エネルギー分野に特定の外国企業の内政干渉はあり得ない

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昨朝は週頭街宣。
 
まさに「熱伝導」とばかりに、一昨日の国民民主党県連大会であった、川合孝典代表(比例・参議院議員)の挨拶内容をそのままお伝えしました。
 
街頭を終えると知人の方から「霧雨のなか、つるが薬局前での辻立ちご苦労様でした」とのメッセージ。
 
「見てくれてたんだ」と心あたたかくなりましたが、こうしてお声掛けいただく方への感謝を忘るることなく、川合議員同様、今後も信念をもって活動に励む所存です。
 

【いつも胸ポケットに入れている「こくみんうさぎ」に加え、昨日は久々にパペットも登場。いずれも支援者の思いが込められた大切なものです。】
 
さて、エネルギー政策と安全保障は国の根幹を成すものと、これまで何度も申し上げておりますが、その点から看過できない重大な問題が発生しています。
 
再生可能エネルギー導入に向けた規制の見直しを目指す内閣府のタスクフォースで民間構成員が提出した資料に中国国営企業のロゴマークの透かしが入っていた問題で、経済産業省と金融庁の会議体でも、同様に中国企業のロゴ入り資料が提出されていたことが分かりました。
 
資料を提出したのは財団法人「自然エネルギー財団」事業局長の大林ミカ氏で、経産省と金融庁は25日、大林氏側から「資料を差し替えたい」と連絡があったとして、資料をいったん非公開とした上で「事実関係について資料提出者に説明を求めていく」としています。
 
この報を受け、単に資料を差替えて済む問題ではないと思っていたところ、国民民主党 玉木代表がXにて以下ポスト。
 
「今 問題の自然エネルギー財団の意図が、日本のエネルギー政策に影響を与え、ベースロード電源である火力や原子力を廃止に追い込み、不安定な再エネを増やすことで、*ASGを通じた中国やロシアからの電力輸入に頼るよう仕向けることだとしたら、国家安全保障に関わる重大問題です。徹底調査すべきです。
 
*ASG(アジアスーパーグリッド)とは?
アジア各地に豊富に存在する太陽光、風力、水力などの自然エネルギー資源を、各国が相互に活用できるようにするため、各国の送電網を結んでつくりだす国際的な送電網のこと(自然エネルギー財団HPより)
 
また、同党の竹詰ひとし参議院議員(比例・電力総連組織内国会議員)も同じくXで、「明日26日、再エネ賦課金徴収停止法案を参議院に再提出します。内閣府の再エネタスクフォースは河野大臣の肝入りだと推察しますが、エネルギー安全保障の観点から現実的で偏らないエネルギー政策を訴え続けます。エネルギー分野に特定の外国企業の内政干渉はあり得ません。」とポスト。
 
お二方の言う通りで、これは極めて重大な問題と受け止めるところです。
 
「自分の国は自分で守る」
 
国民民主党の基本政策のひとつであるこの言葉の意味は、単に国家防衛のみならず、エネルギー安全保障を含めたものであり、徹底究明をお願いする次第です。

国民民主党福井県連「第3回定期大会」を開催

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「気力だけで取りました」
 
これは大相撲春場所において、大正3年夏場所の両国以来、何と110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士の言葉。
 
前日の土俵で負傷し、師匠の伊勢ケ浜親方から休場を勧められた際には「この先が終わってもいい。ここでやめたら一生悔いが残る。」との思いから、出場を直訴して認めてもらったとのこと。
 
「揺らぎなき信念」が歴史的快挙を生んだと言えますが、こうしたエピソードと合わせ、一気にファンになった尊富士の初優勝を慶ぶとともに今後ますますの活躍を応援したいと思います。
 
さて、昨日はもうひとつ「揺らぎなき信念」を感じる人物と言葉に出会いました。
 
自身も所属する国民民主党福井県総支部連合会(以下、福井県連)においては昨日14時より、福井パレスホテルにて「第3回定期大会」を開催。
 
多くの党員・サポーターにお集まりいただき、連合福井の矢野義和会長を始め、ご来賓からの挨拶を頂戴した後、提案した各議案について承認いただき、党勢拡大に向けて、ともに取り組むことを確認し合いました。
 
