美浜発電所3号機と北陸新幹線は前進あるのみ

ブログ 北陸新幹線 原子力

一般質問2日目の敦賀市議会。
 
昨日は6名の議員が登壇され、図書館や子育て・保育環境、鳥獣被害、介護、健康増進にふるさと納税まで幅広い視点の質問がされました。
 
どの質問も興味深く、私にとっては新たに知ることも多々あり勉強になりました。
 
今日は最終日。
 
本日登壇される議員さんは、期数を重ねた方が多いので、質問の内容は勿論、理事者とのやり取りのテクニック的な部分もしっかり学んでいきたいと思います。
 
さて、昨日は議会と並行して福井県内では大きなニュースが2つありました。
 
1点目は、原子力の関係。
 
関西電力が40年超運転を目指す美浜発電所3号機について、美浜町議会は原子力発電所特別委員会を開き、再稼働を求める請願を賛成多数で採択。
 
町議会として事実上の再稼働同意を示したとのこと。
 
2点目は、北陸新幹線の関係。
 
2023年春の開業が遅れる見通しとなった北陸新幹線金沢〜敦賀間の工期短縮、建設費縮減策を検討する国土交通省の検証委員会が9日、開業遅れを1年半から1年に短縮、2880億円増大する見込みの建設費は222億円縮減できるとした中間報告を取りまとめたとのこと。
 
国土交通省が同日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(与党PT)に報告、与党PTの細田博之座長は、検証委員会の中間報告を受けた後、報道陣に対し「説明を受けた。あす(10日)協議したい」と述べたとあります。
 
真っ先に、工程延期期間が1年に短縮されたことに対しては、自身の一般質問でも述べた通り、「どこまでのリスクを見込んだのか」が頭に浮かびましたが、検証委員会曰く、冬季や作業員不足、加賀トンネルのひび割れなど「想定内のリスクは含んだ」との言葉にやや安堵。
 
今敦賀市議会定例会においては、私を含め5名の議員が質問項目に挙げている北陸新幹線敦賀開業工期延長問題ですが、残る質問者は本日の和泉明議員のみ。
 
おそらく、この中間報告の点にも触れて質問されるものと思いますので注視したいと思います。
 
与党PT前につき、理事者もあまり答えられないのかもしれませんが…。
 
先にありました美浜発電所3号機の件は、町議会の冷静な判断を尊重。
 
粛々と再稼働に進むことを願うばかりです。
 
思えば、原子力発電所と高速交通網整備という2つのテーマは、福井県の成長の歴史に欠かせないものであり、それは今もこれからも進化を遂げながら変わらないものと考えます。
 
敦賀市は、この2つに深く関わる中枢都市。
 
半世紀に亘る原子力との共存、古より交通の要衝、結節点であることの自負を持って、引き続きこれらの課題を乗り越えるべく対応していきたいと考えます。
 

【写真は水晶浜から見た美浜発電所3号機(本年3月撮影)荒波乗り越え再稼働へ】