政治家のコロナ感染に対する有権者の目

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8月19日には、一日当たりの新規感染者数としては過去最多の1863人と発表された福井県内のコロナ感染状況ですが、昨日21日も1793人と過去2番目を記録。
 
福井県コロナウイルス情報(コロナビ)を見ると、県内各市の千人当たり感染者で最も多いのは113.31の福井市、ここ敦賀市は94.84で4番目となっており、大凡10人に1人は感染した状況となっています。
 

【コロナビによる福井県内各市のコロナ感染状況(画面にない「あわら市」の千人あたり感染者は73.4)】
 
順位を競う訳では決してなく、昨日の敦賀の新規感染者数も205人という多さを思えば、誰しも感染リスクが高まっている状況であることを認識する次第です。
 
幸いにも、私の親族関係ではまだコロナ感染者は皆無でありますが、この状況を表すかのように、職場や同じ町内でもコロナ感染、濃厚接触者となる方が増えているところ。
 
一方、「人権への配慮」との観点においては、コロナ感染初期と違い、これだけ多くの感染者となれば、感染した方を特別視することは無くなってきていますが、政治家、とりわけ一国のトップともなれば様子が違うよう。
 
県内でも鯖江市長、南越前町長がコロナ感染と報じられていますが、昨日は岸田首相がコロナ感染との発表があり、今後は公邸で療養するとのニュース速報がありましたが、既にTwitterなどのSNS、ネット上には、心ない言葉が多く見られています。
 
政治家は、一般の人以上に高い道徳性が求められるとともに、健康管理も大切な仕事の一つであることに違いありませんが、さりとて、鬼の首でも獲ったかのように責め立てるのは、私自身は少し違うのではと感じるところ(感染プロセスまで把握した訳ではありませんが)。
 
何をさて置き、山積する国難に対し、迅速に対応することが求められる中ですので、体調を万全にして職務に復帰いただくため、岸田首相におかれましては、しっかりと療養いただきたいと思う次第です。
 
なお、こう書きますと、どこか擁護の立場に思われるかもしれませんが、有権者が政治や議員に批判の目を向けることは大切なことであり、監視の目が必要であることは言うまでもありませんので、そのことまで否定している訳ではありません。
 
私自身、他人のことはともかく、政治の場に身を置くものの一人として、そのことを覚悟のうえ、自ら襟を正した行動を続けるのみであります。