敦賀港(鞠山南地区)国際物流ターミナル(拡張部分)供用式典

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天気に恵まれた11月最後の日曜日。
 
午前中は町内会館にて活動報告会を開催しました。
 
金曜日に続いて2度目の開催でしたが、7名の方にお集まりいただき、私からの報告の後、観光や道の駅整備、消費喚起策などについて意見交換することができました。
 

【ひばりケ丘町会館での報告会の様子】
 
前回と同様、最後にはあたたかい拍手で激励までいただき心より感謝。
 
来週日曜には、大比田区での報告会を予定していますが、二期目となりましたので、従前同様の方法を踏襲するのみならず、より多くの方にお伝えする方法を実践していきたいと思います。
 
続いて午後は、あいあいプラザで開催された「敦賀港(鞠山南地区)国際物流ターミナル(拡張部分)供用式典」にお招きいただき出席。
 
主催者である杉本福井県知事、稲田国道交通省港湾局長を始め、多くの関係者、来賓が集うなか、盛大に挙行されました。
 
天然の良港である敦賀港ですが、国土交通省 北陸地方整備局の説明資料によれば、韓国との外貨コンテナ・国際RORO船航路や北海道・九州と北陸・関西・中京圏を結ぶ重要な幹線航路が就航し、国内外の物流拠点となっており、日本海側では新潟港に次ぐ第二位の取扱貨物量となっているところ。
 
特に、鞠山北地区では、フェリー・RORO船の大型化に伴い取扱貨物量が増加するとともに、バイオマス発電所の建設により木質チップの輸入が開始され、背後用地の不足やこれによる混雑が日常的に生じていたとのこと。
 
こうした状況を改善するため、平成29年度より総事業費158億円を投じ、鞠山南地区の岸壁(水深14m)130mを国直轄で、ふ頭用地5.5haを福井県事業で整備を行い、このほど約7年の歳月をかけて完成したもの。
 
事業概要については、国土交通省の説明で分かりやすい図がありましたので以下に掲載します。
 

【鞠山南地区の黄色く塗られた部分が今回の拡張部分(赤線は岸壁)。これにより一段と物流の効率化が図られることになります。】
 
式典では杉本知事から、敦賀は古くから大陸と結ぶ港を有する「日本の玄関」、今回の整備によりモーダルシフトの解消につながるほか、鉄道も含めて、人やモノが敦賀に集まるようになるとの期待の言葉がありました。
 
また、来賓としてご挨拶された米澤敦賀市長からは、敦賀市民にとって「港は心の中に生きている」としたうえで、その例として民謡2曲の歌詞を紹介。
 
紹介した歌詞はこちら。
 
<敦賀とてもすきすき>
敦賀港へ 入った船は 錨(いかり)抜くのが さぞ辛らかろう
 
<大敦賀行進曲>
西へ行こうか 東へ行こか 港敦賀は 東洋の波止場
 
チラリ周りを見ると、「ほ〜っ」といった表情で頷かれていらっしゃる方もおられ、「米澤市長いいネタ持ってきたなぁ」と私もニヤリとしてしまいましたが、この歌詞がまさに「みなとまち」敦賀を表すものであり、会場の皆さんに伝わったことを嬉しく感じた次第です。
 
来賓からのご挨拶・祝電披露の後は、関係者と地元の松原小学校、西小学校の児童によるテープカット、くす玉割りが行われましたが、このふ頭は2027年度の完成をめざし、岸壁をさらに220m延伸、用地を4.8ha拡張する事業が決定しているところ。
 

【テープカット、くす玉割りの様子】
 
巨額の予算が切れ目なく投じられることに、敦賀港への期待の大きさを伺い知ることができます。
 
こうして式典を終え、思い浮かべたのは、気比の松原にある「駐輦の碑」に刻まれた勝海舟の言葉。
 
「まさに洋々たる日本の前途を祝しているようである」
 
 ※「駐輦の碑」と勝海舟の詳しくは以下参照ください。
  →名勝気比の松原と勝海舟(2021年5月10日ブログ)
 
杉本知事は「奈良時代から」と仰られましたが、実は「古墳時代から」。
 
古より国内外の物流拠点として重要な役割を果たしてきた敦賀港とともに、ここ敦賀がさらに大きく広く飛躍することを期待して止みません。
 

【拡張整備された鞠山南地区。前途洋々と進みたし。(福井新聞ONLINEより引用)】

「金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画(案)」について説明を受ける

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先般、敦賀を取り上げ放送されたNHKの人気番組「ブラタモリ」。
 
「すべての道は敦賀に通ず」とのテーマに疑心暗鬼だったタモリさんが、市内各地を訪れるごとに、古より交通の要衝として栄え、敦賀が「鉄道と港のまち」と言われる由縁を理解され、番組の最後で放ったのが「敦賀すごいじゃないですか」の言葉でした。
 
