北陸新幹線開業1年前イベントと敦賀以西

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刻一刻とカウントダウンが進む北陸新幹線敦賀開業。
 
昨日も所用にてJR敦賀駅前に行くと、遠近感がおかしくなったかと感じるほど巨大な新幹線駅がJR駅の背後にそびえ、開業の息吹を実感したところです。
 
なお、いよいよ1年後に開業を控えるなか、敦賀では、3月18日(土)、19日(日)の両日、JR敦賀駅から金ヶ崎緑地までのエリア各所で開業1年前イベント「つるがフェス」が開催されます。
 
観光物産イベントやつるが鉄道フェスティバル、市内まちづくり団体や商店街等の各プレーヤーが主催するイベントであり、各イベントの詳細については、敦賀市ホームページでも随時更新していくとのこと。
 
 →北陸新幹線敦賀開業前1年前イベントが開催されます!(敦賀市HP)はこちら
 
市内外を問わず、多くの方にお越しいただき、皆さんとともに開業に向けた機運を高めていければと思います。
 

【つるがフェスのひとつ「つるが鉄道フェスティバル」のチラシ】
 
さて、開業に向けた期待高まる一方、気になるのは敦賀以西ルートに対するお隣、石川県の動向。
 
政府の新年度当初予算案で調査費12億3500万円が計上されたものの、今春着工が見送られた「小浜ルート」に対し、24日の石川県議会代表質問で知事の見解を質す場面があったとのこと。
 
質問では、北陸新幹線敦賀以西ルートの見直しを求める声が出ていることに関し、馳浩知事は敦賀以西の今春着工が先送りされたことに触れ、「そのことのみをもって、直ちにルートの再考となるものではない」と慎重な認識を示すとともに、まずは政府・与党で課題解決に向けた議論を積み重ねることが重要と指摘したとありました。
 
過去をたどれば、敦賀以西を巡っては、2015年に石川県議会が米原ルート実現を求める決議を可決した一方、北陸三県は小浜ルートで足並みを揃えた経過があり、その火種が再燃しているようにも受け止めるところですが、正直、今さら「ちゃぶ台返し」の議論は勘弁して欲しいところです。
 
今は何より、関西圏を含めた沿線地域で一致団結し、大阪までの早期全線整備に向けて取り組むべきであり、お膝元の北陸三県がガッチリとスクラムを組むことが何より重要。
 
北陸本線との分岐点となる敦賀においても重要な問題であることから、隣県の動向には注視するとともに、「京都問題」が早期に解決に向かうよう願う次第です。
 

【北陸新幹線敦賀駅3階(新幹線ホーム)より西側を望む。この先、左カーブすれば車両基地、真っ直ぐは着工を待つ「小浜ルート」。】