9月定例会開会。市政に対する所信を聞く。

ブログ 敦賀市議会

連日、新型コロナウイルス新規感染者が確認されていた敦賀ですが、昨日の発表では「ゼロ」。
 
日々プロットしているデータを見ると、新規感染者が無かったのは8月16日発表分以来ということで、実に約2週間ぶりということになります。
 
しかしながら、日ずれで確認される濃厚接触者の陽性もあり全くもって予断を許さないばかりか、市立敦賀病院職員の感染では、お産や小児の入院に関しては市内外の別の病院で対応いただかなくてはならない状況となっていることから、医療提供体制を何とか維持するためにも、ここが正念場と思い、一旦このまま抑制したいと強く願う次第です。
 
重ねてのお願いで誠に恐縮ではありますが、敦賀市民の皆様におかれましては、引き続いての感染拡大防止へのご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
 
さて、そのような中ではありますが、昨日は令和3年度第3回となる敦賀市議会9月定例会が開会となりました。
 
開会に先立ち、9時から開催された議会運営委員会では、理事者から、市庁舎解体工事に関わる契約案件1件が追加議案として提出される旨説明があり、これを受理。
 
開会初日に提案された議案はこれで11となりました。
 
10時の開会後は、会期日程通り進み、市長提案理由説明の後、提出議案の説明、質疑までを行い、初日を終えました。
 
市長提案理由説明は、議案に関してのみならず、市政に対する所信の一端にも触れていることから、本日はその概要を記録し、ご紹介に変えたいと思います。
 
以下、提案理由要旨より所信の主な部分を要約抜粋。
 
◉新型コロナワクチン接種について
先週末現在で約3万7千人、全体の63%の方が1回目の接種を、約2万8千人、全体の48%の方が2回目の接種を終えている状況。
・今後、希望する全ての方が接種を受けることができるよう、国や県に対し、ワクチンの安定供給について引き続き要請を行いながら、早期の接種完了に向け、全力で取り組む。
 
◉市内中小企業者支援について
・6月定例会で議決した「敦賀市中小企業者事業継続支援給付金」(売上が減少する市内企業に対し、中小40万円、個人事業主20万円を給付)は、敦賀商工会議所並びに金融機関のご協力のもと、先月12日より受付を開始し、先週末現在で577件の給付を実施。
 
◉原子力政策について
・第6次エネルギー基本計画の素案が示された。計画の策定にあたり、全原協や立地協として、新増設やリプレースを含めた原子力発電の将来のあり方について明確にするなどを求めてきたが、素案ではその方針は示されていない。
福島第一原子力発電所事故から10年が経過した今なお、原子力発電の将来像を明確に示さず、原子力政策に対する責務を果たそうとしない国の姿勢は、誠に遺憾であり、今月23日の敦賀市原子力発電所懇談会の場でも、厳しい意見が出されたところ。
・国は立地地域の声を真摯に受け止め、脱炭素電源である原子力発電をどのように活用していくのか、国民にしっかりと説明すべきと考えている。
 
◉防災関係について
・笙の川の整備に関しては、本年秋以降、松島橋から松原橋までの左岸で護岸補強工事や河口付近での河床掘削、松島橋架け替えのための橋脚工事が行われる予定。
 

【市長提案理由説明要旨。今回は15ページものでした。】
 
以上、議案の提出理由や内容に関しては、追い追いブログの中でご紹介していきたいと思います。
 
開会二日目の本日は、補正予算に関する予算決算常任委員会(全体会・分科会)が開催される予定となっており、全体会での基本質疑には、22件の質問通告がされています(私は2件の質問を通告)。
 
今定例会に提出された一般会計補正予算の規模は、9億4995万円。
 
当たり前ですが、各部署が所管する、ひとつ一つの事業の積み上げによって計上された補正予算につき、本日の全体会、分科会を通じ、丁寧且つ深堀りの審査につなげていきたいと考えます。
 
本会議や委員会での審議・審査の内容は、本ブログやSNSを通じてご報告していきますので、市民の皆様におかれましては、引き続き関心をもってご覧いただければ幸いに存じます。