この番組によって、古より大陸とつながる敦賀が、日本にとっていかに重要な場所であったかが全国に知れ渡るとともに、敦賀市民にとっても、こういった歴史を知ることで、わが町への愛着や誇りが高まったのではと受け止めたところです。
 
さて、番組の中でも紹介された氣比神宮や金ケ崎周辺エリアですが、敦賀市では以前より、まさにこの周辺一体を対象にした「金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画」について協議されていましたが、このほど(案)として整ったことを受け、昨日、敦賀市議会の議員説明会の場で説明を受けました。
 
この計画は、敦賀商工会議所と福井県、敦賀市で構成する「金ケ崎周辺魅力づくり協議会」により協議が重ねられてきたもので、<将来像>を世界と未来に開く鉄道と港のまち、<基本方針>を玄関口”敦賀駅”から広がるまちづくりとし、金ケ崎エリア、氣比神宮エリアの魅力をさらに高めるとともに、敦賀駅を起点として各エリアをつなぐことで、賑わいをまち全体に広げていくとするもの。
 
説明会では、資料ごとに順次、①氣比神宮周辺魅力アップWGの開催結果概要、②神楽門前町魅力アッププラン、③金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画について概要説明がありました、
 
①と②の説明は割愛し、③金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画に関し、施策の方向性については、金ケ崎エリアが、①魅力ある食や癒しを体感できるエリアをつくる、②鉄道と港の歴史を活かしたまちをつくる。
 
氣比神宮エリアは、①氣比神宮の参道としての魅力をつくる、②市民と観光客の交流の場をつくる、③市民の憩いの場をつくるとありました。
 
全体イメージに加え、金ケ崎エリアの将来イメージ図(世界的な設計事務所OMAが手掛けたもの)も示され、その後質疑に。
 
議員からは次々と手が挙がり、質疑・意見されましたが、印象として、計画に対してネガティブなものが多かったと感じました。
 

                      ©️OMA 無断複製転載を禁止します
【示された金ケ崎エリアのイメージ図】
 
私からは、この計画に期待をしてこの場に臨んだことを前置きしたうえで、例えば、鉄道公園は置くとしながらも、転車台(現在、人道の港ムゼウム前に野ざらし)は一部部品が使えないため置くだけ、敦賀港線の廃線利用はされるとあるものの、電車(例えば、赤レンガ倉庫横に設置のキハ28形気動車など)を動かすのはコスト面からも難しいとの説明を聞くに、平成24年に策定された「金ケ崎周辺整備構想」、平成30年策定の「金ケ崎周辺施設整備基本計画」にあったコンセプトやノスタルジー、鉄道と港の歴史(SLを走らせる、鉄道遺産含む)はどう活かされるのかと、この時点で可能性を否定するのではなく、敦賀を表す「鉄道と港のまち」を体現する場所、市民にとって誇りに思える場所となるよう、現時点で諦めることなく考えていただきたいとだけ申し上げました。
 
参考まで、上記の構想と計画は以下リンクよりご覧ください。
 
→平成24年策定「金ケ崎周辺整備構想」はこちら
→平成30年策定「金ケ崎周辺施設整備基本計画」はこちら
 
他にも、以前に実施した「金ケ崎周辺官民連携事業に係るサウンディング型市場調査」での結果との整合性などについても聞きたかったのですが、時間の関係から控えた次第。
 
この金ケ崎エリアは、古墳時代から中世、近世と敦賀が発展してきたことを象徴する場所であるが故、その活用方法は市民の皆さんにとって大変関心が高いもの。
 
新幹線開業が100年に一度とチャンスと言われますが、それに匹敵する開発として捉え、より多くの市民の声を伺いながら、自身の考えと照らし合わせ、意見できればと存じます。

歩道拡張工事が進む敦賀駅前通り

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日本の上空に流れ込んだ寒気が週明けにかけて居座るとのことで、全国的に朝晩の冷え込みが続くところ。
 
敦賀の昨日の最低気温は10.2℃で、朝散歩に出掛ける際もウィンドブレーカーを羽織らないと寒いほど。
 
これまでが暖かかっただけに、余計に寒く感じるのかもしれませんが、気付けば11月も中旬。
 
冬支度も意識しながら過ごしたいと思います。
 
さて、昨日は所用のため駅前に。
 
歩道拡張工事が進む敦賀駅前通りは現在、歩道橋から駅側の工事を進めており、併せて状況確認をと商店街を歩いていると、観光客の方が銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトのモニュメントを撮影する姿がチラホラ。
 

