岐阜県可児市の「山城を活かしたまちづくり」を視察

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一昨日から続く、岸田総理の所信表明演説に対する代表質問。
 
昨日は、国民民主党 玉木雄一郎代表が登壇し、15分という限られた時間のなか、国民から寄せられた切実な声を背景に、提案に次ぐ提案がされました。
 
詳しくはぜひ、玉木代表のYouTube「たまきチャンネル」をご覧いただければと思いますが、質問の最後にあったのがこの言葉。
 
 →YouTube「たまきチャンネル」はこちら
 
最後に、総理に申し上げます。
解散総選挙に有利な政策ではなく、国民のための政策を堂々と進めてください。
国民民主党は「対決より解決」の姿勢で、賃金を上げ、所得を増やし、税負担や社会保障負担を引き下げる政策を積極的に提案していきます。
私たち国民民主党は、今の
「働いたら罰」
「子どもを産んだら罰」
「子どもを育てたら罰」
と言われるような社会を変えていきたいと思います。

政府及び与野党を超えた同僚議員の協力をお願い申し上げ、国民民主党を代表しての質問といたします。
 
魂を込めた渾身の質問であったと思う次第であり、岸田総理におかれては、提案した政策をひとつでも反映いただくとともに、私自身は所属議員のひとりとして、こうした考えが広まるよう、地方でも声を挙げていきたいと思います。
 
さて、こうして国会での論戦が続くなか、昨日からは「嶺南広域行政組合議会」の行政視察のため岐阜県を訪れています。
 
同組合議会は、福井県嶺南地域の2市4町の首長並びに各議会からの選出議員により構成(敦賀市議会からは8名)しているもので、この視察には、首長を除く議員21名と事務局さん4名の計25名が参加。
 
初日の昨日は、岐阜県可児市が取り組む「山城を活かしたまちづくり」を調査してまいりました。
 
木曽川と川湊による河川交通は、近世まで重要な輸送航路とされ、また陸路では東山道、中山道と大きな街道に面し、国境の要地であった可児市には、美濃金山城跡や久々利城跡を始めとした山城が10あり、これらを活かしたまちづくりに取り組み、成果を挙げているところ。
 
可児市役所では、観光課さんより、主に以下の点についてご教授いただきました。
 、

【視察会場の自席より。資料をもとに、丁寧にご説明いただきました。】
 
①地域団体との協働
・山城を整備、PRする団体が多数あり、各団体の草刈りやボランティアガイドにより、山城は大切に守られ、全国に誇る観光スポットとなっている。
・こうした団体を統括し、平成28年には「可児市山城連絡協議会」を立ち上げている。
 
②山城イベントの実施
・2016年より「山城に行こう!」と題したイベントを開催。2019年には「山城サミット可児大会」が行われ、市内外から23,000人もの参加があった。
・可児市は明智光秀の生誕地でもあり、光秀のふるさとを巡る企画や戦国体験として「チャンバラ合戦」などを開催し、子ども達が地元の歴史資源を知り、次の世代に伝えていく活動にも取り組んでいる。
 
③他市との広域連携
・リニア開通に向けて広域的に東美濃をPRするため、平成28年に岐阜県と可児市を含む7市で「東美濃歴史街道協議会」を設立。広域周遊企画などを展開している。
・「NHK大河ドラマ「どうする家康」を契機に、「小牧・長久手の戦い同盟」にも加入。
・全国的なお城イベント「お城EXPO」にブースを出展するなど、ブランディングを高めている。
 
④メディア連携
・様々なターゲット層への効果的なPRとして、歴史マンガやお城アプリと連携。
・お城アプリでは、30万人以上のユーザー登録がある「ニッポン城めぐり」と2017年より地域限定版めぐり(周遊企画)を実施し、毎年1万人程度の参加者が可児市を訪れている。
・「週刊ヤングマガジン」に連載された「センゴク」とコラボし、作者の宮下英樹氏の絵を広報物に使用するなどのPRも実施している。
 
⑤情報発信
・インスタグラム、LINEなどのSNS活用に加え、WEB広告やバナー広告も活用し、イベント情報などを発信。
・「戦国山城ミュージアム」では、山城のジオラマや可児市ゆかりの戦国武将の紹介、書籍やグッズを販売している。
 
説明いただいた後の質疑では、私もいくつか質問させていただきましたが、他の委員からも多く手が挙がるなど、有意義な時間になりました。
 
対応いただいた可児市議会並びに観光課の皆様、お忙しいところ大変ありがとうございました。
 
その後は「戦国山城ミュージアム」を視察し、市役所にて説明のあった内容を体感。
 
コンパクトながら、市や連絡協議会の皆さんの思いが込められた施設と感じました。
 

【戦国山城ミュージアムで販売していた「美濃金山城」の金銀の「御城印」】
 
こうして1日目を終えましたが、北陸新幹線敦賀開業も視野に、敦賀にある金ケ崎城や玄蕃尾城を始め、お隣美浜町の国吉城など、嶺南地域にある山城を活かした取り組みに向け、大変参考になった次第です。
 
今回得たことをヒントに、海と鉄道でつながる嶺南6市町が、今度は歴史ある山城でつながれるよう、学んだことを活かしていきたいと思います。

文教厚生常任委員会 行政視察(最終日)