大会の冒頭、党本部よりお越しいただいた川合孝典 幹事長代行(全国比例:参議院議員)からのご挨拶では、概略以下の発言がありました。
 
・裏金問題に対しては、国民の代表としてバッジを付けている立場として責任を取るべき。責任を取ることとは、選挙で引き吊り降ろすこと。
・昨年3.58%賃上げしたが物価上昇に追い付いていない。今年は連合の中間報告で5.25%となっており、この流れをいかに持続していくかが最大の解題である。
・そもそも、日本の1丁目1番地の課題は「賃上げ」だと2年前に主張したのは国民民主党だが、その際、「賃上げに政治が口を挟むのか」と失笑を買った。しかし、今や「政労使」で「賃上げ」を唱えており、我々が2年前に主張したことは正しかったと言える。
・政府は子ども子育て支援と言うが、国民負担は増えそう。
・国民民主党は、所得税減税、燃料価格値下げを言い続けている。とりわけ、累進課税となっている所得税は、各名目賃金の上昇に合わせて税額も増えることから、我が党は「基礎控除の引き上げ」による実質的な減税を主張している。
・(5月から値上がりするとされる)「再エネ賦課金」についても単独で法案を提出する。
・ガソリン補助金について、政府は我が党が提案する「トリガー条項凍結解除」を受け入れず、補助金頼みの姿勢を崩さないが、明らかに税金のムダ遣いとなっている。与党、財務省は、一度集めた税金は死んでも離さない覚悟のようだ。どちらが正いか論争していく。
・これだけ与党の支持率が低下するなか、政権交代の機運が高まらないのは、今の野党が怖くないから。与党に不満を持っているが、野党もダメだというのが国民感情。
・それは何故か。「この国をどうしていくのか」のビジョンが足らないから。
・反対するなら対案を持つべきであり、自民党を倒すことが目的ではなく、この国を良くするために自民党を倒す。これが我々のスタンス。
他の野党との連携に関しては、国の政治、この国の未来をどう描いていくのか。根幹に関わる、エネルギーや安全保障に対する考えが合致しなくてはならない。
理念の一致なき野党では、今の状態が続くだけ。自力でも生き残ると政治家が覚悟すること。ブレることなく、説明責任を果たしていく政治をお約束する。
・最後に、今後の叱咤激励、ご支援をお願いし、党本部を代表しての挨拶といたします。
 
UAゼンセンの組織内議員でもある川合議員は、以前より、民主的労働運動を考えの基軸に置いた政治をされており、過去には落選を経験しつつも、貫く信念のもと現在も党に欠くことのできない存在として活動されている尊敬する方。
 
私は執行部席で話を聞いておりましたが、話しのキレ、迫力からも議員の強い思いが伝わってきた次第です。
 

【党を代表してのご挨拶をされる川合孝典 幹事長代行(この後、県連新代表に)】
 
なお、川合議員には本大会をもって、当県連の代表に就任いただきました。
 
こうして「揺らぎなき信念」をもって政治にあたる国会議員と、身近な組織でご一緒できることがこの上なく嬉しいところですが、今後は新代表のもと、県連所属議員、党員・サポーターが一丸となって、党勢拡大に向け取組んでまいります。
 
政治は「信なくば立たず」。
 
皆様におかれましても、「対決より解決」の考えのもと、保守中道を行く国民民主党に注視いただけますようお願い申し上げます。
 

【「こくみんうさぎ」を挟み、川合代表とツーショット。私も信念をもって活動に励みます。】

キーワードは「居場所づくり」と「ネットワークづくり」 〜地域共生社会推進セミナーに参加〜

ブログ まちづくり 北陸新幹線

北陸新幹線敦賀開業から1週間の昨日。
 
敦賀市を中心に、嶺南地域や南越前町までの経済団体、自治体議員らで構成する「北陸新幹線敦賀開業促進期成同盟会」の祝賀会がサンピア敦賀にて開催され、関係者一同で開業を祝い合いました。
 
当初の目的を果たした本同盟会はこれにて役割を終え、今月末をもって解散することが決まっていますが、1972年に前身の組織を立ち上げてから約半世紀。
 
改めて、悲願達成に向け取組まれた諸先輩方に感謝する次第です。
 
その後は、「令和5年度 第2回 地域共生社会推進セミナー」のため、あいあいプラザへ。
 
こちらは先般、このブログでもご案内したものでありますが、会場に着くと既に多くの市民の方がお集まりになっており、関心の高さを感じたところです。
 
セミナーでは冒頭、池澤副市長からのご挨拶の後、福祉保健部地域福祉課地域共生社会推進室係長の藤井氏より、敦賀市の「地域共生社会推進の取組みについて」ご紹介がありました。
 