【歩道拡張工事が進む駅前通り】
 
工事用フェンス越しの撮影となることに申し訳ない気持ちで眺めていると、視線を感じたのか、撮影していたオバちゃん達から「何でここにあんの?」と関西弁で聞かれ、待ってましたとばかりに松本零士先生のモニュメントが設置されている意味を説明。
 
やや暑苦しい説明を熱心に聞いていただき、「よう分かったわ。ありがとなー。」との言葉を残し、颯爽と歩いて行かれました。
 

【撮影の対象となった銀河鉄道999のモニュメント】
 
また、あるお店の方とお話しすると、駅前エリアの課題をお聞きできたり、提案をいただいたりとヒントになることばかり。
 
いただいたご意見はスマホのメモに残しましたが、改めて、現場に足を運ばねば知らぬことばかりと反省しつつ、「まちは歩かにゃいかん」と初心に帰った次第です。
 
なお、歩道拡張に関しては、若干工事が遅れ気味のようで、この後、歩道橋から白銀交差点側の工事が冬季に掛かることを考えると、新幹線開業までに間に合うのかやや心配になりましたが、またその辺りの見通しについては確認しておきたいと思います。
 
いずれにしても、拡張して生まれるこの歩行空間。
 
本町通りの「ほこみち」と同様、ここ駅前においても今後、市民の普段使いの場として活用され、敦賀の玄関口のにぎわいづくりにつながることを期待いたします。
 

【昨日の敦賀駅前。この日は多くの観光客が訪れていました。】

新しい総合計画に関する「市民ワークショップ」が開催されます

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早いもので、昨日は「立冬」。
 
暖かい日が続いているため、例年と季節感がズレている感はあるものの、暦の上で冬が始まる日を迎え、ここ敦賀でも紅葉が進んでいくのではと。
 
そのようななか、昨朝は、強風のため一日スライドした週始めの街宣(本来月曜の朝に実施している)を行いましたが、風は弱まったとはいえ、ご覧の(生え際全開)のコンディション。
 
「風に負けじ」と元気に約30分間お話ししましたが、これからの季節は「寒さにも負けず」と、気合いを入れて活動していきたいと思います。
 

【お見苦しくて恐縮ですが、風の強さ加減はお分かりいただけるかと。】
 
さて、街頭演説の中でもご紹介したのは、市が今年度中に見直すとしている「総合計画」のこと。
 
以前のブログでもお伝えしたとおり、来春の北陸新幹線敦賀開業をはじめ、本市が大きな転換期を迎えようとしている中、市民生活の豊かさ向上や市の発展に向け、環境の変化に柔軟に対応できる機動性を持たせるとともに、市が何を目指しているのかを市民の皆様に分かりやすく示す計画として策定するのが「新しい総合計画」です。
 
特徴としては、これまでの「総合性重視」から、今回は「機動性重視」の計画にすること、検討体も従来の「審議会」方式から市民参加型の「ワークショップ」方式にするなど、米澤市長の考えや思いが反映された形になっていることは、9月定例会での自身の一般質問でも確認したところ。
 
一般質問では、「新しい総合計画」をこれまでと違う形で策定しようとするのであれば、そのことを広く市民の皆さんにも周知すべきだと意見しましたが、市においては、質問の後すぐにホームページに掲載されたうえ、11月6日には「新しい総合計画に関する市民ワークショップの開催について」のタイトルにて更新がされていました。
 
ワークショップ方式の「肝」は、あらゆる世代、より多くの市民の声をお聴きすることにあると思いますし、市民皆で作り上げようとするのが、今回の「新しい総合計画」ですので、敦賀市民の皆様におかれましては、ぜひとも積極的に参加いただけますようお願いいたします。
 
→ワークショップへのお申し込みはこちらから(敦賀市HP)
 
<参考:「新しい総合計画」の策定スケジュール(予定)>

「ミライエ2023」が始まる

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プロ野球日本シリーズ 59年ぶりの「関西ダービー」で盛り上がる大阪ですが、3日からは、大阪のシンボルストリートである御堂筋を、優しい光で包み込む大規模なイルミネーションが始まったとのニュース。
 
今年で11年目を迎える「大阪・光の饗宴2023」は、大阪・光の饗宴実行委員会(構成団体:大阪府、大阪市、公益財団法人大阪観光局、経済団体等)が主催し、大阪府内でまちづくりやエリア活性化に取り組む29団体が31の光のプログラムに参加しているとのこと。
 
2015年1月に世界記録に認定されるほどの規模で、御堂筋の美しさを感じられるイチョウ並木イルミネーションの光とともにランドマークレーザーやプロジェクションマッピングも楽しむ様子が映し出されていました。
 
