処理水の海洋放出は「安全」と公的に評価

ブログ 原子力

7月22日の原子力規制委員会臨時会合で計画が承認された福島第一原子力発電所における処理水の海洋放出について。
 
計画では処理水中の放射性物質トリチウムの濃度が国基準の40分の1未満になるよう薄めて放出するとしており、具体的な放出方法など、これらの安全性について、国の規制機関から正式にお墨付きが得られたことになります。
 

【敷地内に処理水が溜まったタンクが並ぶ福島第一原子力発電所(産経ニュースより)】
 
また、この承認を受け、福島県などは26日、県庁で会合を開き、「東電が示した対策で周辺地域の安全は確保される」とした報告書を取りまとめ。
 
福島県などが有識者らと共に策定した報告書は、処理水の放射性物質濃度測定や海底工事の安全対策などがいずれも適切に計画されていると評価。
 
その上で東電に対し、放射線環境影響評価の分かりやすい情報発信など8項目の要求事項を掲げたとのこと。
 
この処理水の問題を巡っては、私も以前から幾度となくブログにも取り上げ、安全性などに関する事実をお伝えしてきているところ。
 
※処理水に関する過去ブログのいくつかを以下にリンクします。宜しければご覧ください。
 
 →「科学が風評に負けてはならない」〜福島第一の処理水問題を煽っているのは誰か〜【2021年4月19日ブログ】
 
 →ALPS処理水について知って欲しい3つのこと【2021年4月25日ブログ】
 
 →「福島第一原子力発電所”ALPS処理水”の海洋放出に係る放射線影響評価結果」が公表される【2021年11月18日ブログ】
 
今後、知事と大熊・双葉両町長は報告書を参考に、原子力発電所敷地と沖合1キロの放出口をつなぐ海底トンネルなどの本体着工を了解するかどうかの判断に進む訳ですが、時間を要した分、慎重に慎重を期して議論がされたものと受け止め、今後は科学的な評価結果に基づき、工事着手に向けた判断が早期にされることを願うばかりです。
 
何度も申し上げますが、「科学が風評に負ける」ことがあっては、絶対にいけませんので。