海でも新幹線でもつながる嶺南

ブログ まちづくり

今年の夏は、新型コロナウイルスの影響で既にほぼ全ての海水浴場が開設しないことを決めている嶺南の海。
 
昨日は、以前に前川和治敦賀市議会議員よりお声掛けいただき参加した、嶺南各市町議員の有志にて意見交換する会のため、会場の高浜町まで足を運んだため、せっかくの機会と会が始まる前に高浜和田海水浴場(若狭和田ビーチ)まで。
 

 
目の前に青葉山を望むビーチは広く、京阪神からを中心に多くの海水浴客を集めるロケーションであることが分かります。
 
この日はあいにくの曇り空でしたので、青い空と海のもと咲くビーチパラソルの観光ポスターのようには行きませんでしたが、この雰囲気と海の美しさから嶺南屈指のビーチであると納得。
 
少し調べてみると、高浜町内の海水浴場(8つある)の水は、いずれも透明度が高く、水質検査においても常に最高ランクの評価を受けてきており、ビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ」を日本(アジア)で初めて取得したとのこと。
 
さらに、このような格段に美しい水質は、早くから都市下水が発達したこと、大量の雨水が流入しない地形など、多くの条件に恵まれた結果であるとされており、まちの整備と自然が融合して出来た産物であることに少し驚いた次第。
 
冒頭述べた海水浴場の開設についてですが、嶺南地方の主要浴場が開設しない一方、同じ福井県でも高鷲海水浴場など嶺北の浴場は7月1日から順次海開きをしていくとのニュースもあります。
 
ここの判断の違いは、関係者も述べているよう「県外客の割合の多さと感染予防の関係」によるものと理解するところであり、毎年10万人超の人で賑わう若狭和田(高浜町)、水晶浜(美浜町)、気比の松原(敦賀市)と続く県内トップ3の海水浴場は、関西、中京からの県外客が圧倒的に多い、それほど魅力的であることの裏返しと受け止めておくことにしたいと思います。
 
いずれにしても、最盛期にはひと夏で150万人以上を集客したという高浜の海。
 
来年は心置きなく開設出来ることを願い、嶺南の自慢スポットとして胸に留めておきたいと思います。
 
気比の松原も負けてはいられませんね。。。
 
さて、本題の有志意見交換のことを書くつもりでしたが、思いのほか海水浴場話しが膨らんでしまったため、紹介はまた別の機会にさせていただくこととし、この後は、地元高浜町議の方からも教えていただいた高浜の穴場を少し紹介させていただくこととします(会の後、さらに足を延ばしてみました)。
 


【城山公園にある名勝「明鏡洞」】

【地元民も「海の色が違う」と紹介する福井県の最西端「上瀬」の海(正面に見えるのは関西電力高浜発電所)】

【上瀬の手前「日引」の棚田。映えるポイントとしても有名。】

【おまけ。帰り道の停車中に視線を感じ、右を見れば…。】
 
まだまだスポットはあろうかと思いますが、私が回れたのはここまでということで、あとは是非皆さんにもお出掛けいただければ幸いに存じます。
 
最後に、この景色を眺めつつ、北陸新幹線敦賀開業の効果を嶺南一円に、その先にある2035年の小浜開業までを考えれば、この嶺南の各市町が一層の連携と一体感をもって取り組むことが肝要と感じる一日となったことだけ申し付け添いさせていただき、本日のブログとさせていただきます。