奈良県生駒市との友好都市提携宣言に調印

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穏やかな秋晴れ続きの敦賀でしたが、昨日は台風かと思うほどの強風の一日。
 
観測データによると15時46分に最大瞬間風速24.1m/sを記録したとのことですが、風が止んだかと思えば、今朝は既に強い雨。
 
この先しばらくはグズついた天候が続くようで、せっかくの紅葉シーズンが心配されるところでありますが、こればかりはどうにもなりませんので、気持ちだけは晴れやかに過ごしていきたいと思います。
 
さて、予断は許さないものの、新型コロナ感染の全国的な新規感染者数減と相まって、どこか明るい話題の割合が増えてきているように感じる今日この頃。
 
既に新聞報道や市のホームページに掲載されていることですが、ここ敦賀市にとっては、11月2日に奈良県生駒市との友好都市提携宣言書に調印するという嬉しいニュースがありました。
 
私ごとで恐縮ですが、この生駒市は、義弟の親戚関係にあたる市議会副議長の吉村善明議員と以前より知り合いで、メールやFacebookなどで親しくお付き合いさせていただいてきた間柄から、個人的にも親近感を持っていたところ。
 
奈良県の北部に位置する生駒市は、自然環境の良さや交通の利便性から人口は伸び、平成2年に県下3番目の10万都市となり、平成22年末には12万人を超え、現在は人口118,522人(51,106世帯)と、ほぼ人口を維持。
 
同市のホームページには、豊かな自然や歴史、伝統産業といった魅力と最先端の顔を備えた利便性の高い住宅都市として、「市民が創るぬくもりと活力あふれるまち・生駒」を目指して、前進を続けているとの紹介がされています。
 
人口規模で言えば、64,368人(29,056世帯)の敦賀市のほぼ倍にあたる訳ですが、自然環境や交通利便性の良さ、そしてサイエンスをテーマにした新たなまちづくりなど、どこか敦賀と似ているまちのように感じた次第です。
 
生駒市との関係については、元々平成26年2月26日に「原子力災害時等における敦賀市民の県外広域避難に関する協定」を締結したことを契機に、その後、市民を対象とした避難施設の視察や研修、両市の物産イベントでの特産品展示販売など、様々な交流事業を実施してきたところ、今年生駒市が市制施行50周年を迎えるにあたり、新たな友好都市として敦賀市へ締結のご要望をいただいたとの経過となっています。
 
友好都市提携について敦賀市のホームページによれば、「避難先の方々と日頃から顔の見える関係の構築を願う本市にとって、生駒市と将来にわたり交流を深めていくために大変ありがたく、喜ばしい申し入れであることから、友好都市提携を結ぶ運びとなり、令和3年11月2日に、中谷尚敬・生駒市議会議長、田中和義・敦賀市議会議長、上野弘・敦賀市教育長の立会いのもと、小紫雅史・生駒市長と渕上隆信・敦賀市長が友好都市提携宣言書に調印しました。」とありました。
 
一方、生駒市においては、この友好都市提携に際し、自治連合会や観光協会など団体代表ら8人で構成する懇話会で候補地選定、協議を進め、令和2年12月に実施した市民意識調査では、新たな友好都市として、「生駒市にない自然条件を有する都市」「おいしい食やすぐれたものづくりのある都市」を希望する声が多くあったとのこと。
 
こうした経過を通じ、両市がこうして良きパートナーとしてつながりが持てたことは、一市民にとっても誠に嬉しく、そもそもの切掛けとしてあった原子力災害のみならず、同じく姉妹都市の茨城県水戸市とがそうであるよう、自然災害などでの被災時など何かあった際には(無いに越したことはありませんが)、「お互いさま」の気持ちを持って助け合える、そして今後コロナ禍が収束した折には、子どもから大人までが相互に交流を図り、互いのまちの良さを知る機会を創出するなど、そんな信頼関係を構築していければと思う次第です。
 
最後になりますが、11月1日に市政50周年を迎えた生駒市さんにおかれましては、節目の周年をお迎えになられたことをお祝い申し上げるとともに、今後は手を取り合って、ともに持続的に発展していけますようお願いいたします。
 

【生駒市ホームページより】