いよいよ出水期本番!水害に備えましょう!

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いざ出番 ナメクジ這ゆる 梅雨の入り
 
北陸地方も梅雨入りした昨日、夕刻家に帰ると普段は見ない日当たりの良い塀を勢いよく這う「ナメクジ」が数匹。
紫陽花と並ぶ梅雨の代名詞の元気の良い姿に季節を感じ、何かホッとした次第。
 
と、ベタな句と感想から入らせていただきましたが、殆どの方が「嫌いな季節」に挙げられる「梅雨」に入りました。
 
嫌いな理由はやはり、雨に濡れる、湿度が高くジメジメ、雨空で気持ちが晴れないといった3つの「不快感」ではないでしょうか。
 
今朝も既に雨が降っている訳ですが、やはり一番の不快感は湿度。
 
気象庁敦賀観測所のホームページを見ると、本日3時の湿度は「99%」で以降も90%台となっていますので、今日も一日そういった環境の中過ごすことになりそうですが、ここは日本固有の「四季の訪れ」だと気持ちを切り替えていきましょう。
 
さて、そのような中、もう一点切り替えなくてはならないのは、いわゆる「出水期本番」に入ったことに対する気の持ちよう。
 
梅雨、台風襲来による河川の水位増に留意するという点で、敦賀市においては、これまで幾度ともなく危険水位まで上昇し肝を冷やした経験のある「笙の川」については、最も橋桁が低く、ウィークポイントであった「来迎寺橋」を昨年撤去、架け替えを進めていることや河川の浚渫などにより、氾濫リスクを可能な限り低減してきているところ。
 
ちなみに、来迎寺橋の架け替え掛に関しては、今定例会の補正予算にて債務負担行為として計上され、次年度から令和6年度に掛けて工事(県の所掌にて)が行われる予定となっていますので、車道・歩道含めた開通までは暫しお時間を頂戴することとなりますことご理解いただければと存じます。
 

【現在の来迎寺橋の様子。手前のコンクリート柱が従来の橋の基礎部分】
 
通常であればこの時期、出水期の水害に備えることや意識向上の目的にて、市の関係機関、地域が連携しての「水防訓練」なるものが行われるところ、今年は新型コロナウイルスの影響により中止としています。
 
【昨年実施された水防訓練の様子】



 
もちろん、全体の訓練は出来ずとも、水害発生に備えた関係機関連携などは徹底されていることと思いますが、我々も含めて、市民の皆さんおひとりお一人もそういった認識を持ってお過ごしいただくことをお願いしたいと思う次第であります。
 
何かと注意の呼び掛けばかりが続く世の中でありますが、「天災は忘れた頃にやってくる」、「備えあれば憂いなし」の言葉は先人の深い経験から語り継がれる言葉であることを肝に銘じ、梅雨入りしたタイミングを捉え、「備え」を徹底していきましょう。