今冬に続き「姉崎火力発電所5号機」が再稼働!

エネルギー ブログ

最近、私の辻立ちシーンなどの報告がないことにお気づきの方がいらっしゃるかと思いますが、公職選挙法では、国政選挙期間中は、「個人の政治活動」を禁止はしていないものの、許可を受けた確認団体以外の「選挙運動」は禁止されていることから、例えば街頭で「個人の政治活動」といって「特定政党」ののぼり旗を立てたり、特定の候補者への「投票を呼び掛ける行為」はアウト。
 
つまりは、私が従来行ってきた辻立ちや街頭行動は極めて紛らわしい行為となるため、「疑わしきは行わない」との考えのもと活動を休止しているもの。
 
決して暑いからサボっている訳ではありませんので、その点ご理解いただければと思います(誰もそんなこと思ってないか…)。
 
さて、ご理解いただきたいことと言えば、電力需給逼迫改善に向けた取組み。
 
東京電力グループ、中部電力グループの強みを一つにし、日本へ国際競争力のあるエネルギーを供給する「JERA」ですが、このJERAが保有する「姉崎火力発電所5号機」が30日運転を再開しました。
 
徐々に出力を上げていく必要があるため、最も電力需給が厳しい30日夕方の時間帯には、最大出力60万キロワットの半分程度で稼働することとなったとのことですが、この「姉崎火力発電所5号機」は運転開始から45年が経過したプラント。
 
高経年化のため(敢えて「老朽化」とは言わない)、今年3月から運転を停止していたものの、この夏の電力供給を増強するための対策として運転再開したものですが、実は同じように、長期停止を経て今冬においても、元旦に起動操作、1月4日から発電を開始した、つまりは「正月返上で」再稼働いただいた発電所。
 
「動かせるものは動かすのが当たり前だろ」と思われるかもしれませんが、本来「電力自由化」の競争環境の中にあって、採算性の低い発電所をリスクとコストまで掛けて動かす必要のないところ、こうして運転再開に必要なメンテナンスのうえ、需給改善のため稼働いただいたことに感謝しかないもの。
 
是非皆さんには、これが「当たり前」のことではないとともに、今の厳しい需給を支えるのは「安定供給」への使命感のもと懸命に努力する現場あってのこととご理解いただければ幸いです。
 

【姉崎火力発電所(千葉県)】