いかも。
 
何事も落ち着いて、いかなるリスクにも冷静に対応せねば。。。