令和6年度当初予算案の審査始まる

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昭和28(1953)年の今日は、吉田茂首相が衆議院予算委員会で右派社会党の西村栄一議員に対して「バカヤロー」と発言した日。
 
なお、西村議員は後の民社党第二代委員長で、私も教えを乞うた富士社会教育センター(三訓五戒の精神)の創設者。
 

【参考まで「三訓五戒」の教えはこちら】
 
「バカヤロー」というと、いかにも大きな声で相手を罵倒したかのように思いますが、実際は、吉田首相が自席で呟いた「バカヤロー」がマイクに拾われ、西村議員の耳に入ったものだそう。
 
いずれにしても、この発言をきっかけに内閣不信任案が可決され、同年3月14日に衆議院が解散されたことから、いわゆる「バカヤロー解散」と呼ばれることになった訳ですが、解散後の総選挙では吉田首相率いる自由党が大敗。
 
かろうじて政権を維持したものの少数与党に転落し、吉田氏の影響力は急速に衰えていったことからも、改めて、政治家が発する言葉の重みを感じる次第です。
 
一方、今の政治資金裏金問題に当てはめると、「説明責任を果たす」と言いながら、政治倫理審査会の公開、非公開を巡るやり取りを見ていると、言葉を発しない政治家にもまた不審は高まるばかり。
 
果てさて、国民の皆さんはどう見ているのでしょうか。
 
さて、前置きが長くなってしまいましたが、政治は政治でもこちらは敦賀市議会。
 
昨日は予算決算常任委員会(全体会)が開催されました。
 
10時に開会した後、まず先刻審査した令和5年度補正予算議案の各分科会における審査結果報告から討論、採決まで(全議案、原案通り認めるべきものと決定)。
 
続いて、令和6年度当初予算議案の審査に入り、まずは全体会での基本質疑。
 
基本質疑には88件の事前通告があり、所管する部局入替え制にて、1件づつ審査を進めました。
 
参考まで、令和6年度当初予算案ならびに事業概要案を以下にリンクしますので、サラッとでもお目通しいただければ幸いです。
 
 →令和6年当初予算案について(敦賀市HPより)
 →令和6年度当初予算事業概要(案)(敦賀市HPより)
 
話しを戻し、私はといえば、次の8件について発言通告。
 
①定住移住促進事業費(総務費) 1,151万8千円
②嶺南Eコースト計画推進事業費(総務費) 1,016万円
③ホームタウン奨学基金積立金(総務費) 7億5千万円
④災害対策本部室機器整備費(総務費) 685万1千円
⑤コミュニティバス運行事業費(総務費) 1億6519万3千円
⑥観光協会事業費補助金(商工費) 1億6034万4千円
⑦敦賀きらめき温泉改修事業費(商工費) 6,649万9千円
⑧金ヶ崎周辺魅力づくり事業費(商工費) 5億7870万円
 
基本質疑は、自分が所属する分科会に関する質疑はできないため、以外の事業について、前年度予算との比較や自分なりにポイントと思うものを抽出し質問した次第。
 
なお、発言通告が重複する事業も多くありましたが、最も多い、5名の議員が重なったのは上記⑧の「金ヶ崎周辺魅力づくり事業費」。
 
先般の議員説明会にて説明を受けた「中期財政計画」において、令和6年以降50.8億円を計上している「金ヶ崎周辺魅力づくり」に関連し、これまでネックになっていたJR貨物が所有する用地の取得、官で行う公園、駐車場などの整備に係る基本・実施設計費用を行うこの事業に関し、多くの質疑があったところです。
 
こうして88件の質疑を終え、委員会を閉じたのは18時10分過ぎでしたが、他の議員が質疑される内容から、理解が深まった点が多数ありました。
 
本日は10時から予算決算常任委員会(分科会)が行われます。
 
昨日の内容を踏まえ、各分科会にて、さらに深掘りの質疑につながればと思います。
 

【市役所入口のデジタルサイネージ。分科会も傍聴可能ですのでぜひお越しください。】

みんなで賃上げ。ステージを変えよう!

