トップリーダーの言葉と姿勢

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昨日は、春の到来を思わせる暖かい1日。
 
ジャンバーどころかシャツ一枚で歩けるほどの気温は、何と15度超えでしたが、一転週末の予報では雪マーク。
 
まさに寒暖の差が激しくなりますので、皆さまお身体ご自愛のほど。
 
さて、お身体ご自愛といえば、気になるのが菅首相。
 
首相ご自身は昨日も「せきの回数は減った。医者の診療も受け、薬も飲んでいる」と体調について述べられておりますが、数日前からかすれ声が続き、今週から始まっている予算委員会の場などでも複数の議員が心配する声掛けをされているところ。
 
昨日の予算委員会では、立憲民主党の辻元清美議員が、例のごとく品のない挑発の言葉を絡めながら、「Go-Toトラベルの予算を全額医療費に振り向けると首相が判断すれば、みんなが納得する」などとの追及に対し、かすれ声で低姿勢の答弁に徹する首相の様子はどこか弱々しげ。
 

【写真は産経ニュースより拝借】
 
一方、アメリカのバイデン大統領といえば、78歳という年齢を思わせない張りのある声と自身に満ち溢れた表情で「民主主義国家アメリカをひとつに!」と国民に呼び掛ける姿は対照的。
 
日本もアメリカも、今は与野党と対峙ということではなくコロナウイルスを乗り越えていこうという有事。
 
菅首相は72歳ということですが、それでもバイデン大統領より6つ下。
 
早く元の体調を取り戻され、一国のリーダーとして堂々と国民に語る姿を望むところです。
 
もう一つ、身近なところで「堂々と語る」といえば、東村福井市長。
 
先般、嶺北地方であった大雪の対応、さらにはその中での成人式決行などをテーマに日曜日朝のタイムリー福井にテレビ生出演されるということで、リーダーは何をどう語るのかに注目をし拝見しておりましたが、残念ながら期待外れに終わりました。
 
司会者の問いにも視線を下に落とし、どこか申し訳なさげな表情でボソボソと話す姿勢もさることながら、「今シーズンの大雪に対策は間に合うのか?」との問いに「今シーズンですか?」と聞き直してしまうあたり、実際に降るやも知れぬ次の大雪に備え、今回の経験をひとつでも改善し対応していくとの気概は感じられませんでした。
(実際に出来ることは少なかったとしても、はなから諦めているように聞こえましたので)
 
とある福井市議の方曰く、「滅多にああいう場に出ないので、出演するということで何を語るのか期待したが・・・」との声。
 
視聴された多くの福井市民の皆さんはどう感じたのでしょうか。
 
こうした姿を拝見し、有事の際は特に、トップリーダーの言葉や姿勢は極めて重要と改めて痛感。
 
ふと、渕上敦賀市長だったらどう対応されたかなぁなどとも思い浮かべたところです。
 
はてさて、評論家になっていてはいけませんね。
 
自分に置き換えれば、トップリーダーではなくとも政治に携わる一員。
 
有権者に語り、考えを示すという点においては同じと認識し、人のふり見て我がふり直すの気持ちで行動していきたいと思います。