民間系労組議員「合流新党」参加せず

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敦賀市議会は、昨日13時に一般質問の通告締切りを迎え、17名の議員が発言通告書を提出。
 
もちろん私も提出をしまして、今回は、今年度中の策定に向け審議がされている「第7次敦賀市総合計画」について質問することとししています。
 
【通告項目】
魅力ある第7次敦賀市総合計画の策定に向けて
(1)基本構想(案)
(2)中期事業計画(案)
(3)審議体制と策定プロセス
 
それぞれの中身については、追って紹介させていてだきたいと思いますが、様々ある市の計画の「最上位」に位置し、今後目指す将来のまちづくりに向け根幹を成す本計画に対し、常々感じてきたことや自身の考えがひとつでも多く反映されるよう「政策提言型」で質問に臨みたいと思います。
 
通告後、敦賀市議会恒例の「ガラポン」による抽選により、質問順は「5番」となりました。
 

 
おそらく、登壇は一般質問初日の9月9日(水)15時前後になろうかと思いますが、それまでしっかり準備を整えたいと思います。
 
17名全ての通告内容については、市議会ホームページに掲載されているものを以下にリンクしておきますので、宜しければご覧ください。
 →→→「令和2年第5回定例会一般質問通告一覧」はこちらから
 
さて、話しは変わり、国政に関しては安倍首相退陣を受けての自民党総裁選一色となっておりますが、野党側では立憲民主党と国民民主党の合流新党
への参加が昨日締切られ、両党議員ら140人以上が集結することとなりました。
 
一方、政策面の不一致などから、既に不参加を表明していた国民民主党の玉木代表を始め、民間系労働組合出身の議員ら約20人が同じく不参加を決めたとされています。
 
以前に自身のブログで本件に触れ、「信念を貫くことなくして政治への信頼なし」と偉そうに書きましたが、これは格好をつけて申し上げているのではなく、極当たり前の真っ当な考え。
 
私は、母体の日本原子力発電労働組合、上部団体の原電総連(日本原子力発電労働組合関連企業総連合)、電力総連(全国電力関連産業労働組合総連合)の組織内議員であり、連合福井の推薦議員である訳ですが、電力総連には小林正夫参議院議員、浜野喜史参議院議員と二人の組織内国会議員を擁しており、電力職場のみならず、働くものの視点、生活者の視点をもって我々の声を国政の場に届けるべく、活動をされてきている訳であります。
 
また、同じような構図で民間系労組で国会議員を擁するUAゼンセン(参議院2名)、自動車総連(参議院2名、衆議院1名)、電機連合(参議院1名、衆議院1名)、先ほどの電力総連(参議院2名)、これにJAM、基幹連合を合わせた6産別と支援を受ける9議員が、政治信条の違いなどから合流新党に参加しないとの報道となっています。
 
ここでひとつ、9月1日にご自身の公式Facebookにて考えを表明された、電力総連の小林正夫参議院議員の言葉を紹介させていただきます。
 
以下、Facebookより。
 
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「合流新党」へ参加しません
 ~今後の所属政党については引き続き検討してまいります~
 
国民民主党・小林正夫です。
先月8/19の国民民主党・両院議員総会で、党の解党が決定されたことを受け、本日(9/1)私は、引き続き『改革中道の立ち位置、現実的エネルギー政策、提案型の国会対策等の深化を目指すため』、国民民主党と立憲民主党間で協議されてきた「合流新党」への参加は見送ることとしました。
なお、今後の所属政党については、国民民主党小林正夫第39総支部の党員・サポーターをはじめとする支援者の皆さま、ご支援をいただいている組織等のご意見を伺いながら、政治信条及び基本政策等に照らし合わせて判断してまいります。
これまでお支えくださった多くの皆さまにはご心配をおかけしますが、引き続きのご支援ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
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報道では、いかにも「原子力ゼロ」が合流新党の綱領に書かれていることのみをもって反発しているように報道されていますが、支援組織の職域に関わるからということだけでなく、政治理念である「政策提言型の改革中道政党」を捨ててまで合流すべきでないという、政治家としてのご自身の「信念」、支える側の組織の「信念」があって判断されたものと理解しており、私は、先に述べた「信念を貫くことなくして政治への信頼なし」の考えに照らせば、この判断こそ真っ当なものと考えるところであります。
 
電力総連の浜野参議院議員も他の民間労組系の支援を受ける議員の皆さん、各組織も同じ思いをもって判断されたのだと思います。
 
もうひとつ言えば、民間系労組議員の多くは、比例代表選挙にて議席を獲得されていることから、政党の規模が小さくなればなるほど割当てられる議席数が少なくなる。
つまりは自身の、そして支援組織においても「議席を失う」ことすらあり得るということ。
 
そこまでの「覚悟」と引き換えにしたということであり、「議席を守るため」に保身的にされたものとは真反対の考えにあるということをご理解いただければと思うところであります。
 
今後、合流新党でない、もう一方の新党に参加をするのかどうかはまだ決まった訳ではないとのことでありますが、抽選のガラポンのように「出たとこ勝負」ではなく、同じ政治理念をもって信念を貫いた議員同士が「塊」となる、真の「政党政治」の姿が実現することを、私は強く望みます。。
 
こうして、母体組織を始め、同じ仲間の労組、そして国会議員の皆さんが意思を貫かれたことに、勇気と元気、それにこれからの政治への期待感が高まりました。
 
私も政治に携わる身として、議員として大切にすべきは何かを忘るることなく、日々前進したいと思います。