岸田新内閣は「新時代共創内閣」と命名

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【第100代首相に選出され祝福に応える自民党の岸田文雄総裁(ネット配信ニュースより)】
 
昨4日、自民党の岸田文雄総裁が衆参両院本会議の首相指名選挙で、節目となる第100代、64人目の首相に選出されました。
 
その後、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による岸田内閣が発足。
 
首相は同日夜に記者会見に臨み、政権を「新時代共創内閣」と名付け、「私が目指すのは新しい資本主義の実現だ」と述べ、成長戦略とともに富の再分配を重視する考えを強調。
 
「新しい資本主義実現会議」を設置し、ポストコロナ時代の経済社会ビジョンを策定する考えを示しました。
 
一方、外交・安全保障政策では自由や人権など普遍的な価値を守るとともに、防衛力強化を図るとしたうえで、北朝鮮による拉致問題に関しては「北朝鮮の政治体制を考えるとトップとの会談が何よりも重要だ」と述べ、金正恩朝鮮労働党総書記との会談を目指す考えを示しました。
 
拉致被害者家族の高齢化などにより、一日も早い解決が望まれる問題だけに、ここは有言実行で是非実現いただきたいと期待するところです。
 
また同じく外交の分野に関しては、対中国に対しても「言いたいことは言っていく」とも述べられており、総裁選でも争点のひとつでもあったよう、ここは相手から見て「手強い」と思わせるよう、手腕を発揮いただきたいと思う次第です。
 
岸田内閣の顔ぶれも紹介されていますが、敦賀市にとって特に関係する省庁として、北陸新幹線関係では国土交通省、原子力・水素を含むエネルギー関係では、経済産業省や文部科学省(もんじゅ関連を所管)、環境省などとなりますが、こちらも新たに就任された大臣におかれましては、堅実かつ現実的な対応をお願いしたいと思います。
 
少なくともエネルギーに関しては、前KK大臣が再任されなかったことより、「夢物語」は排除されるため、今より悪くなることはないと推察しますが。。。
 
そして、注目される衆議院解散・総選挙について岸田首相は記者会見で、「可能な限り早い時期に総選挙を行う決意だ。10月14日に衆院を解散し、19日に公示、31日に総選挙を行う」と述べられました。
 
総裁選、新内閣発足に続き、これで一気に衆議院選挙モードとなる訳ですが、8日には新首相の所信表明演説、11~13日には衆参両院の代表質問が行なわれることとなっています。
 
「新時代共創内閣」とした岸田政権が目指す政治をご自身の言葉でどう話されるのか、これに対し野党各党代表がどういった視点、切り口で質問するのか。
 
「特技は人の話しを聞くこと」と公言する新首相ですので、ここで前政権の批判、ネガティブキャンペーンを張るようでは非常にもったいない。
 
野党には、是非とも提案型の姿勢を見せていただきたいと思いますし、この場でこそ、コロナ禍から脱し、日本の将来をどう舵取りしていくかスケールの大きい議論をしていただき、ここにひとつの選挙の争点を見い出していただくことを切に希望するものです。
 
昨日、今日と政治ごとが続き恐縮ですが、新政権誕生の節目の折、その点ご容赦いただくとともに、皆さまにおかれましても国政の動向に注視いただくことをお願いし、本日のブログを閉じさせていただきます。