全国97名の同志とともに

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日本の一般炭輸入に占めるロシア産の割合は約13%(2021年、約1350万トン、財務省貿易統計)でありますが、このロシア産石炭に関し、岸田首相は4月8日、輸入量を段階的に削減する方針を発表していたところ。
 
これを受け、経済産業省・資源エネルギー庁は発電用一般炭を含むロシア産石炭の代替として、オーストラリア炭やインドネシア炭を中心とした追加調達を強化していると発表。
 
一般炭の安定調達が欠かせない中、一般炭輸入の8割以上を占める両国をロシア炭の主要代替先と判断したようであり、「夏までの石炭需要を賄う見通しは立ちつつある」とのこと。
 
ロシアの軍事行動で一変した世界のエネルギー情勢ですが、供給源の多様化は元々、とりわけ日本のエネルギー安全保障にとって重要な概念であった訳であり、エネルギー安全保障を語る上での有名な概念である、英国の宰相チャーチルが第二次世界大戦前に述べた「多様化に尽きる(lie invariety and variety alone)」との言葉を、今一度思い返すところです。
 
さて、国内外が混沌とする状況の中、昨日は、自身が所属する電力総連の「組織内地方議員会議」が開催されました。
 
コロナ禍もあり、これまではすべてWEB参加での開催としていた訳ですが、今年は集合型とオンライン型を組み合わせたハイブリッド式で開催するとのことで、悩んだ末、私の方は現地にて参加した次第。
 
昨日はちょうど、敦賀ものづくり産業懇話会主催の特別講演会にご案内をいただいておりましたが、随分以前から予定していた案件であったことから、こちらの会議を優先させていただきましたことご容赦いただきたく存じます。
 
地方議員会議に話しを戻しますと、冒頭の坂田電力総連会長のご挨拶に続き、電力総連産業政策局からは「電力総連における取り巻く諸課題の共有化」についての講義、さらには拓殖大学地方政治行政研究科特任教授である濱口和久氏より「地方自治体の危機管理と防災体制」をテーマとしたご講演、支持政党の国民民主党より榛葉加津也幹事長をお招きしての「党の取り組みについて」、組織内国会議員の小林正夫、浜野喜史両参議院議員の国政報告に続き、次期参議院議員通常選挙候補予定者である「竹詰ひとし」氏からのご挨拶がありました。
 
それぞれ大変興味深い内容で、自身の活動にも参考になることばかりでありましたが、とりわけ、この日75歳の誕生日を迎えられた小林正夫議員のハツラツとした姿と、私たち地方議員の取組みにもつなげるとの思いが伝わる国政報告が印象に残りました。
 
竹詰ひとし氏にバトンを受け渡す小林議員の任期は7月25日までとのことで、3期18年間のお礼の言葉も述べられていましたが、会場の鳴り止まない拍手を思えば、「感謝するのはこちらのほう」との皆の気持ちが込められていたように感じた次第です。
 
私自身、労組本部役員時代は、議員会館の小林議員事務所に何度もお伺いし意見交換したことや、小林議員の選挙の際には、出陣直後に街頭演説の司会をさせていただいたことなどを走馬灯のように思い返したところですが、議員生活最後となるこの国会も最後まで全力で臨むと、力強く述べた小林議員の姿を目に焼き付けましたので、議員の政治に懸ける思い、「政治は生活と直結」をモットーに真摯に取組まれる姿勢を自身も肝に銘じ、活動にあたる所存です。
 

【辛いこと苦しいことがあっても、私たちの前ではいつも明るい笑顔で話される小林議員。何もかもが良きお手本です。】
 
なお、冒頭の坂田会長のご挨拶では、中間地方選挙等を経て、現在、私のような電力総連組織内議員は、全国で97名とのこと。
 
電力関連産業の職場を代表し、地元地域の発展のため、同じ思いを持って活動にあたっている全国の皆さんとこうして直接顔を合わすことが出来たこと、会場の画面を通じつながったことで連帯感は高まるものであり、今後も掲げる理念や信念、地域や職場の声を忘るることなく、各地の同志の皆さんと連携を図り、取り組んでいきます。
 
最後に、ややオーバーかもしれませんが、意を決して向かった約2年半ぶりの東京で得たことは、私にとって代え難いものであったことだけ申し添えさせていただき、コロナ禍での出張にご理解賜ればと存じます。
 

【せっかくの機会とばかりに、会議前には日本原電本店で活動報告を行いました。こちらも2年半ぶりの再会。】