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昨日の敦賀市議会は、補正予算審査のための予算決算常任委員会を開催。
 
全体会では、事前通告のあった14件について基本質疑した後、各分科会に分かれての審査を行いました。
 
私の方は、基本質疑では4件について質疑、分科会では文教厚生分科会長として議事運営に務めました。
 
分科会では、所管する福祉保健部、教育委員会、市立敦賀病院の各予算に対し質疑がされ、自由討議の場では、先般の議員説明会で今年度約2.5億円の赤字決算見込みであることや、今後の厳しい財政運営を踏まえた中期経営計画について説明を受けた市立敦賀病院関係について、活発な討議がされました。
 
ざっくり言えば、委員各位の思いは「我々として一層、市立敦賀病院の財政・経営状況を適宜ウォッチしていかないといけない」と受け止め、討議で挙げられたご意見を踏まえ、文教厚生分科会あるいは委員会としての対応を協議していく旨、分科会長として申し上げた次第です。
 
なお、市立敦賀病院の中期経営計画(案)に対しては、現在パブリックコメントが募集されていますので、以下リンクをご覧ください。
 
 →第3次市立敦賀病院中期経営計画(案)に対するパブリックコメントはこちら(敦賀市HPより)
 
こうして日中の議会を終え、夜は連合福井が主催する「連合アクション 2024春季生活闘争 総決起集会」に連合推薦議員団の一人として出席。
 
この集会は、春闘に向けた組織内の士気高揚と社会的な機運醸成のため、「連合アクション」全国統一行動日に合わせ、各地方連合が同日同時刻に開催するもので、福井県では、地域協議会のある福井、丹南、嶺南の3会場をオンラインでつないで行われたもの。
 
既に春闘交渉に入っている労組があることや冬場の天候を考えれば、オンライン開催は非常に有用な手段と感じた次第です。
 
嶺南会場のニューサンピア敦賀に向かうと、一室には各構成産別ののぼり旗が掲げられるとともに、連合役員、多くの組合員の皆さんが参集されていました。
 
集会では、矢野義和 連合福井会長の主催者挨拶に始まり、杉本達治 福井県知事からはメッセージビデオでの来賓挨拶、続いて2024春闘に対する取組み報告、今春闘にかける思いを各会場から1労組づつ発表したほか、「2024春闘川柳コンテスト」結果発表、総決起集会アピールの採択の後、ガンバロウ三唱で3会場の思いをひとつにしました。
 
毎回、感心するほどの力作が並ぶ「春闘川柳」では、「満額が照らす未来の道しるべ」が最優秀賞に輝いたほか、優秀賞では、「待ってますベアとかがやき大歓迎」と北陸新幹線開業と掛けたものもあり、今回も川柳に込めた、春闘への意気込みを感じたところです。
 
集会アピールにあったよう、昨年の春闘で30年ぶりの賃上げ水準を実現しましたが、デフレマインドを完全に払拭するには、昨年以上の賃上げを継続していくことが不可欠であることから、さらに前へ、さらに上へと進み続けなければなりません。
 
賃上げを中心とする「人への投資」を起点とした経済への好循環へと、ステージ転換を着実に進めるための交渉がいよいよ本格化します。
 
2024連合春闘スローガンは、「みんなで賃上げ。ステージを変えよう!」
 
スローガンのもと集う連合の仲間、さらには鍵を握る中小の皆さんを始め、今春闘で「早期有利解決」を獲得されますこと心より応援いたします。
 

【日経平均株価は34年ぶりに史上最高値を更新。賃上げで「人への投資」を!】

「令和6年第1回敦賀市議会定例会」が開会

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福井新聞に連載されていた「シンフクイケン第7章・福井へのエール」。
 
20日付けの最終稿に登場したのは大阪府の吉村洋文知事でしたが、昨年11月の近畿ブロック知事会議で視察した敦賀駅の印象を問われ、「非常にわくわくした。船に乗っているような(感覚になる)駅で、コンセプトが明確だ。コンコースの天井は北前船を意識したデザイン、3階は甲板のよう。大阪も北前船で栄えた歴史があり、つながっていると感じた。」と嬉しき感想。
 
また、全線開業に向けては、「世界の玄関口の関空と北陸がつながることが北陸新幹線の持つ大きな意味だ。実現に向けて全力を尽くしていきたい」と意欲を示す言葉がありました。
 