ざっくりとしたメモで恐縮ですが、お話しの内容は以下のとおり。
 
<地域共生社会とは何か>
簡単に言うと、困った時はお互いさまの精神で気軽に助け合いができる社会。
 
<地域共生社会が求められる背景>
制度の狭間に落ちるケースの存在(8050問題、ヤングケアラーやダブルケアなど)が増えてきていること
①敦賀市のひきこもりは約744人(15〜39歳:315人、40〜64歳:429人)
②人口減少・少子高齢化による地域社会の担い手不足
③家族の支援力の低下(高い高齢者の単身、夫婦世帯が増加している)
④地域で支え合う力の低下。敦賀市のアンケートでは「近所付き合いは挨拶程度」が44.8%。また、孤独や孤立を「常に」、「しばしば・時々」、「たまに」あると回答した割合は30.9%。年齢別では30代が多いとのこと。
 
<敦賀市の取り組み>
・2022年11月「第4回地域共生社会推進全国サミットinつるが」の開催。参加者627人(市内260人、市外367人)
・重層的支援整備事業を令和5年から実施(包括的相談支援事業、多機関協働事業)。つるがつなぐ会議も開催。
・アウトリーチ(自宅訪問等)による支援は、述べ件数で107件(令和6年1月末)。
・チームアプローチ支援の「つるがつなぐ会議」関係では、件数18件(同)。
 
<地域共生社会の実現に向けて>
・専門職によるつながりを続ける支援+地域住民の気に掛け合う関係性をいかに構築していくか。
 
また、その後は、市内で活動されるお三方からの事例紹介に続き、パネルディスカッションが行われ、敦賀市福祉保健部特任部長の大原氏をコーディネーターに、敦賀温泉病院理事長、一般社団法人青空代表理事、社会福祉法人二州青松の郷所長の3名が登壇。
 

【パネルディスカッションの様子】
 
Q&A方式にて、3つのテーマについて話しがありました(こちらもざっくりメモで恐縮です)。
 
Q1:敦賀市の地域共生社会を考えるにあたっての「強み」、「良さ」、「特徴」は何か
A1:認知症サポーターが多いこと。福井県は全国で2番目に認知症サポーターが多い県で、嶺南が特に多い。日本の認知症啓発は世界で一番。認知症に対する意識が高く、初期で対応できれば重症化しない。
また、近所付き合いの話しがあったが、自分の住んでいる地域で行っている独居老人宅へのお弁当配布活動では皆さん協力的。きっかけがあれば支え合いができると感じている。
 
Q2:地域共生社会実現のために何が必要か。あるいは何が課題か。
A2:コロナ禍で一層感じたが、地域の交流行事が必要。また、例えば、高齢者対象のサロンに妊婦さんが参加すれば、経験あるお年寄りと不安を抱えた妊婦さん(若い人)のつながりや見守りができるのではないか(子育てや災害対策にも有効)。
包括して言えば、分野や世代を超えてつながるネットワークづくりが必要。
 
Q3:敦賀の地域共生社会の理想像は。
A3:多様性社会の中で、周りの人が、「〜すべき」論で圧力をかけることなく、子育てや認知症などに関しても、それぞれ置かれた背景を知ることが大事。また、自立を求められるが、誰かに助けてもらうこと、一人で頑張り過ぎないことも大事。話せる相手がいることが重要。
制度が縦割りでなく横の連携をもって。自分ごととして支え合うことに参加してもらうこと。基盤・プラットフォームづくりができれば、支え合いもスムーズにできる。
 
こうした話しがあった上で、コーディネータの「まとめ」にあったキーワードは、「①居場所づくり」と「②横のつながり、ネットワークづくり」
 
しかと認識した次第です。
 
主催された福祉保健部の皆様、企画から運営まで大変お疲れ様でした。
 
セミナーを終え、帰りに新幹線駅東口に寄ってみると、駐車場はほぼ満車ながら、多くの声を伺っている「みどりの窓口」や「自動券売機」の混雑は、この時間(16時前)まったくありませんでした。
 
こちらは開業からまだ1週間。現場の実態や課題については、自分の目で確かめていきたいと思います。
 

【ほぼ満車の駅東口駐車場。ぐるり回ると何と「岩手」ナンバーまで。】
 
こうして、ふたつのイベントを終え感じたのは、インフラなどハード整備と地域共生などのソフト面がバランスよく、うまく噛み合ってこそ、「安心で住みよいまち」であるということ。
 
当たり前のことかもしれませんが、その当たり前のことを意識して、引き続き皆さんの声を伺っていきたいと思います。

「こどもの国(屋内プレイエリア)リニューアル基本計画」について説明を受ける

ブログ まちづくり

昨日は、県内市町の人事異動内示があり、敦賀市も発表。
 
米澤市長の談話を拝見するに、「今回の人事異動は、北陸新幹線開業後の持続的な賑わいを目指すためのまちづくりをはじめ、総合計画に掲げた施策の着実な推進や各行政課題の解決にあたり、効率的効果的な執行体制の整備を行うとともに、職員の能力や適性、今後のキャリア形成等に配慮しながら、適材適所の人員配置を行ったもの。」とあり、異動総数は308名、退職者39名であったとのこと。
 
