2021年も大変お世話になりました。皆さま良いお年を。

ブログ まちづくり

27日から実施していた町内の「年末特別警戒パトロール」は昨晩最終日を迎え、時折みぞれ混じりの強い雨が降る中ではありましたが4日間の任務を終えました。
 
この間、特段大きな問題が無かったことは何よりでしたが、パトロールをしていると、見かけない車や県外ナンバーもチラホラあり、灯りの窓の向こうでは久々の帰省を楽しむご家族の姿が目に浮かぶなど、どこか心満たされる気持ちにもなった次第です。
 
これで私のほうも年内の予定はすべて終了。
 
今日は「大晦日」ですが、もとは旧暦の月の満ち欠けから来る月末の30日を「晦日(みそか)」と呼んでいたことに始まり、その後、新暦では31日まである暦が出てきたことから「毎月の末日」との意味合いに変化をし、晦日の中でも1年を締め括る12月は「大」をつけて「大晦日」と呼んでいるとのこと。
 
恥ずかしながら、幼少の頃から「12月31日=大晦日」としかインプットしていなかった私からすると、今さらながら新たな知識を得たということになる訳ですが、そうした意味合いも思いながら、今日はこの一年を振り返りつつ、来たる新年に向けての準備に充てる日にしたいと思います。
 
先ほど帰省のことを書きましたが、以前にメールで「敦賀駅のホームから改札に向かうあの地下道(実際は地上レベルですが)が昔のままで、思い出が蘇った」と、敦賀を出て長らく県外にお住まいの方からのご意見を頂戴しました。
 
また、昨日も何気にtwitterなどを見ていると、敦賀に帰省した複数の方の投稿に「何も変わってなくて安心した」、「やっぱりこの景色がホッとする」との言葉がありました。
 
実は私も約9年、東京での単身赴任生活を送っておりましたので、地元敦賀に帰ってきた時の「ホッとする」感覚は幾度となく味わってきた訳ですが、やはり生まれ育った郷土というのは、いくつになっても、どこに住んでいてもかけがえのない「心の拠り所」なのだと考える次第です。
 
とかく「変化」を求められる時代にあって、まちづくりにおいても「変化することが目的化」しているかの自治体(敦賀はそうではない)もある昨今ですが、「変わらないこと」言い換えれば「変えてはいけないこと」(面影のようなイメージでしょうか)を大切に持っておかなければならないとも認識したところです。
 
古より交通の要衝として栄え、自然ゆたかで歴史の転換点の地でもあるここ敦賀。
 
激動の歴史の中にあって、先人たちが脈々と受け継ぎ「残してくれたもの」とは何か。
 
一年を締め括る大晦日の日に、今を生きる世代のひとりとして、そんなことも振り返ってみたいと思います。
 
最後になりましたが、このブログをご覧いただいている皆さんにはこの一年大変お世話になりました。
 
皆さんから頂戴した励ましの声やご意見は活動の糧、私にとってはかけがえのない財産であり、この場を借りて感謝申し上げます。
 
この一年、本当にありがとうございました!
 
皆さま方におかれましては、年末寒波の次は年越し寒波と厳しい寒さが続きますが、お身体ご自愛いただき、穏やかな新年をお迎えになられるとともに、来たる年が笑顔あふれる一年となりますようご祈念申し上げ、年末のごあいさつとさせていただきます。
 

【一面白銀のバックにそびえる昨日の野坂山。どの季節も見守ってくれているかのような存在こそ、私にとっての郷土の景色です。】