発言力と発信力ある吉村知事だけに、今後、この言葉に沿って関西圏を引っ張っていただけるようお願いする次第です。
 
さて、その北陸新幹線開業があと「24日」に迫るなか迎えた敦賀市議会の定例会。
 
昨日10時に、令和6年第1回となる定例会が開会しました。
 
思えば、1期目は半世紀ぶりの市役所建替という、敦賀市政上における歴史的瞬間に立ち会い、感慨深い気持ちを味わった訳ですが、2期目は定例会会期中に北陸新幹線敦賀開業を迎えるという、こちらは二度とない経験をすることになります。
 
こうしてまさに歴史の転換点に立っていること、また市政の舵取り役とも言える政治の場に携わっていることの重みと役割を感じながら、昨日の開会を迎えた次第です。
 
定例会に関しては、午前中に市長提案理由説明から議案36件の提案までを行った後、午後は、議案に対する質疑から各議案の委員会付託を行い、一旦休憩。
 
戸籍法の一部改正に伴い、戸籍証明書等の広域交付及び戸籍電子証明書の発行に係る手数料を定める「第22号議案 敦賀市手数料徴収条例の一部改正の件」については、施行日を令和6年3月1日としており、開会日に採決する必要があったことから、付託された総務民生常任委員会を開催し審査。
 
その後、本会議を再開し、同議案の審査結果報告から討論、採決までを行い、賛成多数で可決しました。
 
開会日はここまでを行い、委員会審査のため3月5日まで休会。
 
「開会してすぐ休みかい」と思われるかと存じますが、次の本会議までの期間は補正予算、来年度当初予算審査のための予算決算常任委員会がそれぞれ開催されるほか、並行して3月6日〜8日に掛けて行われる代表・一般質問に向け、議員側は質問通告、理事者側は答弁作成と、かなり濃い日が続きますので、その点ご理解いただければ幸いに存じます。
 
なお、昨日の市長提案理由説明では、今議会に提案された議案の提案理由とともに、当面する市政の課題とその対応など多岐に触れられたところですが、その中で、昨年9月定例会で自身が提案した「保育士の職場環境改善」について、「これまで保育士等が行ってきた公立保育園のトイレ、廊下等の清掃業務について外部委託を行います。」との説明がありました。
 
この時の質問は、市内の公立保育園で働く保育士さん達の声をもとに、「子ども達のためにも」と職場環境改善の提案をしたものであり、小さなことであっても、こうして保育現場の声がひとつでも叶って良かったと、しみじみ拝聴した次第です。
 
「活動の原点は職場と地域にあり」
 
今定例会も原点を忘るることなく、臨んでまいります。
 

【初日閉会後の議場モニター。次の本会議は代表・一般質問となります。】

つるがの環境をみんなで守ろう!

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昨日は、福井市にある福井県自治会館で開催された「令和6年第1回 福井県後期高齢者医療広域連合議会定例会」に出席。
 
この議会は、県内各市町議会から選出された議員で構成されており、敦賀市議会からは中道副議長と文教厚生委員長の私が出席しているもの。
 
全員協議会に続いて行われた定例会では、令和5年度一般・特別会計補正予算や令和6年度一般・特別会計予算、会計年度任用職員の勤務条件、給与等に関する条例の一部改正などの議案を審議し、結果、全件可決しました。
 
なお、令和6年度見込みの後期高齢者医療の被保険者数は134,000人(前年プラス3.4%)、総医療費は1,244億1千万円。
 
これを踏まえた令和6年度の一般会計予算(歳出)は6億1954万円、特別会計予算は1,154億9552万円となっており、合わせた金額は敦賀市一般会計予算の約3倍となる規模。
 
一方、令和6・7年度の保険料率は、所得割率及び均等割率のいずれも据え置いたうえで、保険料の賦課限度額は、現在の66万円から、激変緩和措置として令和6年度は73万円、令和7年度には80万円に引き上げるとしています。
 
また、報告事業として、令和6年度から令和11年度の6年間を期間とする「第3期保健事業実施計画」(データヘルス計画)が提示され、「できる限り長く在宅で自立した生活を送ることができる高齢者を増やす」との目的のもと、各種取組みが策定されました。
 
