倍率10倍を突破。魅力ある事業に向け万全の準備を。

ブログ まちづくり

昨日も調整休会の敦賀市議会でしたが、家に帰るとひとつ安堵するファックスが届いていました。
 
9月定例会初日に議決した第83号議案の令和2年度敦賀市一般会計補正予算(第12号)「誘客多角化促進事業費」については、総額2,670万円のうち、国の事業に選定されていない段階で2,000万円の国庫支出金を当て込んだ予算となっていることなどから、事業に反対する意見も挙がった訳でありますが、昨日、本事業に対する国(観光庁)の承認(満額2,000万円)が得られたとの連絡が市の観光部長よりありました。
 
以前の投稿と繰り返しになりますが、この「誘客多角促進推進事業」は、「日本遺産」に登録認定された「鉄道遺産や北前船」をより発信していくとの観点から、相乗効果の面から「人道の港」と掛け合わせてイベントを開催しようというもので、コロナ禍において「新たな生活様式」(対策)を取りながら観光誘客をしていく国の実証事業「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」にも応募をし、市としては是が非でも実施したいというもの。
 
国の実証事業に関しては、何と全国からの応募2,000件に対し、認められるのは「200件」。
 
つまり、10倍の難関を突破した訳であり、このことからしても「魅力ある事業」と国に評価されたものと受け止めるところであります。
 
私は委員会での質疑を通じて自身の判断材料を揃え、最終的には「賛成」の判断を行った訳でありますが、大きな理由としてはふたつ。
 
まず、withコロナの時代、いつまでもコロナを恐れてばかりいるのではなく、対策を図りながら経済との両立を果たしていこうという中、この敦賀市においても行政が主催するイベントや行事について、この事業実施で得られるコロナ対策の知見やノウハウを今後に活かしたうえで「再開」していく方向であるとの考えが確認出来たこと。
 
もう1点は、審査での議論を通じて、市が責任を持ってコロナ対策を行なっていくとしたうえで、「このイベントを絶対にやりたい」という思いがあることを感じられたことです。
 
予算措置上も満額となったことも踏まえ、今度はその思いや計画を形に表し、事業成果に結び付けなければなりません。
 
市におかれては、こうした議論経過のもと議決した事業であることを念頭に、万全の準備と対策のもとイベント開催されますようお願いするところであります。
 
さて、「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句があるように、めっきり涼しくなったと思うと道端には彼岸花が。
 

【先日車を走らせていると、久々子湖の辺りに見事な彼岸花が咲いていました】
 
夏の終わりを告げるかのように花火のような美しい花を咲かせる彼岸花ですが、花自体の花言葉は「あきらめ」や「独立」だそう。
 
また、色別の花言葉もあるそうで、白は「また会う日を楽しみに」、赤は「情熱」、黄は「深い思いやりの心」。
 
この日見たのは「赤」ということで「情熱」ですね。
 
コロナはあれど、我関せずとばかりに季節に応じて咲く花は力強く、見てると何だか元気が出てきます。
 
さあ今日から世間は4連休。
 
花とは違い、コロナに我関せずとはいきませんが、対策に留意しながらそれぞれリフレッシュにつながる有意義な時間を過ごしましょう。
 
ではでは、本日はこれまでに。