北陸新幹線敦賀開業まで、あと「1014日」

北陸新幹線 敦賀市議会

全国の主要都市にて集団接種会場の設置がされるなど、加速する新型コロナウイルスワクチン接種ですが、ここ敦賀市でも、いよいよ「16歳以上64歳以下」の方に対するワクチン接種実施について周知がされました。
 
詳しくは、以下の敦賀市ホームページをリンクしますので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、予約開始日時等は次の通りです。
 
→→→敦賀市HP「新型コロナウイルスワクチンの接種について」はこちらから
 
【接種券発送時期】
 令和3年6月24日(木)
 
【予約開始日時】
①7月1日(木)9時から
 ・基礎疾患ありで通院、入院されている方
 ・肥満の方(BMI30以上)
 
②7月5日(月)9時から
 ・介護、障がい施設にお勤めの方
 ・子育て支援施設、教育施設にお勤めの方
 ・仕事で医療、介護、子育て施設に出入りされている方
 
③7月7日(水)9時から
 ・訪問診療利用者のご家族
 ・中学3年生以下のお子さんのいる世帯の方
 
④7月12日(月)9時から
 ・上記以外の方
 
【接種開始時期】
 7月上旬
 
【予約方法】
 WEBまたは電話(コールセンター、医療機関)
 
重篤化やクラスター発生のリスク等を踏まえ、市の新型コロナウイルスワクチン接種事業実施本部が検討を重ね設定した優先順と思いますので、64歳以下の市民の皆さんはどうか冷静に予約等に進んでいただき、円滑な接種にご協力いただけますようお願い申し上げます。
 
さて、市議会のほうは、昨日より特別委員会が開催され、私は所属します「新幹線対策特別委員会」に出席しました。
 
新幹線整備を所管する都市整備部より、調査事項のうち「駅西地区土地活用事業」については、駅西エリアA、Bゾーンのパース図の一部変更や複合棟(知育・啓発施設が入る棟)の意匠変更(屋根形状変更)に関する事項、7月7日(水)には、地元住民を対象にした「低層棟・複合棟建設工事」の説明会を開催する旨、説明がありました。
 
また、報告事項に関しては、「(1)並行在来線」について、当初280億円と見込んでいた初期投資額を、44両の車両新造(88億円)からJRの現使用車両・中古車両32両の資産譲渡(10億円)することなどにより、154億円まで縮減したこと、開業準備(出資金の一部)に関しては14億円から20億円に増加となるものの、沿線市町の負担とはならないことなどの説明がありました。
 
次に、「(2)北陸新幹線敦賀駅の発車メロディー」については、敦賀らしい、ご当地発車メロディーを7月1日から9月10日に掛けて募集するとのことで、募集内容や募集資格、方法などについて説明がありました。
 
今後、敦賀市ホームページを始め、広報つるがや嶺南ケーブルネットワーク、敦賀FMハーバーステーションなど、あらゆる媒体を活用し応募周知を図っていくとのことでしたので、皆さんも是非応募してみてくださいね。
 
最後に、「(3)整備状況」については、先の「工期延長」となったことを受け、金沢・敦賀間工程・事業費管理連絡会議や幹事会を通じ、鉄道・運輸機構と沿線自治体がより連携を強めた工程管理をしていること、事業費は認可範囲内であること、敦賀駅工区の工期に関しても特段の遅延は発生していないとの報告がありました。
 
前回の特別委員会で、「工程管理の見える化」を図るよう要望したところ、今回は鉄道・運輸機構の概況や工区工程表などを資料に添えていただくなど、反映いただき感謝。
(ちなみに工程表などは、鉄道・運輸機構HPからも見ることが出来ます)
 
見える化により気づくこともあろうかと思いますし、私は、潜在する遅延リスクなど、悪い情報こそ早く把握をし、先手先手で対応を図ることが重要と考えるため、引き続きこうした形で双方でチェックをしながら進めていければと考えるところです。
 
委員会に臨むにあたっては、事前確認とばかりに、10日ほど前に敦賀駅前立体駐車場屋上から新幹線工事の現場を眺めてきて訳ですが、この日の夕方は、「開業まであと何日なのか」が気になり敦賀駅に。
 
すると、敦賀工業高生が作成した、開業までの「カウントダウンボード」は「1014日」を表示していました。
 ※起点は、あくまでも敦賀市が独自に設定した「2024年3月31日」を開業日としたもの。
 

【オルパークに設置されているカウントダウンボード。裏面は敦賀気比高生が描いた氣比神宮と新幹線。】
 
ハード整備に加え、いわゆるソフト面についても、まちづくり人材育成の強化に取り組む敦賀市ですが、「1014日」は長いのか短いのか。
 
これらが実効的な取り組みになることを期待しつつですが、ある市の部長さんが仰った「ワクワク感を定期貯金」の言葉にあるよう、開業に向けた気運を徐々に高め、市民の皆さん全体で「ワクワク感」を盛り上げていければと思うところです。
 
これは、一部の人達で盛り上がるのではなく「全体で」というのが味噌でして、この新幹線開業も持論である「個別最適でなく全体最適」のまちづくりにつながる、ひとつのターニングポイントであると捉え、今後も役割を果たしていく所存です。
 

【立体駐車場屋上から見た北陸新幹線工事の様子(福井方面)】

【立体駐車場屋上から見た北陸新幹線工事の様子(車両基地方面)】

【駅西エリアでのホテル建設工事の様子】