現庁舎最後の定例会も今日が最終日

ブログ 敦賀市議会

「決められない政治」に対し、国民の皆さんはどうお感じなのか。
 
先の衆議院選挙後、1日で100万円を得たとする国会議員に支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)を巡り、自民党は「まずは日割りでの支給」を、対する国民民主党や維新の会、立憲民主党は「日割りに加え、使途の明確化なども加えるべき」と、改正する方向は同じであるものの、考えの溝は埋まらず平行線のままであったところ。
 
昨日、自民党の高木毅国対委員長は野党側に対し、日割り支給に変更する法改正を先行させ、21日までの臨時国会で実現するよう提案したものの折り合いがつかなかったことから、本臨時国会での実現を見送る考えを示したとのこと。
 
本件に関し、市議会議員には文通費と呼ばれるものは無いものの、会派一人当たり月額4万円支給される「政務活動費」に関しては、使用可能用途が細かく決められていることや全て使途が分かる領収書が必要であることに加え、使用しなかった分については年度末に返納する仕組みとなっていることを踏まえれば、国会議員とて野党案が当然ではと思うところです。
 
短い臨時国会の期間ではあるといえ、「自分ごと」すら決められない、いや決めない国会に対しては批判の声が挙がることは必至かと思いますが、このままうやむやにすることなく、次の通常国会ではケジメをつけていただきたいものです。
 
さて、臨時国会と同じく、本日定例会最終日を迎える敦賀市議会。
 
今定例会に提出された議案に加え、12月14日には議員提出のB議案第6号として「敦賀市議会議員の定数を定める条例の一部改正の件」(定数24名から22名に削減)、さらに昨日20日には、第96号議案「敦賀市一般会計補正予算(第11号)」(非課税世帯等&子育て世帯臨時特別給付金」(クーポンではなく現金支給)の追加議案が提出されていることに加え、最終日にも人事案件議案が提出される予定となっています。
 
これらの追加議案を含めた議会運営や日程については、本日9時から行われる議会運営委員会にて確認されることとなります。
 
私の方はといえば、産経建設常任委員長としての委員会審査報告(議案と請願それぞれに対して)及び第78号「議案敦賀市一般会計補正予算(第10号)」に対し討論を行うため、本日は3度演台に立つ予定となっておりますが、それぞれの立場において役割を果たしていく所存です。
 
とりわけ議員定数の件に関しては、議員にならせていただいて以降、協議を継続してきたものですが、本年6月28日にあった議長からの議会運営委員会への諮問により、削減の方向性を見据えたうえで「議会自らが決める」との委員の皆さんの思いのもと、今日ここにひとつの結論を出すものであります。
 
議会では、これまでの協議の場もすべてオープンにしてきておりますが、市民の皆さまにおかれましては、こうして開かれた場で議論を尽くした結果とご理解いただけますようお願いいたします。
 
そしていよいよ、現庁舎最後の定例会も今日が最終日。
 
最後まで慎重審査・審議を尽くし、節目の日に相応しい場になればと思います。
 

【雪の中でも咲き続ける我が家の一輪のバラ。「お前も頑張れ」と励まされている気持ちになります。】