活動の原点は職場の声にあり 〜福井県電力総連の皆さんに活動報告〜

ブログ 敦賀市議会 活動報告

改選後に敦賀市区長連合会より「定数削減」の要望を受けている敦賀市議会。
 
以降は、議長からの諮問を受けた議会運営委員会にて検討を続けており、昨日午前中も委員会が開催されました。
 
行政規模や財政、多様性などといった視点から県内他市、同規模自治体や原子力立地自治体との比較をしたうえで、各会派(無所属含む)の定数に対する考えを持ち寄りましたが、削減もあれば現状維持、増員まで導いた答えはマチマチ。
 
これこそ考えの多様性ということで至極当然とも言える訳ですが、ここからどう思考していくのか。
 
一旦両論併記で議長に答申するとの方向については了承するものの、こうした機会に敦賀市議会はどういう議会を目指していくのか、さらに議会改革に取り組むことなど、そもそもの議会のあり方を議論することが大切なことと思い発言もさせていただきました。
 
単に削減に結びつけるためとかではなく、区長連合会から言われたからでもなく、立候補をしその立場で役割を担っている議会自らでしか答えを出せないのが「議員定数」であることからすれば、定数検討を契機に上記で述べた「そもそも論」を議員同士で議論し、議会はもとより市民の皆さんと共有することによって議会力を向上させることにこそ意味があると思う訳であり、引き続き私自身はそうした考えのもと対応にあたりたいと考えます。
 
1期目で偉そうに申し上げることにお叱りを頂戴するかも知れませんが、そうした「進化する議会・政治」にこそ若者を含めた市民の皆さんに関心を持ってもらえるのだと思いますし、そのことが議員の成り手不足の解消や議会の活性化にもつながると考えての発言とお許しいただきたく。
 
また忌憚のないご意見を頂戴出来れば幸いに存じます。
 
さて、話しは変わり、昨日は私の母体とも言える福井県電力総連の代表者会議にお声掛けいただき、組織内議員である南越前町の山本優議員、高浜町の小幡憲仁議員、推薦議員である福井市の堀川秀樹議員とともに活動報告をさせていただきました。
 
持ち時間はそれぞれ10分程度でしたが、出席者の皆さんは福井県内各地から来られていることを念頭に、極力ローカルネタとならないよう、私からは北陸新幹線敦賀開業延期に対する受け止めや市政のトピックス、原子力理解への取り組みなどについてご報告させていただきました。
 


 
それぞれの先輩議員からの報告も市町ユニークのものもあれば共通するものもあり、興味深く拝聴させていただいた訳ですが、この日それぞれが持ち込まれた議会報告ニュースも大変参考になりました。
 

 
聞けば、小幡議員のニュース発行は定例会ごとに欠かさず続けてこられ、何と発行回数は71回目と私の10倍。
 
そう思えば、5期20年務められた北條正先輩もこうして毎回発行されていたなあと振り返りつつ、議会ごとの報告は当たり前のことかも知れませんが、長年に亘りコツコツ積み上げた実績に敬意を表するとともに、こうした先輩方の活動を良きお手本にしたいと思います。
 
真剣な眼差しで報告を聞いていただいた福井県電力総連の皆さんは、コロナ禍に加え、今冬の需給逼迫の中にあって日夜懸命に電気の安定供給というライフラインを守る現場第一線の方々。
 
その存在は、志を同じくする仲間であり、私の心の拠り所でもあります。
 
労働組合役員時代から続く、「活動の原点は職場の声にあり」を忘るることなく、今後も現場の声をしっかりと受け止め活動にあたっていきます。
 
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(以下、投稿後に追記)
前段で述べました議員定数に関しまして、「ところで山本の会派はどういう考えなんや?」とのご意見を頂戴しておりますことから、結論だけ記載いたします。
 
市民クラブとしましては、従前の敦賀市議会としての考え方「委員会主義」ならびに望ましいとされる「7〜8人/委員会」の委員会構成を踏襲しつつ、既に1委員会が7名で運営している実態があることから、7人×3委員会+議長=22名が妥当との考えです。
 
なお、定数削減することで議会力(行政監視機能、意見集約機能、政策立案機能)が下がるのでは、市民にとって不利益を生むだけでありますので、先に述べましたように、現段階における「あるべき姿」と「目指すべき方向性」を議会内で共有することが至極大事なことを併せて付記させていただきます。
 
以上
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