私の両親も後期高齢者の域に入り、幸にして、年を感じさせない健康生活を送っているものの、改めて「健康寿命」を延ばす取組みの重要性を認識した次第です。
 
さて、話しを変え、昨晩帰宅すると「広報つるが」が届いており、早速中身を拝見。
 
すると何と、令和5年第5回(12月)定例会の一般質問で提案したことを反映された記事が。
 
12月定例会では「企業参入と市民生活の安全について」の1点に絞り質問し、開発行為や新規事業による環境への影響や市民生活の安全が脅かされることがあってはならないとした上で、同定例会において提案された「敦賀市環境保全条例の一部改正」も踏まえながら、実効的な対策が講じられるよう意見。
 
以下、敦賀市議会の議事録より、当該質疑を抜粋掲載いたします。
 
◉やまたけ質問
ここまで現状の把握とデータセンターの実例についてお伺いしてまいりましたけれども、こうしたことを踏まえて、冒頭ありましたように、これからの敦賀に参入してくるであろう、拡大するであろう、そういう企業参入に対してどう実効的に対策していくのかということについて、私なりに考えた6点を提案させていただきます。
まず1点目は、市全体の取組としまして、環境保全に関しましては、市環境保全条例の定めにあるよう市及び事業者、市民それぞれが責務を有し、基本理念に沿った行動が伴って、初めて達成、維持できるものと考えます。ついては、この条例の趣旨、それから市の取組などについて関係各所並びに市民に周知すべく、今定例会での条例改正を機に積極的な広報を実施してはと考えますが、市のお考えをお伺いします。
 
◉市民生活部長答弁
環境に関わる様々な課題に対応するためには、市民、市民団体、事業者、市といった各主体が連携して取組を行っていくことが必要だと考えております。
環境保全条例では、この連携の取組の礎となる各主体の責務や環境保全に関する施策を定めており、さらに今回の条例改正では、地域における情報共有とコミュニケーションに関する事業者の責務を追加させていただいたところです。こうしたことから、改めて市民、市民団体、事業者の皆様にも条例について御理解いただくことが必要だと認識しております。
そのため、今後とも市のホームページ、広報つるがや区の回覧チラシ、また関係機関との連携などにより、条例の趣旨や市の取組などについて積極的に啓発を行い、環境保全に対する意識醸成を図ってまいります。
 
こうした議論経過のもと、広報つるが(3月号)に掲載された記事はこちら。
 

【9ページの上段をご覧ください】
 
部長答弁そのまままに、半ページを割いて掲載されていました。
 
これは単に、私の意見を採用いただいたことを言うのでなく、こうして市としての考えを文字化、見える化され、まち全体で取り組んでいこうとの思いを市民の皆様に伝えようとする姿勢を嬉しく感じた次第です。
 
「つるがの環境をみんなで守る!」
 
敦賀にお住まいの皆様におかれましては、ぜひタイトルに表される思いや趣旨をご理解いただき、今後ともご協力いただけますようお願いいたします。
 
なお、敦賀市議会は今日から令和6年第1回(3月)定例会。
 
今定例会も是々非々で、建設的な議論に努めてまいります。

「新しい総合計画(第8次敦賀市総合計画)」などについて説明を受ける

ブログ 敦賀市議会

「季節先取りの暖かさ」
 
天気予報の「的確」な言葉に表されるよう、ここ三日間の晴天続き、さらには防寒着なく過ごせる気温と、まさに春を感じさせる気候となっています。
 
この天気は今日、「最高」気温一桁台に戻った後、日曜日からは再び「最低」気温二桁台の暖かさが続き、来週末からは冬型に戻るなど、気温変化が非常に大きくなるようです。
 
ここまで変化が大きいと、知らぬ間に体調に影響をきたすことが考えられますので、皆様も十分お気をつけてお過ごしください。
 
さて、敦賀市議会のほうは昨日、3月定例会を前に議員説明会が開催され、以下の事項について説明を受けました。
*< >内は説明者
 
(1)新しい総合計画(第8次敦賀市総合計画)及び中期財政計画について <市長、総務部長、企画政策部長 外>
(2)公立保育園の統廃合に関する今後の方針について <福祉保健部長 外>
(3)第9期介護保険事業計画の策定について <福祉保健部長 外>
(4)令和6年度以降の給食費のあり方について <教育長、教育委員会事務局長 外>
(5)今年度決算見込みと第3次市立敦賀病院中期経営計画について <敦賀病院院長、事務局長 外>
 

