7時間の分科会。所管事項の審査に思い残すところなし。

ブログ 敦賀市議会

これぞ「キング」の称号に相応しい。
 
既にご存知の通り、23日に行われたサッカーJ1リーグにて横浜FCの「キング・カズ」こと三浦知良選手が、実に13年ぶりの1部リーグのピッチに立ったことに加え、53歳6ヶ月28日の出場は、中山雅史が持つ45歳2ヶ月1日のJ1最年長出場記録を大きく更新しました。
 
試合は惜しくも0-1で敗れ、カズダンスこそ見ることはできなかったものの、「キング」は56分までピッチに立ち、年齢を全く感じさせないチームを鼓舞する全力プレー。
 
この新たな記録は、日本のみならず世界で大きく伝えられているとのことで、「FIFA」(国際サッカー連盟)は公式SNSで「バンザイ!キング・カズ!」と偉業を讃えたともあります。
 
50歳を超えてあれだけのパフォーマンスを発揮する裏には、トレーニングや食事などの摂生も並大抵ではないことは、とあるテレビ番組でも紹介されていましたが、長く続けられてる秘訣とは?の問いに「サッカーが好きだから」と答えるカズは、やはり「キング」。
 
男からも憧れる「カッコいい男」なのであります。
 
これに対し、48歳の自分を見るに、運動不足で腹回りに肉のついてきた姿は情けない。。。
 
「キングまで」とはいかずとも、少しは見習って体力面・精神面でも精進していきたいと思います。
 
さて、前置きが長くなってしまいましたが、議会の方は、決算審査の2日目。
 
昨日は、総務民生、文教厚生、産経建設と3つに別れての予算決算常任委員会(分科会)を開催。
 
私は、所属する産経建設分科会にて、所管する産業経済部、観光部、建設部、都市整備部、水道部に関する各事業の審査にあたりました。
 
一昨日行われた基本質疑の内容も踏まえつつ、それぞれの議員が事前チェックにより確認すべきとした点を事業ごとに順次質問していく流れであり、私も準備した確認事項はほぼ全て質問させていただきました。
 
やや詳細な部分まで確認をしたため、分科会の他の委員の皆さんにはやや時間的ご迷惑をお掛けしたかもしれませんが、そこは何卒ご容赦のほど。
 
一般会計、水道・下水道事業などを合わせると膨大な事業でボリュームも大きい訳ですが、これを厳正にひとつ一つチェックするのが議員の役割であり責務。
 
ひとつ一つの事業に対し、チェックする視点を、
◉事業の目的や目標の達成度・成果(投資効果)
◉無駄な支出となっていないか(効率性)
◉予算と決算の乖離理由(計画性)
に置き確認させていただいた訳でありますが、どの質問に対しても根拠を持って的確且つ正確に答えていただき、例えば予算執行率が低い事業の理由については「致し方ない」と言える理由や入札差金であったり、事業の達成度で言えば、外国人を含む観光入り込み客数や新幹線延伸工事の進捗など、投資効果が数字や形に現れてきていることを把握することができました。
 
中々難しいと感じたのは、例えば「中心市街地の活性化や賑わい」という部分に関しては、事業の成果を数値化するのが難しく、人それぞれの感じ方にもよる(市は「賑わってきている」と思っても、私は「そう思わない」とか)ため、その点は事業として行うにあたってどのように評価をしていくのかを課題として要望をしたところです。
 
と、細かく見ればこのような捉え方なのでありますが、とりわけ決算対象の令和元年度は、渕上市長2期目の初年度であることもあり、肉付け予算(6月補正予算)で主要施策に掲げた事業の成果、さらにはこれらを総合的に見て、敦賀市の持続的な発展につながる財政運営、事業運営がされているかというのが大きな視点をして見なければならないこと。
 
その視点に関して言えば、所管する範囲の確認においては、適正な管理のもと、期待する方向へ進んでいるというのが私の評価であります。
 
分科会の最後にある、議員間の「自由討議」ではその辺りを上手く整理して述べることができなかったことが悔やまれますが、また討論の機会は別にありますので、他の分科会での議論なども踏まえ、私自身、会派としてしっかり考えを述べていきたいと考えます。
 
産経建設分科会においては、分科会終了後、産経建設「常任委員会」を開き、先般質疑までに留めた「令和元年度敦賀市水道事業利益剰余金処分の件」、「令和元年度敦賀市下水道事業利益剰余金処分の件」2件の採決を行い、全てが終了したのが「17時47分」。
 
全体会と合わせ約13時間、私としては「思い残すことなく」審査を行うことができました。
 
この後から、翌週開催される予算決算常任委員会(全体会)での分科会長報告のため「文字起こし」をする議会事務局職員さんの奮闘には本当に頭が下がりますが、最終日の本会議までサポートのほど宜しくお願いいたします。
 
外に出た18時半前はもう真っ暗でしたが、市役所にはまだまだ灯りが。
 
対応いただいた各部の皆さまも大変お疲れさまでした。