市民の皆さんに分かりやすい「議会広報」に向けて

ブログ 敦賀市議会

市民の声に対し、速やかに行政が対応されていることを実感した出来事。
 
5月16日のブログで記載しました大比田区の国道8号線沿い河川への「ポイ捨て」に関しては、私自身も廃棄物対策課の方に現時点での対応状況を確認したところでしたが、昨日、もう一方で対応されている道路河川課に出向き、ご担当の方に話しを伺うに、ちょうど国土交通省側から、路肩に停車してポイ捨てされることを防止するためのポールを設置する方向で対応する旨の連絡があったとのこと。
 
実際に現場の状況を確認した立場からするとやはり、「たまたま」ではなく、河川に同じゴミを投棄し続けている「確信犯」への抜本的対応としては、車を停車出来なくすることが一番と考えるものの、国道であるが故、それはハードルが高いと思っていたところのこの回答に、思わず「本当ですか!」と聞き返してしまった訳ですが、地域住民からの切実な声を市が真摯に受け止め、こうして迅速に関係機関と協議された結果を嬉しく感じた次第です。
 
「行政の仕事として当たり前だろ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした積み重ねが、市民と行政の信頼関係、さらには敦賀のまちの発展(今回の場合は、きれいなまちへ)につながるものであり、私としては、評価すべきことと考えるところです。
 
引き続き、私自身は「現場主義」で、地域住民と行政をつなぐパイプ役として尽力していきたいと思います。
 
さて、前置きが長くなりましたが、昨日は敦賀市議会の広報広聴委員会を開催し、以前より検討を続けている「議会広報の拡充」について、これまで挙げられた意見の整理と今後の進め方を協議しました。
 
広報拡充の検討項目は大きく、①議会だよりのあり方、②FMラジオの活用、③SNSでの発信、④常任委員会の動画配信、⑤議会広報に対するアンケートの5点。
 
基本、出来ることから改善を図るということで、⑤のアンケートについては、来週発行予定の「議会だより」(令和4年第1回定例会号)から、表紙にQRコードを掲載し、そこからアクセスする形で実施するところ。
 
その他の項目に関しては、議論の全てまでは紹介出来ませんが、③のSNSについては、例えば「議会でTwitterを始めます」と言っても、実際は記載内容が制限されることやマンパワーの関係から「双方向コミュニケーション」が出来ないことにより、先行して実施している議会を見てもフォロワー数少、「いいね」も殆どないなど、形骸化している感があったりと、やはり「議会全体で」となると効果の程は難しいもの。
 
また、④に関しては、議員定数論議の際にもポイントとなった「委員会主義」を掲げる敦賀市議会としては、深掘り審査をしている各委員会の模様を動画公開することの意味合いは大きいと考えるものの、委員会審査への影響があっては本末顛倒であることから慎重に検討を進める旨、確認した次第です。
 
こうしてそれぞれ課題はあるものの、委員長である私としては、「出来ない理由」ではなく、「どうしたら出来るか」の姿勢で検討にあたるところであり、ありがたいことに、委員の皆さまからも常々、建設的な意見提起をいただいているところ。
 
といっても、検討ばかりで終わっては、時間を浪費するだけですので、来年4月までの任期の中で、早目に委員会としての結論を見出し、議会内での提案につなげることを、昨日の委員会でも認識共有した次第です。
 
市民の皆さんに分かりやすく、議会を身近に感じてもらえるような議会広報に向けて協議している一端をご紹介させていただきましたが、欠いてはならないのはやはり、「市民の皆さんが何を求めているか」の視点。
 
そうした観点から、先に述べました「議会だより」に掲載するアンケートでのご意見なども踏まえ、取組みに反映していく所存ですので、市民の皆さま方におかれましては、ドシドシ声をお寄せいただけますよう宜しくお願いいたします。
 

【委員長としての責任をもって、少しでも改善が図れるよう議論を前に進めていきます】