こうして各地では、クリスマス、年末へ向けてまちをイルミネーションでまちを彩る催しが行われるところ、負けてはいないのがここ敦賀。
 
3日には、この時期の風物詩ともいえるイベントが始まりました。
 
そのイベントとは「ミライエ2023」
 
「鉄道と港のまち敦賀」をテーマとしたまちづくりを行ううえで重要な場所である金ケ崎緑地を舞台に、2014年から開催する「ミライエ」は今年で10周年。
 
「ミライエ」のホームページを拝見すると、2014年の第1回では約22万個のLED電球使用から年々増加。
 
2023年は過去最大、約65万個超のLED電球を使用し、北陸最大級のイルミネーション事業として開催するほか、目前に控えた北陸新幹線敦賀開業に向けたまちづくりの機運上昇やイベントによる集客効果を地域経済へ波及させることを目的に活動するとあります。
 
また、本事業を実施するにあたっては、主催する「『敦賀・鉄道と港』まちづくり実行委員会」の趣旨やミライエへの思いに賛同いただいたボランティアスタッフが、今では約130名にのぼるとのことであり、まさに市民有志の手作りで開催されていることに敬意を表する次第です。
 
点灯式が行われる11月3日18時には、私も会場に行き、その瞬間をカメラに収めました。
 
なお、点灯の瞬間を収めた動画は容量の関係で掲載できませんでしたので、私のFacebookもしくはX(旧ツイッター)をご覧ください。
 




【言葉は不要ですね】
 
こうして、金ケ崎緑地一面が海になったようなブルーで埋め尽くされ、神秘的且つ感動的な雰囲気を満喫しましたが、会場には続々とご家族やカップル、お年寄りのご夫婦までが訪れ、老若男女が楽しむ姿を嬉しく感じた次第です。
 
細かな開催スケジュールは、以下にリンクします「ミライエ」のホームページをご覧いただきたいと思いますが、皆さまぜひ、金ケ崎緑地に足を運んでいただければと。
 
 →「ミライエ2023」開催情報はこちら
 
最後に、「ミライエ2023」は12月25日まで開催されますが、この間、寒い日も欠かさず運営されるボランティアスタッフの皆さまに、改めて感謝申し上げます。

「敦賀市パートナーシップ宣誓制度」が始まる

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今日から11月。
 
1が3つ並ぶ「11月1日」は、語呂合わせの記念日があるものと調べてみると、まず出てきたのは「犬の日」。
 
語呂は「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」でペットフード工業会などの6団体が制定したものだそう。
 
他には、語呂ではありませんが、明治元11月1日、神奈川横須賀市に日本初となる洋式灯台の建設が始まったことを記念する「灯台の日」や「キティちゃんの誕生日」(1974(昭和49)年11月1日)などなど。
 
色々あるものですね。
 
「犬の日」に関しては、我が家にもワンちゃんが居ますので、早速、朝の会話から使ってみたいと思います。
 
さて、そんなネタをご紹介しつつ、敦賀市で今日から開始されるものといえば「パートナーシップ宣誓制度」。
 
近年、「LGBT」や「性的マイノリティ」の言葉が政治の場でも取り上げられ、ここ敦賀市では、米澤市長が就任後の早い段階で考えを示されたことや市議会でも一般質問での論議があったところ。
 
そうした経過や福井県との連携のもと始まる「パートナーシップ宣誓制度」。
 
市のホームページでは既に制度が紹介されており、そこでの趣旨は以下のとおりとなっています。
 
(以下、ホームページ引用)
敦賀市では、市民一人ひとりが自分らしく生きることができ、多様性を認め合い、互いに支え合い、ともに生きるぬくもりのあるまちの実現を目指しています。
その取組の一環として実施する「敦賀市パートナーシップ宣誓制度」は、一方又は双方がセクシュアル・マイノリティのお二人が、互いを人生のパートナーとし、日常の生活において相互に協力し合うことを約束した関係(パートナーシップ)である旨の宣誓書を提出し、敦賀市が受領証及び受領カードを交付するものです。
この制度に法的効力はありませんが、セクシュアル・マイノリティに関する社会的理解を促進するとともに、セクシュアル・マイノリティの方々が安心感を持って生活できる社会が実現することを期待しています。
 
また、パートナーシップの宣誓をするには、一方又は双方がセクシュアル・マイノリティであるお二人が、「成年に達していること」、「敦賀市民であること、又は転入予定であること」などの要件を全て満たす必要があること。
 
受領証等の提示により利用可能となる敦賀市の行政サービスとしては、「市営住宅の入居申込み」や「移住者・新婚世帯家賃支援事業補助金の申請」、「市立敦賀病院の入院・医療の同意」などがあることが記載されています。
 
詳しくは、以下の市ホームページをご覧ください。
 
 →「敦賀市パートナーシップ宣誓制度」はこちら
 
自分の周りにいないと中々ピンと来ないという方も多いかと思いますが、制度趣旨にもあるよう「多様性」を認め合い、「支え合う」ことがまさに、地域共生社会の原点としてあるもの。
 
