敦賀市議会の「コロナ禍であってもできること」

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6日の1名に続き、昨日は4名(住所地が神奈川県の方1名を含む)のコロナ新規感染者が確認された敦賀市。
 
昨日夕刻、市では「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」が開催され、現況把握と今後の対応について確認がされました。
 
この3連休は、9日に成人式、10日は消防団出初式が開催されるほか、連休明けの11日からは小中学校も始まることに対しては、取り止めや延期をするのではなく、例えば成人式であれば会場の分割、極力短時間とするため来賓者を限定、さらにはYouTube配信を行うなど、各種対策を講じたうえで予定通り開催するとしており、私自身はこれで良いものと考える次第です。
 
とはいえ、急激な感染拡大には警戒するものであり、本日以降の感染状況を注視していきたいと考えます。
 
さて、そうした中にあって、予め集合型は見送り、オンライン放映による形式にて準備を進めている敦賀市議会の「議会報告会」。
 
例年の各常任委員会における審査事項紹介に加え、議員定数に関するご報告や新しくなった議場のご紹介などもコンテンツに加え、2月中旬のRCN議会チャンネル放映(放映後はYouTube配信)に向け、広報広聴委員会を中心に鋭意対応を行っているところですが、昨日は委員会ごとに参集し、それぞれ作成したパワーポイントの確認を行いました。
 
時間の制約もあり、各委員会3分を目安に報告となる訳ですが、昨年放映した際の視聴者の皆さんからのご意見を反映し、今年度は写真を多く取り込み、テロップで表現していくスタイルとしています。
 
イメージとしては、テレビのニュースのように画面が次々移り変わっていく、そうした感じで思っていただけたらと思いますが、これも視聴者の皆さんが見飽きることなく、関心を持って見ていただけるようにと改善を図ったもの。
 
これ以上はネタばらしとなるため差し控えますが、そうした思いのもと、全議員にて準備を進めていますので乞うご期待いただければと思います。
 
また、これとは別に、2年前のコロナ前に議会として開催した「高校生との意見交換」に関しては、前回の敦賀気比高校に加え、今年度は敦賀高校、敦賀工業高校を加えた市内3校すべてを対象として開催する予定としています。
 
こちらは、コロナ禍を踏まえ、各校にお伺いする人数を4名に絞ったうえで、対面形式て開催することで計画していますが、議会が公的立場にあることに重きを置き、学校側へ最大限の配慮をし対応するとの考えのもと、コロナの状況によってはオンラインに切り替えることも視野に準備を進めているところ。
 
1月20日の敦賀高校さんを皮切りに順次開催する予定でありますが、どちらに転んでも対応が可能なよう、万全の態勢を整えて臨みたいと思います。
 
こうして振り返れば、「コロナ禍だからできない」ではなく、「コロナ禍であってもできる方法を」との思考回路をもって、オンライン報告会などに取り組んできたことは、結果、市民の皆さんへの報告義務を果たすことに加え、議会の取組みとしても一段階進化したものと考えるところです。
 
裏を返せば、コロナがあったから進化できたものと言えるかもしれません。
 
議員1期目の私が言うには偉そうに聞こえるかもしれませんが、この2年7ヶ月経験して感じたこととして、敦賀市議会は皆で議論を尽くして「最適解」を選択する、まさに民主主義のお手本のような議会ではないかと感じています。
 
これまでも早い段階からの一問一答方式(一般質問)の導入を始め、先輩たちが先進的に議会改革を進めてきた敦賀市議会ですが、そうした環境と関係性があれば、今後さらに新たな改革にも取り組めると思うところであり、引き続き他の議員の皆さんと議論しながら「進化する議会」をめざしていきたいと思います。
 

【そんなことも考えつつ市役所を出ると辺りは既に薄暗い時間。暖色の灯りに浮かぶ新庁舎はどこか柔らかい雰囲気に感じました。】