予算決算常任委員会にて補正予算案を審査

ブログ 敦賀市議会

映画の興行収入が史上2位、単行本累計発行部数が、12月4日発売の最終23巻で1億2000万部(電子版含む)を突破すると発表された「鬼滅の刃」。
 
これだけ広い世代が魅了される漫画も珍しく、文句なしで後世にも残る作品と思う訳でありますが、昨日は私が大好きな野球漫画「ドカベン」の作者であり、「あぶさん」など数々の作品を手掛けた漫画家の水島新司さんが1日付で引退すると、所属事務所が発表したとのニュース。
 
元祖怪物の山田太郎と小さな巨人、里中君のバッテリー、悪球打ちの岩城にリズム打法の殿馬などを擁する常勝明訓高校にライバル達が挑む高校野球漫画「ドカベン」に魅了され、全47巻を永久保存版としている私。
※ちなみに、とんねるず石橋貴明さんの「花は桜木、男は岩城」、「ぐわらきーーーん!」の言葉は、ドカベンの岩城から来ています。
 
他にも「球道くん」や「一休さん」、「男どアホウ甲子園」、水島作品に登場する全選手が対戦していく夢の作品「大甲子園」などを読み漁った訳ですが、最終章となる「ドカベン ドリームトーナメント編」が、本年6月にて完結していたところ。
 
何と46年続いた「ドカベン」シリーズの歴史に幕を閉じると同じく水島先生も引退ということで、お年を聞けば81歳。
 
数々の感動ドラマと野球の素晴らしさを教えてくれた水島先生には、心から「お疲れ様でした」の言葉を送りたいと思います。
 
前段にかなり思いが入ってしまい恐縮ですが、議会の報告に移らせていただきます。
 
昨日の敦賀市議会は予算決算常任委員会を開催し、今定例会に提出の補正予算議案を審査。
 
全体会での基本質疑においては、一点、福祉保険部所管の「生活困窮者自立支援事業費」計2,765千円に関し質疑させていただきましたが、要件に該当した場合に支給される住宅確保給付金については、制度利用者が25名となっているところ、さらに原則3ヶ月から最長の9ヶ月まで延長し申請をされた方が、25名中11名になるとのこと。
 
コロナの影響とされる方は21名で全体の84%を占めるなど、影響の度合いを把握しました。
 
前年度の制度利用者が4名であったことに比べると、やはりコロナの影響は生活にまで影響を及ぼしていることや、最長の9ヶ月を超える場合どうしていくのか?思わず再質問してしまいましたが、実はこうなると「基本質疑」ではなく「質問」の域に入ってしまうということで、先輩議員にご指導いただき反省。
 
最長を超える場合の住宅確保給付金支給の措置に関しては、現在国でも検討中であり動向を注視していくとの回答をいただいたものの、今後は第二副委員長という立場も踏まえ、言動には注意したいと思います。
 

 
全体会では各議員より23件の基本質疑がされ、その後は総務民生、文教厚生、産経建設それぞれに別れての分科会を開催。
 
私が所属する産経建設分科会においては、産業経済部、建設部、水道部の各所管事項について詳細審査を行いました。
 
商工費の「商店街等集客力向上支援事業費補助金」2,000千円(うち県支出金1,000千円)による65型デジタルサイネージ3台設置、同じく商工費の「商店街等魅力向上拠点整備事業費補助金」3,600千円は、中心市街地賑わい創出のため氣比神宮前の遊休ビル(旧清水の靴屋さん)をコミュニティスペース、自由な空間として市民、観光客の皆さんに活用いただき、周辺商店街への誘導につなげようというものでありましたが、事業の目的や運営のイメージの点で多くの時間を裂き確認を行いました。
 
税を投じる事業であり、こうして確認はさせていただく一方で、長年に亘り氣比神宮の正面にありながら暗い存在であった遊休ビルに明かりが灯ることは何より嬉しいことであり、まちづくり会社の港都つるがの取り組みの成果でもあると受け止めるところです。
 
また、これ以外のトピックス的事業として、沓見地係にある特定空き家に対し、敦賀市初となる行政代執行を行う土木費の「空き家等対策事業費」5,826千円に関しては、火事の後放置されたままで分別が困難なことから、通常の解体よりも費用増となっていることや、契約行為を経て解体には来年の3月あたりまでの工期を要することが確認出来ました。
 
さらに、公共用地先行取得事業費に関しては、国が実施する国道8号敦賀防災事業において、国と締結した用地先行取得契約に基づき、事業用地として確定した用地を取得するため増額補正したものであり、本年10月末に用地所有者との交渉を開始して以降、既に田結・赤崎の全41件中、契約済み9件、内諾3件、交渉中12件との状況であり、市の担当部署において精力的に用地交渉を展開していることを把握しました。
 
今後は五幡区の所有者との交渉も開始いていくとのことですが、本道路建設は東浦地区住民の悲願でもあり、早期の建設着工に向け引き続きのご尽力をお願いするところであります。
 
自由討議を終え、分科会を閉会したのは15時過ぎ。
 
時間で評価するものではありませんが、他の委員の皆さんとともに中身の濃い、深堀の審査が出来たと考えます。
 
今日は、来週行われる一般質問の通告締め切りとなっています。
 
また、通告の内容は明日お知らせしたいと思いますが、理事者にも質問趣旨や背景が伝わるよう、従前以上に丁寧に通告書を作成しましたので、今日は通告書とともに、自身の思いもしっかり伝えたいと思います。