こうした制度があること自体が、性的マイノリティの方にとっての安心につながるとともに、社会的認知として広がるよう願う次第です。
 
なお、11月23日(木・祝)には、「パートナーシップ宣誓制度導入記念講演」が開催されますので、関心を持つ機会としてご参加いただければと思います。
 
 →講演会の申込み等の案内はこちら

「otta」が土地活用モデル大賞「国土交通大臣賞」を受賞

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先週、今週と続く行政視察では、本ブログでもご報告しているとおり、多くの学びや気付きがあり、刺激を受けるとともに、「知識を得る」ことにより、どこか心満たされる自分がいるところ。
 
敦賀に戻った昨日午前中は、11月16日開催の議会報告会に向け、各委員会ごとに、作成したパワーポイント資料の確認、午後は議会運営委員会にて長浜市議会にお伺いし、議会改革(タブレット導入・委員会のインターネット配信)に関する視察、夜はF-TOP21敦美・若狭地区合同議会報告会と、これまた充実した一日を過ごしました。
 
とりわけ、嶺南地域の連合加盟労組の皆さんと意見交換したF-TOP21議会報告会では、北陸新幹線敦賀開業に向けた課題(駐車場不足や二次交通など)も話題に挙がったところであり、頂戴したご意見も踏まえて対応していきたいと思います。
 
さて、そうしたなか、新幹線開業のみならず、敦賀のまちづくりの観点から、大変喜ばしい朗報がありました。
 
既に、先日の福井新聞に掲載されていることから、ご存知の方も多いかと存じますが、その朗報とは、敦賀駅西地区土地活用事業「TSURUGA POLT SQUARE “otta”」が令和5年度土地活用モデル大賞において、「国土交通大臣賞」に選定されたこと。
 
令和5年10月25日(水)には東京都にて表彰式も行われた訳ですが、市で中心的役割を果たされた都市整備部を始め、携わられた関係者の皆様のご努力が評価されたことに、心から敬意を表するとともにお祝いする次第です。
 

【芝の緑が映える昼間もいいですが、夜はまた違う雰囲気を醸し出す「otta」】
 
このことは、市ホームページでも紹介されていますが、「土地活用モデル大賞」とは、土地の有効活用や適切な維持管理に取り組む模範的事例、成功モデルとなる事例を募集し、優れたものについて表彰を行い、その普及を図ることを目的に、一般財団法人都市みらい推進機構が実施するもの(国土交通省後援)。
 
知育・啓発をテーマにした、全国でも珍しい公設民営の書店「ちえなみき」をはじめ、子育て支援施設や交流を目的とした駅西広場公園など、集客性の高い土地の有効活用を実現すると同時に、敦賀の食と文化を用いた地域創生の成功モデル事例として高い評価されたとあります。
 
この「otta」には、開業から1年で市内外から70万人の方にご来場いただいている訳ですが、ポイントは「日常的な賑わい」と「中心市街地への誘導」にあるかと思いますので、この場所を起点に、さらなる敦賀の発展につながることを期待する次第です。
 
なお、ottaの目玉は何といっても「ちえなみき」。
 
冒頭述べたとおり、新たな「知」は心を満たします。
 
つまり、心が満たされることは、人生が満たされることと同義と思う次第ですが、そんな「本との出会い」がある場所に、より多くの敦賀市民の皆さんが訪れ、文字どおり「知の拠点」となることに加え、こうした学びの姿勢がやがて敦賀の文化となり、根付いていくことを期待して止みません。
 
※参考まで、過去に書いた「ちえなみき」に関する2つのブログをリンクいたします。
 
 →「ちえなみき」はワクワク感あふれる書籍のジャングル(2022年10年11日)
 →「ちえなみき」は教養主義復活への第一歩(2022年12月12日ブログ)

岐阜県高山市にて「海外誘客の取り組み」を学ぶ

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嶺南広域行政組合議会の行政視察は2日目(最終日)。
 
初日と同じ岐阜県の高山市に進み、 「海外誘客(以下、インバウンド)の取組み」について視察してまいりました。
 
S61年に国際観光モデル地区に指定されて以降、継続的に取り組みをされ、H24年には観光庁長官表彰、H28年にはジャパンツーリズム・アワードを受賞した高山市は、全国でもトップクラスのインバウンド都市。
 