併せて、組織改正も行われ、先の定例会で議決した、まちづくり部署の一元化を図るため、観光部と都市整備部を廃止し、新たに「まちづくり観光部」を設置したほか、財政課を総務部から企画政策部に移管、敦賀病院に「がん診療センター」を設置するなどの見直しがされました。
 
異動に関しては、最も近い議会事務局でも局長を始め2名、また退職では、お世話になった福祉保健部長さんも。
 
異動対象となった皆様におかれましては、新たな部署でのますますのご活躍をご祈念するとともに、退職される皆様におかれましては、これまでの市政発展に対するご尽力に感謝申し上げる次第です。
 
また来週にでも、それぞれご挨拶に伺いたいと思います。
 
さて、そうしたなかではありましたが、昨日午前中は議員説明会が開催され出席。
 
福祉保健部より、「こどもの国(屋内プレイエリア)リニューアル基本計画」について説明を受けました。
 
福祉保健部長の説明を聞くのもこれが最後かと思うと、やや寂しいものがありましたが、説明の内容は将来に向けたもの。
 
この計画は、以前に定められた「敦賀市こどもの国リニューアル基本構想」での基本方針やコンセプトをもとに、屋内プレイエリアについて、 リニューアルの内容や規模、概算事業費、スケジュールなどを策定。
 
保護者の方からよく聞く「子どもの遊び場」に関するニーズに対し、子育て環境のさらなる充実に向け、今ある施設を活用していく観点からも重要なリニューアルとなる訳ですが、説明を伺うに、施設の現状を把握した上で、アンケート調査(市外を含む)やワークショップ、利用者からの意見募集等を行う中で課題整理をし、先行事例の調査もしつつ検討したこと。
 
また、リニューアルの内容に関しては、吹き抜けを活かした、敦賀の身近な自然に出会う「エントランス空間」と遊んで体感できる立体遊具と水槽展示をする「つるがネイチャールーム(仮称)」(旧アトムASOBOランド)が大きな点であり、これに伴う費用や運営管理、今後のスケジュールなどが示されたところ。
 

【「エントランス空間」のイメージ図】

【「つるがネイチャールーム」のイメージ図】
 
その後の質疑では、「つるがネイチャールーム」に設置する「水槽」のサイズや数、人工海水であることに対し、上手く管理ができるのか、ランニングコストが高いのではなどの声が挙がり、理事者側からは必要性や管理面での答弁がありましたが、この辺りは、今後予算化された際には議論になるのではと感じた次第です。
 
なお、「こどもの国(屋内プレイエリア)リニューアル基本計画」の計画本体及び概要版については、以下リンクよりご覧ください。
 
 →「リニューアル基本計画」の詳細はこちら
 
計画されたスケジュールでは、令和7年度(2025年)の10月下旬から3月末まで工事を行い、翌8年度の春の開館をめざすとあります。
 
いずれにしても、気比の松原に近い絶好のロケーション、屋外施設と屋内施設、さらにはプラネタリウムまである「こどもの国」は、自分も子どもと一緒に遊んだ、敦賀市民にとって「思い入れ」と「思い出」のある場所。
 
子ども達はもちろん、お父さんやお母さんの笑顔があふれる施設となるよう、大極的には「子育て環境のさらなる充実」の観点から、その期待感を現実のものにしていかねばと思う次第です。

明日は「令和5年度 第2回 地域共生社会推進セミナー」〜奮ってご参加ください〜

ブログ まちづくり

「東京で見る雪はこれで最後ね」と
さみしそうに君はつぶやく
 
言わずと知れた、イルカさんのヒット曲「なごり雪」の歌詞ですが、昨日降る雪を見て、ふとこのフレーズが浮かんだところ。
 
一般的に「なごり雪」は、春になっても消えずに残っている雪と春に降る雪のふたつ意味があるそうですが、春分の日を過ぎて降る雪は後者になろうかと。
 
「いつまで降るのか」と嘆くもいらっしゃいましたが、雪は北陸の冬の代名詞。
 
「今 春が来て君は〜」と続くヒット曲にかけて、降りゆく雪を「敦賀で見る雪はこれで最後ね」と、ひとり風情を愉しんだ次第です。
 
さて、詩的なことは置き、敦賀市では昨日ご紹介したシンポジウムに続き、明日は「地域共生社会」に関するセミナーが開催されます。
 
敦賀市HPの言葉を引用すれば「地域共生社会」とは、「制度、分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会」のこと。
 
