願う「無病息災」の最たるは「コロナ収束」

ブログ 新型コロナウイルス

1月15日(旧正月)は、氣比神宮の古神札御焚上祭。
 
旧年の神の御加護に感謝する神事で、別名「どんど焼き」と呼ばれていますが、昨日は日曜日と重なったとあって、神宮周辺は大変な混雑だったようです。
 
私のほうは毎年、区役員として町内の「どんど焼き」に参加しており、昨日も神事ごととまではいかないまでも、集まった皆さんとともに、今年一年の無病息災を願いました。
 

【昨日は、雲で覆われた野坂山を望みながらの「どんど焼き」となりました。】
 
本来であれば、「どんど焼き」の後は新年会に流れるのが恒例のところ、これで3年連続の開催見送り。
 
来年こそはコロナ禍から明け、気兼ねなく杯を交わしたいと願うばかりですが、こうして願う「無病息災」の最たるものは「コロナ収束」に違いないと思う次第です。
 
コロナに関しては、感染第8波やXBB株への置き換わりなど予断を許さない状況の一方、ワクチン接種の進展などに伴い、致死率や重症化率は低下しているのも事実。
 
厚労省が令和3年夏の第5波から第7波までの間、茨城、石川、広島の各県で継続調査した結果、80歳以上で7.92%だった致死率は1.69%に、重症化率は10.21%から1.86%に改善。
 
79~60歳と60歳未満も含め、いずれもインフルエンザに近い水準となったとあります。
 
こうしたデータも踏まえ、政府は今春にも、感染症法上の類型を危険度が2番目に高い現状の「2類」相当から、季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げる方向で検討を進めていますが、専門家からは類型を変えたとしても医療提供体制などは維持すべきだとの見解が示されており、政府も「段階的な移行」を想定しているとあります。
 
5類になれば、行動制限がかからなくなるほか、一般病院や診療所でも受け入れ可能となる一方、全額公費の医療費などは一部自己負担になることから、政府は経過措置として当面は公費負担を継続するなど、保険診療も「段階的」に通常に移す方針ともあります。
 
完全に消滅することのないウイルスだけに、「収束」が意味するところは人間側の対応如何、つまりは「5類」への引き下げと認識することは、以前より述べてきているところ。
 
早や4年目に入るコロナとの闘い。
 
どんど焼きで願い続けている「無病息災」が叶うか否かはまた、ワクチン接種や基本的対策の励行など、これまた人間側の対応如何で決まることを肝に銘じておかねばなりません。