前日に高山入りしましたが、宿泊したホテルも、昨朝市内を散歩しても外国人の割合が大変高く、そのことを実感した次第です。、
 
視察は高山市役所にて行われ、観光課 海外戦略係のご担当より資料に沿って説明を受けました。
 
伺ったことは、目から鱗なことばかりでしたが、説明中にあった主な内容は以下のとおり。
 
<取組み経過と現状>
◉国際観光に係る歴史は長く、S61年に国際観光モデル地区に指定されたことを契機に、40年以上に亘る。
◉平成8年には外国語HP開設、平成23年には、海外戦略専門部署を設置し、本格的な海外戦略施策を展開してきた。
◉外国人宿泊者の推移では、平成4年で34,635人が令和元年では612,204人と爆発的に飛躍している。
◉国・地域別外国人宿泊者数(2019年)では、アジアが55.61%、欧米豪が36.26%と、全国平均に比べると欧米豪の割合が高い。
 
<インバウンドの効果>
◉H30年度の観光客全体の経済波及効果 約1,980億円のうち、外国人宿泊者は約406億円(20.5%)と推計。
◉訪問外国人による経済効果では、H17年に比べH30年では+354億円、約7倍となっている。
 
<インバウンド対策>
◉他言語にこだわり、ニーズにあった情報発信(11言語のホームページ、散策マップは12言語など)
◉無料公衆無線LANの整備。登録にメールアドレスを用いることにより、マーケティング(市場調査)にも活用している。
◉観光案内所、誘導案内の多言語化
◉地域通訳案内士の養成。飛騨3市1村にて、英語54人、中国語18人の有償通訳ガイドを養成。
◉北陸・飛騨・信州3つ星街道や杉原千畝ルートなどの広域連携により大きな流れをつくる。
日本を訪れる外国人旅行者が求めるものは、「ありのままの〝暮らし”に触れること」との考えから、地元食材を使った料理体験や地酒テイスティング、地元工芸職人体験など、数多くの体験コンテンツをラインアップ。
 
<新たな取組み>
◉観光庁の令和4年度 持続可能な観光推進モデル事業に選定され、旅行や観光における持続可能性の実践とその改善を行うために必要な知識と手法について学んでいる。
◉その中では、これまで十分でなかった「事業継続のための経済指標の把握」、「市民の満足度を定着化するなどの取組み」を行いつつ、インバウンドによる観光振興を市民の幸福度向上や地域の豊かさにつなげていくとしている。
 

【視察でいただいた資料】
 
このように、長い時間を掛けて、且つ多角的な視点のもと取組まれてきた内容は、大いに参考になった次第であり、とりわけ外国人と言えば「高付加価値(ラグジュアリー)」を思い浮かべるところ、「モダンラグジュアリー」と呼ばれるもう一方の層に焦点を当て、地域の体験に取り組んでいることを踏まえ、つまり、「どの地域でも、外国人を取り込めるチャンスとポテンシャルがある」との説明者の言葉が印象に残りました。
 
また、自身の質疑においては、観光客の受け皿となる「プレイヤー」(事業者、ボランティア)に関しては、自然派生的に生まれていること(需要か供給かどちらが先かと言えば、「需要」が先)、インバウンドに不可欠な「多文化共生」の考えに関しては、60年来の友好都市の歴史を持つアメリカ・デンバーとの国際交流などで草の根的に根付いているのではないかとのお答えに納得した次第です。
 
全国トップクラスのインバウンド都市は、何か特異なことを行っているのはなく、データ分析や戦略を練りつつ、地道にコツコツと取り組んできた結果が「今」であることを痛感したところですが、そうしたことを学べたこと自体、大変意義のある視察になりました。
 

【高山市役所は、最上階まで吹き抜け、モダンな内観でした。】
 
視察を終え、帰りは油坂越えで福井県へ。
 
ちょうど明日28日(土)は、中部縦貫自動車道 の勝原IC~九頭竜IC間(延長9.5km)が開通を迎えますが、九頭竜湖沿いでは、未開通区間の工事が行われていました。
 
長野県松本市までつながる同自動車道の全線開通予定は令和8年。
 
お隣岐阜県との利便性も格段と向上するこの道路整備に向け、安全第一での工事完遂を願いました。
 

【九頭竜水力発電所付近の工事現場の様子。山あいを縫う難工事が進んでいました。】

岐阜県可児市の「山城を活かしたまちづくり」を視察

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一昨日から続く、岸田総理の所信表明演説に対する代表質問。
 
昨日は、国民民主党 玉木雄一郎代表が登壇し、15分という限られた時間のなか、国民から寄せられた切実な声を背景に、提案に次ぐ提案がされました。
 
詳しくはぜひ、玉木代表のYouTube「たまきチャンネル」をご覧いただければと思いますが、質問の最後にあったのがこの言葉。
 
 →YouTube「たまきチャンネル」はこちら
 
最後に、総理に申し上げます。
解散総選挙に有利な政策ではなく、国民のための政策を堂々と進めてください。
国民民主党は「対決より解決」の姿勢で、賃金を上げ、所得を増やし、税負担や社会保障負担を引き下げる政策を積極的に提案していきます。
私たち国民民主党は、今の
「働いたら罰」
「子どもを産んだら罰」
「子どもを育てたら罰」
と言われるような社会を変えていきたいと思います。

