未来を心配しても来ておらず、過去を悔やんでも去っている

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新型コロナウイルスに関し、福井県の昨日の新規感染者は26人ながら、県内の感染状況を踏まえ、本日9月13日からは 「福井県緊急事態宣言」を「感染拡大特別警報」に切り替えとなります。
 
これに伴い、飲食店に対する営業時間の短縮要請についても昨日までで終了。
 
レベルは引き下げることになるものの、本日付けで出された県民行動指針をもとに、引き続き県全体で状況を共有のもと留意していきましょう。
 
→→→9月13日からの県民行動指針 Ver.28
 
とりわけ敦賀市に関しては、昨日の新規感染者はなかったものの、先般もお伝えした通り、感染者数「341人」は県内で福井市に次いで2番目、千人あたり感染者数は「5.32人」で県内トップ(2位は福井市の3.89人)。
 
即ち、ダントツのワーストワンであることを認識のもと、他市町に習って、ではなく、「独自に何ができるか」の考えに立ち、感染対策に取組んでいかねばならないと強く思うところです。
 
 →→→福井県新型コロナウイルス情報(コロナビ)はこちらから
 
危機感を煽る訳では決してありませんが、客観的データから認識すべきことはそういうことだとご理解いただければと存じます。
 
さて、話しが全く変わり恐縮ですが、様々な場所から得られる、学びや気づき。
 
昨朝は福井新聞の「現論」というコーナーにあった、元陸上400m障害の選手でオリンピック3大会連続出場の為末大氏が書いた「五輪選手の『心の世界』」と題した記事からそのことを感じることが出来ました。
 
アスリートは、特別な内的世界を体験する。内的世界とは「心の世界」と言い換えてもいい。
 
人生に一度のチャンスかも知れない五輪やパラリンピックを前にして極限の心境に陥るとし、自身もレース前に怪我をして追い込まれている時に、結局人間は今ここを生きるしかないと直感した。未来を心配しても来ておらず、過去を悔やんでも去っている。
 
あるのは今の自分の自分の身体と動きだけだと感じた。「心の世界」の学びの面白いところは、段階的ではないところだ。ある瞬間にひらめくように悟れば、もうそうとしか感じられなくなる。
 
(中略)
祭典が終わっても生活は続く。登りだけではないく、下りも人生の大事な一部だ。五輪の意味は自分の人生が進んでいくごとに変わり続けるのだと思う。
 
と、引用が長くなりましたが、これまでも別の方の著書などから、同じような意味の言葉を聞いても来ている訳ですが、為末氏独特の言い回しで、「今この時を大事に」と聞けば今この時の大切さを、「失敗や下り坂も人生の大事な一部」と聞けば、人生に無駄なことなどないと思える訳であり、改めてそのことに気づかせてくれたことに感謝した次第です。
 
つまりは、余計な心配や過去を後悔するのは無駄なことであり、「今」の積み重ねでしかない訳であり、そのことを自分の「心の世界」に置きながら過ごしていきたいと思います。
 
こうしてブログを書いている時間もどんどん過去になっていく訳でありますが、「大事に使えてるかな」と、もう一人の自分から今の自分を客観的に見てみると面白いものです。
 
週明けの今日、明日は、敦賀市議会では特別委員会が開催されます。
 
こうした委員会も、人生の中においては一度しかない訳であり、「今を大事に」の気持ちで臨んでいきたいと思います。
 

【先日出会った野坂の田園風景。稲刈りでこの風景も変わりゆくことを思えば、「今この時を大事に」の言葉が身に染みます。】