言論の自由と民主主義を守るために

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「安倍元首相 撃たれ死亡」
 
民主主義の根幹をなす国政選挙の最中、しかも最終盤を迎える中で安倍晋三元首相がテロリストの凶弾に倒れました。
 
奈良市内で参院選の街頭演説をしていた安倍氏が、背後から近づいてきた男に銃撃され、搬送先の病院で懸命の救命措置が行われましたが叶わず、17時03分死亡。
 
暴力で政治家の生命を奪い、言論を封殺しようとするテロリズムは民主主義に対する悪質な挑戦であり、絶対に許されることではありません。
 
民主主義国の現代日本での、このような卑劣極まりない蛮行を最大限の言葉で糾弾するとともに、志半ばで倒れた安倍氏に対し、心よりご冥福をお祈りいたします。
 
銃撃直後に逮捕された容疑者は、安倍氏に不満があり殺そうと思ったと供述していると報じられていますが、このような短絡的で身勝手な発想で人の生命を奪ってしまうこと自体、言語道断。
 
何より、議会制民主主義は、有権者を前にした言論の競い合いによってのみ進められるべきものであり、それが「暴力」という形で阻止されれば、日本国家が築いてきた社会の土台となる道義や秩序までもが大きく損なわれることになります。
 
どこか暗いニュースが続く中で、テロが身近に起きてしまったことは、どこか日本の将来に暗雲立ち込むような、そんな気持ちになってしまう自分がいる訳ですが、その一方、参院選投開票日が迫っているのも事実。
 
日本の民主主義を守るために、選挙活動を含め参院選を貫徹することが欠かせないと認識を強めるとともに、お亡くなりになった安倍氏もそのことを願って止まないと思いを馳せる次第です。
 
我が国民民主党は、事件の背景や安全を確認するため、全国各地で行う予定であった街頭での演説活動は一時止めましたが、選挙の土台である言論活動を継続することは必要だとし、SNSなどでの情報発信や国民の皆さんとの対話は継続するとしています。
 
また、自ら発信を止めることはテロリストに利益を与えることになり、暴力による言論封殺を絶対に許してはならないとの考えを示すとともに、暴力に屈しない強い意思を示すためにも、本日の最終日、正々堂々、力一杯戦うとも。
 
日本社会を揺るがす、胸が締めつけられるような卑劣な事件に直面しようと、これに絶対に屈してはなりません。
 
民主主義の根幹を成すのは選挙であり、国民ひとり一人に与えられた「投票権」という権利を必ず行使することが、その意志を国家全体で示すことになると、私は思います。
 
私が支持する政党、候補者はこれまでに申し上げており、改めて述べることは止めます。
 
只々、皆さんの1票を託してください。
 
宜しくお願いいたします。
 
言論の自由と民主主義を守るためにも。
 

【日本社会を覆う暗雲を振り払うのは国民ひとり一人の強い意志。民主主義はテロに負けない。】