「秋の交通安全県民運動」展開中!〜自身のヒヤリハット事例より〜

ブログ 防犯/防災

昨日は「秋分の日」にちなみ、「暑さ寒さも彼岸まで」と書きましたが、夏を思い出したかのように、全国では30度を超える地点もあったようです。
 
とはいえ、朝夕の涼しさ、虫の鳴き声、そしてなんと言っても、一段と日が暮れるのが早くなってきており、やはり季節の変わり目を感じる今日この頃。
 
そのような中、9月21日(火)から9月30日(木)までの10日間は、全国的な運動と連動し、福井県においても「秋の交通安全県民運動」が展開されています。
 
既に多くの方がブログやSNSなどで協力を呼び掛けている中で恐縮ですが、福井県のホームページを見てみると、本運動の主唱は福井県交通対策協議会、実施機関・団体として福井県や福井県警察、福井県教育委員会、市町および福井県交通対策協議会の構成機関・団体となっており、まさに県全体で取組んでいるもの。
 

【今年度の啓蒙ポスター】
 
具体的な「運動の重点と取組み」では、「1.子どもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保」など4つの項目を挙げている訳ですが、冒頭述べた早い日暮れなどを考えると、季節柄、特に留意しておきたいのが、「2.夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上」です。
 
私ごと、しかもローカルな体験談となりますが、昨日18時過ぎの出来事。
 
お通夜に参列するため、車でバロー敦賀店(市野々)前のT地路付近を通ると、ユニクロ方面からの対向車、バローから出てくる車、アオキ側から出てくる車の3つのライトが交錯する向こうに何と、対向車の陰からご高齢の方が乗った自転車の陰が現れました。
 
薄暮の時間は過ぎ、既に真っ暗になったT地路、しかも錯綜する状況から、私も十分警戒、一旦停止したため、何事もなく自転車も横断を終えた訳ですが、もし私がスピードを緩めることなく、このT地路に突っ込んでいたらと思うと背筋が寒くなりました。
 
確かにここはバローとアオキの間には横断歩道があり、まさに県民運動の取組みで言えば、2番のケースに該当する訳ですが、「歩行者優先」の認識を強く持ち、「だろう運転」ではなく、常に「かもしれない運転」でリスク想定する運転を心掛けねばと痛感した次第です。
 
ちなみに、運動の取組みのあと2つは、
3.自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底
4.飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶
となっています。
 
「注意1秒、けが一生」とは良く言いますが、実際に加害者、被害者どちらの立場になったとしても、加害者であれば、一生懸けても償い切れない心の傷、被害者であれば自身の心身はもとより、ご家族などへの心身の負担は計り知れないばかりか、失われた命や肉体の機能は戻ってはきません。
 
便利な自動車は、時に「凶器」になります。
 
しかも勝手に「凶器」になるのではなく、すべて操作するドライバーの慢心や不注意、技術不足がそうさせてしまうのであり、今一度そのことを肝に銘じるとともに、自分だけではなく、まずは身近な家族、そして職場や地域で認識共有することが、この県民運動の趣旨にあると思うところです。
 
なお、県民運動における「交通事故死ゼロを目指す日」を9月30日(木)としています。
 
ゼロリスクはこの世にないと言いますが、ほぼ人為的に発生する交通事故死は、皆の意識、取組みでゼロにできると思いますので、是非とも皆さまも、この運動週間にご留意いただくとともに、醸成した高い意識のもと、今後も運転にあたっていただきますようご協力を宜しくお願いいたします。
 
本日は、自分への戒めも含めて呼び掛けさせていただきましたこと、ご理解いただければ幸いです。
 

【参考まで、「運動の重点と取組み」も掲載いたします】