モニュメントに込められた敦賀の将来像に向け「いざ発進!」

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暦の上では、5月21日には小満(しょうまん)を迎え、次は6月6日の芒種(ぼうしゅ)へと向かう日々。
 
恥ずかしながら、ブログを書くようになってから、「大寒」や「立春」など代表的なもの以外の二十四節気を知った訳ですが、この「小満」や「芒種」もその内のひとつ。
 
「小満」に関しては、「万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃」とあり、この日を境に「天気は徐々に熱くなり、降水量も増加する」との意味を持つそうですが、深まる木々の緑、鮮やかに咲く花々を見ていると、まさに「その通り!」と思える季節となっています。
 
ご承知置きの通り、二十四節気とは、1年を太陽の動きに合わせて24等分し、それぞれの季節に名称を与えた昔の呼び方ですが、そうした季節の節目を感じながら過ごすことで、自身の生活にもひとつ一つ区切りが出来ているような気がするところであり、引き続き今後も過ぎ行く季節を感じながら、充実した時間を積み重ねていきたいと思います。
 
さて、そのようなことを感じつつ、心地良い天気となった昨日は、母体の原電総連敦賀総支部の皆さんとボランティア活動を行いました。
※原電総連:日本原子力発電労働組合総支部連合会の略称
 
原電総連では15年ほど前から、自分達が住み、働く地元に何か貢献していこうと、事業所のある東京、東海村(茨城県)、敦賀の3拠点それぞれでボランティア活動を行ってきているところですが、ここ敦賀においては、敦賀駅前から氣比神宮までのアーケード沿いに設置されている「シンボルロードモニュメント」のクリーンアップに取組んできたところ。
 
手前味噌ながら、この発案者は当時総支部長をしていた私でして、観光シーズンが本格化する時期を前に、敦賀駅を出て迎えるシンボルモニュメントをピカピカにしてお迎えしようと企画したものですが、その後もこうして脈々と続けてきてくれていることを感慨深く感じるとともに、この日集まった15名ほどの若いメンバーと一緒に、和気あいあい、笑顔で活動出来たことを大変嬉しく感じた次第です。
 

【発電所で同じ職場だった仲間とペアで、気持ち良く活動しました。】
 
なお、この「シンボルロードモニュメント」とは何ぞや?ということですが、こちらは敦賀商工会議所さんのホームページによると次のように説明されています。
 
「鉄道と港の街つるが」〜松本零士作品と敦賀の関係〜
かつては東京とパリを結ぶ「欧亜国際連絡列車」が敦賀港駅を経由して走り、敦賀は「日本でも有数の鉄道と港の町」でした。1999年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と敦賀市の将来像を重ね合わせて、「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像12体、「銀河鉄道999」のブロンズ像18体の計28体のモニュメントを敦賀駅から気比神宮までのシンボルロードに設置しました。
 
詳しくは、モニュメント28体とその説明が記された以下のページをご覧ください。
 →→→「シンボルロードモニュメント」紹介ページはこちら
 
「科学都市」には半世紀に亘り共存してきた原子力発電の意味合いを含むものですが、改めて、敦賀の特色と見事に掛け合わせた、しかもあの松本零士さん監修とあっては、まさに敦賀の「財産」と認識した次第です。
 
各モニュメントの脇にはそれぞれのテーマが表記されていますが、読めばそれは、将来に進む敦賀へのメッセージとも感じるものがいくつもあり、この「旅立ち」もそのひとつ。
 

 
2024年春の北陸新幹線敦賀開業を控えることとも重なり、汽笛が敦賀の旅立ちの訪れを告げ、列車に乗るのは敦賀市民といったところですが、こうして見ていくと夢と希望が湧いてくる素晴らしいモニュメントであり、市民の皆さんにこそ、ひとつ一つご覧になっていただきたいと思った次第です。
 
「鉄道と港の街つるが」
 
古より交通の要衝として栄えてきた街であることを表すこのコンセプトを大切にすることは、まさに敦賀の歴史をつなぐことであり、モニュメントに込められた将来像に向け「いざ発進!」との思いのもと、さらなる発展、飛躍が遂げられるよう、私自身尽力する所存です。