新試験研究炉の設置に係る関係機関間にて協力協定締結          

ブログ まちづくり 原子力

ゴールデンウィーク明けの昨日は強風の朝でしたが、2期目に「やり続ける」と誓ったことを有言実行。
 
粟野交番前の街頭活動では、激しくたなびくのぼり旗を押さえ付けつつ、GW期間中にあった憲法記念日、能登での地震、さらにはコロナ5類移行などに対する考えについてお話ししました。
 
引き続き、日頃の発信や行動が、政治への関心や信頼を高めると信じ、「野に出でよ鍬を持て」の精神で活動を続けてまいります。
 
さて、昨日あった関心事は、設計検討を進める高速増殖炉もんじゅ敷地内に設置予定の「試験研究炉」に関し、関係機関間で協力協定が締結されたこと。
 
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構のホームページによれば、令和4年12月23日に文部科学省より、同機構が「もんじゅ」サイトの新試験研究炉計画の詳細設計段階以降における実施主体に選定。
 
これまでに引き続き、新試験研究炉の計画を着実に進めるため、京都大学及び福井大学との連携を目的とした協力協定を令和5年5月8日に、三法人の長の立ち会いの下、締結したとありました。
 
また、本計画の推進にあたっては、学術界、産業界、地元関係機関等から幅広い意見を集約しつつ、安全確保を最優先に、立地地域並びに国民の皆さまのご理解を得ながら着実に取り組んでいくとも。
 
これに関しては、協力協定式にも出席された杉本達治福井県知事がTwitterで「国内の試験研究炉が詳細設計に入るのはおよそ40年ぶり。敦賀市周辺が、原子力に留まらず、材料、医療、ライフサイエンスなどの分野の研究開発や人材育成の拠点となるよう力を入れていきます。」と述べています。
 

【新試験研究炉のイメージ図(杉本知事Twitterより引用)】
 
試験研究炉に関しては、私自身もこれまで一般質問の場などで取り上げてきましたが、新たな技術や製品開発に向け、あらゆる研究者や産業部門が集うとともに、原子力人材育成に関しては、原子力を志す若者が敦賀の地で学び、国内そして世界へと羽ばたいていく。
 
そんな研究拠点にしていくことを含め、原子力発電所を始め、多様なエネルギー関連施設が集積するこの敦賀を世界に誇る「エネルギーの未来都市」にと、自身の政策にも掲げ、選挙戦でも述べてきたところです。
 
詳細設計の後も、原子力規制委員会への申請、審査など、まだまだ道のりは長い訳ですが、杉本知事が仰られたような、めざす方向を同じくし、国県市、産官学が一体となって進むよう、引き続き、このテーマについては特に力を入れて取り組んでまいります。