ブログ まちづくり 敦賀市議会

視察最終日の昨日は三重県伊賀市へ。
 
白鵬城と呼ばれる伊賀上野城、忍者発祥の地、松尾芭蕉のふるさとなど、豊富な歴史と文化資源を有する伊賀市は、「住みたい田舎ベストランキング」でも5年連続三重県内1位を獲得するなど、豊かな自然の中にありながら、程よく便利な生活ができることが魅力とご自身でも謳っておられるまち。
 
また、「地域共生社会」推進に関しては、厚労省のポータルサイトにも事例として紹介されるなど、先進的に取り組まれており、今回「重層的支援体制整備事業」をテーマに、この地を視察先として選んだもの。
 
「重層的支援体制整備事業」については、視察1日目に奈良県生駒市でも調査しましたが、生駒市が行政と地域総ぐるみで取り組むのに対し、伊賀市の場合は行政主体、これに社会福祉協議会(以下、社協)が一緒になって取り組んでおり、双方のスタイルを把握する意味からも有効と考え、視察に参った次第です。
 
伊賀市役所での視察においてはまず、「重層的支援体制整備事業」の取組み概要や伊賀市の特徴について説明いただいた後、同席いただいた伊賀市社会福祉協議会さんからも「参加支援」、「地域支援」等に関わる具体例をご教授いただきました。
 

【視察の冒頭には、伊賀市議会 近森政利議長より、歓迎のご挨拶をいただきました。】
 
事前に把握していたよう、「相談支援」については市直営であり、市内の中部(市役所)、東部と西部(サテライト)を中心に、とにかく庁内連携を良くすることが重要とし、「自分のテリトリーを超えて皆で解決する」などの考えのもと、地域包括支援センターや障害者相談センター、こども未来課などに「相談支援包括化推進委員」を配置し、庁内各課のつなぎ役を担うほか、困っている方が狭間に落ちることのないよう「地域ケア会議」を随時開催し、きめ細かく連携を図っているとありました。
 
また、「自立相談支援」に関しては、他市が、「市か社協」どちらかで対応しているのに対し、伊賀市の場合は「市と社協」両者で対応していることが特徴的であること、間口を広げ、どの部署に来られても一旦受け止め(ウチの課じゃないと言わない)、相談の取りこぼしがないよう取り組んでいるとの言葉が印象に残りました。
 
「自立支援」に関しては、25年間ひきこもっておられた中年男性が、アルバイトに出られるまでつなげた実例を始め、「参加支援」や「地域づくり支援」においては、ひきこもりの情報を共有する「ネットワークミーティング」に20機関が参加していること、社会のほうも変わっていかなくてはならないとの思いのもと、ひきこもりの方が社会に出たいとした時の「居場所づくり」にも取りんでいると伺いました。
 
さらに、伊賀市社協さんからは、「重層的支援体制とは人がつながること」、「福祉部門と行政だけで対応する時代ではない」との認識のもと、献身的に取り組みを進めており、CWS(コミュニティ・ソーシャルワーカー)の実践と展開として、「わたせい」という企業と出会ったことをきっかけに、困窮家庭で学校にも通えていなかった一人の少女が、定時制高校に通い、同社でアルバイトをするまでにつながった例などをご紹介いただきましたが、まるでドラマのようなお話しに思わず涙が出た次第です。
 
「わたせい」との出会いから、社長の人柄を知り、お互い楽しいこと(前向きという意味)をやろうとしている、つまりは「福祉以外の分野と何かするのは楽しい!」が「私たちの合言葉」とあったことには、正直感銘を受けましたが、とにかく「困っている人を助ける」との強い思いのもと、あらゆる人や民間をつないでいくこと、ひいては「社会全体」で取り組まねばならないことと認識を新たにしたところです。
 
なお、社協の方から「皆さんへの宿題は、『わたせい』のホームページをご覧いただくこと」とありましたので、皆様とも共有したいと思います。
 
 →「堀出工房わたせい」ホームページはこちら
 
こうして、様々な「リアル」も伺うことができた訳ですが、先進的に課題解決に向かう原動力は、行政並びに社協の「熱量」にありと感じた次第です。
 
「熱量」の一言で表現してはいけないのかもしれませんが、「思い無くして事は進まず」、「思いなきところに人は寄らず」ということで、「人をつなぐ」重層的支援体制構築には欠かせないものとご理解いただければ幸いに存じます。
 
こうして、伊賀市での調査を終え、すべての視察が終了。
 
今回は、敦賀市の今ある課題に対応するための視察先を選定し、奈良県生駒市→兵庫県芦屋市→奈良県葛城氏→三重県伊賀市と4市を訪問した訳ですが、大変充実した調査となりました。
 
視察で得た多くの知見は、委員の皆さんとともに持ち帰り、敦賀市政に生かしてまいります。
 
結びになりますが、この3日間を通じ、ご丁寧に対応いただきました、視察先の各行政並びに議会の皆様に心より感謝申し上げます。
 
そしてまた、敦賀にお越しいただけることお待ちしております。

文教厚生常任委員会 行政視察(2日目)