【昨日の説明会で配布された資料一式。どれも大変分かり資料と説明でした。】
 
ご覧いただく通り、市政ならびに病院事業においてどれも「重い」ものでありましたが、ほぼ一日を掛けて質疑までを行った次第。
 
ボリュームの関係上、全てを詳細にご報告することはできませんが、
 
(1)では、市の最上位にあたる「総合計画」について、地域ビジョン(基本理念)を「好循環が継続する、発展し続ける地域」に置き、「人口減少」を計画全体の政策課題とした上で、各政策分野が連携し、人口減少対策を推進していくという、皆んなで共有しやすいストーリーを設定(以前に市長が考えを示していたとおり、様式も分かりやすさ重視のスタイルに見直し)。
 

【新しい総合計画(第8次敦賀市総合計画)の抜粋。敦賀の「スパイラルアップ」と「政策サイクルを回す」点が肝。特徴は、市民にとっても職員にとっても、とにかく分かりやすく。】
 
また、中期財政計画においては、令和4年2月に策定した前計画から、上記総合計画の内容や大規模プロジェクトに係る経費や財源の更新、令和6年度当初予算編成の過程で決定された事項を反映し改訂。「ふるさと応援基金等を活用した公債費の負担軽減の取組」等を実施し、持続可能な財政運営を目指すとありました。
 
(2)については、保育所等在園者数が減少見込みであることや保育需要はすでにピークアウトしている本市の現状や課題を踏まえ、私立を含めて保育施設のあり方を考える必要があるとし検討してきた結果、松原・粟野・市街地の3エリアに統廃合をし、松原(令和9年度開設予定)と市街地(令和12年度開設予定)は「民設民営」で、粟野(令和10年度開設予定)は「公設公営」を前提として進めること。
 
(3)については、3年を1期とする「敦賀市高齢者健康福祉計画・敦賀市第9期介護保険事業計画(つるが安心お達者プラン)」に関し、令和6年から令和8年までの計画を策定。「誰もが安心して住み続けたくなるまち つるが」を基本理念に置き、それぞれ基本目標、基本施策を設定するほか、計画内における介護保険料などを定めたもの。
 
(4)については、①物価高騰の影響による給食費の負担増、②各学校間で給食費が異なる不公平感、③給食費の管理による学校現場の負担増大の現状発生している課題、昨年12月の「学校給食あり方検討委員会」からの答申内容を踏まえ、①食材費の負担の一部に公費助成を行う、②学校給食費の市内統一、③単独調理校の給食費を教育委員会の管理とすることで対策を図る。
 
(5)について、まず、平成22年から13年連続で黒字経営を続けてきた市立敦賀病院が、令和5年度決算見込みでは2.5億円の赤字(実際はこれより減少予想)となっていること。次いで、「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」(総務省)に基づき、「第3次市立敦賀病院中期経営計画」を策定。敦賀病院が果たすべき役割のもと、患者数や収支計画を踏まえた経営指標を定め、その達成に向け施策の展開を図る。
 
大変雑駁な紹介となりましたが、それぞれ説明があった趣旨と概要は以上のとおりです。
 
先に述べたとおり、どれも重要な案件であることはお分かりいただけたかと存じますが、根幹にあるのはやはり、急速な人口減少社会が進む我が国の構造的問題にあると改めて認識するところ。
 
伺った内容を踏まえ、来る3月定例会でも各議員が代表質問や一般質問で取り上げられるかと思いますが、私も自身の考えと照らし合わせ、敦賀の持続的発展に向け、建設的に議論していく所存です。

令和6年第1回定例会に向け議会運営委員会を開催

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皆様それぞれ、ビジネスや趣味など便利なスマホ用アプリをご使用かと思いますが、防犯関係でひとつご紹介。
 
それは敦賀市のホームページで紹介されていたもので、福井県警が14日から運用を始めた、その名も防犯アプリ「ふくいポリス」。
 
早速、私もダウンロードしてみると、自分が住んでいるエリアに関する警察に寄せられた犯罪、不審者等の情報提供(プッシュ通知機能あり)や、防犯ブザー・チカン対策など各種防犯機能など、安全安心な暮らしに寄与するものと思いました。
 