政府及び与野党を超えた同僚議員の協力をお願い申し上げ、国民民主党を代表しての質問といたします。
 
魂を込めた渾身の質問であったと思う次第であり、岸田総理におかれては、提案した政策をひとつでも反映いただくとともに、私自身は所属議員のひとりとして、こうした考えが広まるよう、地方でも声を挙げていきたいと思います。
 
さて、こうして国会での論戦が続くなか、昨日からは「嶺南広域行政組合議会」の行政視察のため岐阜県を訪れています。
 
同組合議会は、福井県嶺南地域の2市4町の首長並びに各議会からの選出議員により構成(敦賀市議会からは8名)しているもので、この視察には、首長を除く議員21名と事務局さん4名の計25名が参加。
 
初日の昨日は、岐阜県可児市が取り組む「山城を活かしたまちづくり」を調査してまいりました。
 
木曽川と川湊による河川交通は、近世まで重要な輸送航路とされ、また陸路では東山道、中山道と大きな街道に面し、国境の要地であった可児市には、美濃金山城跡や久々利城跡を始めとした山城が10あり、これらを活かしたまちづくりに取り組み、成果を挙げているところ。
 
可児市役所では、観光課さんより、主に以下の点についてご教授いただきました。
 、

【視察会場の自席より。資料をもとに、丁寧にご説明いただきました。】
 
①地域団体との協働
・山城を整備、PRする団体が多数あり、各団体の草刈りやボランティアガイドにより、山城は大切に守られ、全国に誇る観光スポットとなっている。
・こうした団体を統括し、平成28年には「可児市山城連絡協議会」を立ち上げている。
 
②山城イベントの実施
・2016年より「山城に行こう!」と題したイベントを開催。2019年には「山城サミット可児大会」が行われ、市内外から23,000人もの参加があった。
・可児市は明智光秀の生誕地でもあり、光秀のふるさとを巡る企画や戦国体験として「チャンバラ合戦」などを開催し、子ども達が地元の歴史資源を知り、次の世代に伝えていく活動にも取り組んでいる。
 
③他市との広域連携
・リニア開通に向けて広域的に東美濃をPRするため、平成28年に岐阜県と可児市を含む7市で「東美濃歴史街道協議会」を設立。広域周遊企画などを展開している。
・「NHK大河ドラマ「どうする家康」を契機に、「小牧・長久手の戦い同盟」にも加入。
・全国的なお城イベント「お城EXPO」にブースを出展するなど、ブランディングを高めている。
 
④メディア連携
・様々なターゲット層への効果的なPRとして、歴史マンガやお城アプリと連携。
・お城アプリでは、30万人以上のユーザー登録がある「ニッポン城めぐり」と2017年より地域限定版めぐり(周遊企画)を実施し、毎年1万人程度の参加者が可児市を訪れている。
・「週刊ヤングマガジン」に連載された「センゴク」とコラボし、作者の宮下英樹氏の絵を広報物に使用するなどのPRも実施している。
 
⑤情報発信
・インスタグラム、LINEなどのSNS活用に加え、WEB広告やバナー広告も活用し、イベント情報などを発信。
・「戦国山城ミュージアム」では、山城のジオラマや可児市ゆかりの戦国武将の紹介、書籍やグッズを販売している。
 
説明いただいた後の質疑では、私もいくつか質問させていただきましたが、他の委員からも多く手が挙がるなど、有意義な時間になりました。
 
対応いただいた可児市議会並びに観光課の皆様、お忙しいところ大変ありがとうございました。
 
その後は「戦国山城ミュージアム」を視察し、市役所にて説明のあった内容を体感。
 
コンパクトながら、市や連絡協議会の皆さんの思いが込められた施設と感じました。
 

【戦国山城ミュージアムで販売していた「美濃金山城」の金銀の「御城印」】
 
こうして1日目を終えましたが、北陸新幹線敦賀開業も視野に、敦賀にある金ケ崎城や玄蕃尾城を始め、お隣美浜町の国吉城など、嶺南地域にある山城を活かした取り組みに向け、大変参考になった次第です。
 
今回得たことをヒントに、海と鉄道でつながる嶺南6市町が、今度は歴史ある山城でつながれるよう、学んだことを活かしていきたいと思います。

文教厚生常任委員会 行政視察(最終日)

ブログ まちづくり 敦賀市議会

視察最終日の昨日は三重県伊賀市へ。
 
白鵬城と呼ばれる伊賀上野城、忍者発祥の地、松尾芭蕉のふるさとなど、豊富な歴史と文化資源を有する伊賀市は、「住みたい田舎ベストランキング」でも5年連続三重県内1位を獲得するなど、豊かな自然の中にありながら、程よく便利な生活ができることが魅力とご自身でも謳っておられるまち。
 
