ロシアによるウクライナ侵略開始から「1年」

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3月定例会と並行して、「歩け歩け」を実践の日々。
 
活動していて嬉しいのは、支援者の方とお話しできることはもちろんですが、まちの特徴的な風景に出会えること。
 
昨日の活動では、新保や樫曲の文化的価値を感じる町並みやみなとまち敦賀を表す景色に出会いました。
 

【場所は川崎町。青空のもと正面に港大橋を望む。】
 
写真の場所では、古より天然の良港を有し、栄えてきた敦賀の歴史を感じるひと時となりましたが、こうして各地区にある、郷土の風景と生業を重ね合わせながら、引き続き歩き続けたいと思います。
 
さて、ロシアによるウクライナ侵略は、今日で開始から1年を迎えます。
 
「迎えてしまった」と表現するほうが正しいのかもしれませんが、未だ戦争の終結は見通せず、長期化は不可避の状況となっています。
 
当初は短期間で降伏を迫られるとみられたウクライナは米欧諸国の軍事支援を受け、露軍への反攻を強めてきたほか、露軍に占領された国土の奪還に向けたウクライナのゼレンスキー大統領と国民の士気は高く、「勝利」を目指す固い意思は西側諸国の結束を高めるものとなっています。
 
ウクライナで行った最近の世論調査では「勝利を確信する」との回答が95%を占め、「領土で妥協する用意はない」との回答も85%に上ったとのこと。
 
国民の多くは中途半端な形の停戦はロシアに再侵攻の準備時間を与えるだけだと考えているともあり、大統領同様、国民の意思の固さを強く感じる次第です。
 
一方、ウクライナの戦死者は1万〜1万3千人、民間人被害は8006人(うち、子ども487人)に及ぶとともに、近隣諸国に逃れた避難民は計1884万人以上となっています。
 
最も多くの避難民を受け入れているのはポーランドで、約975万人。
 
献身的に避難民を支えるポーランドには、敦賀市からも人道支援金を2回(計1千万円)送金していますが、歴史的にも関係の深いポーランドを支援することはウクライナ国民への支援を意味するものであり、状況を捉え、今後も対応が必要と考えるところです。
 

【ウクライナ国民が避難した国々(産経新聞ニュースより)
 
なお、冒頭の川崎町で伺った話しによれば、写真を撮った橋から東側(旧市街地方面)は、先の対戦で焼け野原になったとあり、一瞬にして郷土の風景が消滅した、心痛む歴史が敦賀にもあります。
 
今なお、戦争により、郷土の風景を失い、祖国を後にせねばならないウクライナ国民の思いは決して他人事ではない。
 
その気持ちのもと、一国民としては無力であっても、この戦争の一日も早い終結を願うこと、さらには「自分の国は自分で守る」との決意を強める、「侵略から1年」の日にせねばと考える次第です。