議員定数について再協議を行う

ブログ 敦賀市議会

昨日は、8月30日から始まる9月定例会の告示日。
 
この定例会では、各会計の令和2年度決算を審査することもあり、議会事務局にて、マチ付き封筒にパンパンに入った議案書を受け取りました。
 
事業の成果や効果を表す決算書類に加え、提出された補正予算案なども含め、開会までにしっかりと目を通し、審査にあたっていきたいと思います。
 
また、これに先立ち、午前中には議会運営委員会が開催され、定例会日程や運営方法などについて確認した後、以前より議論を続けている「議員定数」に関する検討を行いました。
 
6月定例会にて、「議員定数削減」を求める請願を採択したことを受け、今後は「削減」を前提とした検討を行うとしたうえで、議長からは、議会運営委員会に対し、「削減人数」と「明確な基準」を示すよう諮問がされたところであり、それ以降2回目の協議の場となりました。
 
今回は、冒頭、前回委員会で確認した「検討の進め方」を改めて確認した後、持ち帰り検討としていた、諮問のあった項目に対する各会派ごとの考えを提示、協議しました。
 
「削減人数」に関しては、
◉2人減→市政会、公明党、市民クラブ(私が所属)
◉4人減→同志会
◉現状維持→日本共産党敦賀市会議員団
と、想定通り意見が分かれることに。
 
「明確な基準」(定数に対する敦賀市議会としての確固たる考え方)に関しては、諸々考えは述べられたものの、全会派ともに「委員会中心主義」、つまりは現状の3常任委員会をベースとしつつ、この委員会の人数(機能を損なわない1委員会あたりの人数は何人が妥当なのか)をもって基準にすべきとの考えで一致。
 
この点が一致したことは、議論が一歩前進であり、大変良かったと感じました。
 
削減人数に関しては、2人減が15名(議長を除く会派所属人数をそのまま数えたとして)、4人減が3名、現状維持が2名となり、2人減が圧倒的多数を占める訳でありますが、多数決は最終手段、議論を尽くすのが議会運営委員会のあるべき姿との前提のもと、この結果を踏まえ、改めて協議の場を持つこととし、昨日はここまでで委員会を閉じました。
 
委員会の場でも述べさせていただきましたが、私はこの定数に関しては、「議会自らが決めること」との基本スタンスのもと、市民の代表である議会、議員の立場を踏まえれば、説明責任が果たせるよう、明確な考えを持って決めるというのは至極当然のことであるとの考えであり、引き続き、そうした考えに則り、透明性ある議論に参画していくとといたします。
 
もちろん、このことは私のみならず、議論に参画されている各会派の皆さんも同様にお持ちのことであり、それは、協議に対する姿勢や発言を聞いていれば分かることでありますので、その点、申し添えさせていただきたく存じます。
 
最後に、昨日の委員会には、敦賀市区長連合会の方々が傍聴に来られてましたが、「定数削減は市民の総意」だとして請願された経過を踏まえ、市民の皆さんには、こうした議論経過についても関心を持って注視いただけますよう宜しくお願いいたします。
 

【先日撮影した野坂の畔に咲く花。人知れず咲く花に風情あれど、議会の議論は人知れずではいけません。さらに工夫して発信あるのみです。】