人口減少を乗り越える持続可能なまちをつくるために今、その実現が求められるところあり、ここ敦賀市においては、2022年11月に全国から地域福祉やまちづくりを推進する福祉、医療、行政関係者などが集い、地域共生社会についての理解を深め、その実現に向けた取組みなどを考える「第4回地域共生社会推進全国サミットinつるが」を開催するなど、その後も多面的且つきめ細やかな取組が進められているところです。
 
 →「第4回地域共生社会推進全国サミットinつるが」の開催報告はこちら
 
そうしたなか、明日(23日)は以下のとおり、敦賀市「令和5年度 第2回 地域共生社会推進セミナー」が開催されます。
 
<日 時> 令和6年3月23日(土)13時30分 〜 15時00分(受付・開場 13時)
<場 所> あいあいプラザ あいあいホール
 

 
チラシには、「当日参加募集!」とあります。
 
「誰にもあたたかい」、「ほっとけんまち敦賀」に向け、多くの市民の皆さんにお聞きいただきたいと思いますので、お知り合い、ご近所お誘い合わせのうえ、奮ってご参加いただけけますようお願いいたします。

人生100年時代の「まなび」によるまちづくり・人づくり

ブログ まちづくり

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、春の彼岸の中日でもある「春分の日」の昨日は「冬の嵐」。
 
敦賀でも強い北風と目まぐるしく空模様が変わる、まさに「北陸の冬」の一日でしたが、青空が覗いたタイミングで散歩に出掛けると、以前に掲載した「つくしんぼ」がすくすくと成長する姿がありました。
 
寒さに負けず、まっすぐ成長する姿に、改めて植物の生命力を感じたところですが、あと10日もすればいよいよ4月。
 
春はすぐそこまで来ています。
 
さて、そんなことを感じながら、昨日午後はプラザ萬象 小ホールで開催された「人生100年時代の『まなび』によるまちづくり・人づくりシンポジウム」に参加。
 
といっても、会場参加の事前申込締切が過ぎていたため、YouTube視聴での参加でしたが、このシンポジウムは、本年2月26日に大日本印刷株式会社及び丸善雄松堂株式会社と敦賀市が締結した「包括的地域連携に関する協定」に基づく事業として開催されたもの。
 
趣旨を拝見するに、「人生100年時代」と言われる今日、キャリアの変容や技術・社会の変化、人びとの心身の健康や幸福追求の観点から、生涯学習やそれを支える地域活動に注目が集まっている。
 
新しい時代に即したまなびの環境づくりが地域社会の持続的な発展において重視される中、本シンポジウムは、地域の「まなび」を支える産官学民の先進的な事例に取り組む関係者に講演頂き、また地域社会の発展を促進するアイディアについて共有し合う場として企画したとありました。
 
敦賀市が主催し、共催に福井大学教育学部・嶺南地域共創センター、放送大学福井学習センター、丸善雄松堂㈱が名を連ねるシンポジウムはまさに、趣旨にある産官学民の取組であり、興味深く視聴した次第です。
 
シンポジウムの前半は、放送大学福井学習センター所長らによる基調講演に始まり、香川県善通寺市、宮崎県三股町からの事例紹介まで。
 
なお、2番目の基調講演では、敦賀市の小川明 都市整備部長が登場。
 
福井大学の嘉瀬井恵子 特命講師とともに「人生100年時代の地域社会におけるまなびの役割」と題し講演されました。
 
小川部長からは主に、駅西エリアのTSURUGA POLT SQUARE「otta」の開発経過や事業スキーム、知育・啓発施設「ちえなみき」のコンセプトや今後の展望など、分かりやすいスライドを用いて説明され、聴講された皆様にもしっかり伝わったものと感じたところです。
 

【敦賀市都市整備部長による基調講演の様子】
 
運営開始から約1年半が経過し、実際「otta」には年間約70万人、「ちえなみき」には同約30万人が訪れており、とりわけ、上記スライドにもあるよう「本を通じて『人』と『地域』と『世界』がつながる」をコンセプトとする「ちえなみき」には、本を目当てとするお客さんのみならず、2階のセミナー&スタディやキッズスペースでは、各種イベントやミーティングなど、市民の普段使いによる賑わいが既に生まれており、コンセプトに即した「知の拠点」になりつつあるところ。
 
ちなみに、私も所属する敦賀の市民歴史団体「気比史学会」でも、オープンスペースで楽しく地域史を学ぼうと、3月31日(日)には、ちえなみきでの「ミニ歴史講座」を予定するところですが、こうして様々なジャンルで「まなび」によって生まれる「つながり」こそ、今回のシンポジウムのテーマにもリンクするものと感じた次第です。
 