ブログ まちづくり 敦賀市議会

秋晴れの天候に恵まれるなか、工程を進める文教厚生常任委員会の行政視察。
 
視察2日目の午前は、阪神電車の車窓から六甲山を望みつつ、兵庫県芦屋市役所へ。
 
市内の全小学校区で取り組む「コミュニティ・スクール(以下、コミスク)」を視察してまいりました。
 
「コミュニティ・スクール」と聞くと、文部科学省が進める、「地域とともにある学校づくり」を思い浮かべますが、芦屋市のそれは学校運営とは直接関わりがなく、地域社会(小学校区が基本的な範囲)の中で、一人ひとりが市民としての自覚と責任を持ちながら、誰もが参加できる文化・スポーツ、福祉や地域活動などを通じて、真に心豊かでゆとりのあるまちづくりを目指すという共通目標をもった共同体を意味するもの。
 
小学校を、学校の教育活動の支障のない範囲において地域住民に開放し、自主的な文化活動・スポーツ活動や地域活動を通じて、学校・地域・家庭の連携と住民相互の連帯感や自治意識を高め、よりよいコミュニティの創造・発展を図ることを目的に活動する「コミスク」の生い立ちは古く、始まりは昭和52年。
 
「芦屋市コミュニティ・スクール構想」を策定し、この構想に基づき、昭和53年には一つの小学校に「コミスク」を設置したのを皮切りに、昭和61年までに全小学校区(9校)にコミスクを設置。
 
現在もそれぞれのコミスクにおいて、活発な活動が行われているとのことでした。
 

【芦屋市役所での視察の様子】
 
視察では、上記の概要説明をいただいた後、小学校区を活動の範囲とした考え方や各組織の運営方法、文化・スポーツ活動の活性化に寄与した事例、行政の役割と関わり方など、様々な視点から質疑を行い、理解を深めることができました。
 
敦賀市においては3つの地区で、公民館を中心とした「コミュニティ運営協議会」が立ち上がっていますが、この機能に広く生涯学習や地域の課題解決機能を持たせたイメージが芦屋の「コミスク」でしたが、完全ボランティアで運営され、約半世紀を経た今も脈々と活動されていることに感心した次第です。
 
対応いただいた芦屋市教育委員会の皆様におかれましては、大変丁寧に対応いただき、「コミスク」がこうして地域に根差した活動として定着した理由や敦賀との違い等を把握することができました。
 

【美しいまちのイメージ通り、芦屋市役所前の手入れが行き届いた花壇に心癒されました。】
 
芦屋市役所を後に、午後は奈良県に戻り葛城市へ。
 
現在、敦賀市の学校給食センターは、幼稚園1園、小学校5校、中学校2校に給食を提供していますが、同センターは昭和59年に建設された建物であり、施設の老朽化が進んでいるとともに、設備についても更新を要する時期を迎えているところ。
 
同センター建て替え等については、令和5年3月17日に「学校給食あり方検討委員会」からの答申結果を踏まえ、敦賀市の方針までが作成されていますが、今後詳細な検討に入る段階にあたり、調理規模が敦賀とほぼ同じ(4500食)で平成27年に新設、運営を開始している葛城市を視察先に選定した次第です。
 
視察は、市役所ではなく、実際に給食センターにお伺いをし、市議会厚生文教常任委員会委員長様、教育委員会、給食センター職員の皆さんと総出で対応いただき、ありがたい限り。
 

【葛城市学校給食センターの外観】
 
給食センター所長さんからは、施設の概要や建て替えの経緯、整備に関する基本方針から始まり、「安全で安心」の学校給食運営や衛生・設備管理(アレルギー対応含)、地産地消の取り組みまで、事前にお渡しした質問項目まで網羅的に説明いただきました。
 

【恐縮ながら、視察の冒頭には毎回、委員長の立場からご挨拶を。】
 
また、運営開始から8年を経過しての課題や新設に関して留意すべき点など、現場をご経験されている立場から、リアルなお話しまで頂戴し、大変参考になった次第です。
 
視察の冒頭に常任委員会委員長様からは、葛城市の学校給食に対するモットーは「安心 安全 美味しく 楽しく」だと思いを述べられましたが、まさに関係者の皆さんがその思いのもと取り組まれている姿をひしひしと感じる機会ともなりました。
 
敦賀市においても、そうした思いを皆で共有し、今後の検討にあたらねばと胸に留めた次第。
 
本当に身になる話ばかりで、充実した視察となっておりますが、いよいよ本日は最終日。
 
1日目と同じ「重層的支援体制整備事業」について、先進地の三重県伊賀市を視察してまいります。
 

【葛城市学校給食センターにあった掲示板。児童生徒にとって給食は「思い出」のひとつですね。】

文教厚生常任委員会 行政視察(1日目)

ブログ まちづくり 敦賀市議会

途中から雨に降られた昨朝の街頭活動。
 
車に戻れば傘はありましたが、すぐに止むものと、そのまま続けて話していると何と、交差点向かいの粟野交番から警察官の方が傘を持ってきてくれました。
 
パトロールを終え、パトカーが交番に戻ってきたばかりのところお持ちいただいたことに恐縮しつつ、「濡れるのは自業自得なので」と、丁重にお断りしお礼を伝えましたが、警務中に気を使わせてしまったことを恥じました。
 