防災・防犯に関しては、正しい情報をタイムリーに得ることが重要ですが、ご自身や家族を守るためにもぜひ、以下リンクよりご覧いただければと思います。
 
 →敦賀市HP「防犯アプリ『ふくいポリス』の運用が開始されます!」はこちらから
 

 
さて、この写真は昨朝の辻立ち場所からの眺め。
 
水曜朝は、名子のヨットハーバー前での辻立ちを続けてきていますが、まさに心のオアシスとでも言うのでしょうか、こうした景色に気持ち澄み渡ったところです。
 
また、昨日は女性役員の方にお手伝いいただきましたが、何と活動後にはバレンタインチョコのお気遣い。
 
細やかな心配りに、感謝感激の気持ちをお伝えした次第です。
 
こうして心満たされた朝活の後は、市議会の議会運営委員会へ。
 
28日から始まる令和6年第1回(3月)定例会が招集告示され、委員会では、定例会の日程や運営方法、陳情の取扱い、その他事項について協議しました。
 
3月定例会のメインは、来年度当初予算案の審議になろうかと思いますが、本日の議員説明会で説明を受ける次期「総合計画」や「中期財政計画」とも相まって、米澤市長の考え、政策がより色濃く出てくるものと認識するところ。
 
なお、他の条例改正案などを含め、昨日既に「分厚い」議案が配布されていますので、以降は「議会モード」にチェンジのうえ、しっかり精査して臨む所存です。

令和5年第5回(12月)定例会を終える

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自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、東京地検特捜部は秘書、議員への任意での事情聴取に続き、19日に政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で派閥事務所の家宅捜索に着手したとのニュース。
 
議員の個人事務所への強制捜査はこれまでも数々の事件で行われてきましたが、派閥事務所に対しては極めて異例で平成16年以来2例目とのこと。
 
関係する議員は口を揃えて「然るべき時期に説明する」と仰っており、捜査による事実の解明を待つスタンスと思われますが、党内で自浄作用は働いているのでしょうか。
 
いずれにしても「政治への信頼」を著しく低下させている事態であるが故、一日も早く事実関係を明らかとし、議員各位がどのような説明をされるのか注視する次第です。
 
さて、そうしたなか、11月28日より、22日間に亘り開催された令和5年第5回(12月)敦賀市議会定例会が昨日、最終日を迎え、追加提案された議案を含め、全36件について可決し閉会しました。
 
今定例会で議決したトピックスとしては以下が挙げられ、市民生活に深く関わる議案に対し、賛成した次第です。
 
【条例の一部改正】
◉敦賀市環境保全条例
生活環境へ影響を及ぼすおそれのある事業者に対し、地域住民と良好な関係を築いていくために必要な規定(地域住民等への事業説明など)を整備。
 
◉敦賀市手数料徴収条例
コンビニエンスストア等におけるマイナンバーカード等を利用した住民票等各種証明書の自動交付の利用を促進するため、一定期間において自動交付に係る手数料を減額。
 
【補正予算】
◉コミュニティバス運行事業費(239万5千円)
一部路線ルートを変更し、新幹線開業後の金ケ崎方面への需要に対応
 
◉子ども発達支援センター空調改修事業費(1億3,783万2千円)
子ども支援センターパラレルの空調設備老朽化に対応するための改修。
 
◉消費喚起推進事業費(3,371万円)
電子クーポン「つるが割」の追加発行(54,000枚分)。
 
◉給食センター建設事業費(7,937万8千円)
新たな学校給食センター整備にあたり、事業用地の調査や基本設計等を実施。
 
こうして、今年最後の定例会が閉会しましたが、次の3月定例会は令和6年2月21日から。
 
会期中の3月16日には、北陸新幹線金沢-敦賀間が開業するという歴史的なタイミングになりますが、引き続き、市民の方々の声をひとつでも多く伺い、地に足を着けた活動を進めてまいります。
 

本日は令和5年第5回(12月)定例会最終日

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台風や警報級の天候でない限り実施すると決めている、月曜朝の街頭活動。
 
