議会広報はラブレター。想いを届けて恋してもらうもの。

ブログ 敦賀市議会

「正常性バイアスを捨てる」ことが、災害対応には重要なことと述べたばかりですが、昨晩は敦賀でも屋根を叩く激しい降雨がありました。
 
すぐさまスマホで雨雲レーダーを確認すると、帯状の雨雲が嶺南地方一帯を覆っておりヒヤリとしましたが、幸い短時間の降雨で済み、安堵した次第。
 
本日は、九州では引き続き大雨に警戒、関東以西は厳しい暑さに見舞われる予報に加え、新型コロナウイルス感染の急拡大などもあり、留意する事項も多岐に亘りますが、何事に対しても「油断禁物」で過ごしたいと思います。
 
さて、昨日の福井新聞では、おおい町議会が導入開始した「通年議会」の記事がありましたが、裏を返すと年4回の定例会以外は議会が活動していないような印象を受けた方も多いのではないでしょうか。
 
確かに、議会が有する「議決機関」としての機能・役割は定例会でしか執行出来ないものの、定例会以外の期間も委員会や所管事務調査、議長が招集しての議員説明会を開催するなど、「行政監視機能」を果たしているところであり、その点ご理解いただければと思う次第です。
 
昨日もそのひとつ、総務民生常任委員会では市庁舎整備に関わる所管事務調査、自身が委員長を務めます広報広聴委員会では、次号「議会だより」の紙面構成や掲載内容の確認、11月に開催予定の「議会報告会」などについて協議したところ。
 
「議会報告会」に関しては、コロナ禍でのオンライン開催から、今年度は会場参加型としたうえで、新たな取組として、市内のいくつかの団体にお伺いすることとしており、昨日は対象とする団体の候補まで絞り込んだところです。
 
また、その他事項として、先般、私が受講した「議会広報」に関わるオンライン研修報告をし、
◉読まれない、愛のない広報紙は税金の無駄
◉伝えたいことでなく、相手が知りたいことを分かりやすく。
◉「伝える」=アート(自己満足)vs「伝わる」=広報
◉SNSは、ひとつのメディアで全てを囲い込むことはできないため、ターゲットを決めて利用する
◉分かりやすい文章、シンプルな言葉を心掛ける
など、特に印象に残った言葉の紹介をしましたが、どれも自身の胸に刺さるもの。
 
講師が結びに述べたのは
◉議会広報はラブレター。想いを届けて恋してもらうもの。
◉広報が変わる→住民が変わる→まちが変わる

とのことでしたが、「想いなくば届かず」はまさに、私も共感するところ。
 
敦賀市議会の「議会だより」も自身の「やまたけNEWS」もそうした想いのもと、一層改善を図っていきたいと思います。
 
なお、定例会閉会後1ヶ月以内の発行を目標としている「やまたけNEWS」ですが、今回はやや遅れそうです。
 
「旬」のものを伝えねば情報としての価値も落ちますので、タイムリー性も強く念頭に置き、発行準備にあたる所存です。
 

【常に建設的な意見が飛び交う敦賀市議会の「広報広聴委員会」。先輩方が築き上げてこられたスタイルも大事にしつつ、市民の皆さんへの「ラブレター」となるよう改善あるのみです。】