これは通行されている方に対しても同じことなので、以降、雨具は着使用する旨、十分気をつけます。
 
その後は、一旦帰宅して着替え、出張に。
 
16日(月)から18日(水)に掛けては敦賀市議会 文教厚生常任委員会の行政視察ということで、委員の皆さんと一路、奈良県生駒市に向かいました。
 
敦賀市における現状の課題や今後の取り組みに資するべく、委員の皆さんと視察テーマ、視察先を調整のうえ、この日を迎えた訳ですが、今回のテーマは、本市でも取り組みを始めた「重層的支援体制整備事業」、あり方検討委員会にて検討が進む「学校給食センター」について、さらには新たな視点としての「コミュニティスクール」と大きく3つを挙げ、それぞれ先進地を選択したもの。
 
このうち、生駒市に関しては、行政のみならず地域と総ぐるみで取り組む「重層的支援体制整備事業」について学ぶべく、最初の視察先である生駒市役所にお伺いしました。
 
ご承知の方も多いかと思いますが、生駒市とは、平成26年2月に「原子力災害時等における敦賀市民の県外広域避難に関する協定」を結んで以降交流を深め、その後、生駒市が市制50周年を迎えるに当たり、新たな友好都市として本市へ締結のご要望をいただいたことを契機に、避難先の方々と日頃から顔の見える関係の構築を願う本市にとって、生駒市と将来にわたり交流を深めていくことは大変喜ばしい申し入れであることから、令和3年11月2日に友好都市提携を締結した関係にあります。
 
そうした深い関係にある生駒市を訪れることができたこと自体、意義のあるものと思い、視察の冒頭には委員長としてそのことに触れるとともに、本視察を受け入れていただいたことに感謝申し上げた次第です。
 

【ご説明いただく前に、私の方より感謝のご挨拶をさせていただきました。】
 
視察では、生駒市議会 厚生文教委員会の三木委員長に同席いただいたうえ、事業を所管する福祉政策課のご担当よりご説明いただきました。
 
まず「重層的支援体制整備事業」とは、令和3年度の社会福祉法改正により創設されたもので、市町村が取組む任意事業ですが、生駒市では、令和5年度から「重層的支援体制整備事業への移行準備事業」に取り組んでいるところ。
 
「かさねるいこま」と題し、少子高齢社会を背景に、8050問題(※1)やダブルケア(※2)など介護、障がい、子育て、生活困窮といった分野別の相談体制では解決に結びつかないような「くらしの困りごと」に対応するため、市全体で「分野を問わない相談支援」、「参加支援」および「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施することで、包括的な支援体制を整備する事業を進めているとのことでした。
 
※1 8050問題・・・80歳代の親が50歳代の子どもの面倒をみること。背景にひきこもりがあるとされている。
※2 ダブルケア・・・子育てと親や親族の介護を同時に担うこと。
 
そもそもの事業目的には、「既存の支援機関等の機能や専門性を活かし、相互にチームとして連携を強めながら、市民力を生かして市町村全体の支援体制を作ること」とある訳ですが、生駒市では具体的に「どこに相談してよいか分からない」という悩みを無くすため、市内各地に「いこまる相談窓口」を設けたり、全庁的に対応するため、45もの課に「いこまる推進員」(各課をつなぐ窓口的役割)を配置するほか、地域コミュニティとのつながりの中で伴走支援を行うべく「わがごと会議」を開催したりと、まさに「まちぐるみ」で取り組みを進めていることを学ぶことができました。
 
詳細までは紹介しきれませんが、大変丁寧且つ具体的な部分までご説明いただきましたご担当のお二方、また視察を受け入れていただいた生駒市並びに生駒市議会の皆様に心より感謝申し上げます。
 
なお、昨年11月に敦賀市で開催した「地域共生社会推進 全国サミット」が、来年10月には生駒市で開催されるとのこと。
 
先の友好都市宣言の宣誓書には、「両市の相互の信頼と尊敬を礎として、その個性と特性を活かした幅広い分野における交流を通じて、創造的で魅力のある都市づくりや地域課題の解決、市民生活の向上等に寄与することを念願し、友好都市の提携を結ぶことをここに宣言する」とあります。
 
「全国サミット」の成功を願うとともに、まちを挙げて地域共生社会の実現をめざす生駒市の、今後ますますの発展をご祈念申し上げます。
 

 
<参考>
生駒市と敦賀市の「重層的支援体制整備事業」の取り組みを以下にリンク(各市のホームページ)いたしますので、参考までご覧ください。
 →生駒市の「重層的支援体制整備事業」について
 →敦賀市の「重層的支援体制整備事業」について

秋のみなとまちを駆ける「第42回 敦賀マラソン大会」

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昨日のブログで、敦賀勢が勝ち進むことを大いに期待と書きました秋の北信越地区高校野球大会。
 
福井県内2会場で行われた準々決勝では、敦賀気比(福井3位)が帝京長岡(新潟2位)を11-5(延長十回)で下し、準決勝に進出。
 
一方、敦賀(福井4位)は星稜(石川1位)に0-10(五回コールド)で敗れ、惜しくも準決勝進出を逃しました。
 
敦賀は4年前、奇しくも同じ準々決勝、同じ星稜との雨中決戦でコールド負けを喫しており、その際は長男がプレーしていましたので鮮明に覚えている訳ですが、快進撃を期待しただけに、今回の「悲報」に肩を落とした次第です。
 