また、後半はパネルディスカッション。
 
「まなびによるまちづくりの未来〜『地域文脈のまなび』づくりとその資源モデルを考える〜」をテーマに、正直、内容が深過ぎて会話についていけない部分もありましたが、パネリストさんそれぞれの未来思考で本質的な議論に触れることができたことは、大変有意義でした。
 
結びに、本シンポジウム開催趣旨の最後には、「持続可能な未来を築くための新たな視点の提供、ともに考えるきっかけとなれば幸いです。」とありました。
 
「持続可能」というとついつい経済活動に目がいきがちですが、今回の切り口「まなび」に関していえば、本や芸術、歴史や文化を通じ「人」と「地域」がつながることは、数値で表せない「こころのゆたかさ」を育みながら、人やまちを未来につなげていくということ。
 
そうした考え、視点のもと、敦賀に生まれ、すくすくと育ちつつある「ちえなみき」が文字通り、地域づくり・人づくりの「拠点」となるよう大切にしていきたいと思います。
 

【人と地域、そして世界へとつながる「ちえなみき」(2024年1月11日撮影)。市民の皆さんの普段使いで、そのウイングを広げていきましょう。】
 
(投稿後追記)桜の季節を前に、今はピンクに彩られていました。

【参考掲載】「第8号議案 令和6年度敦賀市一般会計予算」に対する賛成討論(全文)

ブログ 敦賀市議会

令和6年第1回(3月)定例会の採決にあたって行った「第8号議案 令和6年度敦賀市一般会計予算」に対する賛成討論(全文)を参考掲載します。
 
是々非々のスタンスのもと、予算全体の捉え方、各事業の評価について考えを述べましたので、ぜひご覧いただければ幸いです。
 
以下、討論全文。

 
<第8号議案 令和6年度敦賀市一般会計予算に対する討論>
  
市民クラブの山本武志です。
私は、会派を代表して、第8号議案 令和6年度敦賀市一般会計予算の件について、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。
 
まず、本予算案の審査にあたっては、今定例会に先立って開催された2月15日の議員説明会において示された「中期財政計画」、ならびに、現在、通常歳入で通常経費を賄うことができず、人件費や物件費の影響により次年度以降も通常経費が増加する見込みにある財政状況を念頭に置きつつ、「新しい総合計画」と各事業との連動性の観点をもって慎重に審査を行いました。
 
その上で、本予算に挙げられている事業のうち、今後の大型プロジェクトに関わる「金ヶ崎周辺魅力づくり事業費」5億7870万円、「アーバンスポーツ施設整備検討事業費」556万4千円、「道の駅整備検討事業費」1千328万3千円については、いずれも財政計画における公債費負担に大きく関連する事業であり、今後、事業の実施判断を行うにあたり重要な材料・根拠となることから、まずは市民の豊かな暮らしに寄与するのか、経済効果や将来に向けた財政リスクなど、極めて慎重に検討されますよう求めておきます。
 
また、北陸新幹線開業後のまちづくりに関するアクションプログラムの策定やまちづくりを推進する体制の強化について協議する「敦賀まちづくり協議会負担金」300万円については、協議体の構成(副知事・市長・商工会議所会頭)ゆえ、市民から見て「トップダウン方式」と映らないよう、協議のプロセスを含め、最大限留意のうえ進めていただくことを求め、認めることといたします。
 
一方、災害発生時の庁内所属班や市民への情報発信迅速化につながる「災害対策本部室機器整備費」685万1千円、令和6年能登半島地震も踏まえ、8月中に全戸配布するとする「津波ハザードマップ作成事業費」475万6千円、土木費における「河川改良事業費」2200万円を始め各種事業は、災害に備えるまちづくりにつながるものであること。
 
本市の最大の課題である人口減少対策に関しては、出会いや結婚など少子化対策の根幹に視点を充てた「結婚支援事業費」771万6千円、Uターンを重視した支援制度に見直した「定住移住促進事業費」1151万8千円、さらには、将来の地元定着につながる市内の小中学生を対象とした「アウトオブキッザニア開催事業費負担金」1929万9千円などは、問題の根幹部分に着目した本市独自の取り組みであり、実効性ある事業として評価いたします。
 
地域経済対策に関しては、中小企業者が行う生産性向上等のための設備投資を支援する「中小企業活性化支援事業費」3159万1千円や「店舗等魅力向上支援事業費」1億4540万8千円、一次産業を支援する「水産振興事業費補助金」1278万6千円など、さらには新幹線開業後の施設維持管理に必要な「敦賀駅東口駅前広場等管理費」3737万1千円を始め、「いま」的確に対応すべきものが事業化されたものと判断いたします。
 