皆さんもご経験があろうかと思いますが、覚悟を決めた方が悩まなくて済むため、以外と気は楽なもの。
 
昨朝は最強寒波の影響から、気温3℃、途中、みぞれ混じりの雪が降るコンディションでしたが何のその。
 
ほんの一瞬、傘で雪を凌いだものの、その後は曇天に青空が覗く空模様となり、無事に活動を終えることができました。
 
活動自体は、近くに中学校があることも考慮し、7時30分から8時00分の30分と決めていますが、昨日は「あっ」という間。
 
信号機のない横断歩道での事故が多発していることを踏まえ、冒頭は「STOP横断歩道」の呼び掛け、続いて敦賀市議会の状況、さらには政治資金パーティー券のキックバック問題に関連した「政治と金」の話しまで、自身の考えを伝えました。
 
これからは厳しい寒さの中での活動となりますが、同じくその中を通学する中学生、高校生たちに「誇れるまち」と思ってもらえるよう、街頭ひとつにも魂込めて続けていく所存です。
 
さて、街頭でもお話しした敦賀市議会ですが、本日は令和5年第5回(12月)定例会の最終日。
 
9時からは議会運営員会、9時30分からは市長、両副市長も出席しての全員協議会を開催した後、10時から本会議再開となります。
 
本会議においては、各議案に対する委員長報告から討論、採決まで。
 
特別委員会からの中間報告を行うこととしていますが、私も文教厚生常任委員長として出番がありますので、しっかりと対応してまいります。
 
なお、毎度恐縮でございますが、議場での傍聴に加え、議会の模様は嶺南ケーブルネットワーク(議会チャンネル)ならびに敦賀市議会インターネット中継にてライブ放映されますので、ご覧いただければ幸いに存じます。
 

【市役所入口のデジタルサイネージ。表示は今日の本会議のみとなっていました。】

12月定例会も残すは最終日のみ

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自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り、同派所属の4閣僚は14日午前、岸田首相に辞表を提出しました。
 
事実上の更迭。
 
また党側では同じく、裏金問題に絡んで萩生田光一政調会長も首相に辞表を提出しましたが、この影響を受けるのが、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除を巡る自民、公明、国民民主の3党協議。
 
肝心の自民の交渉担当者が実質的に不在となるからでありますが、岸田首相に対し、国民民主党の玉木雄一郎代表が凍結解除実現に政治生命を懸けるとまでの思いを伝え、3党協議に至った訳ですから、党内人事も速やかに行なっていただき、こうした重要協議に空白を生まぬよう求めるところであります。
 
さて、「政治と金」の問題では、地元の代議士もこれに関係していると報じられていることから、今後の行方に注視するところですが、いま私自身が集中すべきは市議会12月定例会。
 
11月28日に開会した令和5年第5回(12月)定例会も、早いもので残すは19日の本会議のみとなりました。
 
昨日開催された予算決算常任委員会(全体会)では、今定例会に提出された補正予算案について、各分科会での審査結果を報告(私は文教厚生分科会長として報告)したのち、各議案ごとに討論、(委員会)採決を行いました。
 
結果、第70号議案 令和5年敦賀市一般会計補正予算(第7号)ほか7件について、「原案のとおり認めるべきもの」と決定。
 
最終日には、予算決算常任委員長からの報告後、他の議案と合わせ、採決に進むこととなります。
 
なお、昨日17時までが、本会議での討論通告締切でしたが、市民クラブからは補正予算案1件について通告。
 
今回の討論者は、豊田耕一議員となりますので、「賛成」とする判断根拠をお聞きいただければ幸いに存じます。
 
定例会が終われば、いよいよ年末まで10日あまり。
 
今年を締め括りともなりますので、気を引き締めて最終日に臨む所存です。
 

【市役所入口のデジタルサイネージ。次に切り替わると最終本会議のみに。】

【お知らせ】一般質問の模様を再放送(RCN議会チャンネル)

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お知らせ1件です。
 
昨晩からは、嶺南ケーブルネットワーク(RCN)議会チャンネル(CH093)にて、一般質問の模様が再放送されています。
 
以下に放送スケジュールを掲載しますので、ご覧いただければ幸いです。
 

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