ミサイルもウイルスも実効性ある抑止力を

ブログ 新型コロナウイルス

北朝鮮が日本海に向け飛翔体発射との速報がいくつもスマホに届いた昨日。
 
夜になって詳細が判明し、北朝鮮が発射した2発の弾道ミサイルは、約750キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)の内側に落下したとみられ、菅首相は記者団に対し、「言語道断だ。国連安全保障理事会決議に違反しており、厳重に抗議するとともに強く非難する」と述べるとともに国家安全保障会議(NSC)を開催し、日本の対応や北朝鮮の意図の分析を行ったとのこと。
 
調べによれば、北朝鮮の弾道ミサイル発射は、同じく日本海に向けて短距離2発を発射した3月25日以来とのことでしたが、日本と周辺地域の平和と安全を脅かすもので、到底容認できるものでないことは言うまでもありません。
 
そしてまた、この発射は、中国の王毅国務委員兼外相が韓国を訪れ、文在寅大統領らとの会談を通じて北朝鮮問題の「対話による解決」を訴える最中に行われたようであり、国際社会による制裁の維持を主張する日米に対するどころか、経済支援に前向きな中韓、つまり北朝鮮にとっては「理解者」の立場にある国の顔を潰すこともいとわず行った行為であることも判明。
 
韓国は北ミサイル発射の約1時間後、この日予定していた潜水艦発射弾道ミサイル(SLMB)の発射実験を実施しており、周辺諸国の関係に不穏な影が重なるばかりですが、こうした南北間のミサイル開発競争の加速を踏まえ、日本はもちろん指を加えていてはいけない訳であり、総裁選候補である高市早苗氏が述べているような、現実的な防衛力の観点から、実効性と抑止力につながるミサイル開発を進めていくべきと考えるところです。
 
さて、この実効性と抑止力に絡め、人間の身体で言えば、今は新型コロナウイルスのワクチン接種ではないかと思うところですが、私も昨日2回目の接種を終えました。
 
8月25日の1回目に続き、きらめきみなと館での集団接種を受けた訳ですが、入場から受付、問診、接種、待機、接種証明発行まで、非常に整然且つスムーズに、そして会場にいらっしゃる職員さん皆が柔らかい物腰で対応されていて、語弊はあるかもしれませんが、大変気持ち良く接種を終えることが出来ました。
 

【集団接種会場のひとつ、きらめきみなと館。この日も多くの市民が訪れていました。】
 
10月末までに、市民の8割の方のワクチン接種を終えるとの目標で進めている敦賀市ですが、先般の一般質問のやり取りの中で確認した9月6日現在のワクチン接種率は以下の通りとなっています。
 
       1回目接種済  2回目接種済
・65歳以上   88.6%    87.0%
・16〜64歳   58.9%     40.5%
・12〜16歳   10.2%     0.8%
  合 計    66.8%    54.3%
 
なお、令和3年9月3日に開催された内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策分科会(第7回)」においては、「ワクチン接種が進む中で日常生活はどう変わり得るのか」との有識者資料の中で、ワクチン効果の限界として主に3つ考えられるとし、①デルタ株が主流になった現在でも重症化予防効果は高いと考えられるが完全ではないこと、②ワクチンを接種したとしても感染が生じる、いわゆるブレークスルー感染が一定程度生じること、③ワクチンによって獲得された免疫は数ヶ月で徐々に衰弱していく可能性も指摘されていることから、追加接種の議論を進めていく必要があること。
 
また、「我が国においてすべての希望者がワクチン接種を終えたとしても社会全体が守られるという意味での集団免疫の獲得は困難と考えられる」との認識を示されてはいるものの、やはり収束に向けた一番の「切り札」はワクチン接種であることに違いはないため、引き続き、副反応など接種リスクをご心配される方への積極的な理解活動、児童への接種に向けた保護者の皆さんへの分かりやすい説明など、ここ敦賀市においてもさらに接種率を高める取り組みが必要であると言えます。
 
ちょうど会場を出る際、ワクチン接種本部の知り合いの職員さんとお会いし暫しお話しさせていただくと、看護師経験のある方が多く従事いただいていることで大変助かっていることや、今後は3回目接種も視野に準備を進めなければならないと気を引き締めている様子が伝わってきました。
 
接種計画を立てながら、途中ワクチン供給量の関係から、予約を一時停止せざるを得ない状況などがありましたが、そうした初めての経験、混乱の中でもこうして粛々と接種が進んでいることは、コロナワクチン接種対策本部の皆さん、各接種会場、医療機関で協力いただいている皆さんのご尽力あってのことと、深く敬意と感謝を申し上げ、私自身は、自身の経験や科学的根拠をもとに、一人でも多くの方に接種いただけるよう呼び掛けをしていく所存です。
 
ちなみに、接種翌日の今朝は左肩が少し痛いくらいでその他は体調に変化なし。
 
この後も大きな変化なく、我が体内にウイルス感染に対し実効性ある抑止力が生まれることを願い、過ごしていきたいと思います。