最後に、本市の持続的発展に最も重要な「人づくり」については、「デジタル人材育成事業費」1427万2千円、「まちづくりプレーヤー発掘・育成支援事業費」858万円、「介護人材確保対策事業費」366万円など、各方面における人材育成に関する事業、「保育園管理運営費」2億48万7千円では、園の共有部分の清掃を委託化し保育士の負荷軽減に努めるなど、「人への投資」がされていることを大いに評価いたします。
 
以上、その他に計上された事業に関しても、市民の安心な暮らしはもとより、「新しい総合計画」とリンクしたものであり、その必要性と費用は妥当であると判断するとともに、「歴史の転換点」北陸新幹線開業を迎え、本市のさらなる発展に向けた「好循環のうねり」を生み出す原動力になる予算となることを期待申し上げ、「第8号議案 令和6年度敦賀市一般会計予算」の件について、委員長報告に賛成の討論といたします。
 
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
 

敦賀市民皆の力を合わせ「上」へ!

ブログ 敦賀市議会

2月21日に始まった「令和6年第1回 敦賀市議会定例会」が昨日閉会。
 
10時に再開した本会議ではまず、追加で提出された「第38号議案 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求める件」について、市長からの提案の後、採決を行い可決しました。
 
その後、今定例会に提出された議案に対する各委員長からの報告から採決まで。
 
討論のある「第8号議案 令和6年度敦賀市一般会計予算」及び「第32号議案 敦賀市幼稚園設置条例の一部改正の件」以外の29件について一括採決した後、先の2件について討論。
 
第8号議案に関しては、反対に1名、賛成に4名。
 
第32号議案については、反対・賛成それぞれ1名の議員が討論に立ち、私は第8号議案に「賛成」の立場で討論し、結果、2件ともに「賛成多数」で原案の通り認めるべきものと決定しました。
 
その後は、新幹線対策特別委員会ならびに廃棄物対策特別委員会廃止の件や以下の議会提出議案の関係により、議会運営委員会を開催するなど、断続的に本会議が開催されました。
 
<議会提出議案>
・B議案第1号 敦賀市議会会議規則の一部改正の件
・B議案第2号 敦賀市議会委員会条例の一部改正の件
・B議案第3号 新幹線開業後まちづくり特別委員会の設置の件
 
なお、敦賀市議会においては、上記の2特別委員会を廃止した上で、新たに「新幹線開業後まちづくり特別委員会」を設置し、「敦賀まちづくり協議会」における市の所管する事項について、調査を行うことを決定しました。
 
本特別委員会の委員長には、当会派の豊田耕一議員が就任しましたが、金ヶ崎周辺エリアや氣比神宮周辺を始め、今後の大型プロジェクトに関わるものであることから、議会としても慎重に調査することになります。
 
こうして、ややイレギュラーな運営となったものの、結果、全件を可決し閉会。
 
ひとつの節目が終わり、ホッとした次第です。
 
とはいえ、次の6月定例会は6月4日(火)から。
 
6月25日(火)まで22日間の会期で開催されます。
 
「歴史の転換点」北陸新幹線開業を迎え、これからは次のフェーズにどう進んでいくか。
 
議会に軽い、重いはありませんが、今後も重要な議会が続きます。
 
私自身、緊張感をもって活動を続けてまいりますので、引き続き、お気付きの点、ご意見等あらばご遠慮なく頂戴できますよう宜しくお願いいたします。
 
なお、今回の新幹線開業で大いに感じたのは、行政と市民が一体となって盛り上げる力であり、この「市民力」こそが、敦賀発展の原動力であるということ。
 
次のフェーズに入った今、いかんなくこの力を発揮し、市民皆で「上」をめざしていきましょう!
 

【敦賀市民皆の力を合わせ「上」へ!】

「令和6年第1回(3月)敦賀市議会議員定例会」は本日最終日

ブログ 敦賀市議会

昨日から選抜高校野球が始まり、いよいよ「球春」到来。
 
2日目の今日は、地元の敦賀気比高校が明豊(大分)と対戦となりますが、北陸新幹線開業の勢いそのままに、快進撃を期待するところです。
 
一方、天気のほうは、明日「春分の日」を迎えるというのに、冬に逆戻りしたかの寒さ。
 
昨朝は週頭街宣でしたが、冷たい北風に加え、雪までチラついてきたため、久々にカッパ着用での活動。
 
そんな中、労組の仲間がわざわざお手伝いに来てくれ、ジャンバーも着ずに旗持ちから写真まで撮影してくれ、ありがたいやら嬉しいやらで、寒さを吹き飛ばす感激の朝になった次第です。
 
Yさん、本当にありがとうございました!

