「とうろう流しと大花火大会」への期待は来年へ

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敦賀気比、ベスト8進出ならず。
 
熱戦続く夏の甲子園大会第11日目、3回戦まで駒を進めた敦賀気比は聖光学院(福島)と対戦。
 
先制された直後に追いつくも、自慢の打線が相手投手に封じられ、結果1-8で敗退。
 
準々決勝進出を逃しました。
 
2回戦までの敦賀気比の戦いを見るに、「もしや」と期待高まるところでしたが、日大三高、横浜と優勝経験のある強豪を撃破してきた聖光学院はさすが攻守そつのないチームでした。
 
相手チームを讃えるとともに、福井県代表、地元敦賀の看板を背負ってここまで勝ち進んだ敦賀気比ナインには、拍手を送りたいと思います。
 
さて、「夏の風物詩」のひとつが終わったかの感覚となる中、昨日はもうひとつ、「開催ならず」となったのが敦賀市で開催予定であった「第73回とうろう流しと大花火大会」。
 
主催する敦賀観光協会を始め、関係者の皆さんが判断に悩みに悩んだであろうことを表すかのように、14時段階では「開催予定」としつつ、その後の天候によっては急遽変更することもありと含みをもたせた表現でホームページ掲載がされていたところ。
 
私は自分なりの判断根拠を持ちながら、主催者がいつまでに、どのような判断をされるのか注視していましたが、昨日の天候は、予報では夕方以降強く降るとの雨に加え、15時過ぎには気象庁が福井県竜巻注意情報を発表し、嶺南地方は竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況になるなど、結果、天気の回復が見込めず、落雷の危険性が高いとして、17時ちょうどであったでしょうか、主催者のホームページにて「中止」の発表がされた次第。
 
2019年は台風接近、2020、2021はコロナ感染により中止してきただけあって、「4年ぶり」の開催に向けて準備されてきた関係者の皆さんの思い、これを楽しみにしていた市内外の皆さんの期待を考えれば、まさに苦渋の判断であったことは容易に察するものですが、何を置いても優先すべきは「安全」であり、賢明な判断がされたものと受け止めたところであります。
 
ちょうど、18時前に帰省していた娘を送りに敦賀駅に行くと、浴衣を着た若い男女や慌ただしく電話をする親子連れなどがおられ、これも花火大会の関係と若干心苦しく思いつつ、やはりこうして楽しみに、市外からも多くの方が訪れる夏の一大イベントであることを実感した次第。
 
これで4年連続の中止となった「大花火大会」。
 
費用の関係や掛けた労力を思えば、軽々に申しては叱られるかもしれませんが、ここは芭蕉の「名月や北国日和定めなき」の精神で。
 
どうにもならない天気を憂いたり、悔やむのでなく、打ち上げられなかった花火に思いを馳せ、規模縮小を解き、13000発の大花火が夜空を彩るであろう来年まで、期待して待つことを楽しみに変えたいと思います。
 
最後に、大会企画から準備にあたられた主催者や敦賀市を始め、昨日も雨の中、交通整理などに立たれていた方々など、すべての関係者の皆様の対応に感謝申し上げます。
 

【2020年のCG花火「#おうちで敦賀花火」のフィナーレ。来年こそはと期待を込めて。。。】