予算決算常任委員会(全体会)にて決算基本質疑を行う

ブログ 敦賀市議会

敦賀市議会は、昨日より「令和元年度決算」の審査に入っています。
 
次年度予算編成との関係などから、決算審査の時期を前倒しし、昨年からは9月定例会会期中に行っているもの。
 
さらに、前倒し1年目の昨年は、審査を付託する予算決算常任委員会(全議員が委員となる)の全体会(基本質疑を行う)と分科会(所管事業の詳細審査を行う)とを同日中に行ったところ、確か20時過ぎまで時間を要したことを踏まえ、今年は議会運営委員会での事前協議のうえ、全体会1日、分科会1日と時間的余裕をもって審査を行うことに見直したところであります。
 
会期ありきではなく、議会は議会としての審議・審査の責任を重んじ、これに問題や影響があるようであれば即見直しを行なっていくという姿勢、そして無くてはならない理事者(市側)の理解のもと、こうして両輪である両者が認識を共有しながら、あるべきスタイルに向け柔軟に変化していくという点で、決して硬直化した議会と市の関係ではないと思うところであります。
 
さて、その決算審査についてですが、昨日は予算決算常任委員会(全体会)による「基本質疑」を行いました。
 
この「基本質疑」は、「事前通告制」としており、この日の通告件数は「74件」。
 
その後に行う分科会での審査を有効にするため、自分の所属する分科会所管事項に関する質問は「なし」、発言時間の「制限なし」、発言回数は1人1項目につき「連続3回まで」の予算決算常任委員会運営要項に基づき行われました。
 
「74件」の内訳を見ると、総務部(12)、企画政策部(8)、市民生活部(8)、福祉保健部(21)、経済部(8)、観光部(5)、都市整備部(1)、病院事業(1)、教育委員会(5)となっており、予算・決算における比率の高い民生費関連の質問が多い傾向。
 
私は、本委員会の第二副委員長を仰せつかっており、本来委員長をサポートし議事運営を行う側の立場にある訳ですが、「発言」に関しては以前に確認もさせていただいたうえで、自分の中で「厳選」をし、以下4点について質問させていただきました。
 
①一般会計歳出全般(不用額)について・・・総務部関連
②国民健康保険税(未入済額)について・・・総務部関連
③ハーモニアスポリス構想先導事業費について・・・企画政策部関連
④市立敦賀病院事業(医業収益、人件費など)・・・病院事業部関連
 
質問の詳細までは述べませんが、予算の適切な管理、税の公平負担、事業の成果や実証性、将来負担への懸念といった視点を持って事前通告をし、理事者からは納得のいく丁寧な答弁がされたと受け止めています。
 
また、一般質問の時と同様、この日の基本質疑での各議員の視点や質問内容からは、自身の知識につながることや、まさに次の分科会につながる「呼び水」的なものも得ることができ、貴重な時間となりました。
 
10時から始めた全体会は、昼食休憩などを挟み、終わったのは16時55分。
 
じっくりと審査出来たこともそうですが、分科会を翌日に見直したことはバッチリ正解(議員側・理事者側の双方にとって)だったと思った次第です。
 
そして、本日は、詳細審査を行う分科会となります。
 
事前にチェックした決算書や主要な施策の成果に関する説明書は赤ペンで真っ赤となっておりますが、こちらは「厳選」ではなく、疑問に感ずる点は全てクリアにする気持ちで、「事業が成果に結びついているか」、「無駄な使途となっていないか」、「施策の集中とバランス」を視点に持ち審査に臨みます。