【撮影いただいた写真。仲間の存在に感謝しつつの30分でした。】
 
さて、これまでもご報告してまいりました令和6年第1回(3月)敦賀市議会議員定例会ですが、28日間の会期もあっという間に過ぎ、いよいよ今日は最終日。
 
9時からは議会運営委員会、9時30分より全員協議会を行った後、10時に本会議再開となります。
 

【市役所入口のデジタルサイネージも残るは本日の表示のみ。】
 
再開後は、各議案に対する委員長からの審査結果報告の後、討論、採決に進むほか、会議規則の改正など議員提出議案(B議案)提出も予定されています。
 
ついては、途中、本会議の休憩を挟んでの進行になろうかと思いますが、お時間許す方は、RCN議会チャンネルまたは敦賀市議会インターネット中継にてご覧いただければ幸いです。
 
本日は、敦賀気比高校の勝利を願いつつ、球児同様、最後まで全力プレーの気持ちをもって、議会に臨む所存です。

「郷土を思う」みなとつるが山車会館リニューアル式典                

ブログ 北陸新幹線 敦賀の歴史・文化

北陸新幹線敦賀開業で大いに盛り上がる福井県ですが、併せて報じられる敦賀以西の延伸に関し、ネット上では「ルート論議」が再燃。
 
一時は、Xで「#米原ルート」がトレンド入りしたほどですが、私のXポストに対しても「正直新大阪までの延伸は課題では済まされない状況にしか見えません。少なくとも京都を縦断するトンネル工事自体、これは大袈裟でなく国土を破壊するに等しく、調整は不可能に見えます。」とのコメントあり。
 
私からは「敦賀以西に関しては、日本海側と太平洋側の2面活用と、特に災害時に東京・大阪間の大動脈を多重化する観点から小浜ルートが必要かと考えます。」と国土軸形成からの視点で回答。
 
その後も何度かやり取りしたものの、当然答えは出ず。
 
また意外なことに、巨大で高スペックの敦賀駅を見るに、北陸新幹線は敦賀が最終地点のイメージがあり、実は以西への延伸は考えてないのではとのコメントも。
 
もちろんそのようなことは無い訳ですが、こうしたイメージや論調を払拭するためにも、「以西」の調整を早期に行なっていただかなくてはなりません。
 
さて、開業に話しを戻しますと、訪れる観光客はもとより、こうした機会に市民の皆さんに一層知っていただきたいのが、敦賀の歴史や文化。
 
この2日間は、まさに歴史と文化が詰まった「敦賀市立博物館」と「みなとつるが山車会館」でも多くのイベントが開催され、とりわけ「つるがの山車まつり」のメイン、山車巡航では引き手が満員となるなど、大変盛況だったとのことで嬉しい限り。
 
なお、「みなとつるが山車会館」に関しては、先日終えた改修工事を踏まえ、16日にはリニューアル式典が行われ、私も出席。
 
リニューアルの詳細は、内覧会の模様を記した2月27日のブログをご覧ください↓
 
 →「つぬが千年の祭り」〜みなとつるが山車会館がリニューアル〜
 
また何と、一日館長を務めたのは、敦賀市出身の俳優 大和田伸也さん。
 
改修した大型シアターのナレーションも務めていただきましたが、漂うオーラ、ご挨拶で聴いた生の声はよりズシリと響く、重厚感がありました。
 

【テープカットをする左から馬渕清和 敦賀市議会議長、米澤光治 敦賀市長、大和田伸也さん、上野弘 教育長】
 
ご挨拶であった、大和田さんの「郷土敦賀のためにお役に立ちたい」との言葉も響きましたが、リニューアルに花を添えていただき、誠にありがとうございました。
 
この後、自身二度目となるシアターを観せていただきましたが、大和田さんのナレーションとともに敦賀の祭りの歴史を感じ、最後に実物の山車が登場するシーンでは、観客から拍手が起こるほどの迫力。
 
何度観ても素晴らしいと感じた次第。
 
観光とは、地元の人が自慢にしている宝(光)を観ていただくもの。
 
敦賀には、その宝が沢山あり過ぎて磨き切れていないと言われますが、新幹線開業を機に、こうして地元の皆さんが、地元の歴史・文化を再発見することこそ大事なこと。
 
敦賀にお住まいの方はもとより、大和田さんのように、敦賀を離れて暮らしていても「郷土を思う」。
 
郷土への誇りや愛着であふれる、そんなまちづくりに努めていきたいと思います。

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