ともあれ、福井県勢としては、敦賀気比と北陸が準決勝に駒を進めましたので、引き続き、選抜切符の獲得に向け応援したいと思います。
 
さて、高校野球やかごしま国体など、新聞紙面を見てもまさに、「スポーツの秋」真っ盛りといったところですが、昨日は敦賀でも一大イベント「第42回 敦賀マラソン大会」が開催されました。
 
マラソンといえば、気になるのがコンディション。
 
誰もが雨を覚悟した天気回りでしたが、その予報を覆すが如く、雨は次第に止み、開会式頃には見事な青空が広がったことは、参加いただいたランナーの皆さんを歓迎するかに感じた次第です。
 

【雨が上がった競技場。ゴールポスト付近から野坂山を望む。】
 
昨年は、発着点を市総合運動公園に移しての新コース、今年は17年ぶりにハーフマラソン復活と、進化を遂げる「敦賀マラソン大会」には、県内外から1,849名のランナーが参加。
 
8時15分からは、競技場内にて開会式が行われ、主催者、来賓からの挨拶に続き、来春の北陸新幹線敦賀開業の3月16日と同じゼッケン「316」の男性ランナーによる選手宣誓は、気合あり、ユーモアありの素晴らしい宣誓でした。
 
その後は、9時のハーフを皮切りに、10キロ、5キロ、3キロ、2キロと計17種目に分かれて順次スタート。
 

【17年ぶりのハーフから順次スタート!写真はスタートを待つランナー達。】
 
私は議員の立場で開会式に参加した後、敦賀市陸上競技協会(以下、陸協)の一員としてゴール誘導係をお手伝い。
 
といっても、普段は名ばかりの陸協会員のため恐縮でしたが、参加できる時はと、競技場に入る手前で選手の誘導をさせていただきました。
 
ゴールが視界に入るポイントということもあり、ファミリーの部では、しっかり手をつなぐ親子もあれば、お子さんを必死で追い掛けるお父さん、お母さんの姿があったり、本当に10キロ走ってきたのかと思うほどのスピードで駆け抜ける高校生、足が止まりそうになりながらもゴールを目指すハーフの選手など、様々な「ランナー模様」を拝見しながら、誘導に合わせて声援を送りました。
 
なお、ちびっ子からお年寄りまで、ラストスパートを皆で応援する一体感はマラソン大会ならではと感じたのと同時に、皆が掛け合う「ガンバレ!」の言葉が持つチカラとありがたさを感じた次第です。
 

【競技場入口のこの場所で、最後までゴールへ誘導しました。】
 
来年3月16日には、いよいよ北陸新幹線金沢・敦賀間が開業となり、関東や信越方面から敦賀へのアクセスがより便利になります。
 
市内の皆さんはもとより、「秋のみなとまち」を駆け抜けるこの「敦賀マラソン大会」に一層多くのランナーが訪れることを期待すると同時に、訪れた方に「次も参加しよう!」と思っていただける「おもてなし」や「工夫」が重要とも感じたところ。
 
何はともあれ、走り終わった後の皆さんの達成感ある表情、親子や仲間同士のあふれる笑顔を拝見するに、この大会がそれぞれの思い出の1ページとして刻まれたもの。
 
今回参加いただいた参加者の皆さん、そして企画から準備・運営にあたられたすべての関係者の皆様、大変お疲れ様でした。

新幹線開業は「卒業のない入学式」

ブログ まちづくり 北陸新幹線

昨夕は、駅西の「ちえなみき」で開催された「ottaトーク」にお声掛けいただき参加。
 
「ottaトーク」は、青森大学の櫛引素夫先生がコーディネーターを務める、主に北陸新幹線敦賀開業及び新幹線を活かしたまちづくりに関し、これまで回を重ねてきているミーティングで、この日はオンラインにて東京、福井市をつないで行われ、私にとって大変有意義な機会となりました。
 
度々、議会の場でも発言している「新幹線は目的ではなく手段」、真の成功の鍵は「地域の皆さんに、新幹線を“自分ごと”として感じていただくこと」の考えはまさに、以前、櫛引先生から教わったことを引用させていただいている訳ですが、今回も「“自分ごと”の発展」や「新幹線開業は、卒業のない入学式」などの言葉がありました。
 
また、参加された方々からの意見からも、多くの学びや気づきがあり、今後の自身の取り組みにも反映していければとメモした次第です。
 
さて、ミーティングの中でも切り口のひとつとしてあった「外国人観光客」について、福井県として掲げている目標は、2024年に「40万人」だそう。
 
現在が7万人(と、確か言っていた)からすると、新幹線開業効果があったとて、かなりハードルの高い目標と感じたところですが、ちょうど今朝の新聞を見ると、「訪日客のカード利用好調 36都道府県でコロナ前を上回る」と題し、次のような記事がありました。
 
訪日客がクレジットカードを利用して支払った金額が、7月時点でコロナ前を5.8%上回る水準だったことが、三井住友カードの調査で分かった。36都府県でコロナ前を上回り、東北などの地域で回復率が高かったとし、7月時点で中国人の団体旅行は解禁されていなかったが、米国や台湾からの訪日客が消費をけん引した。
 