また、「地域共生社会」推進に関しては、厚労省のポータルサイトにも事例として紹介されるなど、先進的に取り組まれており、今回「重層的支援体制整備事業」をテーマに、この地を視察先として選んだもの。
 
「重層的支援体制整備事業」については、視察1日目に奈良県生駒市でも調査しましたが、生駒市が行政と地域総ぐるみで取り組むのに対し、伊賀市の場合は行政主体、これに社会福祉協議会(以下、社協)が一緒になって取り組んでおり、双方のスタイルを把握する意味からも有効と考え、視察に参った次第です。
 
伊賀市役所での視察においてはまず、「重層的支援体制整備事業」の取組み概要や伊賀市の特徴について説明いただいた後、同席いただいた伊賀市社会福祉協議会さんからも「参加支援」、「地域支援」等に関わる具体例をご教授いただきました。
 

【視察の冒頭には、伊賀市議会 近森政利議長より、歓迎のご挨拶をいただきました。】
 
事前に把握していたよう、「相談支援」については市直営であり、市内の中部(市役所)、東部と西部(サテライト)を中心に、とにかく庁内連携を良くすることが重要とし、「自分のテリトリーを超えて皆で解決する」などの考えのもと、地域包括支援センターや障害者相談センター、こども未来課などに「相談支援包括化推進委員」を配置し、庁内各課のつなぎ役を担うほか、困っている方が狭間に落ちることのないよう「地域ケア会議」を随時開催し、きめ細かく連携を図っているとありました。
 
また、「自立相談支援」に関しては、他市が、「市か社協」どちらかで対応しているのに対し、伊賀市の場合は「市と社協」両者で対応していることが特徴的であること、間口を広げ、どの部署に来られても一旦受け止め(ウチの課じゃないと言わない)、相談の取りこぼしがないよう取り組んでいるとの言葉が印象に残りました。
 
「自立支援」に関しては、25年間ひきこもっておられた中年男性が、アルバイトに出られるまでつなげた実例を始め、「参加支援」や「地域づくり支援」においては、ひきこもりの情報を共有する「ネットワークミーティング」に20機関が参加していること、社会のほうも変わっていかなくてはならないとの思いのもと、ひきこもりの方が社会に出たいとした時の「居場所づくり」にも取りんでいると伺いました。
 
さらに、伊賀市社協さんからは、「重層的支援体制とは人がつながること」、「福祉部門と行政だけで対応する時代ではない」との認識のもと、献身的に取り組みを進めており、CWS(コミュニティ・ソーシャルワーカー)の実践と展開として、「わたせい」という企業と出会ったことをきっかけに、困窮家庭で学校にも通えていなかった一人の少女が、定時制高校に通い、同社でアルバイトをするまでにつながった例などをご紹介いただきましたが、まるでドラマのようなお話しに思わず涙が出た次第です。
 
「わたせい」との出会いから、社長の人柄を知り、お互い楽しいこと(前向きという意味)をやろうとしている、つまりは「福祉以外の分野と何かするのは楽しい!」が「私たちの合言葉」とあったことには、正直感銘を受けましたが、とにかく「困っている人を助ける」との強い思いのもと、あらゆる人や民間をつないでいくこと、ひいては「社会全体」で取り組まねばならないことと認識を新たにしたところです。
 
なお、社協の方から「皆さんへの宿題は、『わたせい』のホームページをご覧いただくこと」とありましたので、皆様とも共有したいと思います。
 
 →「堀出工房わたせい」ホームページはこちら
 
こうして、様々な「リアル」も伺うことができた訳ですが、先進的に課題解決に向かう原動力は、行政並びに社協の「熱量」にありと感じた次第です。
 
「熱量」の一言で表現してはいけないのかもしれませんが、「思い無くして事は進まず」、「思いなきところに人は寄らず」ということで、「人をつなぐ」重層的支援体制構築には欠かせないものとご理解いただければ幸いに存じます。
 
こうして、伊賀市での調査を終え、すべての視察が終了。
 
今回は、敦賀市の今ある課題に対応するための視察先を選定し、奈良県生駒市→兵庫県芦屋市→奈良県葛城氏→三重県伊賀市と4市を訪問した訳ですが、大変充実した調査となりました。
 
視察で得た多くの知見は、委員の皆さんとともに持ち帰り、敦賀市政に生かしてまいります。
 
結びになりますが、この3日間を通じ、ご丁寧に対応いただきました、視察先の各行政並びに議会の皆様に心より感謝申し上げます。
 
そしてまた、敦賀にお越しいただけることお待ちしております。

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