嶺南広域行政組合定例会にて一般質問を行う

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一昨日の定例会最終日に「議員定数2削減」を決めた敦賀市議会。
 
昨日の福井新聞では、条例改正案を可決するに至るまでの過程の詳報とともに、「取材ノート」(記者から見たコラム)では「市民の目線意識を」のタイトルにて、市議会議員、市民双方に一石を投じる記事が掲載されており、結びにはこうありました。
 
「削減された定数は、次回改選時から適用される。選挙期間だけでなく、常日頃の地域での活動はもとより、本会議での議論にも耳を傾けて投票に備えたい。議会に注目が集まれば理事者側の緊張感も高まる。市政の発展につながるはずだ。」
 
私は、非常に的を得た指摘と受け止めた訳ですが、市民の皆さんには是非こうした視点をもって、議会や各議員の活動に注視いただくとともに、私自身は「選挙のための」或いは「選挙の前だけの」政治屋ではなく、政治家として、真に敦賀市の発展に資すとの思いをもって、365日24時間が活動時間と思い行動していく所存です。
 
あと、本来定数問題とセットで考えるべきは「議員報酬」かとも思いますが、今の敦賀市議会議員の議員報酬は40万7000円(手取りで30万7000円)です。
 
これに関しては、貴重な税から報酬をいただいている訳であり、金額に見合った活動をするのは当たり前のこととして、特に現役世代からの議員のなり手不足問題などを考えると、この報酬額の見直し論議というのも近い将来必要なのではと考えるところですが、まずは何を置いても「そんなに多くの議員は要らない」とされた市民感覚の現実を真摯に受け止め、議会全体としては、より一層の議会改革に努めることが肝要と思うところです。
 
繰り返しとなり恐縮ですが、市民の皆さまにおかれては、政治と生活は切っても切れない関係にあることも念頭に、議会並びに各議員の一挙手一投足に注視をいただけますよう宜しくお願いいたします。
 
さて、話しを変えまして、「敦賀市議会」12月定例会を終えた翌日の昨日は、「嶺南広域行政組合」の定例会が敦賀市立図書館3階研修室にて開催され、私も議員の一人として出席してまいりました。
 
「嶺南広域行政組合」とは何をするところ?と疑問に思われた方は、以前にそのことをブログで説明しておりますので、以下リンクよりご覧いただければと思います。
 
 →→→嶺南広域行政組合のしくみ等を記載した「やまたけブログ」(2021年3月26日)はこちら
 
今定例会のメイン議題は、「令和2年度嶺南行政組合一般会計歳入歳出決算認定」であった訳ですが、一般質問もできるとあって、先週「敦賀市議会の」定例会の合間を縫って発言通告書を提出していたところ。
 
この日の一般質問は3名(小浜市議1名、敦賀市議2名)であり、3人も質問するのは珍しいと言われましたが、私自身は、嶺南6市町の首長や議員(各議会代表)が一堂に会する滅多にない場であることに加え、北陸新幹線敦賀・小浜開業に向けた課題や小浜線利活用問題など嶺南全体で対応すべきテーマが山積している中にあって、自身の考えを提起しない手はないとの思いで、前回定例会に続き、二度目の一般質問をさせていただきました。
 
質問した大項目は以下3点。
 
1.嶺南鉄道整備促進基金活用候補事業の検討状況について
2.嶺南一体のPR戦略について
3.歴史でつなぐ小浜線利活用について
 
詳細までは割愛しますが、総じて言えば、1は限りある基金を具体的な計画のもと活用いただきたい、2と3については、外向けのみならず嶺南の域内住民に対しても展開すべき、とりわけ3に関しては、来年は大正11年の敦賀〜新舞鶴(今の東舞鶴)までの全線開通から100年を迎えることから、その歴史を掘り起こし、沿線で小浜線の維持・保存に取り組む団体とも連携のうえで、地域住民の皆さんに小浜線をより親しんでいただけるような仕掛けをしていくことを提案させていただいた次第です。
 
いずれの項目に対しても比較的前向きなご答弁があったと受け止めるところですが、先に述べたよう、こうして嶺南全体のことを考え、意見できる場は、私の場合ここしかありませんので、与えられた権利を無駄にすることなきよう、以降も大事にしていきたいと思います。
 

【一般質問の3で引用させていただいた「小浜線鉄道遺産を守る会」が発刊している冊子。全線開通から100年もの間、小浜線の維持・保存に努めてこられた先人の思いも広く継承していかねばと思う次第です。】
 
 →→→「知っとるけ?小浜線物語」の詳細はこちらよりご覧ください