都道府県別では、和歌山と山形がコロナ前の3倍超に達した。岩手、山口、高知、群馬、島根でも2倍を超えた。都市部よりも東北などの地域で回復率が高く、担当者は「地域で日本文化を体験する消費が進んでいる」と分析する。和歌山では高野山周辺の宿坊などが人気を集めているという。
 
福井県がどの位置にいるかまでの深掘り調査はしていませんが、「都会ではなく地域で」、「地域で日本文化を体験する消費が進んでいる」との点がポイントと感じた次第です。
 
敦賀で外国人が最も訪れるのは「人道の港敦賀ムゼウム」ですが、ムゼウムに来られた外国人客に市内散策をしていただくことのみならず、気比神宮周りの寺院や商店街と連携した座禅や着物試着体験、市立博物館での大谷吉継の武将試着、あるいは地引網や卸市場でのセリ、屋台のラーメンなど、長時間滞在、宿泊してもらえるような、敦賀ならではの「体験型パッケージ」を構築していくことで、他にも引けを取らない魅力が発信できるのではと思うところ。
 
敦賀は古から(古墳時代から)港を中心として栄え、大陸の玄関口である良港を有していたからこそ、近代ではいち早く敦賀まで鉄道敷設がされた歴史があります。
 
残念ながら、今でも「敦賀は何もないまち」と言ってしまう市民の声を聞きますが、何のその。
 
そうした歴史に誇りと自信をもって、「こんなものもあんなものもあるよ」と市民自らがPRしていただけるような、そんなまちにしていきたいと思いますし、私自身、その実現のため、「歴史や文化」を始め、学び発信していく所存です。
 

【「ottaトーク」にいく前に撮影した立駐屋上からの新幹線敦賀駅。夕日に輝くユリカモメ(屋根にある翼)のように、これから大きく羽ばたくのみ。】

祝!角鹿小中学校 総合落成式

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クライマックスシリーズ進出チームが決まるこの時期、プロ野球では監督や選手の去就が話題となり、先日はソフトバンクホークスや日本代表として活躍した松田宣浩選手(巨人)が今季限りでの現役引退を表明しました。
 
本塁打後に拳を上げる「熱男(アツオ)」ポーズで有名な松田選手ですが、その松田選手が4日、母校である中京高(岐阜県瑞浪市)を訪問し「今までの野球生活は高校での3年間があったからこそ」と感謝の言葉を述べたとのこと。
 
花束を手渡され、お得意の「熱男」ポーズで応じると、集まった生徒たちからは歓声が上がったとあり、こうした母校でのエピソードに心あたたまるところです。
 
さて、母校といえば、県内唯一の小中一貫校として、令和3年4月に開校した角鹿小中学校。
 
小学校では、北、咸新、赤崎の3校が歴史の幕を閉じ、同学校に集約された訳ですが、合意形成に至るまでの地元やPTAなど、それぞれ母校に愛着と誇りを持つ皆さんのお気持ちには葛藤があったことと思います。
 
そうした関係者の皆さんの思いが込められつつ、期待を込めて生まれ変わったのが角鹿小中学校。
 
なお参考まで、学校編成に至るまでの経過、先行して2021年4月6日に行われた校舎の落成式の様子は、当時の「やまたけブログ」に書き留めていましたので、以下リンクよりご覧ください。
 
 →祝「角鹿小中学校」落成!(2021年4月7日ブログ)はこちらから
 
校舎以外の外構やサブアリーナについては、平成29年より整備を進めてきたところですが、それら工事がすべて終了し、昨日は「総合落成式」が開催されました。
 
総合落成式には、米澤市長、上野教育長を始め市の関係者の皆さん、また福井県教育委員会、市議会正副議長、正副文教厚生常任委員長、北地区や東郷地区など区長会の方々、工事を設計施工されたすべての事業者の皆さん、そして児童生徒の皆さんが一堂に会し、記念すべき日をともに祝うことができました。
 
まずもって、長きに亘りご尽力いただきました地元の方々、設計施工をされた工事関係など多くの皆様に対し、議会の立場からも心より御礼申し上げます。
 
式典では、米澤市長からの主催者挨拶、来賓挨拶に続き、校長先生からの謝辞があり、「大人になった時、この学校で学んで良かったと思えるよう過ごして欲しい」との言葉が印象に残りました。
 
その後、児童生徒代表の言葉、新しいサブアリーナに響く校歌斉唱、くす玉開放と、それぞれ感慨深く立ち会わせていただいた次第です。
 

【くす玉開放後の皆さんの笑顔を微笑ましく感じました】
 
同校のスローガンは「輝け角鹿 〜大きくなろう 強くなろう 幸福になろう〜」
 
その言葉の通り、児童生徒の皆さんにおかれましては、新たな学舎でそれぞれの夢に向かって、のびのびと挑戦されることを祈念いたします。
 
そして、冒頭の松田選手、校長先生の言葉にあるよう、いくつになっても「心のオアシス」のような、そんな母校であって欲しいと思った次第です。
 
<総合落成式スナップ>

【配布された総合落成式の次第。校歌は角鹿中学校のものを受け継いでいるとのこと。】

【完成したサブアリーナ】

【新たな校門より。輝け角鹿。】

新しい総合計画の策定に向けて

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敦賀勢同士の決勝戦を期待した秋の高校野球福井県大会ですが、敦賀気比、敦賀ともに敗れ叶わず。
 
