2期目2年目のスタート

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「科学が風評に負けるのは国辱だ」
 
これは、故石原慎太郎氏が東京都知事時代、築地市場の豊洲移転の際あった土壌問題に対して毅然と仰ったことで、私も時折引用しているもの。
 
「科学と風評」といえば、最近では東京電力福島第一原子力発電所のALPS「処理水」海洋放出を巡り、国内の一部に加え、中国が「汚染水」と呼ぶなどの問題がありましたが、先般4月19日には、5回目の処理水放出を開始。
 
福島第一原子力発電所周辺で28日に採取した海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を分析した結果、機器で検出できる下限値未満だったと発表しており、昨日の新聞には極めて小さな記事があったほか、声を荒げて「汚染水」と叫んでいた勢力の姿は見えなくなりました。
 
これはまさに「科学が風評に勝った」ことを証明するものかと認識するところです。
 
27日には、自身のブログで、「原発」や「核のごみ」などのネガティブワードと風評加害について書きましたが、同時にXやFacebookなどで発信すると、
 
 →2024年4月27日ブログ「福井県原子力平和利用協議会 第53回定期総会」はこちら
 
「大変有難うございます。
・事実を正確に理解、周知させるために呼称は重要
・兵器や汚染といった負のイメージを故意に与える呼称は立地自治体の不利益に直結する
のは本当だと思います。
是非、(原平協)役員の間で(HPへの掲載を)ご議論下さい。宜しくお願いします。」
 
また、別の方からは、
 
「老人⇒高齢者、ごみ処分場⇒廃棄物処理場、と呼ばれるようになっても、マスコミは平気で“核のごみ”と言う。そうやって小さな誤解を積み重ねて風評加害することで自分たちの飯の種を作っている。」
 
など、他にもコメント(リプライ)が寄せられているところですが、いずれも賛同の声ばかり。
 
全国の原子力立地地点から国に意見(「原発→原子力発電」「核のごみ→高レベル放射性廃棄物」等)すべきとのご意見まであったりと、こうして理解者が多くいることを嬉しく感じる次第です。
 
さて、このような例も議員活動のひとつとして、冒頭の言葉も念頭に、少しでも事実認識が広がるよう取組んでいることでありますが、その議員任期も今日からは2期目2年目の節目となります。
 
平成最後の日から始まった1期目は、敦賀では戦後初となる「無競争」の市議選となったことから、「負託を受けていない者が議員をやっている」などと辛辣な声を掛けられる中でのスタートでした。
 
2期目は、皆様から多大なるご支援をいただき当選した後、ちょうど1年前の今日、気持ち新たに2期目を開始し、現在に至るところ。
 
この5年間、「初心忘るべからず」、「継続は力なり」と自分に言い聞かせ活動にあたってきましたが、常に念頭に置くのは、皆様のご理解とご支援、励ましに対する感謝。
 
ここに御礼申し上げますとともに、活動でお返しすることが議員の責務と思い、今後も精進してまいります。
 
結びに、4月30日に思い返すのは、5年前の選挙後に掲載されていた福井新聞の読者投稿記事と、前回選挙後に届いた1枚のハガキ。
 

【大事にとってある「切り抜き」と「ハガキ」】
 
そこにあった「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」、「誠実一路」の言葉は、政治に携わるものの基本であり、心掛けねばならぬこと。
 
自身にとって周年日の今日、今一度このことを胸に、この後は朝の街頭活動に出掛けてまいります。