勝負の世界。そう上手くは行きませんね。
 
決勝戦は9月30日に北陸vs福井商業にて行われますが、その後、10月14日からの秋季北信越大会に、敦賀の2校を合わせた4校が出場することとなっています。
 
まだまだ「センバツ」への期待はつながっていますので、次は北信越で勝ち上がって欲しいと思います。
 
さて、話しは変わり、先の一般質問では、市の最上位にあたる計画で、米澤市長となり今年度末までに見直すとする「総合計画」について質問しました。
 
今回の見直しでは、従前の審議会形式を採らず、市内の各団体や学生らとのワークショップなどを通じ、計画に意見を反映していくとの考えが示されているところですが、これに私は、「(条例にもある)審議会形式としないのであれば、計画そのものを見直しすることやその方法について、予め市民の皆さんにお知らせする必要があるのではないか。」と意見し、市からは「検討する」との答弁があったところ。
 
その言葉から、どこかの時点で対応いただけるであろうと受け止めていましたが、昨日、市のホームページを見ると9月22日付けで「新しい総合計画の策定に向けて」のタイトルがトピックス欄にあり、早速覗いてみると、まず趣旨として「敦賀市は、2024年3月16日(土曜)に決定した北陸新幹線敦賀開業をはじめ、大きな転換期を迎えています。こうした中、市民生活の豊かさ向上や市の発展に向け、新しい総合計画の策定に着手しています。新しい総合計画は、環境の変化に柔軟に対応できる機動性を持たせるとともに、市が何を目指しているのかを市民の皆様に分かりやすく示す計画として、策定する予定です。」とありました。
 
続いて、これまでの「総合性重視」から、今回は「機動性重視」の総合計画にすることなど「新しい総合計画のポイント」、さらには「策定スケジュール(予定)」が分かりやすく記載されていました。
 
ぜひ、以下のリンクよりご覧いただきたいと思いますが、私の意見を受けて対応されたのかどうかは別として、こうして然るべきタイミングで市民の皆様に意思を伝えようとする姿勢を嬉しく感じた次第です。
 
 →「新しい総合計画の策定について」(敦賀市HP)はこちら
 
広く市民の意見を聞いて策定する。
 
つまりは、一部の識者や関係者ではなく、市民皆で作り上げようとするのが、今回の「新しい総合計画」かと思いますので、今後の市民参加型のワークショップには、ぜひ皆様も積極的に参加いただければと思います。
 
一昨日の北陸新幹線初入線など、こうして前向き、いや「上向き」に進む敦賀を感じながら、昨夕は久しぶりに金ケ崎緑地にお散歩に。
 
ボードデッキでは新婚さんの撮影会でしょうか。
 
ウェディングドレス&タキシード姿に幸せをお裾分けいただきました。
 
心身ともに鋭気を養ったこの週末。
 
中盤から後半戦に向かう9月定例会を始め、引き続きしっかり活動してまいります。
 

【夕陽に照らされる金ケ崎緑地のボードデッキ。癒される風景のひとつです。】

GX関連「投資促進策」の具体化方針と「敦賀の産業振興」

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日本の夏の風物詩といえば、何といっても「甲子園」。
 
猛暑の中の大会で、選手への肉体面の負担軽減対策も図られた大会でしたが、第105回全国高等学校野球選手権記念大会は昨日、決勝戦が行われ、仙台育英(宮城)と慶応(神奈川)が対戦。
 
圧巻の戦いぶりを見せた慶応が8-2で勝利し、前回優勝から1世紀を経て、107年ぶり2度目となる夏の甲子園優勝を果たしました。
 
まさにドカベンの「神奈川を制す者 全国を制す」の言葉通りとなりましたが、その言葉を書いた水島新司先生も、天国から「ニンマリ」喜んでいるのではないでしょうか。
 
優勝した慶応高校の終始変わらぬ「エンジョイベースボール」のプレー、107年ぶりの快挙に向け満員のアルプス席から後押しする怒涛の大歓声が記憶に残りましたが、今大会も高校野球の醍醐味を味合わせてくれた、出場したすべてのチームの皆さんに感謝する次第です。
 
さて、毎度前置きが長くなり恐縮ですが、ALPS処理水の海洋放出や燃油価格高騰対策など、次々と判断を求められる政治の世界ですが、政府は23日、脱炭素社会の実現に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)実行会議を開き、省庁横断で総額2兆円を超える2024年度予算の概算要求案を示しました。
 
 →第7回 GX実行会議の資料はこちら(内閣官房HPへ)
 
複数年度に亘り予算を使えるようにし、岸田首相は「脱炭素と経済成長の両立に取り組む企業に、思い切った投資促進策で応えていく。(5月に成立した)GX推進法によって、これまでの単年度予算ではできなかった中期的な投資促進策に政府がコミットできるようになった」と述べています。
 
2兆円超の予算のうち1.2兆円を2024年度分とし、残りは3〜5年程度かけて使うとのことですが、蓄電池や水素設備のほか、原子力の次世代革新炉、次世代型の薄型太陽電池や洋上風力発電、電気自動車(EV)などに搭載するパワー半導体の国内生産を促すほか、鉄鋼など生産工程で二酸化炭素(CO2)排出量の多い業種が、排出削減につながる工程の見直しも支えるとのこと。
 

【令和6年度のGX関連概算要求の内容(第7回 GX実行会議資料抜粋)】
 

【投資促進策の具体化に向けた方針(第7回 GX実行会議資料抜粋)】
 
主要な部分を抜粋紹介しましたが、ここだけを見ても、GX関連の技術開発やこれに対応する企業の予見可能性を高めるための環境整備に力を入れていることが分かります。
 
また、産業分野のみならず、断熱窓への改修や効率性の高い給湯器の導入、EVの購入などを対象に24年度に合わせて100万件の支援を見込むなど、暮らしの分野の脱炭素にも予算を手当てすることも明らかにしています。
 
政府は、年末にかけて産業ごとの投資計画をまとめ、具体的な支援内容を詰めるとの考えを示していますが、「GX実行計画」の策定を機に、世界との競争環境に勝つためにも本腰を挙げ、取り組みを加速させているものと受け止める次第。
 
私はこうした動きも睨みつつ(特に産業分野)、先の6月定例会において、「脱炭素に取り組む市内事業者への支援をスピード感を持って進めるべき」と意見しましたが、市からは「まずは市内企業の脱炭素に対する意識醸成を高める」ことを優先したうえで、「必要な支援を聞き取り、検討していく」との答弁がありました。
 

【6月定例会で意見した要約版(自身の市政報告会パワポ資料より抜粋)】
 
その後さらに私は、敦賀の産業振興を考えるにおいても、優位性を発揮することが大事であり、とにかく「スピード感」を求めましたが、やはりこうした国の動きを早期にキャッチし、先取りして仕組みづくりをするくらいの気持ちで取り組んでいただくことを求めるもの。
 
昨日のGX実行会議の内容を拝見し、その認識を一層強めた次第であり、とりわけ「エネルギーのまち」敦賀として、この分野においては他市町の後追いでなく、先進的な施策が講じられるよう、引き続き意見していく所存です。

敦賀市高校生合同文化祭「 TonTeen2023」

ブログ まちづくり

「ドカベン世代」の私。
 
山田太郎率いる明訓高校が甲子園に出場するためには、不知火の白新高校や雲竜の東海高校をはじめ、強豪ひしめく神奈川の高校を倒さねばならず、漫画では「神奈川を制す者、全国を制す」と表現されていたことを思い出します。
 
現実の世界でも、横浜や東海大相模など、全国制覇した学校が並ぶ屈指の激戦区ですが、その神奈川代表、慶応高校と対戦した福井代表の北陸高校。
 
熱戦が続く第105回全国高校野球選手権大会は昨日、2回戦を行い、北陸は序盤に失点を重ね、残念ながら慶応に4―9で敗戦。
 
3回戦進出はなりませんでした。
 
しかしながら、0点に抑えられていた最終回には、2死から2点タイムリーとツーランホームランで4点を奪う、意地の反撃を見せ、場内からは惜しみない拍手が送られました。
 
点差は開けども、最後まで決して諦めない姿はやはり、見るものに感動と勇気を与えるものであり、北陸ナインには、胸を張って福井に帰ってきて欲しいと思います。
 
高校生の話題を続けますが、昨日は、きらめきみなと館や金ケ崎緑地などを会場に、敦賀、敦賀工、敦賀気比、美方の4高校の生徒による「敦賀市高校生合同文化祭 TonTeen2023 ~Youth is ALIVE~」が開催されました。
 

【きらめきみなと館ほかで開催された「TonTeen2023」】
 
2021年度から開催されているこの催しは、今回で3回目で、4校の生徒はもとより、敦賀商工会議所青年部さんがバックアップされ、企画・準備が進められてきたもの。
 
私が会場を覗いた14時過ぎはちょうど、友情出演?された勝山高校の吹奏楽部が演奏をしていましたが、ステージではバンド演奏やダンスなどが行われたほか、高校生による縁日コーナーでは、スマートボールや射的、輪投げなど、親子連れも楽しまれている姿がありました。
 
ちょうど、同僚の市議会議員と会い、せっかくだからと、射的とガラポンに興じましたが、童心に戻っての縁日気分はやはり楽しいもの。
 
ガラポンでは、高校生の応援のもと2等をゲットさせていただきました(笑)
 

【私も童心に帰って縁日を楽しみました】
 
その後、場内で会った知り合いの方とお話ししましたが、長い期間を掛けての企画から準備は相当大変で、その方は10もの高校生との実行委員会用グループLINEに参加してきたとのことでした。
 
それを聞くだけで、ここまで来るに至るまでの苦労を感じた次第ですが、小さなお子さんからお年寄りまでが集う文化祭の雰囲気がアットホームで、何よりこの催しを通じてできた4校のつながりは本当に貴重なものと感じました。
 
その後も、実行委員のメンバーが敦賀駅からきらめきみなと館までを走る「24分マラソン」もあったそうで、フィナーレに向けてさぞかし盛り上がったことと思います。
 
受験や就職活動など、今後それぞれの道に進む高校3年生。
 
こうしてできた思い出、何にも代え難い友とのつながりを糧に飛躍されることを祈念する次第です。
 
最後に、この企画をしっかり支えていただいた敦賀商工会議所青年部をはじめ、関係者の皆様のご努力に敬意を表します。

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